鹿島が8戦ぶり白星掴む、敗れた清水は自動降格圏へ…【明治安田J1】

2022.10.29 17:14 Sat
明治安田生命J1リーグ第33節、清水エスパルスvs鹿島アントラーズが29日にIAIスタジアム日本平で行われ、0-1でアウェイの鹿島が勝利を収めた。

前節のジュビロ磐田との“静岡ダービー”では最終盤に失点を喫し、1-1のドローに終わった16位清水。13ゴールで得点ランキングトップに立つチアゴ・サンタナは、残留に向けて重要なホーム最終戦でも2トップの一角として先発となった。
対する6位の鹿島は、無冠が確定して迎えた3週間前の一戦で磐田に撃ち合いの末に3-3のドロー。リーグ戦7戦未勝利となった中で、巻き返しを期すこの一戦では、右ウィングの位置で松村が約5カ月ぶりのスタメン入りを果たした。

両チームが立ち上がりから目まぐるしい攻防を見せる中、最初に際どいシーンを作り出したのはホームの清水。13分、右サイドでのパス交換からボックス右手前でボールを受けたホナウドが思い切って左足を振るも、相手GKの好セーブに遭う。

この流れで獲得した右CKの場面でも、山原のアウトスイングのボールからチアゴ・サンタナがヘディングシュート。しかし、これも相手GKに処理される。
一方の鹿島も29分に決定機を迎える。敵陣右サイド深くまで侵入した松村が後方にバックパスを出すと、これを受けた常本が右足のクロスを供給。ボックス内の鈴木が頭で合わせたが、相手GKの会心のセーブによってゴールとはならない。

試合序盤を優勢に進めた清水は前半アディショナルタイムにも、ホナウドのボックス右手前からのクロスに対して、ボックス内のカルリーニョス・ジュニオが落とし、最後はファーサイドの乾がボレーシュート。これは枠の左に外れるも、充実した内容で前半を終えた。

前半は押し込まれた印象の鹿島だが、試合を折り返して51分にシュートチャンス。和泉の縦パスをボックス手前中央で受けた仲間が振り向きざまに左足を振り抜いたが、惜しくも枠をとらえない。

ハーフタイム後からパフォーマンスを上げるアウェイチームは、56分に意外な形からスコアを動かす。右CKの流れからゴール前での混戦となり、こぼれ球をボックス内で拾った三竿が右足のシュート。これは相手DFに当たるが、もう一度ボールがこぼれたところに三竿が足を伸ばすと、相手のクリアが当たってゴールイン。好守を見せていたGK権田もさすがに防ぎきれなかった。

三竿のゴールで1点をリードした鹿島は、勢いをさらに強める。77分にはカウンターの流れから名護がボックス手前中央の鈴木へと繋ぎ、最後はボックス右の松村へ。フリーで大きなチャンスを迎えるも、右足のシュートは枠の上に飛んでしまう。

その後も押し込んだ展開を続けた鹿島。1-0で勝利を収め、8試合ぶりの白星を挙げた。一方の清水は他会場の結果によって、ガンバ大阪との順位が入れ替わり、自動降格圏の17位に。痛恨の敗戦となった。

清水エスパルス 0-1 鹿島アントラーズ
【鹿島】
三竿健斗(後11)
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