川崎フロンターレの戦力分析2026|予想フォーメーション・戦術・注目選手

2026シーズンの明治安田J1リーグが開幕した。各クラブの戦力や戦い方に注目が集まる中、本稿では川崎フロンターレの現状と今季のポイントを整理する。

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攻守のアップデートで再び頂点へ

2023シーズンから3年連続で8位の川崎フロンターレ。続く2026年の特別大会(百年構想リーグ)では、地域リーグラウンドEASTを4位で通過したものの、順位決定戦で敗れ総合8位に終わった。リーグラウンドでは、前線の個の打開力に頼る攻撃で23得点を記録した一方、27失点を喫した守備の脆さが垣間見えるシーンもあり、不完全燃焼の半年間となった。

クラブ創立30周年を迎えた今オフは、3名のブラジル人選手を補強。元川崎DFジャジエウを彷彿とさせるDFペドロ・ホマーノに加え、191cmのFWデリキ・ラセルダ、ボタフォゴからレンタルでFWカイキ・ケイロスを獲得し、藤田明日翔と小川尋斗のユース2選手がトップ昇格を果たした。長谷部茂利監督2年目を迎える今季は、クラブの“レジェンド”中村憲剛をヘッドコーチに据え、指揮官が仕込む堅守速攻のベースに、川崎のアイデンティティであるボール保持のスタイルを昇華させる必要がある。

開幕節の東京ヴェルディ戦(△1-1)でも、ボールを保持しながら相手を動かし、強度を上回るスピードと高さを兼ね備えたスタイルへの脱皮を図る姿勢を見せた。エリソン退団後の最終局面の打開力向上も課題となりそうだが、再び頂点へ返り咲くための浮上のカギは、攻守双方を兼ね備えた新スタイルへのアップデートにある。

ボール保持を支える4-2-3-1

システム:4-2-3-1

スタメン

GK:スベンド・ブローダーセン
DF:山原怜音、ペドロ・ホマーノ、谷口栄斗、佐々木旭(三浦颯太)
MF:橘田健人、山本悠樹、伊藤達哉(紺野和也)、脇坂泰斗、マルシーニョ
FW:ラザル・ロマニッチ(持山匡佑)

GKはセーブ力に定評のあるスベンド・ブローダーセンが構える。4バックの右サイドバックには高精度なクロスが武器の山原怜音が入り、センターバックは、クレバーな守備が持ち味の谷口栄斗と、新加入でフィジカルに優れたペドロ・ホマーノがコンビを形成。左サイドバックには万能型で何でもできる佐々木旭が入り、自陣からのビルドアップを構築する。

ボランチには山本悠樹と橘田健人が並び、トップ下に脇坂泰斗が入り、確かな技術と豊富な運動量で川崎のボール保持をけん引する。左にはスピードと突破力を兼ね備えたマルシーニョ、右に伊藤達哉が入り、ドリブルと巧みなチャンスメイクで相手守備陣を切り崩す。前線にはラザル・ロマニッチが構え、川崎に爆発力をもたらせるかが上位進出の大きな鍵を握りそうだ。

右サイドから違いを生み出すスピードスター

MF伊藤達哉

今季の川崎において、最大のキーマンとなるのが伊藤達哉だ。柏レイソルの下部組織出身の伊藤は、Jリーグを経由せずにドイツへ渡り、ハンブルガーSV、シント・トロイデン、マクデブルクで経験を積み、2025年1月に川崎へ加入。移籍初年度はリーグ戦35試合13ゴール3アシストと圧巻の数字を残し、年間ベストイレブンに選出された。しかし、百年構想リーグでは19試合で1ゴール2アシストと本領発揮とはならず、今季にかける思いは強いはずだ。

最大の武器は、圧倒的なアジリティと密集地帯を一瞬で切り裂くドリブル突破。鋭い振り足から放たれるシュートで得点を量産し、J屈指のアタッカーとして存在感を放った。左のマルシーニョとともに両サイドから仕掛けるサイドアタックは、相手守備陣にとって脅威となる。

29歳を迎えた今季からは副キャプテンにも就任し、名実ともにチームを引っ張る立場となった。長谷部監督が求めるタフなプレッシングと献身的な運動量を体現しながら、バイタルエリアで「個」の打開力をどれだけ示せるか。この小さなスピードスターが右サイドで違いを生み出し続けたとき、川崎の順位は自ずと上がるだろう。

J1クラブの戦力分析2026

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超ワールドサッカー編集部
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