【ラ・リーガ第3節プレビュー】リーノvsチョロの闘将対決! 王者マドリーは開幕3連勝狙う
2022.08.26 19:30 Fri
先週末に行われた第2節では王者レアル・マドリーを始め、ビジャレアル、ベティス、オサスナの4チームが開幕連勝スタート。また、注目のバルセロナもレアル・ソシエダを相手に今季初勝利を手にしている。
ボルダラス前監督の解任に伴い、今シーズンからバレンシアの新指揮官に就任した“リーノ”の愛称で知られる元イタリア代表MF。その初陣となったジローナ戦は1-0で初白星を挙げたが、前節のアスレティック・ビルバオ戦では0-1で競り負けて初黒星。ここまで1勝1敗のイーブン。
前任者の守備的な[5-3-2]から、より攻撃的な[4-3-3]へのスタイル変更を図る中、発展途上の印象。また、クラブの財政問題もあって戦力補強は今一つだが、市場閉幕までにFWブライアン・ヒルの再レンタルやFWカバーニら前線のテコ入れも期待されるところだ。現役時代にはセリエAで直接対戦経験もある“チョロ”が率いる格上との一戦では指揮官としての手腕が試される。
一方、就任11年目のシーズンに臨むシメオネ率いるアトレティコは、ヘタフェとの開幕戦をFWモラタ、FWフェリックスの新生2トップの活躍で快勝スタート。しかし、前節はホームでビジャレアルに0-2で敗れ、エメリ率いるチームに初黒星。パフォーマンス自体はそこまで悲観すべきものではなかったが、出ばなを挫かれる形となった。
リーグ連覇に向けて連勝スタートのレアル・マドリーは、エスパニョールとのアウェイゲームで3連勝を狙う。開幕戦のアルメリア戦、前節のセルタ戦はいずれも完勝と言えるほどのパフォーマンスではなかったが、初戦はDFアラバ、2戦目はMFモドリッチと百戦錬磨のベテランの圧倒的な個の力で流れを引き寄せ、王者の強さを発揮した。
主砲デ・トーマスの出遅れもあって開幕2戦未勝利のエスパニョールのホームに乗り込む一戦では、移籍したMFカゼミロの代役候補を担うMFチュアメニやMFカマヴィンガのパフォーマンスに引き続き注目しつつ、ミッドウィークに昨季のUEFA男子年間最優秀選手賞に輝いたエースのベンゼマの2戦連続ゴールに期待したい。
前節、待望の初勝利を手にしたバルセロナは昇格組バジャドリーを相手に、ホーム初勝利と共に連勝を狙う。難所アノエタでのアウェイゲームでは試合の内容自体は拮抗していたが、後半途中に投入したFWアンス・ファティが3ゴールに絡む圧巻の活躍をみせ、最終的にはFWレヴァンドフスキが初ゴールを含むドブレーテも達成し、4-1の勝利となった。
ミッドウィークにはマンチェスター・シティとALS研究資金支援のためのチャリティーマッチを行い、チャンピオンズリーグ(CL)のグループステージ抽選会ではバイエルン、インテルと同居する“死の組”入りと大きな話題を集めたチャビ率いるチームは、開幕未勝利のバジャドリー撃破でここから波に乗っていけるか。
そのバルセロナに敗れたMF久保建英擁するソシエダは、エルチェとのアウェイゲームでバウンスバックの勝利を目指す。バルセロナ戦では引き続き2トップの一角を務めた久保は味方との連動したプレスでゴールの起点となり、前半はシュートシーンにも絡むなどまずまずのパフォーマンスを披露。しかし、古巣相手に開幕2試合連続ゴールとはならなかった。
また、この一戦に向けては2トップで相棒を組む主砲イサクのニューカッスル電撃移籍が浮上し、チーム内に激震が走る。カバーニや昨季在籍したFWセルロートの再レンタルなど新たなストライカー獲得に動く構えだが、少なくともエルチェ戦は主力ストライカー不在の戦いを強いられる見込みだ。そのため、久保やMFシルバの起用法にも影響が予想され、アルグアシル監督の用兵に注目したい。
その他では開幕3連勝を懸けたベティスvsオサスナの好調対決、今季公式戦4連勝とスタートダッシュが光るビジャレアルと、開幕連敗スタートのヘタフェが対峙する一戦。昨季、終盤戦から続く停滞感を拭えず、1敗1分けの2戦未勝利となっているセビージャの試合にも注目したい。
《ラ・リーガ第3節》
▽8/26(金)
《27:00》
ジローナ vs セルタ
《29:00》
ベティス vs オサスナ
▽8/27(土)
《24:30》
エルチェ vs レアル・ソシエダ
《26:30》
ラージョ vs マジョルカ
《29:00》
アルメリア vs セビージャ
▽8/28(日)
《24:30》
ヘタフェ vs ビジャレアル
《26:30》
バルセロナ vs バジャドリー
《29:00》
エスパニョール vs レアル・マドリー
▽8/29(月)
《27:00》
カディス vs アスレティック・ビルバオ
《29:00》
バレンシア vs アトレティコ・マドリー
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今夏の移籍市場が大詰めで駆け込み移籍も目立つ中、8月最後の一節となる第3節は、比較的強豪クラブと中堅以下のクラブが対峙するばらけた形の対戦カードとなっている。その中で最注目はガットゥーゾ、シメオネという闘将2人が初対峙するバレンシアvsアトレティコ・マドリーだ。前任者の守備的な[5-3-2]から、より攻撃的な[4-3-3]へのスタイル変更を図る中、発展途上の印象。また、クラブの財政問題もあって戦力補強は今一つだが、市場閉幕までにFWブライアン・ヒルの再レンタルやFWカバーニら前線のテコ入れも期待されるところだ。現役時代にはセリエAで直接対戦経験もある“チョロ”が率いる格上との一戦では指揮官としての手腕が試される。
一方、就任11年目のシーズンに臨むシメオネ率いるアトレティコは、ヘタフェとの開幕戦をFWモラタ、FWフェリックスの新生2トップの活躍で快勝スタート。しかし、前節はホームでビジャレアルに0-2で敗れ、エメリ率いるチームに初黒星。パフォーマンス自体はそこまで悲観すべきものではなかったが、出ばなを挫かれる形となった。
難所メスタージャに乗り込む一戦では途中出場が見込まれるFWグリーズマンを含め、前節沈黙したアタッカー陣のパフォーマンスに注目。開幕戦で見せた爆発力がまぐれではなかったことを証明したい。
リーグ連覇に向けて連勝スタートのレアル・マドリーは、エスパニョールとのアウェイゲームで3連勝を狙う。開幕戦のアルメリア戦、前節のセルタ戦はいずれも完勝と言えるほどのパフォーマンスではなかったが、初戦はDFアラバ、2戦目はMFモドリッチと百戦錬磨のベテランの圧倒的な個の力で流れを引き寄せ、王者の強さを発揮した。
主砲デ・トーマスの出遅れもあって開幕2戦未勝利のエスパニョールのホームに乗り込む一戦では、移籍したMFカゼミロの代役候補を担うMFチュアメニやMFカマヴィンガのパフォーマンスに引き続き注目しつつ、ミッドウィークに昨季のUEFA男子年間最優秀選手賞に輝いたエースのベンゼマの2戦連続ゴールに期待したい。
前節、待望の初勝利を手にしたバルセロナは昇格組バジャドリーを相手に、ホーム初勝利と共に連勝を狙う。難所アノエタでのアウェイゲームでは試合の内容自体は拮抗していたが、後半途中に投入したFWアンス・ファティが3ゴールに絡む圧巻の活躍をみせ、最終的にはFWレヴァンドフスキが初ゴールを含むドブレーテも達成し、4-1の勝利となった。
ミッドウィークにはマンチェスター・シティとALS研究資金支援のためのチャリティーマッチを行い、チャンピオンズリーグ(CL)のグループステージ抽選会ではバイエルン、インテルと同居する“死の組”入りと大きな話題を集めたチャビ率いるチームは、開幕未勝利のバジャドリー撃破でここから波に乗っていけるか。
そのバルセロナに敗れたMF久保建英擁するソシエダは、エルチェとのアウェイゲームでバウンスバックの勝利を目指す。バルセロナ戦では引き続き2トップの一角を務めた久保は味方との連動したプレスでゴールの起点となり、前半はシュートシーンにも絡むなどまずまずのパフォーマンスを披露。しかし、古巣相手に開幕2試合連続ゴールとはならなかった。
また、この一戦に向けては2トップで相棒を組む主砲イサクのニューカッスル電撃移籍が浮上し、チーム内に激震が走る。カバーニや昨季在籍したFWセルロートの再レンタルなど新たなストライカー獲得に動く構えだが、少なくともエルチェ戦は主力ストライカー不在の戦いを強いられる見込みだ。そのため、久保やMFシルバの起用法にも影響が予想され、アルグアシル監督の用兵に注目したい。
その他では開幕3連勝を懸けたベティスvsオサスナの好調対決、今季公式戦4連勝とスタートダッシュが光るビジャレアルと、開幕連敗スタートのヘタフェが対峙する一戦。昨季、終盤戦から続く停滞感を拭えず、1敗1分けの2戦未勝利となっているセビージャの試合にも注目したい。
《ラ・リーガ第3節》
▽8/26(金)
《27:00》
ジローナ vs セルタ
《29:00》
ベティス vs オサスナ
▽8/27(土)
《24:30》
エルチェ vs レアル・ソシエダ
《26:30》
ラージョ vs マジョルカ
《29:00》
アルメリア vs セビージャ
▽8/28(日)
《24:30》
ヘタフェ vs ビジャレアル
《26:30》
バルセロナ vs バジャドリー
《29:00》
エスパニョール vs レアル・マドリー
▽8/29(月)
《27:00》
カディス vs アスレティック・ビルバオ
《29:00》
バレンシア vs アトレティコ・マドリー
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