【J1開幕直前ガイド|鹿島アントラーズ】大改革の1年目、結果を求められる環境で光を見出せるか

18日、2022シーズンの明治安田生命J1リーグが開幕を迎えた。

今シーズンから18クラブに戻り、昇格・降格が従来の形に戻ることに。コロナ禍で変則的だったシーズンが、コロナ前の状態に戻ることとなる。

開幕を前に超ワールドサッカー編集部が、戦力分析やシーズンの目標、注目ポイントに加え、Jリーグの開幕キャッチコピーとして発表された「#Jが世界を熱くする」にあやかり、注目選手ととして世界を熱くしそうな選手をピックアップした。

鹿島アントラーズ
2021シーズン成績:4位(21勝6分け11敗)

◆戦力分析

昨シーズンまでチームを支えた主軸が大量に退団。監督もスイス人指揮官のレネ・ヴァイラー氏を迎え、鹿島が大きく変わろうとしている。

常勝軍弾と言われ、唯一J1を3連覇している鹿島だが、最後のタイトルは2018年のAFCチャンピオンズリーグ(ACL)。国内タイトルだとリーグと天皇杯を制した2016年が最後。5年間国内タイトルがない時期を過ごした。

南米路線を辞めるというクラブとして大きな変革を遂げようとしている中、補強もしきれているとは言えない状況。ただその中で、下部組織育ちのFW鈴木優磨がシント=トロイデンから復帰したことは意外だった。夏に海外移籍を模索したものの、数あるオファーをことごとく拒否。その結果パフォーマンスはあまり上がらず、冬の移籍の候補には挙がらなかった中、古巣に電撃帰還した。

ベルギーでゴールを量産した鈴木はJリーグでどのような活躍を見せるか。また、補強というよりは補充がメインとなった中で、改革は上手く進むだろうか。

◆目標

新加入の選手たちがこぞって口にした「タイトル」。上昇軍団と言われた中で3年間は無冠。大きな方針転換に舵を切った理由の1つでもある。当然目標はタイトル獲得におくが、簡単な話ではないのも事実。ここ2年は開幕早々につまづくという失態を見せ、シーズンが進むにつれて調子を上げて上位でフィニッシュしたが、力のなさが招いた失態とも言える。

そのタイトル獲得という鹿島の選手に植え付けられたメンタル重要ではあるが、真の意味で鹿島の血が流れている選手が年々減っていったのも事実だった。黄金期を知る選手が引退し、タイトルを多く獲得した選手も退団。そんな中で、大改革を行っているため、すぐに結果が出るとは言い難い。

ただ、鹿島が伝統的に持つ勝者のメンタリティを取り戻し、新たなサッカーがチーム内に早く浸透することがあればチャンスがないとは言えない。コーチには良き時代を知る岩政大樹氏を招へい。レネ・ヴァイラー監督が標榜するサッカーをチームに落とし込んでいるはず。目標達成に向け、どんな仕上がりを見せているかに注目だ。

◆Jから世界を熱くしてくれそうな選手
MF荒木遼太郎(20)

Jから世界を熱くしてくれそうな選手には、プロ3年目を迎える鹿島の10番・荒木遼太郎を挙げたい。

2021シーズンは鹿島の攻撃を牽引する活躍。ワイドのポジションを任されていた中、中央にポジションを移してから特徴が引き出され、J1で36試合に出場し10得点を記録。Jリーグのベストヤングプレーヤーに選出された。

プロ2年目で結果を残した荒木は、名門復活に向けて進化を遂げているクラブにおいて、今シーズン求められる役割は大きい。昨シーズン以上のゴールに絡み、自らも数字を残せるかどうかでチームの成績は変わるだろう。エースであるFW上田綺世とのコンビで、世界を熱くさせる活躍を見せてもらいたい。

◆注目ポイント

注目はなんといっても改革の成果が見えるかどうか。いきなり結果が出るとは思えないが、これまでの路線を大きく変えたことの効果が見られるシーズンになるかは重要だ。

その中で、レネ・ヴァイラー監督が来日できていないというこの状況は望ましくない。海外からの監督招へいに障壁があることは昨シーズンからも理解できていただろう。ただ、コーチに就任した岩政氏が大きな働きをする可能性は高く、戦術を言語化する能力が高いだけに、ヴァイラー監督が作りたいチームを構築していくことはできているだろう。

代役として指揮を執ることも暫くはありそうだが、今までと違うか島を見せられるのか。良いものを伝統から受け継ぎ、新たな風を吹かせられるのかに注目が集まる。

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超ワールドサッカー編集部
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