なでしこジャパンMF長谷川唯がウェストハムからシティへ完全移籍…板倉滉、食野亮太郎に続いて3人目の日本人に

2022.09.09 01:41 Fri
Getty Images
マンチェスター・シティは8日、ウェストハムからなでしこジャパンMF長谷川唯(25)を完全移籍で獲得したと発表した。契約期間は3年となる。
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イングランド屈指の強豪への移籍が決定した長谷川は、クラブ公式サイトを通じて新天地での意気込みを語った。
「マンチェスター・シティでサッカーをプレーすることは私の大きな夢だったので、ここに来ることができてとても幸せです」

「昨シーズン、シティと対戦したとき、チームのプレースタイルがとても気に入っていたので、このチャンスが得られたとき、すぐにこのクラブに入りたいと思いました」

「多くの人は私を攻撃的なプレーヤーと見なしていますが、守備や予測不可能なプレーヤーとしても知られるようになりたいと思っています。サイズは小さいかもしれませんが、強さにも自信を持っているので、それを証明したいです」
「今シーズン、チームが多くの成功を収められるように、できるだけ多くのゴールとアシストに絡みたいです」

世代別の代表時から頭角を現していた長谷川は、2014年のU-17女子ワールドカップ(W杯)で優勝を経験。その後、なでしこジャパンとしても58試合出場12得点という記録を残している。

長谷川は日テレ・東京ヴェルディベレーザの育成組織、メニーナの出身で、2013年からトップチーム(当時は日テレ・ベレーザ)でプレー。5度のなでしこリーグ制覇、5度の皇后杯優勝などに加え、個人としてもベストイレブンに4度選出された。

2021年1月にミランへと移籍し、自身初となる海外挑戦を果たすと、ロッソネロでもチームの原動力に。ミランに初の女子チャンピオンズリーグ(UWCL)出場権をもたらし、翌シーズンにはウェストハムへ2年契約で加入した。

ロンドンの地でも豊富な運動量を武器に中盤の一角としての地位を確立。希少なボールのつなぎ役としても枢軸を担った。

昨季のFA女子スーパーリーグ(FAWSL)では17試合に出場して2得点を記録。センセーショナルな初ゴールを奪った相手は奇しくもシティであった。

シティは昨季のWSLで3位に終わり、UWCLもグループステージ手前のラウンド2で敗退。今季は復権を目指す中で、中盤ではイングランド代表MFジル・スコットが引退し、イングランド代表MFキーラ・ウォルシュがバルセロナへと移籍しており、後釜探しが急務とされていた。

マンチェスター・シティに加入した日本人は過去に食野亮太郎(ガンバ大阪)、板倉滉(ボルシアMG)の男子2人。ただ、いずれも即レンタルで他チームへ渡っており、プレーすることなく退団した。

長谷川がピッチに立てば、シティのユニフォームを着てプレーした初の日本人選手ということになる。

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