アトレティコの悲願はアルバレス獲得…現時点ではラウタロ同様に望み薄

2024.06.04 21:13 Tue
アトレティコが狙うフリアン・アルバレス
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アトレティコが狙うフリアン・アルバレス
アトレティコ・マドリーはマンチェスター・シティのアルゼンチン代表FWフリアン・アルバレス(24)を、理想的な前線の補強と考えているようだ。スペイン『マルカ』が報じた。
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オランダ代表FWメンフィス・デパイ(30)がクラブに別れを告げ、スペイン代表FWアルバロ・モラタ(31)の去就も不透明なアトレティコ。今夏はストライカー獲得の優先度が高まっている。新戦力候補としては、今シーズンのラ・リーガで得点王を獲得したウクライナ代表FWアルテム・ドフビク(26)や、得点ランキング2位のノルウェー代表FWアレクサンダー・セルロート(28)を現実的な選択肢とみなす。ただ、クラブはジローナが求める4000万ユーロ(約67億4000万円)や、ビジャレアルが設定する契約解除金3800万ユーロ(約64億円)を支払うつもりはないようだ。
そんななか現時点で可能性は非常に低いものの、過去に固執したインテルのアルゼンチン代表FWラウタロ・マルティネス(26)同様に夢の補強として掲げているのが、シティのアルバレスだ。

2028年6月までシティと契約を残す同選手の高額な移籍金に加え、受け取る年俸もアトレティコの水準からすれば高額。そのため、ノーチャンスにも思えるオペレーションだが、それでも一縷の望みに懸け、獲得にトライするという。
シティではノルウェー代表FWアーリング・ハーランドを始め攻撃陣に多くの主役候補がおり、主役になり切れない現状だが、シビタス・メトロポリターノであれば、より多くの名声を得られるという口説き文句を考えている模様。移籍の可能性がどれだけあるかを確認すべく、すでにアルバレス側には最初のアプローチをかけたという。

また、この勧誘の一端を担うと見られるのが、アルゼンチン代表でチームメイトのMFロドリゴ・デ・パウルやDFナウエル・モリーナ、FWアンヘル・コレア。スポーツ部門からの高い評価やクラブの良さを伝えることが期待され、コパ・アメリカ2024の大会期間中も説得が続く見込みだ。

一方、たとえアルバレスを誘惑できたとしても、最大のネックとなるのはやはりクラブ間交渉。シティの関心が報じられたレアル・マドリーのブラジル代表FWロドリゴ・ゴエス(23)らの移籍が仮に実現すれば、追い風となる可能性はあるが、現時点ではラウタロのケース同様にあくまで悲願といった段階だ。

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CL初戦は無事に済んだけど…/原ゆみこのマドリッド

「吉凶はっきり分かれちゃったわね」そんな風に私が呟いていたのは金曜日、ようやくマドリッド勢4チームのミッドウィーク試合が終わり、一息ついていた時のことでした。いやあ、本来なら、ヨーロッパの大会とは無縁な弟分たちは、CL開催週にはレアル・マドリーとアトレティコがハードスケジュールにヒイヒイ言っているのを高みの見物していれば良かったんですけどね。今週に限っては例外で、ヘタフェは延期されていたリーガ3節を、レガネスは来週のミッドウィークの7節を先取り開催させられる破目に。それもいい結果が出ればまだしも、どちらも負けてしまったため、週末日曜の4年ぶりとなる弟分ダービーに双方、必勝覚悟で挑まないとならないとは、まだシーズン序盤というのに何とも世知辛い。 まあ、とりあえず、順番にこのミッドウィークの試合をお伝えしていくことにすると、まずは火曜にマドリーが新バージョンのCL開幕節で、15年ぶりにこの大会に戻って来たシュットガルトとサンティアゴ・ベルナベウで対戦。最初に驚かされたのはミリトンの姿がスタメンになく、右SBのカルバハルがリュディガーとペアを組んでプレーしていたことで、ええ、彼の場合、明らかに大型FWとハイボールを争うのに必要な身長が欠けていますからね。まあ、老獪なアンチェロッティ監督のことですから、相手にムリキ(マジョルカ)やハーランド(マンチェスター・シティ)のような高さ自慢のFWがいないことを読んでの起用だったのかもしまれませんが、むしろ、前半のシュットガルトには何度も足で撃たれ、GKクルトワの忙しかったことといったら、もう。 その一方で相変わらず、エムバペは撃ってはいくものの、狙いが悪く、0-0のまま、30分を経過したところ、敵にクリアされたCKで、リュディガーがエリア内でカラゾルに倒されていたプレーがVAR(ビデオ審判)モニターチェックにかけられることに。まさにこれではPK2本で勝利したリーガ前節レアル・ソシエダ戦のデジャブだと、私も主審の判定を興味津々で待っていたんですが、残念。この日から、ケガが治って、チュアメニと共に先発復帰。どうやらPKキッカーローテーションに加わることになったらしいベリンガムがボールを持って、PKマークのところで待機していたものの、ペナルテティはもらえず。試合は両者無得点のまま、ハーフタイムに入ったところ…。 ええ、ルーカス・バスケスに代わってミリトンが入り、カルバハルが定位置に戻った後半、1分にはもう、マドリーが先制していたんですよ。チュアメニがセンターから蹴ったロングボールをロドリゴが追い、エリアの右側からラストパス。それをゴール前にいたエムバペが押し込んでくれたんですが、もしや彼もそろそろエンジンがかかってきた?とはいえ、前日にはしっかり、スタジアム練習を行ってベルナベウの大きさに慣れ、試合当日はドイツから駆けつけた2万人以上のファン(ベルナベウに入れたのは3000人程)に後押しされたシュットガルトも23分には意地を見せます。そう、CKをルウェリングが反対サイドに送り、先日のドイツ代表戦でゴールを挙げてきたウンダフがヘッドでクルトワを破ってしまったから、ビックリしたの何のって。 同点にされた後、しばらく試合は拮抗を保ち、いえ、アンチェロッティ監督もモドリッチ、ギュレル、フラン・ガルシア、エンドリックとフレッシュな選手を次々、入れていったんですけどね。そのまま30分を過ぎたため、もしや引分けて、fondo norte/フォンド・ノルテ(ゴール裏北側)の上階を占める真っ赤な大軍団だけでなく、スタンドの他の区画にも紛れ込んでいたシュツットガルトのファンが、まるで勝ったかのように祝う光景を見ることになるのかと、私もちょっと恐れたんですが、いやいや。だってえ、通算15回の優勝が如実に物語るようにCLキラーのマドリーですよ。 とうとう、38分にはモドリッチのCKをリュディガーが頭で決めて、勝ち越したかと思えば、ロスタイムには自陣エリアからカルバハルがクリアしたボールを追って、エンドリックがピッチを縦断。これにはその日、後半18分にバグノマンと交代でピッチに入り、当人も予期していなかったCB転じて、右SBのポジションでCLデビューを果たした、シュツットガルトの日本U21代表チェイス・アンリ選手も「あんなの追いつける訳ない」とミックスゾーンで言っていたんですけどね。 前日、まだ18才ながら、21才のインフルエンサーである彼女、ガブリエリ・ミランダさんと結婚。新妻にゴールを捧げる約束をしていたというのは、ガチのマドリディスタであるAS(スポーツ紙)の記者が想像しただけかもしれませんが、この時はエムバペやビニシウスも並走していたにも関わらず、エンドリックはエリア前からのシュートを選択。ええ、後でロドリゴなども、「Endrick está loco, hizo algo que nadie haría/エンドリック・エスタ・ロコ、イソ・アルゴ・ケ・ナディエ・アリア(エンドリックはどうかしてる。誰もやらないだろうことをやった)」と驚いていたんですが、そのシュートがGKニューベルの手を弾き、マドリーの3点目になってくれたとなれば、文句言う人などいませんって。 おかげでCL初戦を3-1の勝利で飾ったマドリーだったんですが、まだ今季の新チームが完璧に機能するようになったという訳ではなく、アンチェロッティ監督も試合後の記者会見では、「Hay que elegir, construir fútbol o jugar vertical/アイ・ケ・エレヒール・コンストゥルイル・フトボル・オ・フガール・ベルティカル(サッカーを後ろから構築していくのか、縦にプレーするのか、選ばないといけない)」と正直に問題点を告白。ただ、この先も土曜は午後9時(日本時間翌午前4時)からエスパニョール戦、来週火曜にはアラベス戦のホーム2連戦、そして次の日曜にはメトロポリターノでの兄貴分ダービー、更にCL2節リール戦と全然、止まって考える時間のないマドリーですからね。 それで即断したのか、金曜のバルデベバス(バラハス空港の近く)の練習場での会見では、早くもアンチェロッティ監督は、「Madrid está acostumbrada a ver un fútbol rock and roll, no de muchos toques/マドリッド・エスタ・アコストクンブラダ・ア・ベル・ウン・フトボル・ロック・アンド・ロール、ノー・デ・ムーチョス・トケス(マドリッドは沢山のパスではなく、ロックンロールのサッカーを見るのに慣れている)。ファンを喜ばせるサッカーをするための方法を探すつもり」と結論を披露。まあ、確かにクロースが引退したことで、中盤の司令塔がいなくなり、逆にエムバペ、エンドリックの加入でスピードのある選手が増えたことを考えれば、行け行けがんがんのサッカーは今のマドリーに適しているのかもしれませんけどね。そうなると、心配なのは試合過多で足が疲れてきた時でしょうか。 そして水曜にはCL1節2日目の試合が始まる前、ヘタフェがベニト・ビジャマリンでベティスと対戦したんですが、これがまた当然の結末になったんですよ。現在、望める最善がスコアレスドローのボルダラス監督のチームは後半15分まで耐えたものの、ルイス・ミジャのハンドでPKを献上し、ロ・チェルソに先制されると、28分にも出戻りアルゼンチン人選手が2点目のゴールをゲット。後半ロスタイムには今季、開幕アスレティック戦でウチェが挙げた得点同様、CKからアランバリがヘッドで1点を返したものの、時間切れで1-2の敗戦に。 それどころか、ボルダラス監督も後半45分に退場させられて、2試合のベンチ入り禁止処分になるなど、惨々だったんですが、唯一の朗報は昨季3月から、ヒザの半月板損傷でずっとリハビリしていたエースのボルハ・マジョラルがとうとう、後半最後の15分をプレーできたこと。まだ先発に戻るには早いかもしれませんが、おかげでウチェも本職のボランチを全うできますし、昨季のサラ(スペイン人選手の得点王)がチームにいるといないのでは大違い。おまけに日曜午後2時にコリセウムに迎えるお隣さんはここ3連敗と、再昇格後最初の1部の壁に当たっているとなれば…。 そう、翌木曜、こちらもアトレティコのCL戦が始まる前、夕方から降り始めたゲリラ豪雨に見舞われたブタルケにアスレティックを迎えたレガネスなんですが、いえ、ボルハ・ヒメネス監督のチームには決してCFがいない訳じゃないんですけどね。この試合でも移籍市場最終刻限サプライズ加入を果たしたハラー(ドルトムントからレンタル)はゴールを決めたものの、ベティス戦同様、オフサイドでスコアに挙がらず。後半20分にはビビアンのシュートがホルヘ・サエンスの腹に当たり、オウンゴールで先制点を奪われると、31分には途中出場のイニャキ・ウィリアムスに2点目を流し込まれ、0-2で負けてしまうことに。 いやまあ、それでもレガネスは勝ち点5で15位、ヘタフェは勝ち点3で降格圏18位と、若干、上にはいるんですけどね。やはり2部より、1部の方がゴールを挙げるのが難しいのか、昨季はチームを牽引したミゲール・デ・ラ・フエンテやディエゴ・ガルシアらも停滞しているようですが、リーガはまだまだ長丁場。レガネスにしろ、ヘタフェにしろ、10月の各国代表戦のparon(パロン/リーガの停止期間)までには少なくとも1、2勝して、落ち着いた順位でマッチフリーの2週間を過ごしてもらいたいものですが、こればっかりはねえ。 そして木曜午後9時、家を出た時は降っていた雨も私がメトロポリターノに着く頃には止んだんですが、いやもう、マドリッドはあの連日、気温38℃の猛暑だった日々が遥か遠い昔に感じられる程、涼しくなってねえ。おかげで私もユーロ観戦でドイツから戻って以来、無縁だったジーンズとソックス、スニーカーという服装で行くことになったんですが、割と遅めの時間に出たのが吉だったよう。というのもゲリラ豪雨のせいで、メトロの7号線がしばし運休して、早出組はそのトバッチリを受けたようだったから。 ちなみに試合の方は開始早々4分にサプライズが待っていて、何と、デ・パウルがバレンシア戦の再現を企んだエリア前からのスルーパスが敵にカットされたところから、ライプツィヒのスピードカウンターが発動。あっという間にアトレティコのエリアにいたオペンダのシュートはGKオブラクが弾いてくれたものの、シュシュコにヘッドで決められてしまったから、さあ大変!これにはシュットガルトと違い、ガラガラだったビジター区画にいた400人のライプツィヒファンもどんなに大喜びしたことか。 それこそ、後でヒメネスも「Empezamos con un despiste en lo defensivo. Sabíamos que el rival podía salir de contra/エンペサモス・コン・ウン・デスピステ・エン・ロ・デフェンシーボ。サビアモス・ケ・エル・リバル・ポディア・サリール・デ・コントラ(ウチは守備でポカをしてスタートした。相手がカウンターに出ることは知っていたのにね)」と言っていたように、得意の眠ったまま、ピッチに立つ、アトレティコ伝統の悪癖が再発現したのかと、私も頭を抱えていたところ…。 だってえ、それ以降は積極的に攻めていったアトレティコだったんですが、先発に抜擢されたコレアやリケルメも絶好機にもたついてしまうばかりで、なかなかシュートが決まらなかったんですよ。それでも29分にはジョレンテのクロスをグリーズマンがvolea(ボレア/ボレーシュート)で撃ち込んで、一応、1-1でハーフタイムを迎えたんですが、それからが長かったの何のって。そう、後半18分にはフリアン・アルバレス、リケルメ、デ・パウルをセルロート、サムエル・リノ、ギャラガーへと一気に交代。すぐ後にもコレアに代わって、ナウエル・モリーナが入った彼らだったんですが、序盤15分過ぎにはすっかりおとなしくなっていた相手を前にとにかく、勝ち越し点が取れないとは如何に。 この夏の大規模補強でいよいよ、今季はCL初優勝と強気になっていたファンを初戦から引分けで幻滅させるのは私も忍びなかったんですが、いやあ、できたんですよ。お隣さん張りの土壇場のremontada(レモンターダ/逆転劇)がアトレティコにも。それは後半45分、ロスタイム入り直前のことで、グリーズマンが上げたクロスから、ヒメネスがヘッドでゴールを奪ってくれたとなれば、メトロポリターノの観客が一斉の歌いだしたのもムリないんですが、いやあ。 そのまま2-1で勝ったアトレティコだったんですが、まあ確かにマドリーも昨季のグループリーグでライプツィヒには僅差勝ちだったんですけどね。こちらも思ったようにフリアン・アルバレスやセルロートががんがんゴールを入れてくれる訳ではなく、最後は古参勢の力に頼るしかなかったのはちょっと不安かと。ええ、彼らもこの週末日曜午後9時からはエスタディオ・バジェカスで兄弟分ダービーとなり、しかもイニゴ・ペレス監督のチームはオサスナに3-1と快勝したばかりで、ハメス・ロドリゲスもデビュー済み。 唯一、ミッドウィークに試合がなかったマドリッド勢だけに体力的には相手が有利ですからね。その後も来週木曜にはセルタ戦、土曜はマドリーダービー、そしてCL2節、アウェイでのベンフィカ戦が控えているとなると…ま、私もシメオネ監督の決まり文句、「partido a partido/パルティード・ア・パルティードー(1試合1試合)」で行くだけです。 2024.09.21 23:30 Sat

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【ラ・リーガ第6節プレビュー】新体制初黒星バルサがビジャレアルとの上位対決へ

先週末に行われた第5節ではバルセロナ、レアル・マドリー、アトレティコ・マドリーと3強が揃って勝利。また、セビージャがピミエンタ新体制で待望の初勝利を挙げている。 チャンピオンズリーグ(CL)のリーグフェーズが開幕を迎え、早くも過密日程に突入したプリメーラ。今節はラ・リーガで開幕5連勝を達成した一方、ハンジ・フリック新体制で初黒星を喫したバルセロナが無敗のビジャレアルと対峙する上位対決に注目が集まる。 前節は昨季シーズンダブルを喫したジローナ相手に会心の4-1の勝利を収めて開幕5連勝を達成したバルセロナ。しかし、CL初陣となったモナコ戦では守護神テア・シュテーゲンの判断ミスが引き起こした開始10分のMFエリック・ガルシアの退場によって難しい試合を強いられた。FWラミン・ヤマルのCL初ゴールで一時同点に追いついたが、後半半ばに一瞬の隙を突かれて勝ち越しを許し、1-2の敗戦となった。 パフォーマンス自体に悲観すべき部分はないが、ほぼ90分を数的不利で戦った中でのアウェイ連戦ではターンオーバーを含めた総合力と共にリバウンドメンタリティが試されるところ。全体練習への復帰を果たしたMFフレンキー・デ・ヨングや好調の攻撃陣の活躍で勝利を取り戻したい。 対するビジャレアルは前節、マジョルカに2-1の勝利。後半半ばに退場者を出した相手の守備攻略に苦戦したが、後半アディショナルタイムにFWアジョセ・ペレスが決めた劇的ゴールで勝ち越して2戦ぶりの白星を挙げた。リーグ戦では絶好調の首位チーム相手に難しい試合が予想されるが、ホームアドバンテージとコンディション面の優位性を活かしてCLでブラウグラナを苦しめたモナコのようなアグレッシブな戦い方で勝ち点3をもぎ取りたい。 レアル・マドリーは前節、レアル・ソシエダとの強豪対決に2-0の勝利。試合を通してはホームチームに圧倒される場面が目立ったものの、GKクルトワの好守や3度枠に救われるツキにも恵まれると、相手の明確なハンドと微妙な接触プレーで得たPKをFWヴィニシウス、FWムバッペがきっちり決め切って今季のアウェイ初勝利を挙げた。さらに、リーグ同様に連覇を目指すCLではホームでシュツットガルトと対戦。ソシエダ戦に続いて守勢を強いられる難しい前半となったが、守護神の再三のビッグセーブで均衡を保つと、後半は一度追いつかれたものの、FWムバッペの3試合連続ゴールにDFリュディガーの恩返し弾、FWエンドリッキのCLデビューゴールと見事な決定力を発揮し、終わってみれば3-1の勝利を収めた。 昇格組エスパニョールをホームで迎え撃つ今回の一戦ではシュツットガルト戦で試運転を終えたMFベリンガムに公式戦4連発を狙うムバッペを軸に、前半から隙のない戦いを見せたいところ。対するエスパニョールは前節のアラベス戦でトリプレーテを達成し、チームを3-1の勝利に導いたFWハビ・プアドに注目だ。 アトレティコは今節、ラージョ・バジェカーノとのマドリード自治州ダービーでリーグ3連勝を狙う。バレンシアをホームで迎え撃った前節はMFギャラガーとFWアルバレスの加入後初ゴールの活躍で3-0の完勝。さらに、CL初戦では難敵RBライプツィヒを相手にタフな戦いを強いられたが、エースFWグリーズマンが見事なボレーシュートで公式戦2試合連続ゴールを決めた上、後半終了間際にDFヒメネスの劇的な逆転ゴールを演出し、2-1の勝利を挙げた。そのタフな一戦から中2日でのアウェイゲームとはなるが、移動がほぼなく今夏の補強で選手層を増しており、総力戦での勝利を狙う。 MF久保建英を擁するソシエダは昇格組バジャドリーとの下位対決で連敗ストップを狙う。好パフォーマンスを見せながらも決定力を欠いてマドリー戦を落としたラ・レアルは、来週ミッドウィークのヨーロッパリーグ開催の影響で1週間前倒しでの開催となった第7節のマジョルカ戦で0-1の敗戦。2試合連続での軽率なPK献上に加え、マドリー戦で改善も見受けられた攻撃が完全に停滞。途中出場の久保も右サイドで孤立し、フラストレーションを募らせるシーンも散見された。仮に、今回の一戦でも勝ち点を取りこぼすとイマノル監督の進退問題が騒がしくなるだけに、より泥臭さも見せながらチーム一丸となって勝利をつかみ取りたい。 不振のソシエダをウノセロで下し、今季ホーム初勝利を挙げたFW浅野拓磨を擁するマジョルカ。今季初の連勝を目指すマンデーナイト開催の一戦では2連勝中のレアル・ベティスとのアウェイゲームに臨む。大幅なターンオーバーを敢行した前節はベンチスタートとなった浅野だが、FWムリキらと共にスタメン復帰が見込まれており、復調の難敵相手の一戦ではボールを握られる展開の中で守備をサポートしつつ、攻撃では持ち味のスピードでハイラインを攻略し、課題の決定力改善でラ・リーガ初ゴールといきたい。 バルセロナ戦での大敗に加え、クラブ史上初のCLではパリ・サンジェルマン(PSG)に0-1で敗戦したジローナは、最下位バレンシア相手にバウンスバックの白星を狙う。PSG戦では敵地で善戦を見せたが、守護神ガッサニーガがグラウンダーのクロス対応をミスして土壇場被弾。ダメージが残る形での公式戦連敗となった。ただ、パフォーマンス自体に悲観すべき点はなく、不振のホームチームに臆せず戦って良い流れを取り戻したい。 その他では暫定5位のアスレティック・ビルバオと6位のセルタによる上位対決、バレンシアと共に開幕未勝利が続くヘタフェ、ラス・パルマスの2チームの戦いにも注目したい。 《ラ・リーガ第6節》 ▽9/20(金) 《28:00》 アラベス vs セビージャ ▽9/21(土) 《21:00》 バジャドリー vs レアル・ソシエダ 《23:15》 オサスナ vs ラス・パルマス 《25:30》 バレンシア vs ジローナ 《28:00》 レアル・マドリー vs エスパニョール ▽9/22(日) 《21:00》 ヘタフェ vs レガネス 《23:15》 アスレティック・ビルバオ vs セルタ 《25:30》 ビジャレアル vs バルセロナ 《28:00》 ラージョ vs アトレティコ・マドリー ▽9/23(月) 《28:00》 ベティス vs マジョルカ 2024.09.20 19:00 Fri
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グリーズマンの1G1Aでアトレティコがライプツィヒにホームで逆転勝利!【CL】

チャンピオンズリーグ(CL)リーグフェーズ第1節のアトレティコ・マドリーvsRBライプツィヒが19日に行われ、2-1でアトレティコが勝利した。 昨季のラ・リーガを4位で終え、12季連続のCL本戦出場となったアトレティコは、完勝した直近のバレンシア戦からスタメンを4人変更。セルロートやギャラガー、アスピリクエタらに代えてフリアン・アルバレスやアンヘル・コレア、リケルメらをスタメンで起用した。 一方、昨季のブンデスリーガを4位で終え、6季連続のCL本戦出場となったライプツィヒは、直近のウニオン・ベルリン戦からスタメンを3人変更。カンプルやクロステルマン、ヘールトライダに代えてアントニオ・ヌサ、フェルメーレン、オルバンをスタメンで起用した。 試合は早い時間にスコアが動く。ライプツィヒは4分、自陣でのクリアボールを拾ったシェシュコがドリブルでロングカウンターを仕掛けると、ラストパスからボックス中央右から侵入したオペンダがシュート。これはGKオブラクに弾かれたが、こぼれ球をシェシュコがヘディングでゴールに押し込んだ。 先制を許したアトレティコだが、すぐに反撃に出ると15分に決定機。相手ボックス付近でのボール奪取からデ・パウルのパスでゴール左手前に抜け出したリケルメがダイレクトで折り返すと、守備に戻った相手DFの中途半端なクリアがGKグラーチに当たり、最後はグリーズマンが詰めたがシュートは枠の上に外れた。 26分にもショートコーナーの流れからアンヘル・コレアが左ポスト直撃のシュートを放ったアトレティコは、28分に試合を振り出しに戻す。アンヘル・コレアのスルーパスで右サイドを駆け上がったM・ジョレンテがダイレクトクロスを供給すると、中央のグリーズマンが右足ボレーでシュートを叩き込んだ。 ハーフタイムにかけても攻勢を続けたアトレティコだったが、逆転ゴールを奪うには至らず。前半は1-1で終了した。 迎えた後半もアトレティコが徐々に押し込む展開としていったが、好機を作るには至らない。すると、アトレティコは63分にアルバレス、デ・パウル、リケルメを下げてセルロート、ギャラガー、リーノを投入する3枚替えを敢行。さらに66分には、アンヘル・コレアを下げてモリーナをピッチに送り出した。 対するライプツィヒは、69分にシェシュコとヘンリクスを下げてユスフ・ポウルセンとヘールトライダを投入。すると77分、ラウムの左クロスからY・ポウルセンがヘディングシュートでゴールを脅かしたが、これはわずかにゴール右に逸れた。 このまま試合終了かと思われたが、後半追加タイムに再びスコアが動く。90分、左CKのこぼれ球から二次攻撃、三次攻撃を展開すると、ボックス左でボールを拾ったグリーズマンのクロスをファーサイドのヒメネスがヘディングでゴール左隅に流し込んだ。 結局、これが決勝点となり、2-1でタイムアップ。ヒメネスの土壇場弾で逆転したアトレティコが、ホームで白星スタートを飾った。 アトレティコ 2-1 RBライプツィヒ 【アトレティコ】 アントワーヌ・グリーズマン(前28) ホセ・マリア・ヒメネス(後45) 【ライプツィヒ】 ベンヤミン・シェシュコ(前4) 2024.09.20 06:05 Fri
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セスクの後継者と目された時期も…34歳メリダが現役引退 「すべてのクラブで出会ったすべての人にありがとう!」

スペイン人MFフラン・メリダ(34)が現役引退を表明した。 バルセロナのカンテラ時代にアーセナルのユースに移り、2007年9月に1stチームデビューのメリダ。セスク・ファブレガス氏の後継者として注目された存在だったが、レアル・ソシエダへのレンタルを挟んでも芽が出ず、2010年夏にアトレティコ・マドリーで心機一転を図った。 だが、アトレティコでも振るわず、母国スペインの複数クラブを転々としながら、ポルトガルやブラジルでのプレーも経験。オサスナ時代に公式戦110試合出場と地位を築くと、エスパニョール移籍を挟み、2022年夏から中国スーパーリーグの天津津門虎足球倶楽部に加わった。 今年1月からCDルーゴで母国帰還を果たしたが、このたび、現役を退く決断。25日に自身のインスタグラムを通じて、その旨を明らかにし、これまでのキャリアで携わったすべての人々に感謝の言葉を送った。 「19年前、僕は夢を追いかけて家を飛び出し、ちょうど17年前の今日、2007年9月25日にそれを叶えた。ボールのおかげで、たくさんの経験をさせてもらい、光栄に思う」 「長年にわたり、すべてのクラブで出会ったすべての人にありがとう! 特に思い出深いのは両親だ。いつも僕をありのままでいさせてくれたし、無条件のサポートをしてくれて感謝する」 「また、近所の通りで最高の試合をするために付き合ってくれた妹のサラにも。アントニオ・ロペスは兄弟のように僕を気にかけ、いつも正直で、最悪の時期に立ち直らせてくれた」 「妻のヴァネッサは娘たちとともに人生の支えとなってくれたね。そしておじさん、僕らはやり遂げたよ!! 心からありがとう。新たな挑戦を始める…」 <span class="paragraph-title">【SNS】かつてセスク2世としての期待が集まった才能…メリダがSNSで引退表明</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="instagram-media" data-instgrm-captioned data-instgrm-permalink="https://www.instagram.com/reel/DAWWgnOog7H/?utm_source=ig_embed&amp;utm_campaign=loading" data-instgrm-version="14" style=" background:#FFF; 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昨季の悪夢が蘇ってきた…/原ゆみこのマドリッド

「全然、心を入れ替えてなかったんだ」そんな風に私が呆れていたのは日曜深夜、勝者がいなかったダービーの梯子にぐったりして帰宅した後、アトレティコのコケのコメントを知った時のことでした。いやあ、エスタディオ・バジェカスは狭い関係者用出入り口を入ってすぐ、プレスルームとミックスゾーンが左右に分かれてあるんですけどね。両監督が会見にいつ来るかと見張りつつ、通路で選手たちが出て来るのを待っていた時、奥にある放映権持ちTV局の個別インタビュースペースから来た、まだユニ姿のコケと鉢合わせ。「ああ、また言い訳会見してきたのね」と思ったものでしたが、それがまさにアウェイ弱者を極めた昨季とまったく同じ内容だったんですよ。 曰く、「Sabemos la historia del año pasado y tenemos que aprender/サベモス・ラ・イストリア・デル・アーニョ・パサードー・イ・テネモス・ケ・アプレンデル(昨季の成績はわかってて、ボクらは学ばないといけない)。前半、ああいう態度でピッチに出ちゃダメなんだ。変わらないと」って、え?彼ら、プレシーズン練習中に19試合8勝3分け8敗だった昨季の教訓をおさらいしていなかったの?まったくキャプテンからしてこれでは、いくら高額移籍金選手が何人も到着したって、アウェイで勝ち点を落とす悪癖が治る訳ありませんが、今季もすでにメトロポリターノを離れた試合では1勝2分け。首位のバルサとの差も勝ち点6になってしまったとなれば、近所のバル(スペインの喫茶店兼バー)でアトレティコの試合を見る度、失望させられていた日々を今季も私は繰り返さないといけない? まあ、その辺はまた後で話すとして、地獄の7連戦(弟分たちは5連戦)の3試合目となった先週末のリーガのマドリッド勢の様子を順番に見ていくことにすると。先駆けて土曜に1チーム、プレーしたのは唯一、ダービーカードから外れたレアル・マドリーで、サンティアゴ・ベルナベウでエスパニョールと対戦。いやあ、前日の記者会見ではアンチェロッティ監督が、「ウチはロックンロールサッカーをプレーする」と宣言し、相手も1部最速Uターンしてきたばかりのチームだったため、ファンの期待も高かったんですが、前半は今季ここまでの傾向を見事に踏襲することに。 そう、シーズン開幕から8試合、前半に決まったゴールはリーガ初戦のマジョルカ戦だけというデータはダテではなく、うーん、この日はアンチェロッティ監督がローテーションをして、リュディガーと共にビニシウスをベンチスタートにしたのも響いたんですかね。相変わらず、エムバペのシュートは決まらず、かといって、夏にブライトワイテ(契約満了でブラジルのグレミオに移籍)を失って、エースらしいエースも見当たらないエスパニョールもプアドが遠めから撃ってくるぐらいだったため、ファンの溜息と共に0-0でハーフタイムに入ったんですが…。 ただ、後半になると話はまったく別物で、ええ、エスパニョールに9分という早い時間に先制点を挙げられたのも、持ち前のremontada(レモンターダ/逆転劇)体質に火をつけることになったんですけどね。ちなみにそのプレーはGKジョアン・ガルシアのロングキックを追ったジョフレがエリア内左奥に到達し、彼のシュートがGKクルトワの脚に当たって、ラインを割るというオウンゴールだったんですが、それを見た途端、アンチェロッティ監督はギュレルに代えて、ビニシウスを投入。 すると13分、バルベルデのエリア外シュートはジョアン・ガルシアに弾かれたものの、こぼれ球を敵DFからベリンガムが取り戻し、そのシュートをGKが止めきれなかったのがエスパニョールの不運でした。ええ、ゴール前に転がったボールを、そこに駆けつけたカルバハルが押し込んで、あっという間に同点にしているんですから、もしかして、マドリーは最初から0-1のスコアで始めてもらった方が選手たちにやる気が出る? ただ、この後すぐ、殊勲のカルバハルが打撲でルーカス・バスケスと交代となったのは災難でしたが、いやいや。30分にはビニシウスが左側から入れたラストパスをロドリゴがゴール前から決めて、逆転に成功。その3分後にも敵陣内でエムバペがボールを奪い、ビニシウスに絶妙のスルーパスを送ると、そのシュートで3点目も入りましたからね。先日、メトロポリターノで勝ち取ったスコアレスドローの夢を抱いていたエスパニョールだって、もうどうしようもありませんって。 え、このところ、定例行事となっている終盤のエンドリック顔見せ出場はなかったのかって?いやあ、もちろんあって、この日は38分にピッチに入ったんですが、本当にこの18才のFWのハングリー精神には驚かされるばかり。そう、すでに勝負はついていたというのにガンガン攻めることを決して止めず、45分にはゴールに近づくのを阻止しようとしたロメロに延々と後ろから引っ張られ、エリア内に入ったところでついに転倒。それがペナルティとなり、エムバペのPKでチームの4点目ゲットに貢献したからですが、ここまで意欲と実力を見せても、エンドリックが先発に入るのにはまだ時間が必要なよう。 いやまあ、最後は4-1で大勝して、「En la segunda parte el partido se ha abierto y ha sido rock and roll/エン・ラ・セグンダ・パルテ・エル・パルティードー・セ・ア・アビエルトー・イ・ア・シドー・ロック・アンド・ロール(後半はオープンな試合になって、ロックンロールだった)」と満足していたアンチェロッティ監督も、この7連戦ではローテーションを考えているようですからね。この日はビニシウスが当たったものの、エムバペやロドリゴも休めるよう、いよいよ今週火曜午後9時(日本時間翌午前4時)からのアラベス戦では、エンドリックの初スタメンの夢が叶うかも。ただ、やっぱり週末日曜のマドリーダービーのようなビッグマッチでは、先輩格の3人が主役となるようです。 そんなマドリーは月曜に練習を再開したんですが、朗報だったのはエスパニョール戦で昨季痛めた左肩から倒れて、脱臼を心配されたベリンガムが全然、平気そうにバルデベバス(バラハス空港の近く)のグラウンドに姿を見せていたこと。いえ、アンチェロッティ監督によると、今季は開幕から必要なくなっていたプロテクターをまた着けないといけないみたいなんですけどね。もう暑い時期じゃないため、それ程、邪魔にはならないと思いますが、カルハバルの方は昨季、リーガで最後に負けたアトレティコ戦に向けて、しっかり打撲を治すため、アラベス戦はお休みするのだとか。 まあ、まさにその直後から、38節連続で無敗を続けているマドリーにはさすがに舌を巻くしかありませんが、今季はバルサが開幕から6連勝していますからね。優勝戦線はどちらがより少なく引分けるかが肝になりそうなため、アンチェロッティ監督も今から用心しておかないといけないといった感じでしょうが、ちなみに翌日曜の私は、目標は1部残留。高みとは縁がない弟分ダービー観戦にまず、午後2時にコリセウムを訪問。9月の各国代表戦前にはありえない時間帯の試合とはいえ、今では気温もすっかり秋めき、それでも昼間は半袖でOKという快適な環境でスタートしたヘタフェvsレガネス戦はどうだったかというと…。 うーん、それがお隣さん同士のダービーだったせいか、4年ぶりに同じ1部のステージに立ったレガネスファンも張り切って大量に駆けつけ、迎えるヘタフェファンも応援団席に「Capital del sur os saluda/カピタル・デル・スール・オス・サルダ(南部の首都が君たちに挨拶する)」と書かれた大幕を準備。キックオフ前にそれを広げ、他のスタンドは水色のモザイクを掲げるという演出もあったんですが、ことあるごとに「Pepineros, el que no bote/ペピネーロス,・エル・ケ・ノー・ボテ(跳ばないのはレガネスファン)」とか、「Getafe es aldeano/ヘタフェ・エス・アルデアーノ(ヘタフェ民は村人)」みたいな、カンティコでの落とし合戦になっていたのはどうかと。 おまけに先週ミッドウィークのベティス戦で退場になっていたボルダラス監督はマスコミのボックス席で指揮を執っていたものの、相変わらず、前半は常に誰かがピッチに倒れている状態が継続。いえ、この日は5人DF体制を取り、左のカリレーロ(長い距離を移動するSB)と化していたファン・クルスがシュートをポストに当てたり、アランバリのchilena(チレナ)がバーを直撃したなんてこともあったんですけどね。両者共、ゴール日照り中とあって、お約束のように前半は0-0で終了することに。 ただ、この弟分2チームは兄貴分並に今回、週3試合のハードスケジュールの最中にあったため、ローテーションしていたレギュラーたちが徐々にピッチに入ると、ようやく動きが出てきたんですが、え?途中、あまりにボールが天高く舞っている時間が長かったせいで、顔馴染みのAS(スポーツ紙)のレガネス番など、「雲と見分けがつくように冬の黄色のボールを使うべきだ」なんて、ジョークを言ってなかったかって?まあそうなんですが、ヘタフェはアレックス・ソラ、カルレス・ペレス、そしてベティス戦で15分間出場して、ついに長かったヒザの半月板損傷の負傷から復帰が叶ったエースのボルハ・マジョラルもピッチへ。レガネスもロベルト・ロペス、フランケサ、更に期待の新人FW、ハラーも入って、ついに拮抗も破れるかと思われたところ…。 実際、後半32分にはロベルト・ロペスの蹴ったFKをCBのサエンスが蹴り込んで、レガネスが先制したんですけどね。ファンの喜びも失望も長くは続かず、38分にはそのサエンスがエリア内でディエゴ・リコの足を蹴ったことが、振り返りVAR(ビデオ審判)判定で発覚し、ヘタフェにPKが与えられることに。しっかりマジョラルが決めて、ホームで復活の雄叫びを上げることができたのは良かったんですが、その後、どちらも勝ち越し点は奪えず、弟分ダービーは1-1のドローで終わっちゃいましたっけ。 おかげでヘタフェは降格圏の18位を脱出できず、その上、水曜にはアウェイのバルサ戦という、かなり厳しい状況になってしまったんですが、この先はきっと、マジョラルが昨季負傷する前のようにゴールづいてくれることを信じるしかないかと。勝ち点1ゲットに満足を表していたボルハ・ヒメネス監督のチームも順位は14位とまずまずながら、降格圏との差はたったの勝ち点2なんですが、こちらは先週ミッドウィークのアスレティック戦が7節先取り開催分だったため、今週は土曜のラージョとの連続弟分ダービーまで試合はなし。その間にたっぷりシュート練習できるのは嬉しいですよね。 そして一旦、セントロの自宅に戻った私はまた、午後9時からの兄弟分ダービーのためにエスタディオ・バジェカスに出動したんですが、何と出足から困難に直面して、ええ、割り当てられたプレス用ボックスに鍵がかかっていたんですよ。もちろん、初めてのことではなく、その場合は係員を探して、開けてもらうんですが、彼らが持っている鍵束が恐ろしい程、カオスでねえ。ボックスの番号もタグに正しくついていないことが多く、タグすらないこともありといった具合で、結局は何十本もある鍵を一つひとつ、試していくという悠長な作業が発生するからですが、同じことが何シーズンも続いているって、スタジアムの管理スタッフはどうして何もしない? そんなことも相まって、ますます学びのないアトレティコに怒りを感じた私なんですが、試合の方はシメオネ監督もスタメンローテーションを採用。昨季のバジェカスでは0-7の大勝をしていたことも影響したか、グリーズマン、ヒメネス、ル・ノルマンをベンチスタートにし、デ・パウルなど、招集すらされていなかったんですが、だからって、前半のピッチに立った選手たちが眠っていていいという理由にはまったくならないかと。一応、フリアン・アルバレスがあと1歩でシュートというところでGKバタジャ(リーベル・プレートからのレンタルで昨季はグラナダでプレー)にボールを取られてしまったり、エリア前からのvaselina(バセリーナ/ループシュート)がゴール枠に当たったりなんてことはあったんですが、時間が経つにつれ、ピッチはラージョの独壇場に。 とうとう35分にはラティウがエリア内右から出したラストパスをイシにゴール前から決められて、先制されてしまったとなれば、開いた口が塞がらないとはまさにこのことだった?おまけにアトレティコの控え選手は健康運にも恵まれず、前半終了間際にはアスピリクエタがふくらはぎを痛め、ヒメネスに交代。それでもハーフタイムにロッカールームに戻ったかと思えば、すぐに全員をアップに出していたシメオネ監督が、後半頭からグリーズマンとコレアを入れ、突極のFW4人体制が実現。その甲斐あって、早くも4分にはセルロートがエリア内で敵DFをかわして送ったパスから、ギャラガーが弾丸シュートで同点ゴールを決めてくれたんですが…。 お隣さんと違ってその後が続かないんですよ。ラージョの方も温存していたカメージョ、バレンティン、28分にはようやくハメス・ロドリゲスもピッチに入り、勝ち越し点を求めたものの、勝負はそのまま1-1の痛み分けで終了。いやあ、プレスルーム脇の通路でセレソ会長に慰められていたシメオネ監督が、「Yo me quedo siempre con lo positivo, con el segundo tiempo/ジョ・メ・ケド・シエンプレ・コン・ロ・ポシティボ、コン・エル・セグンド・ティエンポ(私は常にポジティブなことの方を覚えている。後半のね)」と、悲惨だった前半の講評を避けているのを聞いた時には、私もこのアトレティコ伝統の悪癖は彼でさえ、手の打ちようがないんだと絶望的になったものでしたけどね。 アウェイ弱者解消しない限り、リーガもCLも優勝など、望むべくもないですし、4位以上で満足という同じ結末になるのは日を見るより明らか。時間はないものの、せめて木曜午後9時、バライドスでのセルタ戦ではアトレティコの選手たちが反省していてくれればいいんですが…1年経っても学ばない人たちが学ぶって言っても、あんまり信用できないですよね。 2024.09.24 20:00 Tue
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「試合の80%を支配」アトレティコが優勢にし進めるもチャンス活かせず…それでもシステム変更で逆転勝ち「チャンスを作り続けた」

アトレティコ・マドリーのディエゴ・シメオネ監督が、RBライプツィヒ戦を振り返った。『UEFA.com』が伝えた。 19日、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)の第1節が行われ、アトレティコはホームにライプツィヒを迎えた。 試合は開始4分にベンヤミン・シェシュコのゴールでライプツィヒが先制。しかし、28分にアントワーヌ・グリーズマンのゴールで同点に追いつく。 その後はこう着状態となった試合だったが、徐々にアトレティコがペースを掴んでいくと、90分にホセ・マリア・ヒメネスが値千金の逆転ゴール。土壇場の決勝ゴールで2-1と白星スタートとなった。 試合後、シメオネ監督は記者会見に出席。試合を支配できたと振り返った。 「試合の80%をコントロールした。ただ、相手のゴールをもたらしたカウンターは止められなかった。相手のカウンターは上手かったが、それは止めることができたと思う」 「相手陣内でのプレーを増やし、CKを獲得し、4つの大きな特典チャンスがあったがゴールは生まれなかった」 「最終的には中盤でフリアンが上手くボールを奪い返し、ジョレンテとグリーズマンが上手くカウンターを仕掛けて同点に追いつけた」 この試合では3トップの中央にフリアン・アルバレス、左にグリーズマン、右にアンヘル・コレアを置いてスタート。徐々にシステムを変え、5バック気味に変更していき、グリーズマンを中盤に配置していった。 シメオネ監督は、選手たちがシステム変更に対応し、ペースを握ったことを評価。最後にゴールが生まれたことも喜んだ。 「フリアンと共にグリーズマンを左、コレアを右に置き、それぞれが利き足で侵入できるようにした。ロドリゴとコケと共にダイヤモンド型を作った状態で試合をスタートさせた」 「試合が進むにつれ、グリーズマンを少し内側に置き、コレアを少し右のFWとして配置した[5-3-2]に切り替えた。私はそれが気に入っていたし、危険な状況を作り出せる状態にあった」 「コナー、リノ、セルロート、モリーナの投入で終盤に大きな力を得てチャンスを作り続けた。そして最後に、ありがたいことにホセが、素晴らしい試合をした彼に相応しいゴールを決めてくれた」 2024.09.20 13:20 Fri

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