「このようなパフォーマンスは重要」初陣勝利のローマ新指揮官、デ・ロッシ解任に選手は「悲しんでいた」

2024.09.23 16:05 Mon
白星発進のユリッチ監督
Getty Images
白星発進のユリッチ監督
ローマイバン・ユリッチ新監督が勝利を振り返った。クラブ公式サイトが伝えた。
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セリエA開幕から3分け1敗と苦戦し、ダニエレ・デ・ロッシ監督の解任に踏み切ったローマ。後任にユリッチ監督を招へいしたなか、22日には好調ウディネーゼとの第5節に挑んだ。アグレッシブな入りを見せ、押し込んだローマは19分、スルーパスに抜け出したウクライナ代表FWアルテム・ドフビクが左足シュートを流し込んで先制。その後も攻め込みながら1点のリードで前半を終える。
後半の立ち上がりにはアルゼンチン代表FWパウロ・ディバラが自ら獲得したPKを決めて追加点。70分にはU-21イタリア代表MFトンマーゾ・バルダンツィにも加入後初ゴールが生まれ、3-0で今シーズン初勝利を手にした。

好発進としたユリッチ監督は、試合内容に言及。まずまずの手応えを語った。
「前半は非常に良かったが、後半は少しペースが落ちた。もう少しうまくやれたかもしれない。全体的にチームのレスポンスは良かった」

「特に前半のチームの反応は気に入った。プレス、アグレッシブさ、試合のコントロール、ボールの動き、優位性などだ。木曜日と日曜日に我々のパフォーマンスがどうなるか見てみよう」

「我々は大きなスカッドを抱えているから、いろいろと試すことができる。今後2週間で多くのローテーションが見られるだろう」

また、状況の変化に直面した選手たちについてもコメント。難しい心境のなか、よく対応したと称えている。

「監督に就任し、ここにいる選手の何人かがダニエレの解任を非常に残念に思っていることがわかった。彼の解雇に非常に動揺していると彼らは正直に話してくれた」

「選手はそのような感情を隠すことがあるから、本当にありがたかった。全てを出し尽くしながら、良い結果を残せなかったことに悲しんでいるのは明らかだった」

「選手たちはここ数日しっかりと練習し、多くの時間を費やした。昨シーズンと同様、彼らは全く問題なく一定のコンセプトを遂行できる」

「このようなパフォーマンスを見せることは重要で、ブーイングを受けた選手たちでさえもストーリーを変えることができるだろう。彼らは申し訳なく思っていたし、ローマのために全力を尽くしたいと思っていた」




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デ・ロッシ電撃解任でユリッチ初陣ローマが首位ウディネに完勝で今季初勝利! ドフビク2戦連発など3ゴール【セリエA】

セリエA第5節、ローマvsウディネーゼが22日にスタディオ・オリンピコで行われ、ホームのローマが3-0で勝利した。 開幕3分け1敗と低調なスタートを切ったローマは今週ミッドウィークにデ・ロッシ監督を電撃解任。その後任に前トリノ指揮官のユリッチ監督を招へいしたが、クラブ首脳のレジェンド切りに対しては選手サイド、ティフォージからの反発が強く、首位ウディネーゼをホームで迎え撃ったこの一戦の当日にはスルークCEOが電撃辞任。混迷極まる中での新体制初陣となった。 ユリッチ監督は勝利必須の一戦に向けて1-1のドローに終わったジェノア戦から先発2人を変更。長期離脱のサーレマーケルスに代えてチェリク、マヌ・コネに代えてペッレグリーニを起用した。 オーナーのフリードキン・ファミリーへの抗議の一環でクルヴァ・スッドのティフォージがボイコットと共に批判的なバナーを掲げるなど、不穏な空気の中でスタートした試合。 デ・ロッシ監督解任の責任を痛感する選手たちが目の色を変えてアグレッシブな入りを見せると、首位チーム相手にハーフコートゲームを展開していくローマ。開始直後にボックス内のエル・シャーラウィがいきなり決定機に顔を出すと、以降もピジッリ、ペッレグリーニといった生え抜きの選手たちが積極果敢なプレーでフィニッシュに絡んでいく。 3バックのサイドのアンヘリーニョやマンチーニも攻撃参加を仕掛けるなど、攻撃的な[3-5-2(3-4-2-1)]の使い手である新指揮官の色も見受けられるジャッロロッシ。すると、その勢いのまま先制点を奪い切る。 19分、ピジッリの縦パスを中央に絞って受けたエル・シャーラウィが左に流れるドフビクへ絶妙なスルーパスを供給。これに抜け出したドフビクが左足シュートをゴール右隅に流し込んだ。 ドフビクの2試合連続ゴールで先制後も前がかりな戦いを継続するローマ。以降もアグレッシブな守備から縦に速い攻撃を仕掛けてペッレグリーニやエル・シャーラウィ、チェリクとボックス付近で積極的に足を振っていくが、相手の体を張った守備に阻まれて追加点を奪うまでには至らなかった。 それでも、後半も攻勢を仕掛けたローマは立ち上がりにボックス内で仕掛けたディバラがPKを獲得。これを自ら右隅へ決め切って幸先よく追加点を奪う。 この直後にも波状攻撃からクリスタンテが決定機を迎えるなどきっちりとゲームをコントロールする。66分には絶好調のトヴァンにボックス内で決定的なシュートを打たれるが、枠の右隅を捉えたシュートはGKスヴィラルのビッグセーブで阻む。 その後、69分にはヒザを痛めたペッレグリーニに代えてバルダンツィを投入すると、この交代策が見事に嵌る。70分、ドフビクのスルーパスでボックス左に抜け出したバルダンツィが冷静にGKとの一対一を制し、加入2年目で待望の初ゴールを挙げた。 これで勝利を決定的なモノとしてホームチームは殊勲のディバラやエル・シャーラウィ、クリスタンテを下げてスーレ、コネ、エルモソの新戦力をピッチに送り出し、このままクリーンシートでクローズした。 そして、激動の数日間を経て首位のウディネーゼに完勝したローマがユリッチ新体制の初陣を飾る今季セリエA初勝利を収めた。 ローマ 3-0 ウディネーゼ 【ローマ】 アルテム・ドフビク(前19) パウロ・ディバラ(後4[PK]) トンマーゾ・バルダンツィ(後25) 2024.09.23 03:17 Mon

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