自滅ローマがウディネーゼに惨敗…久々スクデットへの機運しぼむ今季初黒星に《セリエA》
2022.09.05 05:49 Mon
セリエA第5節、ウディネーゼvsローマが4日にダチア・アレーナで行われ、ホームのウディネーゼが4-0で圧勝した。
ローマは開始20秒過ぎにモンツァ戦の先制点と似たようなエイブラハムからディバラへのスルーパスでいきなりゴールへ迫るが、左足のシュートはわずかに枠の右に外れる。電光石火の先制点には至らずも、まずまずの入りを見せたかに思われたが、ミスから逆に先制点を奪われる。
5分、右サイド深くでロベルト・ペレイラが浮き球で入れた何でもないクロスを、ファーサイドのカルスドルプが不用意に胸を使ってGKルイ・パトリシオへのバックパスを試みる。すると、これを完全に狙っていたウドジェに滑り込みながらの左足ボレーで叩き込まれた。
前々節のユベントス戦同様に敵地でいきなりビハインドを背負う厳しい入りとなったローマは、すぐさま反撃を開始。14分にはスピナッツォーラからの斜めのパスに完璧なタイミングで抜け出したディバラに2度目の決定機が訪れるが、今度はGKの好守に阻まれる。
また、相手の球際の激しさや主審の判定にフラストレーションを溜めると、全体的に雑なプレーも増え、手詰まりの状況でハーフタイムを迎えることになった。
自身も前半終了間際に執拗な抗議でイエローカードをもらったモウリーニョ監督は、ハーフタイムに大きな動きを見せる。失点に絡んだカルスドルプに代えてチェリク、クリスタンテを下げてベロッティを投入。この交代でペッレグリーニが中盤に下がり、“ガッロ”はパレルモ時代以来となるディバラとのコンビを再結成。エイブラハムと初のトリデンテを組むことに。
指揮官からの強烈なメッセージを受け取ったジャッロロッシは、後半立ち上がりにペッレグリーニの浮き球パスに抜け出したチェリクがボックス内でDFベカンに後方から突き倒されるが、主審はノーファウルの判定。後半開始早々の同点機創出とはならず。
その後も必要以上の焦りやメンタル面のブレが目に付くアウェイチームは、56分にペナルティアーク付近でフリーにしたサマルジッチに左足のミドルシュートを打たれると、難しいバウンドではあったものの、GKパトリシオがはじき出すことができず。再びミス絡みの失点でより厳しい状況に追い込まれた。
対戦相手を考えれば、勝ち点1でも許されない状況の中、一刻も早く点差を縮めたいローマは、60分にディバラの右CKからゴールに迫るが、これは惜しくも左ポストを叩く。65分にはマンチーニを下げてザレフスキを投入し、より攻撃的な[4-4-2]に布陣を変えた。
この交代で流れを変えたいところだったが、付け焼刃の戦い方は逆に混乱を招いて攻撃が停滞。さらに、全体の距離感の悪さを突かれてウディネーゼのカウンターに晒されると、75分にはボックス中央でマケンゴの横パスを受けたペレイラに見事な左足のコントロールシュートを右隅に流し込まれて3失点目。さらに、肩を負傷したエイブラハムがプレー続行不可能となり、ショムロドフのスクランブル投入も余儀なくされる。
今日は何をやってもうまくいかないローマは、82分には自分たちのCKを撥ね返されてのロングカウンターからロヴリッチにトドメの4点目まで叩き込まれ、昨シーズンのボデ/グリムト戦の1-6の悪夢を彷彿とさせる守備崩壊に。
さらに、最後までゴールを目指したものの、今季初の無得点という屈辱を重ねてタイムアップを迎えた。今夏の積極補強によって久々のスクデットへの機運を一気にしぼませる惨敗を喫したローマは、今後の戦いに大きな影響も予想される今季初黒星となった。
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ローマは前節、昇格組モンツァを相手にディバラの加入後初ゴールを含むドッピエッタの活躍などで3-0の快勝。開幕3勝1分けと好スタートを見せている。週明けにヨーロッパリーグ(EL)開幕を控える中、ウディネーゼとのアウェイゲームで連勝を狙った。モウリーニョ監督は前節から先発3人を変更。負傷のクンブラに代えてスモーリング、両ウイングバックをチェリク、ザレフスキからカルスドルプ、スピナッツォーラに入れ替えた。5分、右サイド深くでロベルト・ペレイラが浮き球で入れた何でもないクロスを、ファーサイドのカルスドルプが不用意に胸を使ってGKルイ・パトリシオへのバックパスを試みる。すると、これを完全に狙っていたウドジェに滑り込みながらの左足ボレーで叩き込まれた。
前々節のユベントス戦同様に敵地でいきなりビハインドを背負う厳しい入りとなったローマは、すぐさま反撃を開始。14分にはスピナッツォーラからの斜めのパスに完璧なタイミングで抜け出したディバラに2度目の決定機が訪れるが、今度はGKの好守に阻まれる。
以降はディバラ、ペッレグリーニを起点に最前線のエイブラハムへチャンスボールを供給していくローマだが、細かい連係ミスや相手守備の好守などもあり、決定機まであと一歩という場面が目立つ。さらに、得意とするセットプレーでも決め切れない状況が続く。
また、相手の球際の激しさや主審の判定にフラストレーションを溜めると、全体的に雑なプレーも増え、手詰まりの状況でハーフタイムを迎えることになった。
自身も前半終了間際に執拗な抗議でイエローカードをもらったモウリーニョ監督は、ハーフタイムに大きな動きを見せる。失点に絡んだカルスドルプに代えてチェリク、クリスタンテを下げてベロッティを投入。この交代でペッレグリーニが中盤に下がり、“ガッロ”はパレルモ時代以来となるディバラとのコンビを再結成。エイブラハムと初のトリデンテを組むことに。
指揮官からの強烈なメッセージを受け取ったジャッロロッシは、後半立ち上がりにペッレグリーニの浮き球パスに抜け出したチェリクがボックス内でDFベカンに後方から突き倒されるが、主審はノーファウルの判定。後半開始早々の同点機創出とはならず。
その後も必要以上の焦りやメンタル面のブレが目に付くアウェイチームは、56分にペナルティアーク付近でフリーにしたサマルジッチに左足のミドルシュートを打たれると、難しいバウンドではあったものの、GKパトリシオがはじき出すことができず。再びミス絡みの失点でより厳しい状況に追い込まれた。
対戦相手を考えれば、勝ち点1でも許されない状況の中、一刻も早く点差を縮めたいローマは、60分にディバラの右CKからゴールに迫るが、これは惜しくも左ポストを叩く。65分にはマンチーニを下げてザレフスキを投入し、より攻撃的な[4-4-2]に布陣を変えた。
この交代で流れを変えたいところだったが、付け焼刃の戦い方は逆に混乱を招いて攻撃が停滞。さらに、全体の距離感の悪さを突かれてウディネーゼのカウンターに晒されると、75分にはボックス中央でマケンゴの横パスを受けたペレイラに見事な左足のコントロールシュートを右隅に流し込まれて3失点目。さらに、肩を負傷したエイブラハムがプレー続行不可能となり、ショムロドフのスクランブル投入も余儀なくされる。
今日は何をやってもうまくいかないローマは、82分には自分たちのCKを撥ね返されてのロングカウンターからロヴリッチにトドメの4点目まで叩き込まれ、昨シーズンのボデ/グリムト戦の1-6の悪夢を彷彿とさせる守備崩壊に。
さらに、最後までゴールを目指したものの、今季初の無得点という屈辱を重ねてタイムアップを迎えた。今夏の積極補強によって久々のスクデットへの機運を一気にしぼませる惨敗を喫したローマは、今後の戦いに大きな影響も予想される今季初黒星となった。
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