大陸間プレーオフ、ヨルダンvsウルグアイ 両指揮官の意気込み

2013.11.13 16:32 Wed
▽13日に2014年ブラジルワールドカップ大陸間プレーオフ1stレグ、ヨルダン代表vsウルグアイ代表が行われる。悲願の初出場を目指すヨルダンと、2010年南アフリカワールドカップで4位に入りながらも南米予選で5位となり、プレーオフに回ったウルグアイが激突する一戦。本大会出場を懸けた初戦の前に、FIFA公式サイトがヨルダンのホサム・ハサン監督と、ウルグアイのオスカル・タバレス監督のコメントを掲載している。

▽ウズベキスタン代表とのアジア予選プレーオフを制し、ホームでの1stレグに臨むハサン監督は「この試合は、我々の世代の選手にとって非常に重要なものになる。我々が初めて近づいたチャンスだ。我々はゴールを奪うために勇気を示し、自信を持ってプレーしなければならない」と語り、大一番への意気込みを述べた。

▽また、下馬評ではウルグアイ有利となっている今回のプレーオフ。しかし、タバレス監督は油断していない。「私はヨルダンチームについて多くを知らない。しかし、彼らは本大会の権利を得るためにピッチですべてを出すだろう。それに、彼らはオマーンやウズベキスタンに勝利してここまできた。彼らには敬意を表している。誰も明日の試合の勝者を予想することはできない。ヨルダンはすべてを出してくる。そして、それは我々も同様だ」
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ヨルダン代表が悲願のワールドカップ(W杯)初出場へリスタートを切った。 アジアカップ2023準優勝のヨルダン代表は21日、2026北中米W杯アジア2次予選第3節でパキスタン代表と対戦。今回はホームでのリターンマッチ(26日)を控えてのアウェイゲームだ。 開始2分、アジア杯準決勝・韓国代表戦(2◯0)の60m独走弾で話題を呼んだエース、MFムサ・アル・ターマリ(モンペリエ)が先制点。続く9分にはMFアルワンのPK弾で早くも追加点…危なげなくゲームを運んだヨルダン代表は、試合終盤にもアル・ターマリがダメ押し点を決め、0-3の完勝を収めている。 アジア杯準優勝で自信を掴んだ男たちに、FIFAランキング195位のパキスタンはなす術もなく…といった90分間。アジア杯前の2次予選2試合で1分け1敗だったヨルダン代表はリスタートマッチで今予選初白星。まだ最終予選進出ラインより下の3位だが、リターンマッチでもパキスタンを叩けばおそらく2位浮上だろう。 『The Jordan Times』も現状3位を問題視せず。 「順当にパキスタンから勝ち点3。モロッコ人コーチ(フシーヌ・アムタ監督)は我が国ヨルダンを初のW杯へ連れて行ってくれる。関係者は皆、彼のことを信じている」 ヨルダン代表は1986年のメキシコW杯からアジア予選に参加も、ここまで10大会連続で予選敗退。しかし、先のアジア杯で初めてベスト8の壁を破り、同国史上最高の準優勝に。この勢いで…W杯初出場へ。国内の機運は過去最高潮だ。 ◆2次予選グループG(第3節終了時点) 1位 サウジアラビア代表 | 勝ち点9 | +6 2位 タジキスタン代表 | 勝ち点4 | +4 3位 ヨルダン代表 | 勝ち点4 | +1 4位 パキスタン代表 | 勝ち点0 | -12 2024.03.22 12:00 Fri

アジアカップ総括と日本/六川亨の日本サッカーの歩み

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