“EL男”鎌田の決勝点で逃げ切ったフランクフルトが敵地で先勝!《EL》

2022.04.29 06:05 Fri
Getty Images
ヨーロッパリーグ(EL)準決勝の1stレグのウェストハムvsフランクフルトが28日にロンドン・スタジアムで行われ、1-2でフランクフルトが勝利した。フランクフルトのMF鎌田大地はフル出場し54分に今季9ゴール目を記録、MF長谷部誠はベンチ入りも出場機会はなかった。

準々決勝でリヨンを2戦合計4-1で下したウェストハムは、積極的なターンオーバーを実施した直近のチェルシー戦から先発を6人変更。ベンラーマやヤルモレンコ、マズアク、GKファビアンスキらに代えてボーウェンやランシーニ、ライス、GKアレオラをスタメンで起用した。
一方のフランクフルトは、準々決勝で優勝候補筆頭のバルセロナを2戦合計4-3で撃破。リーグ戦では5試合未勝利と低迷が続いているチームは、直近のホッフェンハイム戦から先発を2人変更。ヤキッチとエンディカに代えてソウとアルマミー・トゥーレをスタメンで起用。鎌田は[3-4-2-1]の2シャドーの一角で先発、長谷部はベンチスタートとなった。

試合は開始早々にスコアが動く。フランクフルトは1分、左サイドを持ち上がった鎌田のパスをボックス左角付近で受けたボレのクロスをファーサイドに走りこんだクナウフが頭で流し込んだ。

開始早々に失点を許したウェストハムは、14分にソウチェクのスルーパスに反応したボーエンがボックス中央から侵入。GKとの一対一を迎えたが、シュートは右ポストを直撃した。
さらにウェストハムは21分、バイタルエリア手前で獲得したFKからランシーニがゴール前へロングパスを送ると、ゴールエリア左に駆け上がったズマが頭で折り返したボールをゴール前に飛び込んだアントニオが右足ボレーで押し込んだ。

追いつかれたフランクフルトは、39分にカウンターからドリブルで持ち上がったボレのスルーパスをボックス内で収めたクナウフが反転から右足を振り抜いたが、シュートは枠の右に外れた。

同点で迎えた後半、積極的な入りを見せたフランクフルトは54分に勝ち越しに成功する。敵陣を細かなパスワークで崩すとリンドストロームの縦パスからゴール前に抜け出したソウがシュート。これは飛び出したGKに弾かれたが、こぼれ球を鎌田が左足で流し込んだ。

勝ち越したフランクフルトだったが61分、プレー中に右ハムストリングを痛めたリンドストロームがピッチに倒れ込むアクシデント発生。これにより、ハウゲがスクランブル投入された。

対するウェストハムは、66分にランシーニを下げてベンラーマを投入。すると69分、セットプレーのこぼれ球を拾ったライスのパスをボックス左手前で受けたベンラーマがカットインからミドルシュート。しかし、これは右ポストの外側を掠めた。

一進一退の展開が続く中、フランクフルトは79分に鎌田が再び決定機を迎えたが、ドーソンにディフレクトしたシュートは右ポストを直撃した。

1点を追うウェストハムは後半アディショナルタイムにビッグチャンス。92分、ライスの左クロスをボックス中央のボーウェンが強烈なバイシクルシュートで合わせたが、これはクロスバーを直撃。

結局、鎌田の決勝点で逃げ切ったフランクフルトが敵地で先勝を収めた。なお、運命の2ndレグは5月5日にコメルツバンク・アレーナで行われる。
関連ニュース

【ブンデスリーガ日本人選手】堂安が今季3点目!無敗レバークーゼンに善戦もフライブルクは惜敗…

ブンデスリーガ第26節が週末にドイツ各所で行われた。 今シーズンのブンデスリーガには、日本代表で活躍するボルシアMGのDF板倉滉、シュツットガルトのDF伊藤洋輝、フライブルクのMF堂安律、ボーフムFW浅野拓磨に加え、フランクフルトでクラブ史上最年長出場記録を保持するDF長谷部誠が在籍している。 今シーズンも多くの選手が活躍する中、第26節では浅野、堂安、伊藤が先発出場、板倉が途中出場している。 堂安が先発したフライブルクは、ホームで首位レバークーゼンと対戦。ヴィルツに開始早々の電光石火弾を許したフライブルクだったが、10分に試合を振り出しに戻す。 ホーラーとのパス交換でボックス右に侵入した堂安がカットインから左足を振り抜くと、このシュートがゴール右隅に決まった。 堂安の今季リーグ戦3点目で追いついたフライブルクだったが、40分にグリマルドがボックス左のスペースを突いたプレーでルーズとなったボールをフロジェクに押し込まれると、53分には右クロスをシックに流し込まれ、2点のリードを許す。 その後、グレゴリッチュらを投入してゴールを目指すフライブルクは終盤の79分に1点を返したが、反撃はここまで。レバークーゼンに逃げ切りを許したフライブルクは公式戦連敗となった。 また、伊藤がフル出場したシュツットガルトはアウェイでホッフェンハイムと対戦。16分にミロにゴールで先制したシュツットガルトは、前半追加タイム1分にウンダブのスルーパスに抜け出したギラシーがゴールネットを揺らした。 ギラシーの3戦連発弾で2-0としたシュツットガルトは、迎えた後半も主導権を握る。すると68分、ウンダブに代わって入ったルウェリングがCKの流れから伊藤のヘディングでの逸らしをボックス左で受けてシュートを蹴り込んだ。 試合はそのまま3-0でシュツットガルトが勝利。3連勝としている。 その他、板倉が途中出場したボルシアMGはハイデンハイムとアウェイで対戦し1-1の引き分け。浅野がフル出場したボーフムはアウェイでマインツと対戦し0-2で敗戦。フランクフルトはアウェイでドルトムントと対戦し1-3で敗戦、長谷部に出場機会はなかった。 ★板倉滉[ボルシアMG] ▽3/16 ハイデンハイム 1-1 ボルシアMG ◆71分からプレー ★長谷部誠[フランクフルト] ▽3/17 ドルトムント 3-1 フランクフルト ◆ベンチ入りも出場せず ★堂安律[フライブルク] ▽3/17 フライブルク 2-3 レバークーゼン ◆フル出場 ★伊藤洋輝[シュツットガルト] ▽3/16 ホッフェンハイム 0-3 シュツットガルト ◆フル出場 ★原口元気[シュツットガルト] ▽3/16 ホッフェンハイム 0-3 シュツットガルト ◆ベンチ入りせず ★浅野拓磨[ボーフム] ▽3/16 マインツ 2-0 ボーフム ◆フル出場 2024.03.18 07:30 Mon

クロース&ノイアーの復帰に加え、ウンダブら6人を初招集!ドイツ代表メンバーが発表【国際親善試合】

ドイツサッカー協会(DFB)は14日、今月行われる国際親善に向けた代表メンバー26人を発表した。 自国で行われるユーロ2024前最後の親善試合に向けて、ユリアン・ナーゲルスマン監督は、DFヴァルデマール・アントン(シュツットガルト)、DFマキシミリアン・ミッテルシュタット(シュツットガルト)、FWデニス・ウンダブ(シュツットガルト)、FWマキシミリアン・バイアー(ホッフェンハイム)、DFジャン=ニクラス・ベステ(ハイデンハイム)、MFアレクサンダル・パブロビッチ(バイエルン)の6選手を初招集。 また、すでに復帰が発表されていたMFトニ・クロース(レアル・マドリー)に加え、GKマヌエル・ノイアー(バイエルン)やMFジャマル・ムシアラ(バイエルン)、DFロビン・コッホ(フランクフルト)らが復帰した。 その他、MFフロリアン・ヴィルツ(レバークーゼン)、MFイルカイ・ギュンドアン(バルセロナ)など主軸を順当に選出した中、負傷中のFWセルジュ・ニャブリ(バイエルン)と国際試合2試合の出場停止処分を受けているMFレロイ・サネ(バイエルン)が招集外となった。 ドイツは23日にアウェイでフランス代表と、26日にホームでオランダ代表と親善試合を戦う。 ◆ドイツ代表メンバー26名 GK マヌエル・ノイアー(バイエルン) オリバー・バウマン(ホッフェンハイム) ベルント・レノ(フルアム/イングランド) マルク=アンドレ・テア・シュテーゲン(バルセロナ/スペイン) DF ヴァルデマール・アントン(シュツットガルト) マキシミリアン・ミッテルシュタット(シュツットガルト) ジャン=ニクラス・ベステ(ハイデンハイム) ベンヤミン・ヘンリクス(RBライプツィヒ) ダビド・ラウム(RBライプツィヒ) ロビン・コッホ(フランクフルト) ヨナタン・ター(レバークーゼン) アントニオ・リュディガー(レアル・マドリー/スペイン) MF ロベルト・アンドリッヒ(レバークーゼン) クリス・ヒューリッヒ(シュツットガルト) ジョシュア・キミッヒ(バイエルン) ジャマル・ムシアラ(バイエルン) アレクサンダル・パブロビッチ(バイエルン) フロリアン・ヴィルツ(レバークーゼン) カイ・ハヴァーツ(アーセナル/イングランド) パスカル・グロス(ブライトン&ホーヴ・アルビオン/イングランド) イルカイ・ギュンドアン(バルセロナ/スペイン) トニ・クロース(レアル・マドリー/スペイン) FW マキシミリアン・バイアー(ホッフェンハイム) ニクラス・フュルクルク(ドルトムント) デニス・ウンダブ(シュツットガルト) トーマス・ミュラー(バイエルン) 2024.03.14 23:05 Thu

フランクフルトが逸材FWウズンを確保か? 今夏移籍に向けてメディカルチェックを完了

フランクフルトがニュルンベルクの逸材確保に成功したようだ。ドイツ『ビルト』が報じている。 昨夏、フランス代表FWランダル・コロ・ムアニをパリ・サンジェルマン(PSG)に引き抜かれたフランクフルトは、その後釜の確保に着手。今冬の移籍市場ではウォルバーハンプトンからオーストリア代表FWサーシャ・カライジッチ、PSGからU-21フランス代表FWウーゴ・エキティケの2選手をレンタルで獲得していた。 ただ、長期離脱を強いられたカライジッチに加え、エキティケはパフォーマンスの問題と高コストの影響で完全移籍への移行の可能性は低いと見られていた。 そういった中、クラブはドルトムントやバイエルン、ブライトン、ガラタサライ、セビージャといった国内外の複数クラブが関心を示していたニュルンベルクのU-21トルコ代表FWジャン・ウズン(18)の確保に成功したようだ。 報道によると、フランクフルトはニュルンベルクと1800万ユーロ(約29億円)と言われる移籍金で合意に至り、ウズンは今夏の移籍に向けてすでにメディカルチェックを完了させたという。 ヤーン・レーゲンスブルク、インゴルシュタットの下部組織を経て2019年にニュルンベルクに加入したウズンは、多才な186cmのアタッカー。センターフォワード、セカンドトップに加え、攻撃的MFでもプレー可能な万能型アタッカーで、元ブラジル代表FWロベルト・フィルミノに近いプレースタイルだ。 今シーズンはここまで公式戦24試合16ゴール3アシストの数字を残している。 2024.03.13 06:00 Wed

【ブンデスリーガ日本人選手】浅野vs堂安の日本代表対決は堂安フライブルクに軍配!

ブンデスリーガ第25節が週末にドイツ各所で行われた。 今シーズンのブンデスリーガには、日本代表で活躍するボルシアMGのDF板倉滉、シュツットガルトのDF伊藤洋輝、フライブルクのMF堂安律、ボーフムFW浅野拓磨に加え、フランクフルトでクラブ史上最年長出場記録を保持するDF長谷部誠が在籍している。 今シーズンも多くの選手が活躍する中、第25節では浅野、堂安、伊藤が先発出場、板倉、長谷部が途中出場している。 浅野が先発したボーフムと堂安が先発したフライブルクによる日本代表対決は、36分にフライブルクが先手を取る。ロングスローの二次攻撃の流れからグレゴリッチュがヘッドで繋ぎ、最後はボックス右のエッゲシュタインがボレーで蹴り込んだ。 1-0で後半を迎えたフライブルクは、53分にボックス手前右でパスを受けた堂安が柔らかいクロスを送ると、グレゴリッチュがヘッドでゴールに流し込み、追加点を奪った。 ボーフムは62分にCKからオルテツのヘディングシュートで1点を返したが、反撃はここまで。逃げ切ったフライブルクが7試合ぶりの白星を挙げている。 また、伊藤がフル出場したシュツットガルトはホームでウニオン・ベルリンと対戦。 シュツットガルトは19分、カラソルのスルーパスでDFの裏に抜け出したギラシーがボックス右からゴールネットを揺らし先制に成功する。さらに前半終了間際にもギラシーの絶妙なスルーパスからヴァグノマンが決定機を迎えたが、これはGKレノウの好セーブに阻まれた。 1点のリードで後半を迎えたシュツットガルトは65分、相手DFのクリアボールをボックス左で拾ったヒューリッヒがコントロールショットをゴール右に突き刺した。 そのまま2-0で勝利したシュツットガルトは、リーグ戦連勝で2位バイエルンを追走している。 その他、板倉が途中出場したボルシアMGはケルンと対戦し3-3の引き分け。長谷部が途中出場したフランクフルトはホームでホッフェンハイムと対戦し3-1で勝利した。 ★板倉滉[ボルシアMG] ▽3/9 ボルシアMG 3-3 ケルン ◆72分からプレー ★長谷部誠[フランクフルト] ▽3/10 フランクフルト 3-1 ホッフェンハイム ◆85分からプレー ★堂安律[フライブルク] ▽3/10 ボーフム 1-2 フライブルク ◆90分までプレー ★伊藤洋輝[シュツットガルト] ▽3/8 シュツットガルト 2-0 ウニオン・ベルリン ◆フル出場 ★原口元気[シュツットガルト] ▽3/8 シュツットガルト 2-0 ウニオン・ベルリン ◆ベンチ入りせず ★浅野拓磨[ボーフム] ▽3/10 ボーフム 1-2 フライブルク ◆フル出場 2024.03.11 07:00 Mon

コロンビア代表FWラファエル・ボレがインテルナシオナウへ正式加入! 今季前半はブレーメンでプレー

インテルナシオナウは5日、フランクフルトからコロンビア代表FWラファエル・ボレ(28)を完全移籍で獲得したことを発表した。契約期間は2028年12月31日までとなる。 2021年夏にリーベル・プレートからフランクフルトに加入したボレは、2021-22シーズンのヨーロッパリーグ優勝に貢献。しかしブンデスリーガではコンスタントな活躍を見せられず、バックアッパーとしても物足りない出来が続き、今シーズンはブレーメンにレンタルに出されていた。 そのブレーメンではブンデスリーガ14試合(うち先発は11試合)の出場で4ゴールを挙げていた。 2024.03.06 22:32 Wed
NEWS RANKING
Daily
Weekly
Monthly