CL突破のため「自分たちのやり方を貫く」 ピオリ監督はチームに自信

2022.11.02 16:40 Wed
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ミランのステファノ・ピオリ監督が、チャンピオンズリーグ(CL)グループステージ突破に自信を示した。『フットボール・イタリア』が伝えている。

CLグループEで5試合を消化して、2勝1分け2敗の2位につけるミラン。2日に行われる最終節のレッドブル・ザルツブルク戦で引き分け以上の成績を残せば、2013-14シーズン以来の決勝トーナメント進出が決定する。
先週末に行われたセリエAではトリノ相手に5試合ぶりの敗戦を喫したが、ピオリ監督はチームに問題はないと強調。自分たちのスタイルを貫き、目標を達成したいと意気込んだ。

「(決勝トーナメント進出は)我々にとってとても意味のあることで、今シーズンの目標でもある。それを成し遂げるチャンスを手に入れたのだ。チームはこのような大きな仕事をどのようにこなすべきか理解しており、これまでも重要な試合をこなしてきた」

「日曜日の試合の結果には失望している。だが、(サンドロ・)トナーリも話していたように、明日の試合に向けて集中力を高めるしかない」
「我々にはエネルギーを節約し、待つ姿勢でピッチに立つことは頭にない。我々は攻撃的な姿勢に傾倒しており、だからこそコンパクトさとバランスを保ってうまくやる必要がある。ザルツブルクはカウンターで危険な存在になる恐れはあるが、我々は自分たちのやり方を貫かなければならない」

また、ピオリ監督は10月31日に発表された自身の契約延長にも言及。冗談を交えながら喜びを語りつつ、クラブへの感謝を口にした。

「(契約延長が発表されたとき)誰が祝福してくれて、誰が祝福してくれなかったかはしっかりメモしたよ。私はとても幸せであり、ディレクターや選手には感謝している。彼らなしに、この契約更新は実現しなかったのだからね。これは我々が歩んできた道が成長に繋がると示せた瞬間だ。そして、我々はさらなる進歩を強く望んでいる」

「これはミランをもっと大きくしようという我々のビジョンの表れであり、団結の証でもある。契約更新は本当にありがたく、オーナーには感謝しかない。私はいつもここで尊敬され、感謝されていると感じているよ」
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