久保欠場のマジョルカ、4部相手に延長戦を制し2回戦進出!《コパ・デル・レイ》

2021.12.02 07:24 Thu
Getty Images
コパ・デル・レイ(国王杯)1回戦がスペイン各地で行われた。
PR
久保建英の所属するマジョルカは1日、4部に所属するヒムナスティカ・セゴビアーニャとアウェイで対戦し2-0で勝利した。久保はベンチ入りも出場機会はなかった。
直近のヘタフェ戦で戦列復帰した久保が2試合連続のベンチスタートとなった中、マジョルカは35分にピンチを迎える。スルーパスに抜け出したシマノフスキを飛び出したGKが倒してしまいPKを献上。しかし、パネンカを狙ったシマノフスキのPKをGKグライフがキャッチし、難を逃れた。

ゴールレスで迎えた後半、マジョルカはにセットプレーから決定機を作る。58分、右サイドで獲得したFKからオリバンがクロスを供給するとゴール前に抜け出したガヤが左足で合わせたが、シュートは枠の上に外れた。

さらにマジョルカは66分、相手のバックパスをカットしたアンヘルが飛び出したGKをかわしてボックス左深くまで侵攻。クロスを供給するとボックス走り込んだムブラがダイレクトで合わせたが、これは相手GKのファインセーブに阻まれた。
終盤にかけてはややオープンな展開となったが、互いにネットを揺らすことはできず。0-0のまま90分が終了し試合は延長戦に突入。

すると、延長前半にマジョルカがスコアが動く。94分、バイタルエリア中央左寄りの位置でボールを受けたガラッレタがゴール前にふわりと浮かせたパスを送ると、抜け出したアンヘルが頭で合わせると、飛び出したGKの脇を抜けゴールネットを揺らした。

その後、両チーム1人ずつ退場者を出す荒れた展開となったが、マジョルカは109分にもギジェルモ・ロドリゲスのパスでボックス左に抜け出したオリバンの折り返しからアンヘルがシュートを流し込み、試合を決定づける2点目を奪った。

結局、試合はそのまま2-0でタイムアップ。マジョルカが2回戦進出を決めた。

◆コパ・デル・レイ1回戦 結果
▽12/1(水)
メンサヘロ(4) 0-1 サラゴサ(2)
ベルガンティニョス(4) 2-0 トゥデラノ(3)
ソラレス(4) 2-3 エスパニョール
コルドバ(6) 0-1 セビージャ
ヒムナスティカ・セゴビアーニャ(4) 0-2 マジョルカ
ブレア(4) 0-2 イビサ(2)
アルヘシラス(3) 1-2 ウニオニスタス(3)
アルジーラ(4) 0-1 フエンラブラダ(2)
サン・フアン(4) 1-2 サンセ(3)
アンドラッチ(4) 2-1 オビエド(2)
マンチャ・レアル(4) 2-1 DUXインテルナシオナル(3)
ムルシア(3) 3-4 デポルティーボ(3)
タラベラ(3) 2-0 コルネジャ(3)
カセレーニョ(4) 1-2 ポンフェッラディーナ(2)
エウロパ(4) 0-1 アモレビエタ(2)
アレンテイロ(4) 2-1 ログロニェス(3)
カラオラ(3) 1-1(PK:4-5) アトレチコ・バレアレス(3)
エストレマドゥーラ(3) 1-4 サモラ(3)
リナレス(3) 0-0(PK:6-5) ヒムナスティック・タラゴナ(3)
サンフェルナンド(3) 2-3 レオネサ(3)
アリカンテ(6) 0-4 ベティス
パナデリア・プリド(4) 0-4 ソシエダ
サン・ロケ・デ・レペ(4) 0-3 ミランデス(2)

▽12/2(木)
メリリャ(6) vs レバンテ
サン・アグスティン(6) vs オサスナ
ギフエロ(5) vs ラージョ・バジェカーノ
ゲルニカ(4) vs エイバル(2)
ウトリリャス(6) vs バレンシア
ペーニャ・スポルト(4) vs マラガ(2)
レイオア(4) vs エルチェ
カルボ・ソテロ(4) vs ジローナ(2)
ベレス(4) vs ラス・パルマス(2)
クリスト・アトレチコ(4) vs レアル・ウニオン(3)
アトレチコ・プルピレニョ(4) vs カステリョン(3)
リャネラ(4) vs ログロニェス(3)
ウニオン・アダルヴェ(4) vs ルーゴ(2)
エルデンセ(4) vs ラージョ・マハダオンダ(3)
ヘレス(4) vs レガネス(2)
ビラ・デ・フォルトゥナ(6) vs カディス
イビサ(4) vs テネリフェ(2)

▽11/30(火)
カヨン(4) 0-2 ウエスカ(2)
マルチャマロ(4) 0-1 バジャドリー(2)
ナシャラ(4) 0-1 アンドラ(3)
ビトリア(6) 0-8 ビジャレアル
ラグーナ(6) 0-7 グラナダ
ウナミ(6) 0-3 アラベス
テルエル(4) 0-1 アルコルコン(2)
セアレス(4) 0-1 スポルティング・ヒホン(2)
ラシン・リオハ(4) 0-2 カルタヘナ(2)
アトレティコ・サンルケーニョ(3) 2-0 サバデル(3)
モリェルッサ(6) 1-5 ヘタフェ
エブロ(4) 0-5 セルタ
モンティホ(4) 0-1 ブルゴス(2)
アギラス(4) 1-1(PK:3-5) アルメリア(2)
アルバセテ(3) 2-1 ラシン・フェロル(3)
バダホス(3) 0-3 アルコヤーノ(3)

※数字は所属リーグ

PR
関連ニュース

アスレティックがマジョルカをPK戦の末に下し40年ぶり優勝【コパ・デル・レイ】

コパ・デル・レイ決勝、アスレティック・ビルバオvsマジョルカが6日にサン・マメスで行われ、1-1で120分を終了。PK戦の末、4-2としたアスレティックが優勝した。 準決勝でアトレティコ・マドリーを下したアスレティックと、レアル・ソシエダを下したマジョルカによる決勝。 40年ぶりの優勝を目指すアスレティックはウィリアムズ兄弟、グルセタが3トップを形成する[4-3-3]で臨んだ。 一方、21年ぶりの優勝を目指すマジョルカはムリキとラリンの2トップとする[5-3-2]で臨んだ。 5バックで構えるマジョルカに対し、ホームアドバンテージを持つことになったアスレティックが徐々に押し込む展開としていったが、21分に先制したのはマジョルカ。 CKの流れからライージョのパスを受けたダニ・ロドリゲスがシュートを蹴り込んだ。 追う展開となったアスレティックが前がかる中、31分にグセルタが、40分にニコ・ウィリアムスがゴールに迫るも決めきることができない。 追加タイムにもニコに決定機が訪れたが、ボックス左から放ったシュートはわずかに枠を外れ、マジョルカの1点リードで前半を終えた。 迎えた後半、キックオフ直後にラリンがディフェンスライン裏を取って決定的なシュートに持ち込んだマジョルカが追加点に迫るも、GKアギレサバラにセーブされると、開始5分にアスレティックが追いつく。 敵陣でボールを奪ったニコがスルーパス。ボックス左で受けたサンセトがシュートを決めきった。 同点としたアスレティックが押し込む流れが続くも、逆転に迫る好機をその後はなかなか作れない。 後半追加タイム、ビビアンのミドルとグルセタのヘディングシュートでゴールに迫ったアスレティックだったが、逆転弾を奪うには至らず延長戦に突入した。 延長戦からムニアインを投入したアスレティックは、同前半12分、そのムニアインが直接FKでゴールに迫るも、延長戦では決着が付かず。 そしてPK戦では2人が失敗したマジョルカに対し、4人全員が成功したアスレティックが40年ぶり24度目のコパ・デル・レイ優勝を飾っている。 2024.04.07 07:54 Sun

コパ・デル・レイ準決勝敗退のアトレティコ、シメオネ監督が切り替え 「トップ4入りに努力」

アトレティコ・マドリーのディエゴ・シメオネ監督がコパ・デル・レイ敗退について語った。スペイン『アス』が伝えた。 準々決勝でセビージャを破り、アスレティック・ビルバオとの準決勝に駒を進めたアトレティコ。2月7日に行われたホームでの1stレグを0-1で落とした中、逆転でのファイナル進出を目指し、29日の2ndレグに挑んだ。 しかし、試合は立ち上がりの13分に先制を許す展開となり、前半終盤にもリードを広げられ0-2で折り返し。後半にはダメ押しされ、2戦合計スコア0-4で大会を後にした。 シメオネ監督はスペイン『Movistar+』で試合を振り返り、内容を悔やんだ一方、今後の戦いにも戦いを向けた。 「滑り出しは順調だった。最初の20〜22 分間で、より良いものを生み出せる重要な場面が2つか、3つあった。しかし、我々はそれをものにできなかった」 「相手は最初のシュートを決め、2点目は決定的だった。それ以降は彼らの方が良かった。彼らの決勝進出は妥当だった。このような状況にあり、力強いプレーができなければより難しくなる。彼らにはそれがあった」 「1stレグでは多くのチャンスがあったが、同点に追いつくことができなかった。相手を祝福したい。選手たちは全てを捧げてくれたし、クラブの目標であるトップ4入りに向け努力を続けていく」 また、リーグ戦のみならず、チャンピオンズリーグ(CL)の戦いにも言及。インテルとのラウンド16・1stレグも0-1で落としているが、コパ・デル・レイと同じ轍は踏まないと述べた。 「久しぶりに準決勝に進出したが、良い仕事をした。ここからはリーグ戦に焦点を当てる。そして、CLはある意味このカップ戦と状況が似ているが、そこに向けてもっと力強さが必要なことはわかっている」 2024.03.01 17:07 Fri

コパ・デル・レイ制覇に王手のアスレティック指揮官、マジョルカとの決勝でも「力合わせれば勝てる」

アスレティック・ビルバオがコパ・デル・レイのタイトルに王手をかけた。スペイン『マルカ』が指揮官のコメントを伝えている。 アスレティックは準決勝でアトレティコ・マドリーと激突。2月7日に敵地で行われた1stレグで1-0と先勝すると、29日にホームで行われたリターンレグも3-0で制し、マジョルカとのファイナル進出を果たした。 アトレティコにとって約1年ぶりとなる本拠地での黒星で弾みをつけ、ホームでも完勝し、チームを2020年のスーペルコパ・デ・エスパーニャ以来となるタイトルに近づけたエルネスト・バルベルデ監督はこう述べた。 「簡単ではなかった。ゴールで落ち着き、後半はとてもいい形で相手を圧倒できた。大事なのは勝つために全力を尽くすことで、昨季もそうだった」 1984年以来となる40年ぶりの優勝がかかる決勝は4月6日に行われ、マジョルカが相手。バルセロナ相手に涙した2021年以来のファイナルに向け、メッセージを残している。 「人々がサポートしてくれるのはわかっているし、我々は力を合わせれば勝てると信じている。マジョルカもそう考えているはずだ。誰でも勝てる」 「ラ・リーガではレアル・ソシエダがマジョルカよりも上に立っているが、マジョルカが追い越していき、我々もアトレティコに勝った。何でも起こりうる」 2024.03.01 10:45 Fri

ホームでアトレティコに完勝のアスレティックが3大会ぶりの決勝進出!【コパ・デル・レイ】

コパ・デル・レイ準決勝2ndレグのアスレティック・ビルバオvsアトレティコ・マドリーが2月29日に行われ、3-0でアスレティックが勝利。この結果、2戦合計4-0でアスレティックが決勝進出を決めた。 7日にアウェイで行われた1stレグをベレンゲルの決勝点で勝利したアスレティックは、直近のレアル・ベティス戦からスタメンを3人変更。ベレンゲル、ユーリ、GKウナイ・シモンに代えてニャキ・ウィリアムズ、レクエ、GKアギレサバラをスタメンで起用した。 一方、ホームで惜敗したアトレティコは、直近のアルメリア戦からスタメンを4人変更。デパイやバリオス、ガブリエウらに代えてモラタ、マルコス・ジョレンテ、ヴィツェルらをスタメンで起用した。 立ち上がりから一進一退の展開が続く中、先にスコアを動かしたのはホームチームだった。アスレティックは13分、左サイド深くまで切り込んだニコ・ウィリアムズのクロスをファーサイドのイニャキ・ウィリアムズが右足ボレーでゴールに叩き込んだ。 反撃に出たいアトレティコだったが、27分に再びピンチ。ボックス右横まで切り込んだイニャキ・ウィリアムズの折り返しをボックス中央左に走り込んだニコ・ウィリアムズがダイレクトシュートで合わせたが、これはわずかにゴール右に外れ、難を逃れた。 そのアトレティコは30分、ボックス右でボールを受けたアンヘル・コレアの落としからボックス右手前のデ・パウルがクロスを供給。ファーサイドのモラタが折り返しがファーに流れると、アンヘル・コレアが右足で合わせたが、シュートは枠の上に大きく外れた。 ハーフタイムにかけては拮抗した展開が続いたが、再びスコアを動かしたのはアスレティック。42分、サンセトのパスを右サイドで受けたイニャキ・ウィリアムズがドリブルでボックス右から侵入すると、折り返すをゴール前のニコ・ウィリアムズがワンタッチで流し込んだ。 迎えた後半、先にスコアを動かしたのはアスレティック。61分、デ・マルコスの右クロスをゴール前で競り合ったグルセタが頭で触ったボールがファーに流れると、ボックス左で拾ったサンセトがシュート。これはGKオブラクに阻まれたが、こぼれ球をグルセタがゴールに押し込んだ。 その後は互いに選手を入れ替えながらゴールを目指したが、拮抗した展開が続く。アトレティコは85分にリケルメの左クロスから途中出場のサウールがヘディングシュートでゴールに迫ったが、これは枠の右に外れる。 結局、試合はそのまま3-0でタイムアップ。この結果、2戦合計4-0で勝利したアスレティックが、3大会ぶりの決勝進出を決めた。 2024.03.01 07:45 Fri

「他の試合のような成功は…」「運がなかった」決勝進出を逃したソシエダ、久保建英にはまずまずの評価「大きな希望だった」

レアル・ソシエダの日本代表MF久保建英はまずまずの評価を得た。 27日、コパ・デル・レイ準決勝2ndレグが行われ、ソシエダはマジョルカをホームに向けた。 1stレグはゴールレスドローだったこの対戦。勝利した方が決勝に駒を進める中、試合は膠着した展開に。久保は先発出場し、積極的なプレーをこの試合も見せたが実らなかった。 先制を許す苦しい展開の中、71分にはミケル・オヤルサバルのゴールで同点に追いつき、1-1のまま90分間が終了。久保は延長前半に完璧なクロスを入れると、ミケル・メリーノがファーサイドで合わせるもゴールならず。こぼれ球をキーラン・ティアニーが振り抜くも、顔面ブロックに遭ってしまった。その後、久保は交代となった中、チームはゴールを奪えず。PK戦の末に敗退となってしまった。 決勝を目前に敗れたソシエダ。スペイン『ElDesmarque』は久保に対して6点(10点満点)の評価を与えた。 「いつものように危険人物として注目を集めた。ただ、他の試合のような成功は掴めなかった」 また、スペイン『Noticias de Gipuzkoa』は5点(10点満点)の評価。チャレンジしたことは称えたが、結果が付いてこなかったとした。 「彼はチャレンジしていたが、運がほとんどなかった。インスピレーションもなかった。決して隠れることはなく、大きな希望だった。メリーノと共に中盤で素晴らしかった」 <span class="paragraph-title">【動画】延長前半、久保建英の完璧なクロスから最大の決定機!</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="YoeBWvtCQPU";var video_start = 311;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.02.28 12:45 Wed
NEWS RANKING
Daily
Weekly
Monthly