清水エスパルスの戦力分析2026|予想フォーメーション・戦術・注目選手

2026シーズンの明治安田J1リーグが開幕した。各クラブの戦力や戦い方に注目が集まる中、本稿では清水エスパルスの現状と今季のポイントを整理する。

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吉田イズムと大型前線で躍動感を取り戻せるか

明確な戦術的カラーの確立と強烈な個のパワーを携え、オリジナル10として伝統の躍動感を取り戻すシーズンになるか。清水エスパルスは2025シーズンを終え、2026年上半期の特別大会から吉田孝之新監督が就任。前線へのロングボールを主体とした直線的かつタフなスタイルへと大胆に舵を切り、短期間で戦術の落とし込みを進めてきた。

その中心に鎮座したのが、圧倒的な空中戦勝利数を叩き出し、前線の絶対的基準点としてチームを牽引したオ・セフンだ。さらに今オフの補強では、木下康介やジャーメイン良といったサイズと推進力を兼ね備えた長身FWを追加獲得し、Jリーグ屈指の高さを誇る前線ユニットを構築した。

最大の課題は、攻守で中盤を支えていたマテウス・ブエノと宇野禅斗という絶対的主力の退団だ。セカンドボールの回収力と展開力を誇った主力MFの穴を、新加入選手たちでいかに素早く埋められるかが今シーズンの成否を握るだろう。

秋春制へと本格移行する新シーズン。吉田イズムの浸透と中盤の再構築、そして大型前線ユニットの破壊力で押し切り、アイスタを再び歓喜で包み込めるか。それが今シーズンの大きなテーマになるだろう。

大型前線を生かす4-3-3のパワー

システム:4-3-3

スタメン
GK:梅田透吾(沖悠哉)
DF:須貝英大(高木践)、蓮川壮大、住吉ジェラニレショーン(本多勇喜)、マテウス・ブルネッティ(吉田豊)
MF:小泉慶(嶋本悠大)、ディエギーニョ(ウォン・ドゥジェ)、北川航也(松崎快)
FW:ジャーメイン良(木下康介)、オ・セフン、カピシャーバ(藤井智也)

守護神は安定したセービング力のある梅田透吾と、ロングキックの威力と精度に定評のある沖悠哉が争う。最終ラインは右に須貝英大、中央は対人守備が得意な蓮川壮大と住吉ジェラニレショーンが軸となり、左には推進力を与えるマテウス・ブルネッティが入るだろう。

アンカーには広範囲をカバーする新加入のディエギーニョが構え、インサイドハーフにはセカンドボール回収に長けた小泉慶と、前線と中盤をつなぐ北川航也を配置する。

前線は右に逆サイドへのクロスに飛び込むことができる「セカンドストライカー」の新戦力ジャーメイン良、左には個人打開力のあるカピシャーバを配し、中央には頭抜けた空中戦強度を誇るオ・セフンが君臨。木下康介ら大型アタッカーが控え、ロングボール攻勢の質と威力を90分間落とさない層の厚さを誇る。

中盤の穴を埋める新たなアンカー

MFディエギーニョ

今シーズンの清水において、流出した中盤の穴を埋める救世主として最大の期待を集めるのが、新加入のブラジル籍MFディエギーニョだ。退団したマテウス・ブエノや宇野禅斗が担っていた中盤でのボール奪還とゲームメイクを即座に引き継ぐ存在であり、開幕に向けた補強の目玉として大きな注目を集めている。

攻撃の強みは、ブラジル人らしい柔らかなボールタッチと、相手のプレッシャーをいなすキープ力だ。守備では危機察知能力に優れ、相手の攻撃の芽を摘むボール奪取を見せるだけでなく、奪った直後に素早く広角へ散らすパス展開で攻撃のスイッチを入れるプレーにも期待が高まる。

また、吉田監督が推進するロングボール主体の戦術において極めて重要となるセカンドボールの回収でも、彼の予測能力とプレー強度の高さは重要な役目を担うはずだ。

今シーズン期待されるのは、流出した主力の影を払拭し、アンカーの位置で中盤のフィルター役とタクト役を高次元で完遂すること。求められるものは非常にハイレベルではあるが、中盤の底で絶大な存在感を発揮した時、清水のハイパワー・フットボールはJ1屈指の脅威となっていくだろう。

J1クラブの戦力分析2026

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超ワールドサッカー編集部
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