乱闘の末CL敗退のアトレティコ…主将コケはシティに苦言「彼らは地面に倒れ、時間を稼いだ」

2022.04.14 15:41 Thu
Getty Images
アトレティコ・マドリーのスペイン代表MFコケが、チャンピオンズリーグ(CL)でのマンチェスター・シティの振る舞いに苦言を呈した。イギリス『スカイ・スポーツ』がつたえている。コケはホームで13日に行われたチャンピオンズリーグ(CL)準々決勝2ndレグのシティ戦で先発出場。試合は0-1で落とした1stレグに続き1点を争う展開になったが、シティが巧みに時間を使ったこともあり最後までアトレティコは得点を奪うことができず、ゴールレスドローで試合を終え、2戦合計スコア0-1となりアトレティコは敗退となった。
この試合では、終盤に両チームが入り乱れる乱闘騒ぎも発生。両者に大量のカードが飛び交い、アトレティコのDFフェリペは2枚目のイエローカードで退場となった。その後も両者の諍いは収まらず、試合終了後ピッチから引き下がるトンネル内でも騒動は続いた。

後味の悪い一戦を終え、インタビューに応じたキャプテンのコケは、大げさに倒れて時間を使おうとしたシティに苦言。同時に、最後まで戦い続けたチームや支えてくれたファンを誇っている。

「試合で僕たちにはチャンスがあった。そこでシティの選手は地面に倒れ、時間を無駄にしていたんだ。それは試合を狂気の世界へ連れて行くものだったね」
「僕たちがこうした状況を作ったときは、何度も批判されてきた。でも今日のこれは彼らのせいだ。皆がどんな反応をするのか見てみたいね。僕たちはアトレティコ・マドリーであり、このチームを誇りに思っている」

「試合で努力したチームメイトを誇りに思うよ。チームを責めるようなことは何もない。皆を誇りに思っているし、負けた後もファンはスタジアムに残って拍手してくれた。これがアトレティコなんだ」


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