ドイツがアルジェリアとの120分にわたる死闘を制す《ブラジル・ワールドカップ》
2014.07.01 07:40 Tue
▽ブラジル・ワールドカップ決勝トーナメント1回戦、ドイツ代表vsアルジェリア代表が6月30日にポルトアレグレのエスタディオ・ベイラ・リオで行われ、0-0で90分を終了。迎えた延長戦を2-1で制したドイツが準々決勝への進出を決めた。
▽7大会連続でグループステージの首位通過を果たした決勝トーナメントの常連ドイツは、4日前に行われたアメリカ戦でベンチスタートだったゲッツェが先発に復帰。一方、発熱の影響でフンメルスが欠場となった。
▽史上初の決勝トーナメントに臨んだアルジェリアは、4日前のロシア戦のスタメンから、大幅に5選手を変更。ブラヒミやジャブ、ベンタレブといった主力がベンチスタートとなった。
▽試合前に雨が降っていた影響でスリッピーなピッチで行われた試合は、自陣に引くアルジェリアに対し、ドイツがボールを保持する展開で推移していく。ドイツは右サイドバックのムスタフィがエジルの空けたスペースを使って、打開を図りにかかった。
▽しかし、主導権を握っていったのは個々のボールスキルに長け、精度の高いカウンターに転じるアルジェリアだった。9分にはロングボールに抜け出したスリマニがディフェンスラインの裏に飛び出してGKノイアーと一対一になりかければ、14分にはフェグリがドリブル突破から決定的なシュートに持ち込む。さらに17分にはスリマニがダイビングヘッドでゴールネットを揺らしたが、惜しくもオフサイドの判定。18分にもスルーパスに抜け出したグラムが際どいシュートを放つなど、ドイツゴールを脅かした。
▽まさかのピンチの連続となったドイツは、アルジェリアにスペースを消され、1トップのミュラーにボールが入らずに攻めあぐねる。そのドイツは31分、右サイドのエジルの折り返しにゲッツェが合わせるも、シュートはDFにブロックされた。さらに35分のムスタフィのクロスにミュラーがヘッドで合わせたシュートも、枠を外れてしまう。
▽39分に再びピンチを迎えたドイツだったが、モスタファがCKのルーズボールを豪快に蹴り込んだミドルシュートはDFに当たり、わずかに枠を逸れた。すると、前半の終盤にかけてはアルジェリアのプレスを上回るスピードでパス回したドイツが攻勢に出てゴールに迫る。41分、クロースのミドルシュートがGKエムボリを強襲し、ルーズボールに反応したゲッツェが詰めたが、またもGKエムボリのファインセーブにゴールを阻まれた。
▽ドイツは後半からゲッツェに代えてシュールレを右サイドに投入、エジルを左サイドに回した。引き続き、自陣に引くアルジェリアに対して攻勢をかけるドイツは開始4分、CKの流れからムスタフィが打点の高いヘディングシュートを放つが、GKエムボリの正面を突いてしまう。さらに55分、シュバインシュタイガーのポストプレーからラームが強烈なミドルシュートを放つも、枠の左上を捉えていたシュートはGKエムボリのビッグセーブに阻まれた。
▽その後もカウンターに転じられなくなったアルジェリアに対し、ドイツが一方的に攻め立てたがシュートには持ち込めず、こう着状態に陥ってしまう。そんな最中の70分、ムスタフィが左足のハムストリングを負傷し、レーブ監督はケディラをアンカーの位置に投入。右サイドバックにラームを回した。
▽するとその直後、アルジェリアはスリマニがロングボールに抜け出してドイツを揺さぶると、74分にフェグリ、75分にはスリマニがそれぞれ強烈なミドルシュートでドイツゴールに迫った。そして78分、アルジェリアが1枚目のカードを切り、タイデルに代えてより攻撃的なブラヒミを投入する。
▽しかし、後半終盤にかけては地力に勝るドイツが攻勢をかけた。79分にシュバインシュタイガーが、80分にミュラーがそれぞれ決定的なヘディングシュートでゴールに迫るも、GKエムボリのビッグセーブに阻まれてしまう。さらに82分、浮き球のパスに抜け出したミュラーが右足アウトで狙ったシュートは枠を外れ、均衡を破ることができない。そして90分に訪れたシュバインシュタイガーの決定的なヘディングシュートもGKエムボリのセーブに阻止され、ドイツは90分の中でアルジェリアのゴールを割ることができず、試合は延長戦に突入した。
▽アルジェリアの守護神エムボリの前にゴールの遠かったドイツだったが、延長開始2分に待望のゴールを奪う。ドリブルでボックス左に侵入したミュラーがグラウンダーのセンタリングを入れると、シュールレが残した左足のヒールでボールを流し込み、ネットを揺らした。一方、疲労困ぱいで足が止まったアルジェリアは102分、CKの混戦からモスタファがシュートに持ち込んだが、枠をとらえられずに延長後半に突入。その延長後半もドイツがアルジェリアに反撃を許さず攻め立てながら時間を進めると、120分にエジルのゴールで加点。直後にジャブのゴールを許したものの、2-1で勝利したドイツが、フランスの待つ準々決勝へ駒を進めた。
▽7大会連続でグループステージの首位通過を果たした決勝トーナメントの常連ドイツは、4日前に行われたアメリカ戦でベンチスタートだったゲッツェが先発に復帰。一方、発熱の影響でフンメルスが欠場となった。
▽史上初の決勝トーナメントに臨んだアルジェリアは、4日前のロシア戦のスタメンから、大幅に5選手を変更。ブラヒミやジャブ、ベンタレブといった主力がベンチスタートとなった。
▽試合前に雨が降っていた影響でスリッピーなピッチで行われた試合は、自陣に引くアルジェリアに対し、ドイツがボールを保持する展開で推移していく。ドイツは右サイドバックのムスタフィがエジルの空けたスペースを使って、打開を図りにかかった。
▽しかし、主導権を握っていったのは個々のボールスキルに長け、精度の高いカウンターに転じるアルジェリアだった。9分にはロングボールに抜け出したスリマニがディフェンスラインの裏に飛び出してGKノイアーと一対一になりかければ、14分にはフェグリがドリブル突破から決定的なシュートに持ち込む。さらに17分にはスリマニがダイビングヘッドでゴールネットを揺らしたが、惜しくもオフサイドの判定。18分にもスルーパスに抜け出したグラムが際どいシュートを放つなど、ドイツゴールを脅かした。
▽まさかのピンチの連続となったドイツは、アルジェリアにスペースを消され、1トップのミュラーにボールが入らずに攻めあぐねる。そのドイツは31分、右サイドのエジルの折り返しにゲッツェが合わせるも、シュートはDFにブロックされた。さらに35分のムスタフィのクロスにミュラーがヘッドで合わせたシュートも、枠を外れてしまう。
▽39分に再びピンチを迎えたドイツだったが、モスタファがCKのルーズボールを豪快に蹴り込んだミドルシュートはDFに当たり、わずかに枠を逸れた。すると、前半の終盤にかけてはアルジェリアのプレスを上回るスピードでパス回したドイツが攻勢に出てゴールに迫る。41分、クロースのミドルシュートがGKエムボリを強襲し、ルーズボールに反応したゲッツェが詰めたが、またもGKエムボリのファインセーブにゴールを阻まれた。
▽ドイツは後半からゲッツェに代えてシュールレを右サイドに投入、エジルを左サイドに回した。引き続き、自陣に引くアルジェリアに対して攻勢をかけるドイツは開始4分、CKの流れからムスタフィが打点の高いヘディングシュートを放つが、GKエムボリの正面を突いてしまう。さらに55分、シュバインシュタイガーのポストプレーからラームが強烈なミドルシュートを放つも、枠の左上を捉えていたシュートはGKエムボリのビッグセーブに阻まれた。
▽その後もカウンターに転じられなくなったアルジェリアに対し、ドイツが一方的に攻め立てたがシュートには持ち込めず、こう着状態に陥ってしまう。そんな最中の70分、ムスタフィが左足のハムストリングを負傷し、レーブ監督はケディラをアンカーの位置に投入。右サイドバックにラームを回した。
▽するとその直後、アルジェリアはスリマニがロングボールに抜け出してドイツを揺さぶると、74分にフェグリ、75分にはスリマニがそれぞれ強烈なミドルシュートでドイツゴールに迫った。そして78分、アルジェリアが1枚目のカードを切り、タイデルに代えてより攻撃的なブラヒミを投入する。
▽しかし、後半終盤にかけては地力に勝るドイツが攻勢をかけた。79分にシュバインシュタイガーが、80分にミュラーがそれぞれ決定的なヘディングシュートでゴールに迫るも、GKエムボリのビッグセーブに阻まれてしまう。さらに82分、浮き球のパスに抜け出したミュラーが右足アウトで狙ったシュートは枠を外れ、均衡を破ることができない。そして90分に訪れたシュバインシュタイガーの決定的なヘディングシュートもGKエムボリのセーブに阻止され、ドイツは90分の中でアルジェリアのゴールを割ることができず、試合は延長戦に突入した。
▽アルジェリアの守護神エムボリの前にゴールの遠かったドイツだったが、延長開始2分に待望のゴールを奪う。ドリブルでボックス左に侵入したミュラーがグラウンダーのセンタリングを入れると、シュールレが残した左足のヒールでボールを流し込み、ネットを揺らした。一方、疲労困ぱいで足が止まったアルジェリアは102分、CKの混戦からモスタファがシュートに持ち込んだが、枠をとらえられずに延長後半に突入。その延長後半もドイツがアルジェリアに反撃を許さず攻め立てながら時間を進めると、120分にエジルのゴールで加点。直後にジャブのゴールを許したものの、2-1で勝利したドイツが、フランスの待つ準々決勝へ駒を進めた。
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