バイエルンに敗戦のユナイテッドが最下位で敗退…コペンハーゲンがガラタサライ退けて2位通過【CL】
2023.12.13 07:11 Wed
チャンピオンズリーグ(CL)のグループA最終節、マンチェスター・ユナイテッドvsバイエルンが12日にオールド・トラッフォードで行われ、アウェイのバイエルンが0-1で勝利した。
立ち上がりはより結果が必要なホームチームが良い入りを見せたが、アウェイチームの守備を崩し切るまでには至らない。すると、時間の経過とともにバイエルンがボールの主導権を握って押し込み始める。そして、10分にケイン、14分にキミッヒとフィニッシュに繋げていく。
以降はボールポゼッションこそほぼ五分も、ケインを筆頭に前線で収まりがいいバイエルンがコマンとサネの両ワイドのところで揺さぶりをかけながらゴールに迫っていく。32分にはロングカウンターからコマンの正確な右クロスにファーサイドのサネが反応。だが、ここはボレーシュートをうまくミートできない。
ゴールレスで折り返した後半、ハーフタイムに両ベンチが動く。バイエルンはマズラウィを下げてライマーを同じ右サイドバックに投入。対するユナイテッドは前半終盤に足を気にしていたショーを下げてワン=ビサカを投入。これでダロトが左に回った。
後半立ち上がりにワン=ビサカの折り返しからペナルティアーク付近のブルーノ・フェルナンデスの右足ダイレクトシュートで早々にファーストシュートが記録されたが、以降は睨み合いの展開に。
前半に比べてボール支配率を高めたものの、なかなかフィニッシュまで持ち込めないバイエルンは67分に病み上がりのムシアラを下げてミュラーを投入。すると、この交代直後に先制点が生まれる。
71分、ペナルティアーク付近でミュラー、コマン、ゴレツカと粘ってマイボールにすると、ケインの絶妙なワンタッチパスで完璧にディフェンスラインと入れ替わったコマンがGKとの一対一を難なく制した。
これで厳しくなったユナイテッドは失点直後にアントニー、ガルナチョの両ウイングを下げてペリストリ、ハンニバルを同時投入。さらに、ヴァランを下げてメイヌーを投入し、アムラバトをディフェンスラインに下げる攻撃的な布陣でゴールを目指す。
一方、幾度か追加点のチャンスはあったものの、2点目を奪い切れないアウェイチームは負傷したコマンに加え、サネを下げてテル、ラファエル・ゲレイロの投入で逃げ切り態勢に入った。
その後、ホームチームの反撃を危なげなく凌ぎ切ったバイエルンが勝利でグループステージを締めくくり、フランクフルト戦の大敗をきっちり払拭した。
一方、グループステージ4敗目を喫したユナイテッドは最下位が確定し、早くも今季のヨーロッパでの戦いを終えることになった。
また、同日行われたグループA最終節のもう1試合、コペンハーゲンvsガラタサライは、ホームのコペンハーゲンが1-0で勝利した。
共にユナイテッドから1勝ずつを挙げて自力での2位通過の可能性を残して最終節を迎えたデンマーク王者とトルコ王者の一戦。試合は入りから堅い展開に。互いにゴールはほしいものの失点したくない気持ちも強く、決定機はおろかなかなかシュート数が増えず。勝利が必須のガラタサライがやや優勢に試合を進めたものの、ゴールレスでの折り返しとなった。
後半も拮抗した攻防が続くが、コペンハーゲンがファーストチャンスをモノにする。58分、ゴンサウヴェスとアシュリの連携で左サイドを完全に崩すと、ボックス左でアシュリがグラウンダーで折り返したボールをゴール前のレラガーがワンタッチで流し込んだ。
これで突破に大きく近づいたコペンハーゲンは、メルテンスやバカンブ、ツィエクと次々にアタッカーを投入してきたガラタサライに対して専守防衛の構えで逃げ切り態勢に。
試合終了間際には殊勲のレラガーが続けてカードをもらって退場となるアクシデントに見舞われたものの、守護神グラバラの再三の好守もあって逃げ切りに成功。下馬評では最下位濃厚と言われていたなか、ユナイテッドとガラタサライを退けて見事に2位通過を決めた。
PR
前節、敵地で勝利必須のガラタサライ戦を3-3のドローで終え、最下位でグループステージ最終節を迎えたユナイテッド(勝ち点4)。今節の勝利に加え、勝ち点5で並ぶ上位2チームのドローが逆転突破の条件となったなか、直近のリーグ戦でボーンマスに0-3の惨敗を喫したテン・ハグのチームは、グループ無敗の首位チーム撃破を狙った。そのボーンマス戦からは先発2人を変更し、レギロンとマルシャルに代えてヴァラン、ホイルンドを起用した。一方、ここまで4勝1分けの戦績で危なげなくグループステージ首位通過を確定したバイエルン。通常この試合は完全な消化試合だが、直近のリーグ戦でフランクフルトに屈辱的な1-5の大敗を喫しており、週末に控えるシュツットガルトとのリーグ上位対決に弾みを付けるバウンスバックの勝利を狙った。トゥヘル監督はフランクフルト戦からチュポ=モティングに代えてムシアラを復帰させた以外、同じメンバーを起用した。以降はボールポゼッションこそほぼ五分も、ケインを筆頭に前線で収まりがいいバイエルンがコマンとサネの両ワイドのところで揺さぶりをかけながらゴールに迫っていく。32分にはロングカウンターからコマンの正確な右クロスにファーサイドのサネが反応。だが、ここはボレーシュートをうまくミートできない。
前半終盤にかけて試合はやや膠着状態に陥るが、ユナイテッドに痛恨のアクシデント発生。左の内転筋を痛めたマグワイアがプレー続行不可能となり、40分にエバンスがスクランブル投入された。
ゴールレスで折り返した後半、ハーフタイムに両ベンチが動く。バイエルンはマズラウィを下げてライマーを同じ右サイドバックに投入。対するユナイテッドは前半終盤に足を気にしていたショーを下げてワン=ビサカを投入。これでダロトが左に回った。
後半立ち上がりにワン=ビサカの折り返しからペナルティアーク付近のブルーノ・フェルナンデスの右足ダイレクトシュートで早々にファーストシュートが記録されたが、以降は睨み合いの展開に。
前半に比べてボール支配率を高めたものの、なかなかフィニッシュまで持ち込めないバイエルンは67分に病み上がりのムシアラを下げてミュラーを投入。すると、この交代直後に先制点が生まれる。
71分、ペナルティアーク付近でミュラー、コマン、ゴレツカと粘ってマイボールにすると、ケインの絶妙なワンタッチパスで完璧にディフェンスラインと入れ替わったコマンがGKとの一対一を難なく制した。
これで厳しくなったユナイテッドは失点直後にアントニー、ガルナチョの両ウイングを下げてペリストリ、ハンニバルを同時投入。さらに、ヴァランを下げてメイヌーを投入し、アムラバトをディフェンスラインに下げる攻撃的な布陣でゴールを目指す。
一方、幾度か追加点のチャンスはあったものの、2点目を奪い切れないアウェイチームは負傷したコマンに加え、サネを下げてテル、ラファエル・ゲレイロの投入で逃げ切り態勢に入った。
その後、ホームチームの反撃を危なげなく凌ぎ切ったバイエルンが勝利でグループステージを締めくくり、フランクフルト戦の大敗をきっちり払拭した。
一方、グループステージ4敗目を喫したユナイテッドは最下位が確定し、早くも今季のヨーロッパでの戦いを終えることになった。
また、同日行われたグループA最終節のもう1試合、コペンハーゲンvsガラタサライは、ホームのコペンハーゲンが1-0で勝利した。
共にユナイテッドから1勝ずつを挙げて自力での2位通過の可能性を残して最終節を迎えたデンマーク王者とトルコ王者の一戦。試合は入りから堅い展開に。互いにゴールはほしいものの失点したくない気持ちも強く、決定機はおろかなかなかシュート数が増えず。勝利が必須のガラタサライがやや優勢に試合を進めたものの、ゴールレスでの折り返しとなった。
後半も拮抗した攻防が続くが、コペンハーゲンがファーストチャンスをモノにする。58分、ゴンサウヴェスとアシュリの連携で左サイドを完全に崩すと、ボックス左でアシュリがグラウンダーで折り返したボールをゴール前のレラガーがワンタッチで流し込んだ。
これで突破に大きく近づいたコペンハーゲンは、メルテンスやバカンブ、ツィエクと次々にアタッカーを投入してきたガラタサライに対して専守防衛の構えで逃げ切り態勢に。
試合終了間際には殊勲のレラガーが続けてカードをもらって退場となるアクシデントに見舞われたものの、守護神グラバラの再三の好守もあって逃げ切りに成功。下馬評では最下位濃厚と言われていたなか、ユナイテッドとガラタサライを退けて見事に2位通過を決めた。
PR
バイエルンの関連記事
UEFAチャンピオンズリーグの関連記事
|
バイエルンの人気記事ランキング
1
現時点で2024年最強のゴールハンターは? 1位はクラブ&代表戦で54得点、2位タイには中国代表FWがランクイン
クラブと代表チームを合わせ、2024年に最も多くのゴールを決めている選手とは。 2024年のサッカーシーンも佳境。 インターナショナルマッチウィークは現在進行中の今回が年内ラストであり、日本のように年を跨がないリーグスケジュールを採用する国は、これから順次オフへと突入する。 では、現時点で今年最もネットを揺らしているゴールハンターとは。 1位はスポルティングCPのスウェーデン代表FWヴィクトル・ギョケレシュで「54得点」。 ビッグクラブ移籍が取り沙汰されるストライカーで、2024年中の23-24シーズンに「25得点」、24-25シーズンここまで「23得点」、代表戦で「6得点」を叩き出している。 2位には「42得点」で3選手。 バイエルンのイングランド代表FWハリー・ケイン、マンチェスター・シティのノルウェー代表FWアーリング・ハーランド、そして上海海港の中国代表FWウー・レイがランクインした。 中国代表キャプテンについては、2024シーズンの海港で公式戦「38得点」。うち中国スーパーリーグは34得点で自身2度目となる得点王に。32歳にしてキャリアハイの数字である。 ただし、ご存知の方も多い通り、33歳の誕生日に迎えるはずだったW杯アジア最終予選・日本代表戦(19日)は、おそらくケガで欠場だ。 ◆トップ6 ▽1位「54得点」 ヴィクトル・ギョケレシュ(26) スポルティング/スウェーデン代表 ▽2位「42得点」 ハリー・ケイン(31) バイエルン/イングランド代表 ▽2位「42得点」 アーリング・ハーランド(24) マンチェスター・C/ノルウェー代表 ▽2位「42得点」 ウー・レイ(32) 上海海港/中国代表 ▽5位「39得点」 マルティン・カウテルッシオ(37) スポルティング・クリスタル(ペルー1部)/代表歴なし ▽6位「38得点」 ロベルト・レヴァンドフスキ(36) バルセロナ/ポーランド代表 <span class="paragraph-title">【動画】イングランド2部時代のギョケレシュ弾</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="en" dir="ltr">Throwing it back to Viktor Gyökeres' first and last goal in the <a href="https://twitter.com/hashtag/EmiratesFACup?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#EmiratesFACup</a>! <a href="https://t.co/dPQjhhsSuk">pic.twitter.com/dPQjhhsSuk</a></p>— Emirates FA Cup (@EmiratesFACup) <a href="https://twitter.com/EmiratesFACup/status/1857361986603876757?ref_src=twsrc%5Etfw">November 15, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.11.17 22:10 Sun2
「本当に感銘を受けた」ケインの等身大像が4年の保管を経てお披露目…幼少期在籍クラブの近くに設置
バイエルンのイングランド代表FWハリー・ケインが、幼少期に通っていたフットボールクラブの近くに設置された自身の等身大の像の除幕式に参加した。イギリス『BBC』が伝えている。 この像はケインの生まれ故郷、ウォルサム・フォレスト市議会が7200ポンド(約140万円)で購入したが、設置場所が見つかるまで4年間保管されていた。 しかし、最終的にケインが少年時代にプレーしていたリッジウェイ・ローヴァーズFCの近くにあるウォルサムストウのピーター・メイ・スポーツセンターへの設置が決定。 18日にはケインと同クラブに在籍する2人の少年によって除幕式が実施された。 その除幕式後に記者団の取材を受けたイングランド歴代最多得点者は「本当に感銘を受けた」と喜びの言葉を語っている。 「今ここにあるのを見ると、たくさんの子供たちが通り過ぎて、うまくいけば刺激を受けるだろうと考えると、とても謙虚な気持ちになるよ」 「これは僕の旅と人生、そして懸命な努力の本当に素晴らしい物語だと思っている」 「子供たちが刺激を受ける場所があるのは本当に素晴らしいことだね」 <span class="paragraph-title">【写真】ケインが自身の像と自撮り、気になる再現度は…</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="en" dir="ltr">A real proud moment for me to go back to where my life in football began and unveil a statue. I hope it helps inspire the next generation to work hard and believe in themselves. <a href="https://t.co/rbAs8RrZgS">pic.twitter.com/rbAs8RrZgS</a></p>— Harry Kane (@HKane) <a href="https://twitter.com/HKane/status/1858495539093852245?ref_src=twsrc%5Etfw">November 18, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.11.19 09:00 Tue3
バルサはすでに来夏のターゲットを決めた?ドイツ代表の2人をフリーで狙う…2選手の契約延長にも着手か
バルセロナが、来夏の補強戦略を既に立てているとのこと。ハンジ・フリック監督もよく知る、ドイツ代表の2選手をフリーで手にするつもりがあるようだ。 今シーズンからハンジ・フリック監督が就任したバルセロナ。シーズン開幕から4連勝を飾るなど、周囲の心配を跳ね除けるパフォーマンスをここまで発揮している。 今夏の移籍市場では、ここ数年の恒例行事ともなった財政問題を理由になかなか獲得が進まず。さらに、サラリー問題は全く解決の糸口がないため、主軸選手を手放す形で無理矢理選手登録の枠を開ける始末となった。 RBライプツィヒから、カンテラ育ちでもあるスペイン代表MFダニ・オルモを獲得したが、重くのしかかる移籍金とサラリーを受け、元ドイツ代表MFイルカイ・ギュンドアン(マンチェスター・シティ)やDFセルジ・ロベルト(コモ)、DFマルコス・アロンソ(セルタ)とベテランの主軸がチームを去った。 財政問題が決して解決したわけではなく、その場凌ぎを毎年繰り返しているバルセロナだが、スペイン『ムンド・デポルティボ』によると来夏のターゲットは既に決まっているとのこと。バイエルンのドイツ代表MFジョシュア・キミッヒ(29)と、レバークーゼンのドイツ代表DFヨナタン・ター(28)とのことだ。 キミッヒはバイエルンとの契約が2025年夏までとなっており、契約延長が打診されているものの、本人はチームを去る事を決断。契約満了をもって退団し、移籍する意思を示している。 一方のターは、レバークーゼンから今夏バイエルンへの移籍が取り沙汰されたが、こちらも移籍が成立せずに残留。レバークーゼンとの契約は今シーズン限りとなっており、夏にはフリーで獲得できる状況だ。 バルセロナは、オランダ代表MFフレンキー・デ・ヨング(27)とウルグアイ代表DFロナルド・アラウホ(25)との契約が2026年6月30日までとなっており、こちらの契約延長も進めたいところだが、デ・ヨングはサインしていない。また、アラウホに関しては、契約延長が正式には打診されていないとのこと。両者ともに来夏チームを去る可能性すら残っている状況だ。 2人の代役としても確保したいキミッヒとター。果たして、今シーズンどういった動きを見せていくのか注目だ。 2024.09.09 18:55 Mon4
バイエルンもカナダ代表FWを注視 リールと契約最終年で争奪戦必至
バイエルンがリールのカナダ代表FWジョナサン・デイビッド(24)を注視するようだ。ドイツ国内の移籍市場に精通する『スカイ』のフロリアン・プレッテンベルク記者がレポートした。 デイビッドはかつてエデン・アザールも輩出したリールを舞台に遺憾なく得点感覚を光らせ、近年のマーケットでたびたびステップアップが取り沙汰される注目株。今季もここまで公式戦19試合で13得点2アシストと評判に違わぬ活躍ぶりだ。 カナダ代表でも24歳にして56試合で29ゴールを重ね、エースの地位を確固たるものにする一方で、リールとは今季が契約最終年。フリーで獲得可能となれば、欧州のトップクラブがこぞって目を光らせるが、バイエルンも注目しているという。 バイエルンはスポーツディレクター(SD)であるマックス・エーベル氏が気に入る選手といい、結構な熱の入れようとも。争奪戦は避けられない情勢だが、実際に獲得に乗り出すのだろうか。 2024.11.17 11:45 Sun5