堅守・福岡が上田不在の鹿島を下す、山岸弾を守り切ってホームで先勝《ルヴァンカップ》
2022.06.04 20:07 Sat
4日、YBCルヴァンカップ・プレーオフステージはアビスパ福岡vs鹿島アントラーズの第1戦がベスト電器スタジアムで行われ、1-0でホームの福岡が先勝した。
グループDを2位で突破した福岡と、グループAを首位で通過した鹿島。明治安田生命J1リーグでは最少失点、16試合で10失点という驚異の"防御率"を誇る福岡の堅守を相手に、日本代表への招集でトップスコアラーの上田綺世を欠く鹿島がどのように仕掛けるかが注目された。
最初のチャンスを迎えたのは福岡。5分にボックス手前右でFKを得ると、ジョルディ・クルークスが得意の左足で狙う。鹿島も17分、右サイド高い位置からの鈴木のクロスが流れてアルトゥール・カイキへ。落としを安西が狙うも当たり損ねる。
守備でリズムを作り、2トップへのくさびから機をうかがう福岡は23分に流れるような速攻で先制に成功する。自陣左サイドの田中から中盤の山岸へボールが渡ると、落としたボールをキャプテンの前がワンタッチでディフェンスラインの背後へ。左サイドの深い位置を取った田中がダイレクトのグラウンダーで折り返し、走り込んだ山岸がゴール正面やや左から右足で右下隅へと流し込んだ。
その後は追い掛ける展開となった鹿島がボールを握る時間が増し、39分にはクルークスを置き去りにした安西がボックス左角付近から右足でクロスを送ると、中央で土居が頭で合わせる。これは右のポストに嫌われた。
次第に圧力を高める鹿島に対し、速攻でけん制する福岡という構図で推移すると、球際でも激しいコンタクトプレーが続出。両者熱くなる場面も散見される。負けられない鹿島は82分に常本のクロスから鈴木がオーバーヘッドを放つが、これも実らない。
逃げ切りを図るホームチームは後半のアディショナルタイムにフアンマ・デルガドに代えてドウグラス・グローリを投入し、5バックにして守備を固めると、追加タイムも5分を過ぎたところで長いホイッスル。虎の子の1点を守り切った福岡がホームで先勝を収めた。
アビスパ福岡 1-0 鹿島アントラーズ
【福岡】
山岸祐也(前23)
グループDを2位で突破した福岡と、グループAを首位で通過した鹿島。明治安田生命J1リーグでは最少失点、16試合で10失点という驚異の"防御率"を誇る福岡の堅守を相手に、日本代表への招集でトップスコアラーの上田綺世を欠く鹿島がどのように仕掛けるかが注目された。
守備でリズムを作り、2トップへのくさびから機をうかがう福岡は23分に流れるような速攻で先制に成功する。自陣左サイドの田中から中盤の山岸へボールが渡ると、落としたボールをキャプテンの前がワンタッチでディフェンスラインの背後へ。左サイドの深い位置を取った田中がダイレクトのグラウンダーで折り返し、走り込んだ山岸がゴール正面やや左から右足で右下隅へと流し込んだ。
その後は追い掛ける展開となった鹿島がボールを握る時間が増し、39分にはクルークスを置き去りにした安西がボックス左角付近から右足でクロスを送ると、中央で土居が頭で合わせる。これは右のポストに嫌われた。
ビハインドで後半を迎えた鹿島は押し込む時間が続く。58分には船橋に代えて仲間、土居に代えてエヴェラウドを投入。仲間をトップ下へ配置して樋口をアンカーへ下げ、さらに攻勢を強めると61分にはFKから鈴木が頭で合わせ、直後にはボックス右から和泉がシュート。だが、いずれも枠を捉えられない。
次第に圧力を高める鹿島に対し、速攻でけん制する福岡という構図で推移すると、球際でも激しいコンタクトプレーが続出。両者熱くなる場面も散見される。負けられない鹿島は82分に常本のクロスから鈴木がオーバーヘッドを放つが、これも実らない。
逃げ切りを図るホームチームは後半のアディショナルタイムにフアンマ・デルガドに代えてドウグラス・グローリを投入し、5バックにして守備を固めると、追加タイムも5分を過ぎたところで長いホイッスル。虎の子の1点を守り切った福岡がホームで先勝を収めた。
アビスパ福岡 1-0 鹿島アントラーズ
【福岡】
山岸祐也(前23)
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