仲間の技あり弾で鹿島が先制も、マテウスのPKで名古屋が追い付きドローに【明治安田J1第18節】
2022.06.26 20:03 Sun
26日、明治安田生命J1リーグ第18節の名古屋グランパスvs鹿島アントラーズが豊田スタジアムで行われ、1-1の引き分けに終わった。
前半戦を連敗で折り返すことになった名古屋だが、今節は頼れる守護神が復帰。第16節サンフレッチェ広島で9分に負傷交代したGKランゲラックが、2試合ぶりに戻ってきた。
前半戦を2位で折り返した鹿島にとっては、前日に首位の横浜F・マリノスが勝利したため必勝の一戦に。鈴木優磨が出場停止から戻り、古巣対戦となるキム・ミンテが第3節柏レイソル戦以来のスタメンとなった。
素早いトランジションから柿谷がゴールに迫るなどした序盤の名古屋は、森下が11分に個人技を見せる。深い切り返しで2人を外してのカットインからの左足は、右上の際どいコースを突いたが、GKクォン・スンテに阻まれた。
20分には鹿島が均衡を破ったかに思われた。GKのロングキックをカイキが頭でつなぎ、仲間が相手と競り合ったこぼれ球を再びカイキが拾って縦へ。ボックス内でパスを受けた上田は、中谷のチャージを受けながらもブレずに右足で流し込んだ。
ただ、これで気持ちを切らさなかった鹿島は33分に正真正銘の先制点を奪取。三竿のフィードが柿谷当たって大きく浮き上がり、敵陣中央で上田が競り合ってディフェンスラインの背後へ落とすと、抜け出した仲間がケアにきたGKランゲラックより先に触る。滑り込みながらちょこんと浮かせる技ありのフィニッシュでネットを揺らし、試合を動かした。
J1ホーム通算250勝が懸かる名古屋は仙頭のシュートやマテウス・カストロの直接FKで反撃に出ると、折り返した後半は頭からラッシュ。稲垣のクロスがピトゥカのハンドを誘発してPKを獲得すると、マテウスの強烈な左足のキックは左のポストに当たってゴールに吸い込まれ、51分に同点とした。
3試合ぶりの得点がJ1ホーム通算800得点となった名古屋は、その後もマテウスやレオ・シルバが積極的に足を振る。58分には稲垣のフリックからフリーの柿谷がこれ以上ないというくらい狙いすませてのボレーを放つも、枠の上へ外れた。
追い付かれて劣勢が続く鹿島は59分に3枚替えを行い、一度試合を落ち着かせることに成功。押され気味の展開をフラットな状態へ戻し、その中で74分に投入された樋口のFKからカイキがヘディングを見せると、82分にも「14」番のキックからカイキが左ポスト直撃のシーンを作る。
後半のアディショナルタイムには名古屋もマテウスの突破からチャンスを迎え、右サイドをえぐってのマイナスの折り返しを稲垣がスルーしてボックス手前からレオ・シルバが右足で狙う。追加3分には相馬にもビッグチャンスが訪れたが、GKクォン・スンテの前に阻まれると、互いに次のゴールを奪えぬままタイムアップ。勝ち点「1」を分け合うこととなった。
名古屋グランパス 1-1 鹿島アントラーズ
【名古屋】
マテウス・カストロ(後7)
【鹿島】
仲間隼斗(前33)
前半戦を連敗で折り返すことになった名古屋だが、今節は頼れる守護神が復帰。第16節サンフレッチェ広島で9分に負傷交代したGKランゲラックが、2試合ぶりに戻ってきた。
素早いトランジションから柿谷がゴールに迫るなどした序盤の名古屋は、森下が11分に個人技を見せる。深い切り返しで2人を外してのカットインからの左足は、右上の際どいコースを突いたが、GKクォン・スンテに阻まれた。
20分には鹿島が均衡を破ったかに思われた。GKのロングキックをカイキが頭でつなぎ、仲間が相手と競り合ったこぼれ球を再びカイキが拾って縦へ。ボックス内でパスを受けた上田は、中谷のチャージを受けながらもブレずに右足で流し込んだ。
だが、オンフィールドレビュー(OFR)の結果、上田が胸トラップ後に左腕を使ってボールをコントロールしたとしてハンドの判定に。鈴木や鹿島ベンチは猛抗議するもノーゴールのままで、直後のチャンス後にも鈴木は再び山本主審に言い寄った。
ただ、これで気持ちを切らさなかった鹿島は33分に正真正銘の先制点を奪取。三竿のフィードが柿谷当たって大きく浮き上がり、敵陣中央で上田が競り合ってディフェンスラインの背後へ落とすと、抜け出した仲間がケアにきたGKランゲラックより先に触る。滑り込みながらちょこんと浮かせる技ありのフィニッシュでネットを揺らし、試合を動かした。
J1ホーム通算250勝が懸かる名古屋は仙頭のシュートやマテウス・カストロの直接FKで反撃に出ると、折り返した後半は頭からラッシュ。稲垣のクロスがピトゥカのハンドを誘発してPKを獲得すると、マテウスの強烈な左足のキックは左のポストに当たってゴールに吸い込まれ、51分に同点とした。
3試合ぶりの得点がJ1ホーム通算800得点となった名古屋は、その後もマテウスやレオ・シルバが積極的に足を振る。58分には稲垣のフリックからフリーの柿谷がこれ以上ないというくらい狙いすませてのボレーを放つも、枠の上へ外れた。
追い付かれて劣勢が続く鹿島は59分に3枚替えを行い、一度試合を落ち着かせることに成功。押され気味の展開をフラットな状態へ戻し、その中で74分に投入された樋口のFKからカイキがヘディングを見せると、82分にも「14」番のキックからカイキが左ポスト直撃のシーンを作る。
後半のアディショナルタイムには名古屋もマテウスの突破からチャンスを迎え、右サイドをえぐってのマイナスの折り返しを稲垣がスルーしてボックス手前からレオ・シルバが右足で狙う。追加3分には相馬にもビッグチャンスが訪れたが、GKクォン・スンテの前に阻まれると、互いに次のゴールを奪えぬままタイムアップ。勝ち点「1」を分け合うこととなった。
名古屋グランパス 1-1 鹿島アントラーズ
【名古屋】
マテウス・カストロ(後7)
【鹿島】
仲間隼斗(前33)
|
関連ニュース