【J1開幕直前ガイド|ジュビロ磐田】捲土重来、J2王者として臨む3年ぶりのJ1は土台作りのシーズンに

18日、2022シーズンの明治安田生命J1リーグが開幕を迎えた。

今シーズンから18クラブに戻り、昇格・降格が従来の形に戻ることに。コロナ禍で変則的だったシーズンが、コロナ前の状態に戻ることとなる。

開幕を前に超ワールドサッカー編集部が、戦力分析やシーズンの目標、注目ポイントに加え、Jリーグの開幕キャッチコピーとして発表された「#Jが世界を熱くする」にあやかり、注目選手ととして世界を熱くしそうな選手をピックアップした。

ジュビロ磐田
2021シーズン成績:J2・1位(27勝10分け5敗)

◆戦力分析

3年ぶりのJ1を戦うにあたってチームは戦力を整えた。まずは、監督の交代。大宮アルディージャ、ヴァンフォーレ甲府を指揮した伊藤彰監督を招へい。コーチングスタッフも甲府のセットをそのまま招へいした。

チーム得点王のFWルキアンやエースとして期待されていたFW小川航基、ベテランMF今野泰幸らを放出。特に得点源のルキアンを失ったことは大きな痛手だが、FWジャーメイン良(←横浜FC)、FW杉本健勇(←浦和レッズ)と前線を補強した。

また、伊藤監督に大宮アルディージャユース時代から指導を受けていたMF黒川淳史(←大宮アルディージャ)を獲得。さらに注目を集める地元・静岡学園高校のMF古川陽介も確保。最終ラインにもユース育ちのDF袴田裕太郎(←横浜FC)、そして東京五輪のブラジル代表メンバーだったDFリカルド・グラッサを獲得するなど、数は多くないものの的確な補強をしている。

さらに大きいのはMF遠藤保仁をガンバ大阪から完全移籍で確保したことだろう。中盤のゲームメーカーは42歳になっても健在。久々のJ1の舞台で違いを見せてくれることを期待したい。

◆目標

3年ぶりのJ1を戦う磐田にとっての目標は、まずはJ1に残留すること。その先の躍進を見据える上でも、しっかりとJ1の舞台に居続けることだろう。

新監督を迎え、選手も入れ替えて臨む今シーズンはその土台を作るところから始まる。かつて栄光を掴み、黄金期を迎えたことのあるクラブとしては、当時の輝きを取り戻したいところだろう。

J2では最後までタイトルを争ったが、その強さは圧倒的。ただ、J1でそのまま通用するかどうかは別問題だ。伊藤監督の下、チームとしてアグレッシブさを持ち、しっかりとビルドアップして相手を凌駕する。その戦いをJ1で見せながらも、しっかりと結果を出していくことが重要。失点数が多かった昨シーズンの不安要素をどう拭うかも注目だ。

◆Jから世界を熱くしてくれそうな選手
MF黒川淳史(24)

Jから世界を熱くしてくれそうな選手には、今季から加入したMF黒川淳史だ。

大宮の下部組織育ちの黒川。水戸ホーリーホックへのレンタル移籍も経験したが、近年は大宮の10番を背負ってプレーを続けた。

昨シーズンはJ2で全42試合に出場。9得点はキャリアハイの数字であり、残留を争っていたチームを牽引した。その黒川は、昨シーズン前に海外移籍の話が浮上し、すでに欧州クラブから目をつけられている存在に。ただ、メディカルチェックで不合格となり破談に終わっていた。

能力の高さはユース時代から知る伊藤監督も認識しており、大宮でのパフォーマンスを見て獲得したはず。新天地ながら勝手知ったる指揮官の下、J1の舞台でどう羽ばたくのか注目だ。

◆注目ポイント

注目は久々のJ1の舞台でしっかりとその戦い方が通用するかというポイントだろう。また、22得点を挙げてチームの得点源だったルキアンの穴を埋められるかどうか。失点数が多かったチームだけに、ルキアンがいなければJ1昇格もJ2優勝も成し遂げられていなかったはずだ。

戦い方が変わるなか、誰がチームの軸となるのか。「ベースを継続しながらも、エッセンスを入れる」と就任時に語っていた伊藤監督だが、そのサッカーがチームに浸透する時期次第では、中位以上でのフィニッシュも見えてくるだろう。

author avatar
超ワールドサッカー編集部
海外リーグ、Jリーグを中心に日本代表、なでしこなど、幅広いファン層が訪問するサッカー情報サイト「超WORLDサッカー!」。 記事数はサッカーメディアで圧倒的トップで移籍情報は、国内ではJ1からJ3まで、海外では欧州5大リーグにとどまらずフリークが求めるリーグやチームまで網羅。 ピッチ外の出来事も豊富に取り揃え、24時間365日、最新のサッカー情報を配信中。
目次