「止めるだけでは届かない」――U-19日本代表GK萩裕陽が語る“W杯基準”と現在地

U-19日本代表に名を連ねるGK萩裕陽(名古屋グランパス)が見据えるのは、すでに“その先”の基準だ。2026年W杯という明確な物差し、日々のトレーニングで痛感する世界との差、そしてベンチからでも成長を止めない姿勢。さらに、プレーを支えるグローブ選びにも独自のこだわりを持つ。エリートスポーツとともに追求する“感覚”。「止める」だけでは生き残れない時代に、若き守護神が語ったリアルな現在地と未来像に迫る。

目次

“W杯基準”で突きつけられた差

――U-19日本代表として活動する中で、2026年W杯という基準はどのように見えていますか?
「やっぱり全体的にレベルが高いと感じます。スピードもそうですし、判断の速さやプレーの精度が全然違う。自分がそこに到達するには、まだまだ足りない部分が多いと思っています」

――具体的に感じる差はどこでしょうか?
「一番はプレーのスピードです。判断がすごく速い中でもミスが少ない。その質の高さは大きな違いだと感じています」

――その差を埋めるために意識していることは?
「日々のトレーニングから試合を想定して、判断のスピードを上げることです。ただシュートを止めるだけではなく、その前の準備や予測の部分を大事にしています」

ポジション争いの中で養う“準備力”

――現在の立ち位置についてはどう感じていますか?
「簡単な状況ではないと思っています。ただ、その中でも自分がやるべきことは変わらないです」

――ベンチで過ごす時間をどう捉えていますか?
「悔しさはありますが、無駄な時間だとは思っていません。外から試合を見ることで気づけることも多いですし、自分の成長につながっていると感じています」

――モチベーションの保ち方は?
「いつチャンスが来てもいいように準備することです。そのために毎日の練習を大切にしています」

「止められない」経験が変えた思考

――ゴールキーパーとしてのメンタル面について教えてください。
「最初は“止められない”ことに対してネガティブになることもありました」

――そこからどのように変化しましたか?
「経験を重ねる中で、それも含めて楽しいと思えるようになりました。難しいシュートに挑戦できること自体が楽しいと感じています」

――その変化のきっかけは?
「ミスや失点も成長の一部だと受け入れられるようになったことです」

トップ基準と“切り替えの言葉”

――参考にしているゴールキーパーはいますか?
「海外のトップレベルのGKをよく見ています。プレーの選択やポジショニングはすごく勉強になります」

――特に意識しているポイントは?
「判断の速さとプレーのシンプルさです。無駄のないプレーはすごく参考になります」

――ミスをした後の切り替え方は?
「引きずらないことが大事だと思っています。“次を止めればいい”と自分に言い聞かせています」

グローブに宿る“感覚”とエリートとの相性

――プレーを支える用具、特にグローブへのこだわりは?
「フィット感と安心感はすごく大事にしています」

――具体的にはどのような感覚を重視していますか?
「指先はタイトな方がいいんですけど、パーム(手のひら部分)は少し余裕がある方が好きです」

――その理由は?
「指先がしっかりフィットしているとボールコントロールがしやすいですし、パームに少し余裕があることでキャッチの安定感が出るので、自分のプレーに合っていると感じています」

――使用しているエリートスポーツのグローブについては?
「自分の求めているフィット感にすごく合っていますし、安心してプレーできています。細かい感覚の部分でも信頼できるので、試合でも自信を持って使えています」

掴みたい定位置と“勝ち点を生むセーブ”

――26/27シーズンの目標を教えてください。
「まずは継続してベンチに入ること。そしてチャンスをもらえた時に結果を出すことです」

――その“結果”とは?
「自分のセービングで勝ち点をもたらすことです。ゴールキーパーとして、そこが一番重要だと思っています」

――そのために必要なことは?
「日々の積み重ねです。練習から高い基準でやり続けることが大事だと思います」

まとめ

W杯という基準を見据えながら、自身の現在地と向き合う萩裕陽。そのプレーを支えるのは、日々の積み重ねと、細部にまでこだわる感覚だ。

グローブひとつにしても、そこには明確な理由がある。その選択と積み重ねの先にあるのは、“勝ち点をもたらすセーブ”。

若き守護神は今、その確かな一歩を踏み出している。

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超ワールドサッカー編集部
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