上位陣相手に19カ月ぶり勝利のローマ、モウリーニョ節全開で歓喜「今では22分前の出来事」

2021.12.19 11:40 Sun
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ローマのジョゼ・モウリーニョ監督が上位陣相手に大差で勝利したチームを絶賛した。
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18日に行われたセリエA第18節でアタランタと対戦したローマ。第16節のインテル戦で完敗を喫したものの、前節のスペツィア戦でバウンスバックに成功した中で迎えた試合は、開始早々の1分にFWタミー・エイブラハムのゴールで先制。前後半で1点ずつを追加し、終盤に再びエイブラハムがダメ押しゴールを決めて4-1の快勝を収めた。
この試合でセリエAの上位陣相手に約19カ月ぶりの勝利を収めたモウリーニョ監督は、試合後に選手や試合に関わったレフェリーを称賛。やりたいプレーができていたとし、世間への皮肉を込めて喜びを語った。

「我々はベストな試合をしたと思う。チームのスピリットが素晴らしい。選手たちは、アタランタが相手では試合を90分間コントロールするのは難しいとわかっていた。だから、深い位置で守らなければならない時間もあっただろう。試合中ずっと高い位置でプレスをかけ続けることはできない。その点でチームは非常に集中していた」

「アタランタの選手たちはアグレッシブで激しく、1対1のバトルが多い。騒々しい観客の声も背後から耳に入るので、今日は彼のような経験と質の高いレフェリーが必要だったと思う。彼は今日、本当に素晴らしかった」
「そして、ボックス内での攻防やピンチを対処するスライディングなど、本当によくできていた。その後のカウンターもうまくいったし、ビハインドを背負っているがために前掛りになるチームをさらに苦しめることができた。試合を見極めてそれに対応することができたのは本当に良かった」

「だからこそ、本当によくやったと思う。(DFリック・)カルスドルプはレガースが半分に割れて困っていたが、ベンチには彼の代わりが務まる選手がいないことに気が付いた。そのような献身性が常にチームには求められる。そして最後に、ローマが上位のチームに勝ったのは何年ぶりかという話を耳に挟んだが、我々がトップ5位入るようなチームに勝ってから20分が経過したということを指摘しておく」

そしてポルトガル人指揮官は、今のローマであればセリエAで上位を狙うことも可能であると言及。さらに、試合前には選手たちの緊張をほぐすべく、アタランタが拠点を置くロンバルディア州のベルガモで試合の数時間前に起きた地震になぞらえ、冗談を言っていたと明かした。

「我々はそこをターゲットにすることができる。ベンチの交代要員だって戦力の一員だし、そこにいる若くて経験の浅い選手たちもその一員だ。チームの活性化を図るために選手交代を行うことと、必要に迫られて選手交代を行うことは別物だ。負傷した選手たちの復帰も必要になる」

「というのも、あのようなチーム、インテルではなくミランやナポリのことだが、彼らから勝ち点を奪いたいのであれば、戦術的に組織化されているだけでは足りないし、ビルドアップでハードワークをしているだけでも不十分だ。ピッチ上では選手ひとりひとりがある種の姿勢を持っている必要がある」

「試合前に私は、選手たちと『ベルガモの地震は感じなかったね』と言ったが、それは我々がみんなにショックを与えるために来たということだ。みんなはローマが強豪を倒すのは19カ月ぶりだと言うだろう。だが、今は22分前の出来事だ」

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