名古屋グランパスは2026年1月、サステナビリティを軸とした新たなホームタウン活動の指針『GRAMPUS DREAM』を立ち上げた。名古屋・愛知の人々と共に歩みを進めるために、そしてかけがえのないホームタウンのために、ファン・サポーターやパートナー企業、そして行政とも連携しながら、地域の課題や社会課題に取り組み、その価値を高める活動に取り組んでいく方針だ。
名古屋グランパスはこれまで「地域に根差したクラブを核として、豊かなスポーツ文化を醸成する」というJリーグの理念の下、30年以上にわたって地域と共に歩んできた。その歴史の中で、2010シーズンのリーグ優勝をはじめ計5つのタイトルを獲得した一方で、2016シーズンにはJ2降格を経験。歓喜と苦難、いずれの局面でも地域の支えがクラブの礎となってきた。
現在、社会は大きな変革の渦中にあり、環境問題や多様性など社会課題への対応が強く求められている。名古屋グランパスも2025年4月に清水克洋氏が新社長に就任するなど変革期にあり、スポーツの持つ価値と可能性をあらためて見つめ直し、単に地域の支えを受けるだけでなく、クラブをハブとして、地域のステークホルダーと共にスポーツの持つパワーやエネルギーを社会に広げていく必要性を再認識。それが『GRAMPUS DREAM』を立ち上げるきっかけになった。
サステナビリティを軸に据えたのは、名古屋・愛知という地域性も関係している。例えば、喫緊の課題となっている気候変動。2024年のデータによると、愛知県の7、8月は35度以上の気温を記録した日が39日に及び、月の半数以上で子どもたちは日中にサッカーができない状況(※環境省HPより、WBGTにてクラブで算出)にある。このままでは「サッカーを楽しみたい」と思う子どもが減り、サッカーを通じて夢や楽しみを持ち続けることができなくなってしまう可能性がある。名古屋グランパスは、気候変動の問題がサッカーの未来を失いかねない重大な課題だと危惧している。
また、名古屋グランパスやJリーグを取り巻く環境も変化しており、ホームタウンの未来のために、まちの魅力や価値を再発見できるような取り組みをはじめ住みやすいまちづくりに寄与する活動や、誰もがお互いに尊重し合い認め合える共生社会の実現を目指す活動も大切になっている。
名古屋・愛知の日常に彩りと活力をもたらし、その価値を次世代につないでいくための『GRAMPUS DREAM』。この取り組みには、「この街に暮らす人々が笑顔にあふれ、誰もがこの街を誇りに思う未来を実現したい」という思いが込められているという。
ただ、クラブだけで取り組めることには限界がある。『GRAMPUS DREAM』の輪を広げていくために、地域の企業・団体を対象とした「グランパスドリームメンバー」の募集も開始している。『GRAMPUS DREAM』の想いを継続し、次世代につないでいくために、共に行動し、共に夢を実現していくメンバーだ。会員費での活動のサポートに加え、実際にさまざまなサステナビリティの活動に参加でき、名古屋・愛知の未来づくりに寄与できるようになっている。
かけがえのないホームタウンの人々が笑顔にあふれ、名古屋・愛知が誰もが愛する街であり続けるためにーー。名古屋グランパスはこの指針を軸とし、地域や社会とより深く向き合いながら、スポーツのチカラを利用して地域や社会の課題解決に取り組んでいく。
提供元記事
https://www.soccer-king.jp/news/japan/jl/20260708/2161594.html






