レーティング:トッテナム 0-0(AGG:0-1) ミラン《CL》

2023.03.09 07:18 Thu
Getty Images
チャンピオンズリーグ(CL)ラウンド16の2ndレグ、トッテナムvsミランが8日にトッテナム・ホットスパースタジアムで行われ、0-0のドローに終わった。この結果、2戦合計0-1としたミランが11年ぶりのベスト8進出を決めた。超WSの選手採点結果と寸評は以下の通り。
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▽トッテナム採点
(C)CWS Brains,LTD.

GK
20 フォースター 6.0
ブラヒム・ディアスの決定機など際どい枠内シュート3本を阻止。試合への興味を繋いだ
DF
17 ロメロ 4.5
リーグ戦のシティ戦に続く今季2度目の退場。前半の不必要なハードチャージが後に響いて一か八かのプレーで2枚目のカードを受けて退場に。前回対戦同様にレオンやテオに苦戦

34 ラングレ 5.0
ロメロ同様に早い時間帯のカードで難しい試合に。相手のプレッシャーがさほどきつくなかっただけに配球面でもう少し周りを助けたかった

33 ベン・デイビス 5.0
ここ最近良いプレーを見せていたウイングバックではなく3バックの左でプレー。概ね身体を張った対応を見せたが、判断ミスも散見
MF
12 エメルソン 5.5
左右のウイングバックでプレー。立ち位置の変化や球際の粘りで可能性を感じさせるプレーを見せた

(→リシャルリソン 5.0)
普段通りに気迫のこもったプレーを見せたが、決定的な仕事には至らず

4 スキップ 5.5
攻撃面では判断、精度の改善が必要。ただ、ホイビュアと共に見事なハードワークで数的不利の状況で奮闘

5 ホイビュア 5.5
要所で局面を変えるプレーを見せたが、やはり中盤のオーガナイザー役は厳しい。ただ、スキップと共に及第点以上の出来

14 ペリシッチ 4.5
試合の入り自体はそこまで悪くなかったが、前回対戦に続く低調なパフォーマンス。ソン・フンミンとの関係云々ではなくプレーの精度が厳しい

(→ペドロ・ポロ 5.5)
攻撃を活性化させかけたが、味方の退場もあって終盤は守備に回る形に

FW
21 クルゼフスキ 5.0
前向きで仕掛けられるシーンがまずまずあったものの、テオらの壁を最後まで破れず。身体のキレが今一つで、好調時のようなプレーの余裕がない

(→ダビンソン・サンチェス -)

10 ケイン 5.5
2試合連続不発に終わったが、最もゴールに迫ったシュートや起点役など最低限の仕事はこなした

7 ソン・フンミン 4.5
ここ数試合と同様に不振続く。突破できない、キープできない、守備で行き切れないと厳しい出来に

監督
コンテ 5.0
退場の影響もあったが、消極的な前半の不出来が響いた。交代策に関しても大胆さを欠いた。そろそろダンジュマにチャンスを与えても…

▽ミラン採点
(C)CWS Brains,LTD.

GK
16 メニャン 7.0
相手の枠内シュート、ハイボールに冷静な対応。守備以上にビルドアップの局面での効果的なプレーが光った

DF
20 カルル 6.5
前回対戦同様にソン・フンミンを封殺。攻撃時は右サイドバックの立ち位置を取った中、切り替えの意識も高くうまく人とスペースを掴んだ

28 チャウ 6.5
終盤はやや軽率なファウルが増えたが、前回対戦に続くソリッドな守備でクリーンシートに貢献

23 トモリ 7.0
後半はテオのサイドをかなり攻められたが、的確なカバーリングやクロス対応でカバー。相手アタッカー陣との対人戦でも譲らず

MF
30 メシアス 5.5
前半にセットプレーの流れから見せ場。以降は後半序盤に負傷交代するまでハードワークをこなした

(→サーレマーケルス 5.5)
前回対戦に続いてサイドで守備に奔走。攻撃ではシンプルなプレーを心掛けた

33 クルニッチ 6.0
前回対戦に続いて中盤のフィルター役としてハードワーク。攻撃では効果的な配球には至らなかった

8 トナーリ 6.5
攻守両面で質と量を兼ね備えた仕事を90分間継続。利他的な精神でうまく周囲を生かした

19 テオ・エルナンデス 6.5
ロメロの退場を誘発するなど、レオンと共に再三の攻撃参加で相手をけん制。守備でもクルゼフスキらとのマッチアップで優位性をもたらした

FW
10 ブラヒム・ディアス 6.5
ゴールこそ逃したが、カウンターの起点役として存在感。守備でも献身的なプレーで相手の攻撃を限定した

(→ベナセル 5.5)
試合を決められなかったが逃げ切りに貢献

9 ジルー 5.5
前線で攻守にハードワークしたが、サポートが少なかったこともあって、そこまで効果的なプレーはなかった

(→オリジ 5.5)
ダメ押しの2点目をポストに阻まれる。ただ、最低限の仕事はこなした

17 レオン 6.5
前回対戦同様に最後の精度を欠いたが、カウンターの脅威を常に相手に植え付けた。うまくファウルを獲得し逃げ切りにも貢献

(→レビッチ -)

監督
ピオリ 6.5
相手の不出来や退場に救われた面もあったが、ゲームプランが見事に嵌ってベスト8進出

★超WS選定マン・オブ・ザ・マッチ!
メニャン(ミラン)
トモリを筆頭に頼もしいディフェンスラインの活躍も見事だったが、攻守両面で正守護神としての存在感を放ったフランス代表GKをMOMに選出。セーブ機会自体は少なかったが、安定したハイボール処理や飛び出し、ビルドアップで勝利に貢献。やはり周囲からの信頼度がタタルサヌとは別格だった。

トッテナム 0-0(AGG:0-1) ミラン

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