2026シーズンの明治安田J1リーグが開幕した。名門復活を目指す浦和レッズは、新指揮官の下でどのような戦いを見せるのか。本稿では、浦和の現状と今季のポイントを整理する。
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曺貴裁監督の下、名門復活への再スタート
浦和レッズにとって、復活を目指す1年になる。
2025シーズンは、FIFAクラブワールドカップ(クラブW杯)に向けて大型補強を敢行したものの、リーグ戦は7位でフィニッシュ。今年上半期に行われた百年構想リーグでも、マチェイ・スコルジャ監督が4月に解任されるなど、成績不振が続いた。
低迷が続く名門は、新監督にクラブOBの曺貴裁を招聘した。スコルジャ監督の後任として指揮を執った田中達也暫定監督の下でも復活の兆しを見せていたが、クラブは京都サンガF.C.を強豪へと進化させた熱血漢に再起を託した。
新監督就任の効果は、ガンバ大阪との開幕戦から見られた。22分にマテウス・サヴィオが退場する苦しい展開となったが、曺貴裁監督のチームらしい走力で数的不利をカバー。前半終了時点で逆転を許したものの、80分には再びリードを奪うなど、エキサイティングな試合を演じた。
しかし、開幕から2試合連続で8失点を喫しており、守備陣の不安は拭えない。そうした中、2節終了後にはMF瀬古樹(←ストーク・シティ)とDF山根視来(←LAギャラクシー)の獲得を発表した。
Jリーグでの実績が豊富な2人の加入が、浦和のラストピースとなるのか。新たなレッズの姿を確立し、名門復活への道を切り拓けるかに注目が集まる。
実績ある新戦力を加えた4-4-2
システム:4-4-2
スタメン
GK:西川周作
DF:山根視来(ダニーロ・ボザ)、宮本優太(ダニーロ・ボザ)、工藤孝太、長沼洋一(林幸多郎)
MF:サミュエル・グスタフソン(瀬古樹)、渡邊凌磨(安居海渡)、マテウス・サヴィオ(笹修大)
FW:金子拓郎(水沼宏太)、小森飛絢(オナイウ阿道)、南野遥海(肥田野蓮治)
GKには、J1通算出場試合数の更新が確実視される西川周作が君臨する。今季も不動の守護神としてゴールマウスを守ることになりそうだ。
右SBには、新加入の山根視来がレギュラーとして起用されることが濃厚。CBは、曺貴裁監督の京都サンガF.C.時代の教え子である宮本優太を中心に、ボザや工藤らが起用されると予想される。左SBは、長沼洋一と新加入の林幸多郎によるポジション争いが繰り広げられそうだ。
中盤も、瀬古樹の加入によって激しいポジション争いが予想される。試合を組み立てられるグスタフソンや、攻撃で違いを作り出すマテウス・サヴィオ、豊富な運動量を武器とする渡邊凌磨らをどのように組み合わせるのかがポイントとなる。
前線も流動的だ。両ワイドには、開幕から絶好調の金子拓郎や新加入の南野遥海、百年構想リーグでブレイクしたFW肥田野蓮治ら、豊富な選択肢がある。最前線は小森飛絢が軸になるとみられるが、前線で起点を作りたい場合にはオナイウ阿道の起用も考えられる。
師弟関係が生む右サイドの新たな武器
DF山根視来
LAギャラクシーでプレーしていた元日本代表DF山根視来が、3年ぶりのJリーグで選んだのは浦和レッズだった。曺貴裁監督とは湘南ベルマーレ時代に共闘しており、7年ぶりに同じチームで戦うことになる。
山根にとって、曺貴裁監督は恩師とも言える存在だ。湘南に加入した当初は攻撃的な選手だったが、同監督によって3バックの右CBにコンバートされたことがブレイクのきっかけとなった。
その後、川崎フロンターレへ移籍すると、2020年と2021年にJリーグ優勝を経験。持ち前のオーバーラップやインナーラップを繰り返す積極的な攻撃参加で、チームの右サイドに厚みをもたらした。
浦和でも、同様に右サイドから攻撃に厚みを加えることが求められる。開幕から2試合は、CBでもプレーできるダニーロ・ボザが右SBで起用されていたが、今後は試合展開や相手に応じて使い分けることになりそうだ。
なお、W杯の中断明けもLAギャラクシーで試合に出場しており、コンディションに問題はないとみられる。恩師との再タッグで、山根は浦和の救世主となれるのか。名門を上昇気流に乗せる右サイドのキーマンに注目したい。
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