低調ナポリ、格下スペツィアに敗戦で3位後退《セリエA》

2021.12.23 07:15 Thu
Getty Images
ナポリは22日、セリエA第19節でスペツィアをホームに迎え、0-1で敗れた。
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前節ミラン戦を制して2位に浮上したナポリ(勝ち点39)は、メルテンスを最前線に2列目に右からポリターノ、ジエリンスキ、ロサーノと並べた。
17位スペツィア(勝ち点13)に対し、ナポリは5分に決定機。メルテンスの浮き球パスに抜け出したロサーノがヘディングシュート。GKが飛び出していたが、シュートは枠に飛ばなかった。

その後は膠着状態が続いた中、ナポリは27分にポリターノが際どいカットインシュートを浴びせた。さらに33分、メルテンスが個人技からGK強襲のシュートに持ち込むなど流れを引き寄せかけていたが、37分に先制される。FKをクリアにかかったファン・ジェズスがオウンゴールを献上してしまった。

迎えた後半、ナポリが押し込む流れが続くと62分に決定機。相手のバックパスをマリオ・ルイがボックス内でカット。ラストパスをロサーノがシュートに持ち込んだが、ゴールライン前に戻ったDFの好クリアに阻まれた。
その後、膠着状態に陥ったことからペターニャらを投入したナポリだったが、追加タイム1分のアンギッサのミドルシュートはGKの好守に阻まれ、0-1のまま敗戦。ミランにかわされ3位で前半戦を終えている。


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