コロナで満身創痍のスパーズが天敵相手に価値あるドロー! ロバートソン退場響いたリバプールは公式戦連勝が「8」でストップ《プレミアリーグ》

2021.12.20 03:42 Mon
Getty Images
プレミアリーグ第18節、トッテナムvsリバプールが19日にトッテナム・ホットスパースタジアムで行われ、2-2のドローに終わった。なお、リバプールのFW南野拓実はベンチ入りも出場機会はなかった。
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トッテナム(勝ち点25)は今月5日に行われた第15節のノリッジ戦に3-0で快勝し、新体制で初となる3連勝を達成。しかし、その直後に新型コロナウイルスのクラスターが発生すると、以降のスタッド・レンヌ戦、ブライトン戦が開催延期。その後、練習再開にこぎ着けたが、前節のレスター・シティ戦は対戦相手のクラスター発生によってまたしても延期に。この結果、3試合未消化で暫定4位のアーセナルと4ポイント差の7位という立ち位置で、約2週間ぶりとなる公式戦に臨むことになった。
コンテ監督は自身初のビッグマッチに向け、前述のノリッジ戦から先発5人を変更。コロナの影響によりホイビュルクがベンチ外となり、ルーカス・モウラ、スキップ、レギロンらがベンチスタートとなり、ウィンクスやエンドンベレ、セセニョン、デレ・アリを代役に起用。その一方でコロナから回復したソン・フンミン、エメルソンはスタメンに名を連ねた。

一方、首位のマンチェスター・シティ、3位のチェルシーと共に三つ巴のリーグタイトル争いに身を置く2位のリバプール(勝ち点40)は、目下公式戦8連勝中。直近のウォルバーハンプトン戦、アストン・ビラ戦はいずれも1-0の最少得点差での辛勝となったが、前節のニューカッスル戦では3-1の快勝。相変わらずの強さを見せつけている。

目下6連勝と相性の良さを見せるお得意様との年内最後のビッグマッチに向けては、前述のニューカッスル戦をコロナ陽性疑いにより欠場したファン・ダイク、ファビーニョ、カーティス・ジョーンズが引き続きメンバー外に。さらに、新たに陽性疑いとなったチアゴ、陰性確認も体調不良のヘンダーソンが不在に。これを受け、クロップ監督はミルナー、ナビ・ケイタと共に19歳MFモートンをプレミアリーグ初スタメンに抜擢した。
久々の実戦ということもあり硬さが見受けられるホームチームに対して、アウェイチームが強度の高いプレーで押し込む入りを見せる。開始直後にアレクサンダー=アーノルドの浮き球のクロスにロバートソンが頭で合わせて際どいシュートを放つと、直後にも波状攻撃からミルナーが最初の枠内シュートとなるミドルシュートを放った。

以降は[5-3-2]の守備ブロックを構えるトッテナムの3センター脇のスペースを使いつつ、相手が攻撃に出てきた際にはウイングバックの背後を狙うサラー、マネをシンプルに使った攻撃でチャンスを窺う。11分にはペナルティアーク付近でボールを受けたアレクサンダー=アーノルドが左足の鋭いミドルシュートを枠の右下隅へ飛ばすが、これはGKロリスのビッグセーブに阻まれた。

立ち上がりの劣勢を何とか凌いだトッテナムは、徐々に試合勘を取り戻してデュエルの局面で五分に持ち込んでいく。そして、13分には相手陣内の右サイドで果敢に仕掛けたエメルソンからの折り返しをボックス右で収めたケインに最初の決定機が訪れるが、ここは相手DFのブロックとGKアリソンの的確なポジショニングに阻まれる。

しかし、完全復活が待たれるトッテナムの眠れる獅子がこの痺れるビッグマッチでようやく目覚める。13分、相手のカウンターを潰すウィンクスの見事なスライディングタックルからカウンタープレスが発動すると、ボックス手前でボールを持ったエンドンベレがゴール前に飛び出した2トップの内、ボックス右に走り込むケインを選択。オフサイドぎりぎりで抜け出したケインはGKアリソンのポジションを冷静に見極めゴール左下隅へ右足のシュートを流し込んだ。

悩めるエースのリーグ7戦ぶりとなる今季2点目で幸先よく先制に成功したトッテナムは、前がかる相手の背後を効果的に突き得意のロングカウンターを繰り出していく。16分にはケインの身体を張ったキープから2-2の数的同数のカウンターに持ち込み、右サイドを持ち上がったケインからソン・フンミンへ決定的なクロスが供給される。ただ、ここは難しいバウンドとなったことで身体を投げ出して放ったボレーシュートは枠の左に外れる。

何とか連続失点を免れたリバプールだが、相手のカウンターの脅威に怯むことなく全体を押し上げて厚みのある仕掛けを継続。さらに、トランジションの局面でのギアを上げて連動したプレスで相手のボール保持者に自由を与えず、ショートカウンターの形からも際どいシーンを作り出す。

以降は互いにラストパスが通れば即ゴールチャンスというオープンな攻防を繰り広げる中、トッテナムにビッグチャンス。30分、自陣深くでボールを奪ったウィンクスからの縦パスに抜け出したソン・フンミンがボックス右付近まで運ぶ。ニアへの斜めのランニングでDFを引っ張ったケインをオトリに、後方からフリーで走り込んできたデレ・アリへDF2枚の間を抜く完璧なラストパスを供給。だが、ボックス内でドフリーのデレ・アリが放ったシュートはGKアリソンに指先で触られて枠の右に外れ、絶好の追加点のチャンスを逸した。

すると、守護神のビッグプレーに救われたリバプールの攻撃陣が決定的な仕事を果たす。35分、左サイドに抜け出したマネの折り返しはボックス内で相手DFに撥ね返されるも、見事なスプリントでルーズボールを回収したロバートソンがボックス左から浮き球のクロスを供給。これをゴール前で絶妙なポジションを取っていたジョタが頭で合わせてゴール左隅へ流し込んだ。

時間帯、流れを考えれば、最高の形で追いついたリバプールは、明らかに気落ちしたホームチームを攻め立てて前半の内に試合を引っくり返しにかかる。相手を完全に自陣深くに押し込めた中、43分にはボックス左でマネが上げたクロスを大外で待ち構えていたアレクサンダー=アーノルドが抑えの利いた強烈なダイレクトボレーで合わせる。だが、枠を捉えたシュートはGKロリスの足を使ったファインセーブに阻まれる。

一方、このままの劣勢で終わりたくないトッテナムもロングフィードに反応したセセニョンのボックス内での粘りのキープからゴール前のケインへマイナスのパスが供給されるが、ここは相手DFの身体を張ったブロックに遭い、こちらも勝ち越しゴールを奪うことはできず。

1-1のイーブンで折り返した試合は後半も引き続き球際の激しいバトルが強調される白熱の展開となる。その流れの中で先にビッグチャンスを迎えたのはトッテナム。

55分、ダイアーのフィードに反応したデレ・アリとケインが相手最終ラインと完璧に入れ替わると、ボックス左でGKアリソンを引き付けたデレ・アリが右を並走するケインへプレゼントパス。だが、ボールが足元に入り過ぎたところにすかさず詰めたアリソンのビッグセーブに遭う。さらに、直後にもソン・フンミンの左CKの場面でゴール前のケインに決定機も、相手にディフレクトしたボールにうまく頭で合わせたものの、ボールを抑えきれずにクロスバーの上へ外してしまう。

後半に入ってやや流れが悪いリバプールは60分にモートンを下げ、トッテナム戦と相性が良い切り札のフィルミノを投入。この交代で並びを[4-2-3-1]に変更し、最前線にサラー、トップ下にフィルミノ、右ウイングにジョタと立ち位置を変えた。対するトッテナムは直後にエンドンベレを下げてスキップをピッチへ送り出した。

後半半ばを迎えると、前半からのハイインテンシティの攻防の影響もあり、互いにマイボール時に少しずつボールを落ち着けて戦う形に。だが、その展開とは裏腹に試合はここから大きな動きを見せる。

68分、トッテナムが後方からのロングフィードにタイミング良く抜け出したデレ・アリがボックス内でDFアレクサンダー=アーノルドに後ろから押し倒される形で倒れ込む。だが、主審はノーファウルの判定でプレーを流す。すると、ここでの攻守の入れ替わりから相手陣内深い位置まで攻め込んだリバプールはボックス左で仕掛けたジョタがクロス。ファーで反応したサラーの頭と手に当たったボールがゴールへ向かいGKロリスが何とかかき出すと、こぼれに反応したアレクサンダー=アーノルドがすかさず入れた高速クロスをゴール前のロバートソンが頭で合わせた。トッテナムは当然サラーのハンドをアピールしたものの、主審はリバプールのゴールを支持した。

微妙な判定もあって逆転を許したトッテナムだが、すぐさま同点に追いつく。74分、自陣でのビルドアップからウィンクスが背後に出したグラウンダーのスルーパスにソン・フンミンが反応。ペナルティエリアぎりぎりの位置まで飛び出したGKアリソンが先にボールに到達したが、まさかのクリアミス。こぼれを回収したソン・フンミンが冷静に無人のゴールへ流し込み、トッテナム通算300試合出場を自ら祝う値千金の同点ゴールとした。

これで再び2-2のイーブンに戻った中、リバプールにアクシデントが発生。75分、タッチライン際でボールをキープしようとしたエメルソンのボールを蹴りだそうと、豪快に足を振ったロバートソンのキックがボールではなくエメルソンの足を直撃。当初、イエローカードが掲示されたが、不必要に足を振り過ぎたか、オンフィールドレビューの結果、カードの色が赤に変わった。

ここまで1ゴール1アシストの活躍を見せたロバートソンの一発退場によって数的不利を背負うことになったリバプールは、ここから引き分けやむなしの戦い方にシフト。マネとジョタと前線の枚数を削ってツィミカス、ジョー・ゴメスと守備的なカードを切ってサラーを攻め残したカウンターに賭けながらも現状のスコア維持を意識する。

一方、こうなると勝ち切りたいトッテナムはデレ・アリ、セセニョンを下げてルーカス・モウラ、レギロンと主力2人を投入し、攻勢を強めていく。ようやく高い位置を取り始めた両ウイングバックを起点に幾度か良い形を作り出したが、クロスやラストパスの質を欠きなかなか決定機まで持ち込めず。

結局、試合はこのままタイムアップを迎え、コロナ蔓延の影響で戦前には大敗の可能性も予想されたトッテナムは、リーグ4連勝こそ逃したものの、直近6連敗中だった苦手の相手にドローに持ち込む価値ある勝ち点1を手にした。一方、ロバートソンの退場が響いたリバプールは公式戦連勝が「8」でストップ。首位シティとの勝ち点差が「3」に広がる結果となった。

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