★ビッグクラブを渡り歩くディ・マリア〜移籍編〜
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▽8月も終盤に差し掛かり、ストーブリーグも間もなく閉幕する。今シーズンも多くのビッグディールが成立した中(これから成立する可能性も?)、今週はマンチェスター・ユナイテッドからパリ・サンジェルマンへと移籍したアルゼンチン代表MFアンヘル・ディ・マリアをフォーカスして移籍編をお届けします。ビッグクラブを渡り歩く同選手の来歴を探りましょう。
キャリアのスタート
〜ロサリオ/アルゼンチン〜
▽ディ・マリアは、リオネル・メッシと同じアルゼンチンのサンタフェ州ロサリオで生まれ育った。幼いころから活発で、4歳のときにはすでに地元のクルブ・トリトでサッカーを始めた。そして14歳でアルゼンチンの古豪・ロサリオ・セントラルに入団し、17歳でトップチームデビューを果たした。

▽当時のディ・マリアは、スピードを武器にサイドバックとしてプレーしていた。しかし、絶えずアップダウンを繰り返す体力、さらに肝心の守備が弱点だった。ところがウイングのポジションで起用されると才能が一気に開花し、チームの主力選手となった。
欧州の舞台へ
〜ベンフィカ/ポルトガル〜
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▽19歳を迎えた2007年にはU-20アルゼンチン代表として、U-20ワールドカップに出場。ここでもウイングのポジションで起用されると、3ゴールを奪う活躍を見せチームの優勝に大きく貢献。さらに、この大会での活躍でその存在は欧州にも知れ渡ることになった。

▽最終的にアルゼンチンの強豪・ボカ・ジュニアーズとポルトガルの強豪・ベンフィカがディ・マリア獲得に向けたオファーを提示。国内残留か欧州挑戦か悩んだディ・マリアだったが、ついに海を渡る決心をしてポルトガル行きを決めた。このとき、ベンフィカがロサリオに支払った移籍金は800万ユーロ(約11億1200万円)と言われている。

▽ベンフィカでは移籍初年度から主力としてプレーし、チャンピオンズリーグの舞台も経験。特に2009-10シーズンは得点力に磨きがかかり、公式戦45試合で10ゴールをマークするなど、攻撃陣をけん引する存在となっていた。また、2008年には北京五輪に出場するアルゼンチン代表に選出されて、金メダル獲得に大きく貢献し、ついにフル代表まで登りつめた。ベンフィカでの3シーズンで124試合15ゴールを奪ったディ・マリアは、スペインの名門・レアル・マドリーへと旅立っていった。
世界のビッグクラブ
〜レアル・マドリー/スペイン〜
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▽2010年6月、マドリーはベンフィカからディ・マリアの獲得を発表した。5年契約を結び、移籍金は3300万ユーロ(約45億8700万円)と言われている。プレシーズンからチームに帯同したディ・マリアは、クラブ・アメリカとの親善試合でマドリーデビューを果たす。さらに2010-11シーズンの開幕戦となったマジョルカ戦にも先発で出場し、リーガデビューを飾った。加入初年度から公式戦53試合に出場し9ゴールを奪う活躍を見せた。

▽その後も主力として活躍を続けるディ・マリアだったが、2013年に一つの出来事が起こる。レアル・マドリーはトッテナムからウェールズ代表MFガレス・ベイルを獲得。これにより、ベイルと同じポジションのディ・マリアがマドリーを退団するのではないかと言われていた。しかしふたを開けてみるとディ・マリアはマドリーに残留しベイルにポジションを譲らず、公式戦52試合で自身最多となる11ゴールを挙げた。

▽しかし翌2014年に再び事件が起きる。マドリーはコロンビア代表MFハメス・ロドリゲスを獲得。再びポジションはく奪の危機に陥ったディ・マリアは、移籍を志願。マドリーでの4シーズンで公式戦190試合36ゴールと輝かしい結果を残すも、新天地を求めたのだった。
失われた輝き
〜マンチェスター・ユナイテッド/イングランド〜
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▽マドリー退団を決意したディ・マリアは2014年8月26日にマンチェスター・ユナイテッド加入が決定する。プレミアリーグ史上最高額となる7500万ユーロ(約104億2000万円)もの移籍金や、伝統の背番号7を背負うことからも、期待度が高いことがうかがえた。

▽加入から間もない30日に行われた第3節のバーンリー戦でプレミアリーグデビューを果たし、第4節のQPR戦では本拠地オールド・トラフォードのピッチに立ち初ゴールをマークするなど、プレミアリーグでも順調なスタートを切った。

▽しかし11月23日に行われた第13節のハル・シティ戦でハムストリングを負傷すると状況が一転。以降は満足にプレーすることができず、公式戦32試合で4ゴールと不本意なシーズンを過ごした。
再び輝きを取り戻せるか
〜パリ・サンジェルマン/フランス〜
▽2015年8月6日。ディ・マリアはマドリー在籍時代にも移籍の噂があったパリ・サンジェルマンへ加入する。プレミアリーグ史上最高額でディ・マリアを獲得したユナイテッドだったが、わずか1年で放出してしまった。PSGがユナイテッドに支払った移籍金は6300万ユーロ(約87億5300万円)と言われている。

▽これまで各国のビッグクラブを渡り歩いてきたディ・マリア。フランスの地ではどんな輝きを見せてくれるのだろうか――。

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