横浜F・マリノスの戦力分析2026|予想フォーメーション・戦術・注目選手

2026シーズンの明治安田J1リーグが開幕した。各クラブの戦力や戦い方に注目が集まる中、本稿では横浜F・マリノスの現状と今季のポイントを整理する。

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名門復活へ、攻守一体のスタイル確立が鍵

2022シーズンのJ1制覇から一転、2025シーズンは15位と苦しい残留争いを強いられた横浜F・マリノス。続く特別大会(百年構想リーグ)では、地域リーグラウンドEASTを7位で通過し、順位決定戦を経て総合13位という結果に終わった。近年は度重なる指揮官交代も影響し、不安定な戦いが続いている。

名門復活を期す今オフは、大島秀夫前監督の退任に伴い、シドニーFCとオークランドFCで実績を残したスティーブ・コリカ新監督を招へい。DF加藤蓮、MF渡辺皓太が退団したものの、GKにルベン・ブランコ、中盤に強度をもたらすMF知念慶、FW二田理央を獲得し、攻守にアグレッシブな戦いを再構築し、過渡期からの脱却を目指す。

攻撃面では、百年構想リーグで2桁ゴールを記録した谷村海那を筆頭に、ジョルディ・クルークスら粒ぞろいのタレントが揃い、16歳の三井寺眞のブレイクスルーにも期待がかかる。一方で、弱点である守備の綻びを解消し、攻守の連動性を維持できるかが最大のテーマだ。

開幕節の鹿島アントラーズ戦(●3-4)では、ミドルブロックとハイプレスを駆使したものの、終盤に入り運動量が落ち始めると相手の反撃を受け、悔しい逆転負けを喫した。アタッキングフットボールの伝統を継承しつつ、90分間、ひいては1シーズンを通してアグレッシブさを体現し続けられるか。タイトルレースへ返り咲くための浮上のカギは、攻守が連動するアグレッシブなスタイルの確立にある。

攻撃陣の個の力を生かす4-3-3

システム:4-3-3

スタメン

GK:ルベン・ブランコ
DF:井上太聖、ジェイソン・キニョーネス、諏訪間幸成、角田涼太朗
MF:知念慶、山根陸、天野純
FW:近藤友喜(ジョルディ・クルークス)、谷村海那、三井寺眞

GKにはラ・リーガでのプレー経験を持つ新加入のルベン・ブランコ。DFラインは、右サイドバックに安定感のある井上太聖、対人能力に優れたジェイソン・キニョーネスと諏訪間幸成がセンターバックを形成し、左サイドバックには左足からのビルドアップに優れた角田涼太朗が入る。

中盤の底には、強度をもたらせる知念慶と展開力に優れる山根陸がダブルボランチを組み、その一列前にはチーム随一の技巧派・天野純が攻撃のタクトを振るう。

最前線には谷村海那が構え、右には近藤友喜、もしくはジョルディ・クルークス、左に三井寺眞を起用。個人で局面を打開できる強力なアタッカー陣を配置し、相手守備陣を切り崩す。

ゴール量産で復権へ導くエース

FW谷村海那

今季の横浜FMにおいて、復権の鍵を握る最大のキーマンが谷村海那だ。国士舘大学出身で2020年にいわきFCに加入すると、2024シーズンにはリーグ戦18ゴールを記録し、J2リーグ得点ランキング2位に入り、ベストイレブンに選出された。翌夏に横浜FMへステップアップを果たすと、2025シーズンの後半戦で6点を挙げ、百年構想リーグではチームトップの計10ゴールを決め、チームをけん引した。

最大の強みは、ゴール前での抜群の嗅覚と確かなフィニッシュ精度だ。クロスに対して相手DFの先手を取る動き出しの質が高く、ワンタッチで仕留める技術や高い打点からのヘディングを持ち味としている。さらに左右両足から正確なシュートを放てるため、相手守備陣にとっては一瞬の隙も許されない。

背番号「9」を背負い、エースとしての真価が問われる今季に求められるのはチームを勝利へ導く得点だ。新体制下で前線からのプレッシングという旗手を担いつつ、ゴールを量産し続けられるか。この点取り屋がさらなる飛躍を遂げた時、トリコロール復活への道筋が拓けるはずだ。

J1クラブの戦力分析2026

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超ワールドサッカー編集部
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