広島が第1戦のアドバンテージを生かして3年ぶりにプライムステージ進出! 札幌はプレーオフで姿を消す《ルヴァンカップ》
2022.06.11 18:15 Sat
YBCルヴァンカップ・プレーオフステージ、サンフレッチェ広島vs北海道コンサドーレ札幌の第2戦が4日にエディオンスタジアム広島で行われ、1-1のドロー。2戦合計スコア4-1で広島のプライムステージ進出が決定した。
グループB首位通過の広島とCグループ2位通過の札幌による第2戦。第1戦目はジュニオール・サントスの2ゴールを含む3-0でアウェイの広島が快勝し、大きなアドバンテージを持ってホームに凱旋した。一方の札幌は、プライムステージに進出するためには3点差以上の勝利が必須となる難しい条件のなか、アウェイの地で逆転突破を目指す。
第1戦で得たアドバンテージにより、0-2以内の敗戦でもプライムステージ進出が決まる広島は第1戦からスタメンを4名変更。シャドーの位置に森島を起用し、トップのジュニオール・サントスはこの日もスタメンに名を連ねた。対する札幌は大幅にスタメンを変更することなく、1名のみ変更。第1戦でボランチに入っていた西をウイングバックに配置し、この日はボランチに深井を起用した。
互いに[3-4-2-1]のシステムを用い、ミラーゲームとなった試合は開始から拮抗する。広島が10分と18分にジュニオール・サントスが立て続けに迫るが、GK中野の好セーブに阻まれたりとネットを揺らせない。22分にも佐々木が中央からボールを持ち上がってシュートを放つが、札幌が先制を許さない。
GK中野を中心に守備陣が身体を張ったブロックでゴールを守り、防戦に徹する時間が多くなった札幌だが、34分に待望の1点目が生まれる。福森のロングボールを右サイドで受けた西がボックス内を確認してクロスを上げる。すると、中で待っていた青木が浮いたボールをしっかりと捉えてゴール中央上に蹴り込み、先制。劣勢を凌ぎ、少ない決定機を活かした札幌が反撃の狼煙を上げる。
後半に入ると、中盤でのトランジションゲームとなり、互いにボックスに侵入する機会が減少。攻守の入れ替わりが激しくなると、後半開始5分で息を切らす選手が多くみられるようになる。その中でも、両チームともにシュートチャンスを作るが、枠をとらえることができずに時間が経過する。
早いうちに同点に追いつき札幌の逆転の芽を潰したい広島。リスクを負う攻撃を避けてパスを繋ぎながらゴールに迫るが、67分のジュニオール・サントスのシュートはGK中野に阻まれる。広島の攻め切れない時間が続くと、ここまで後半は劣勢となっていた札幌が徐々に広島ゴールを脅かす機会が増加。途中出場のガブリエル・シャビエルを中心に攻撃を展開し、広島守備陣の隙をうかがう。
プレーオフステージ突破のためにはまだまだ攻めに出ないとならない札幌。しかし、ここまで不発だった広島の攻撃陣が試合終盤になって、ついにプライムステージ進出の決定打を叩き込む。87分、自陣から森島がドリブルで持ち上がってカウンターを仕掛けると、一度はボックス内でボールを失ったものの、再び取り返してボックス内の満田に供給。すると、満田がGK中野をかわしてゴールへ流し込み、広島が同点に追いつく。
その後、後半はアディショナルタイムが6分あったものの、札幌にゴールを割らせることなく試合終了。2019年のファイナリストである札幌がプレーオフステージで姿を消し、2戦合計4-1で勝利を収めた広島が3年ぶりのプライムステージ進出を決めた。
サンフレッチェ広島 1-1(AGG:4-1) 北海道コンサドーレ札幌
【広島】
満田誠(後42)
【札幌】
青木亮太(前34)
グループB首位通過の広島とCグループ2位通過の札幌による第2戦。第1戦目はジュニオール・サントスの2ゴールを含む3-0でアウェイの広島が快勝し、大きなアドバンテージを持ってホームに凱旋した。一方の札幌は、プライムステージに進出するためには3点差以上の勝利が必須となる難しい条件のなか、アウェイの地で逆転突破を目指す。
互いに[3-4-2-1]のシステムを用い、ミラーゲームとなった試合は開始から拮抗する。広島が10分と18分にジュニオール・サントスが立て続けに迫るが、GK中野の好セーブに阻まれたりとネットを揺らせない。22分にも佐々木が中央からボールを持ち上がってシュートを放つが、札幌が先制を許さない。
GK中野を中心に守備陣が身体を張ったブロックでゴールを守り、防戦に徹する時間が多くなった札幌だが、34分に待望の1点目が生まれる。福森のロングボールを右サイドで受けた西がボックス内を確認してクロスを上げる。すると、中で待っていた青木が浮いたボールをしっかりと捉えてゴール中央上に蹴り込み、先制。劣勢を凌ぎ、少ない決定機を活かした札幌が反撃の狼煙を上げる。
札幌が息を吹き返す前に同点に追いつきたい広島は40分にジュニオール・サントスが敵陣中央をドリブルで駆け上がってシュートを放つも枠をとらえず、42分には右サイドから森島がクロスを上げるもGK中野がキャッチ。守備陣の活躍に応えたい札幌は、前半アディショナルタイム2分に相手ゴールライン上までボールを持っていくものの、ゴールを割ることはできず、1-0と札幌がリードして試合を折り返す。
後半に入ると、中盤でのトランジションゲームとなり、互いにボックスに侵入する機会が減少。攻守の入れ替わりが激しくなると、後半開始5分で息を切らす選手が多くみられるようになる。その中でも、両チームともにシュートチャンスを作るが、枠をとらえることができずに時間が経過する。
早いうちに同点に追いつき札幌の逆転の芽を潰したい広島。リスクを負う攻撃を避けてパスを繋ぎながらゴールに迫るが、67分のジュニオール・サントスのシュートはGK中野に阻まれる。広島の攻め切れない時間が続くと、ここまで後半は劣勢となっていた札幌が徐々に広島ゴールを脅かす機会が増加。途中出場のガブリエル・シャビエルを中心に攻撃を展開し、広島守備陣の隙をうかがう。
プレーオフステージ突破のためにはまだまだ攻めに出ないとならない札幌。しかし、ここまで不発だった広島の攻撃陣が試合終盤になって、ついにプライムステージ進出の決定打を叩き込む。87分、自陣から森島がドリブルで持ち上がってカウンターを仕掛けると、一度はボックス内でボールを失ったものの、再び取り返してボックス内の満田に供給。すると、満田がGK中野をかわしてゴールへ流し込み、広島が同点に追いつく。
その後、後半はアディショナルタイムが6分あったものの、札幌にゴールを割らせることなく試合終了。2019年のファイナリストである札幌がプレーオフステージで姿を消し、2戦合計4-1で勝利を収めた広島が3年ぶりのプライムステージ進出を決めた。
サンフレッチェ広島 1-1(AGG:4-1) 北海道コンサドーレ札幌
【広島】
満田誠(後42)
【札幌】
青木亮太(前34)
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