レーティング:マンチェスター・ユナイテッド 2-1 マンチェスター・シティ《プレミアリーグ》

2023.01.14 23:45 Sat
Getty Images
プレミアリーグ第20節、マンチェスター・ユナイテッドvsマンチェスター・シティが14日にオールド・トラッフォードで行われ、ホームのユナイテッドが2-1で逆転勝利した。超WSの選手採点結果と寸評は以下の通り。

▽マンチェスター・ユナイテッド採点
(C)CWS Brains,LTD.

GK
1 デ・ヘア 5.5
失点はノーチャンス。それ以外に大きな仕事はなかった。マイボール時は大きなミスなく乗り切った
DF
29 ワン=ビサカ 6.5
戦前は最も不安視されたポジションだったが、持ち味の対人守備でよく粘った。同点ゴールの場面では簡単にボールを失わず起点に

19 ヴァラン 6.5
ショーと共にハーランドを完璧に封じた。ラインコントロールやカバーリングとディフェンスラインを巧みに統率

23 ショー 6.5
センターバック起用に応えるソリッドなパフォーマンス。機動力や読みを生かした好対応が目立った
12 マラシア 6.0
攻撃面の精度は今一つもボールホルダーに対するアグレッシブな守備が嵌った

(→マルティネス -)

MF
8 ブルーノ・フェルナンデス 7.0
左右のウイングにトップ下と複数の役割をこなした中、値千金の同点弾に加え、決勝点の起点に

18 カゼミロ 6.0
自身先発のリーグ戦ホームゲームで初失点も前半は守備面で見事な存在感。自身の意図ではなかったものの、同点ゴールをアシスト

(→マクトミネイ -)

14 エリクセン 5.5
前半はトップ下で幾度か良いスルーパスを供給したが、後半は運動量の低下もあって難しい試合に

(→ガルナチョ 6.5)
ダービーデビューでチームを勝利に導くアシストを記録

17 フレッジ 7.0
中盤のダイナモとして再三の好守を披露。相手の中盤を封じ込めたことが逆転勝利に繋がった

10 ラッシュフォード 7.0
公式戦7戦連発にクラブ記録となるホーム9試合連続ゴール。エースとしてチームを勝利に導いた

(→マグワイア -)

FW
9 マルシャル 5.0
コンディションに不安を抱える中で先発出場。決定的な仕事はできなかったが、足元でのポストワークで幾度かカウンターの起点となった

(→アントニー 5.0)
攻撃の活性化を期待されたが、個人としては思うような存在感を放てなかった

監督
テン・ハグ 6.5
同点ゴールは判定に恵まれたが、ガルナチョ投入で流れを引き寄せた。先発の人選起用法も機能していた

▽マンチェスター・シティ採点
(C)CWS Brains,LTD.

GK
31 エデルソン 5.5
2失点で敗戦も、前半にラッシュフォードの決定機を好守で阻止するなど個人としては及第点

DF
2 ウォーカー 5.5
攻守両面で安定したパフォーマンスを見せたが、試合終盤はガルナチョらの対応にやや苦戦

25 アカンジ 6.0
前半の見事なゴールカバーや的確なカバーリングで守備を締めた。配球面ではもう一工夫ほしかった

6 アケ 6.0
2失点目ではガルナチョに振り切られてクロスを許したが、それ以外の局面では安定したパフォーマンスだった

7 カンセロ 5.5
ここ最近の試合に比べてパフォーマンスを改善。ただ、攻撃の起点として抜群の存在感発揮には至らず

MF
17 デ・ブライネ 6.0
見事なクロスで先制点を演出。相変わらず視野の広さは健在も、球際での粘りや全体の精度はベストの状態ではなかった

16 ロドリ 6.0
前半こそやや窮屈なプレーとなったが、後半は配球役として機能。守備でも安定した対応だった

20 ベルナルド・シウバ 5.5
立ち位置の変化で引き出しながらボールの循環をスムーズにしたが、普段に比べてボールロストやミスパスが散見

FW
26 マフレズ 5.5
先制点の起点となったが、マラシアのアグレッシブな対応に手を焼いてなかなか質的優位をもたらせず

9 ハーランド 5.0
フォーデン同様に前回対戦のハットトリックのような鮮烈な輝きを放てず。相手守備陣の徹底監視に遭い、見せ場は限定的だった

47 フォーデン 5.0
ハットトリック記録の前回対戦と異なり、思うような存在感を放てず。個での打開力や精度は今一つだった

(→グリーリッシュ 6.5)
投入直後に珍しいヘディングで値千金の先制点を決めた。それ以外のプレーも素晴らしかった

監督
グアルディオラ 5.5
監督キャリアでトップリーグ通算500試合目の采配に。グリーリッシュの投入で先制に成功も、微妙な相手同点ゴールが響き厳しい公式戦連敗に…

★超WS選定マン・オブ・ザ・マッチ!
ラッシュフォード(マンチェスター・ユナイテッド)
ダービーの連敗を「3」でストップする決勝点を決めたエースをMOMに選出。前半の2度の決定機を逸したが、最後の最後に見事な決定力を発揮。クリスティアーノ・ロナウド退団後は圧巻の勝負強さを発揮し続けている。

マンチェスター・ユナイテッド 2-1 マンチェスター・シティ
【マンチェスター・ユナイテッド】
ブルーノ・フェルナンデス(後33)
ラッシュフォード(後37)
【マンチェスター・シティ】
グリーリッシュ(後15)
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