「大きな勝利」、アルテタは敵地で難敵撃破に満足! 頼れる主将も称賛

2023.01.01 09:30 Sun
Getty Images
アーセナルを率いるミケル・アルテタ監督がブライトン戦を振り返った。
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アーセナルは、12月31日に行われたプレミアリーグ第18節のブライトン戦に4-2で勝利した。
試合前に2位のマンチェスター・シティ、3位のニューカッスルがいずれもドローで勝ち点を取りこぼし、勝ち点差を広げられるチャンスを得て臨んだ7位チームとのアウェイゲーム。

前半開始早々にFWブカヨ・サカのゴールで先制に成功したアーセナルは、さらにMFマルティン・ウーデゴール、FWエディ・エンケティアが前半終盤、後半立ち上がりにゴールを重ねて3点のリードを得る。

以降は打ち合いの展開となり、EFLカップに続きMF三笘薫にゴールを許すも、FWガブリエウ・マルティネッリが4点目を奪取。その後、FWエバン・ファーガソンのプレミアリーグ初ゴールに、試合終了間際には三笘に再びゴールネットを揺らされるが、オフサイドの判定に救われると、最終的に2点差を守り切って今季2度目の5連勝を達成した。
同試合後、公式会見に出席したスペイン人指揮官は少しバタバタした試合の締め方に課題を感じながらも、難所での勝利に満足感を示している。イギリス『フットボール・ロンドン』が伝えている。

「大きな勝利だ。本当に満足しているよ。このスタジアムは本当に難しい場所だからね」

「彼らは非常に優れたチームであり、非常によく指導されており、我々は苦しめられた。同時に、我々は彼らにとってもタフな相手だったと思う」

「今日の我々はとりわけスペースがあった際の攻撃が優れていたと思う。彼らのディフェンスのスタイルは非常にオープンで、それを最大限に活用した」

「どこで苦しんで、より深く守るするかについて話し合った瞬間もあった。もっとうまくやるべきだったという場面もあったし、自分たちを窮地に追い込んだ部分もあった。それでも、それが学習の部分であり、すべてのゲームは大きなテストだ」

また、試合終盤の89分にオフサイドでノーゴールとなった三笘の幻の2点目の場面での心境についても言及。

「このリーグでは、私はすべてを見てきた。この国に20年いるから、本当に多くの瞬間を見てきた。その勢いの変化は非常に速く、それを止めるのは難しいと想定していた。ゴールは認められなかったし、試合に勝つ余地はあったが、そのために準備をしなければならない」

「この場所に、このチームで来て、ラクに勝てるわけがない。そんなことは起こらない」

この試合ではサカ、マルティネッリ、エンケティアの3選手が2試合連続ゴールを記録する活躍を見せたが、それ以上に輝きを放ったのが、2点目のゴール、4点目のアシストを含めチームの全得点に絡んだウーデゴール。アルテタ監督は全幅の信頼を置くスキッパーを改めて称賛している。

「繰り返しになるが、彼は我々が彼に求めていること。つまり、フットボールの試合を決め、ハードワークし、毎試合毎試合、それぞれの瞬間にチームが必要とするものを提供することをやってくれている」

「今日は4人のフロントプレーヤーが再び得点した。エディが再びゴールを決め、ブカヨとマルティネッリもだ。そういったプレーヤーたちが、チームが必要としているときに、試合を決めてくれること、それが我々の求めるものなんだ」

最後に、7ポイント差に広げたリーグタイトルレースに関しては、「まだまだ長い道のり」と自身を含めチームの気を引き締めることを忘れていない。

「まだまだ長い道のりだ。私が興奮するのは、ドレッシングルームでプレーヤーたちが『今日はもっとこうすればよかった』と話し合っているときだ」

「ニューカッスル戦で、もっと良いプレーヤーになれる、もっと良いプレーヤーにならなければいけないということを、彼らが理解しているということなんだ」

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