【CLグループ第5節プレビュー②】各グループで重要な直接対決! リバプール&アヤックスに続くチームは?

2021.11.24 18:00 Wed
Getty Images
チャンピオンズリーグ(CL)のグループステージ第5節が11月23日と24日に開催される。ここではグループステージ第5節2日目となるグループA~Dの戦いを展望を紹介していく。
PR
◆シティとPSGの首位攻防戦~グループA~
Getty Images

マンチェスター・シティ、パリ・サンジェルマン(PSG)、RBライプツィヒの三つ巴の争いが予想されたグループAでは、ライプツィヒが前節の結果2節を残しての敗退が決定。代わって健闘光るクラブ・ブルージュが突破候補2チームに食らいつき、今節を迎えている。
前節、ブルージュに4-1の快勝を収めてグループ首位に浮上したシティ(勝ち点9)は、2位のPSG(勝ち点8)との首位攻防戦でグループステージ突破と首位通過を狙う。新型コロナウイルス陽性判定でMFデ・ブライネを欠く状況だが、チームはリーグ前々節のマンチェスター・ユナイテッドとのダービー、前節のエバートン戦をそれぞれ2-0、3-0のスコアで快勝。2試合連続ゴール中のMFベルナルド・シウバに加え、DFカンセロ、MFロドリがハイパフォーマンスを継続中で、さらにFWスターリングやFWガブリエウ・ジェズスら前線の選手たちも結果を残しており、ほぼ盤石の状態で臨めるはずだ。前回対戦では試合を支配しながらも決定力の差で0-2の敗戦を喫しており、このリベンジマッチでは最後の質が勝利のカギを握る。

対するPSGは前節、ライプツィヒ相手にMFワイナルドゥムの2ゴールで逆転に成功して試合最終盤を迎えたものの、この試合2本目のPKをMFショボスライに決められて痛恨の2-2のドロー。この結果、2位でシティとの首位攻防戦に臨むことになった。以降のリーグ戦ではボルドー、ナントという格下相手に接戦に持ち込まれながらも2連勝を達成。直近のナント戦ではGKケイロル・ナバスの退場から追いつかれる苦しい展開も、FWメッシのリーグ初ゴールなどで勝ち切り、この一戦に弾みを付けた。直近4試合連続で失点が続く中、今回の大一番に向けてはレアル・マドリーから鳴り物入りでの加入ながらケガの影響で欠場が続いたDFセルヒオ・ラモスが遠征メンバー入りしており、百戦錬磨のDFの起用法にも注目が集まるところだ。

また、2位と4ポイント差で3位に位置するブルージュ(勝ち点4)は、すでに敗退が決定しているライプツィヒ(勝ち点1)を相手に突破へ望みを繋ぐ勝利を目指す。シティとの連戦では力の差を見せつけられる大敗を喫したものの、今季のグループステージ全試合でゴールを挙げていることは見事の一言。対戦相手のライプツィヒには3位でのヨーロッパリーグ(EL)決勝トーナメント進出という目標が残っているものの、MFダニ・オルモやFWポウルセンという負傷者に加え、守護神グラーチとマーシュ監督がコロナ陽性判定で遠征に帯同できず。2-1で勝利した前回対戦に続きダブルを決められるチャンスは十分にあるはずだ。
【グループA】
▽11/24(水)
《29:00》
マンチェスター・シティ vs パリ・サンジェルマン
クラブ・ブルージュ vs RBライプツィヒ

◆アトレティコとミランが生き残り懸けて激突~グループB~
Getty Images

開幕前は最激戦区と目されたグループBだが、頭一つ抜けた実力を示したリバプールが4連勝で2節を残しての首位通過を決めた。ただ、残り1枠を巡る争いは予想通りの混戦模様だ。

4節消化時点で2位にポルト(勝ち点5)、3位にアトレティコ・マドリー(勝ち点4)、最下位にミラン(勝ち点1)という状況で、今節ではポルトがリバプールに勝利し、アトレティコがミランに敗れた場合のみポルトの突破が決定する。

そういった中、アトレティコとミランは首位リバプールのアシストに期待しつつ、生き残りを懸けて激突する。

アトレティコはリバプールとの連戦においてFWグリーズマン、DFフェリペと共に退場者を出して連敗。その直後に行われたリーグ戦でもバレンシア相手に後半アディショナルタイムの連続失点で3-3のドローに持ち込まれる失態を演じたが、直近のオサスナ戦では相手の堅守に大苦戦を強いられながらもフェリペの後半終盤のゴールを守り抜き、らしいウノセロの勝利を飾ってバウンスバックに成功した。また、第3節のリバプール戦での一発退場に追加処分が科されたグリーズマンは当初、今回のミラン戦を欠場予定だったが、クラブの上訴が実って最終的に起用可能に。さらに、出場停止のフェリペに代わって4試合のサスペンションが明けたDFサビッチが今季CL初出場を飾ることになりそうだ。

一方、ここまでグループステージ未勝利で最下位に沈むミランは、前節のポルト戦を1-1のドローに持ち込むことが精いっぱいという苦しい内容で崖っぷちの状況。残り2節での逆転突破の条件は2連勝且つ、今節でアトレティコに当該成績で優位に立つか、ポルトが残り試合を1敗1分けに終わる必要がある。その奇跡を狙うピオリ率いるチームだが、セリエAでは前々節のインテルとのダービーを1-1のドローで終えると、直近のフィオレンティーナ戦では今季最多4失点を喫しての今季リーグ初黒星。公式戦3戦未勝利という難しい状況の中、敵地マドリードに乗り込むことになった。そのヴィオラ戦で2ゴールを挙げたFWイブラヒモビッチはチームを奇跡の逆転に導くことはできるか…。

その2チームの潰し合いに期待しつつ、今節での自力通過を目指すポルトはすでに首位通過を決めて消化試合となるリバプールと対戦する。前回対戦では1-5の大敗を喫したが、今回の対戦ではリバプールがFWサラーやFWマネ、DFファン・ダイクといった絶対的な主力を温存し、控えや若手選手を起用する可能性が高い。また、チーム自体も直近の公式戦2試合をいずれも大量得点で勝利しており、FWルイス・ディアスやFWタレミらの活躍で難所アンフィールド攻略を図る。なお、直近のアーセナル戦で今季リーグ初ゴールを挙げたFW南野拓実には初スタメン、初ゴールが期待されるところだ。

【グループB】
▽11/24(水)
《29:00》
アトレティコ・マドリー vs ミラン
リバプール vs ポルト

◆突破懸けた3位と2位の直接対決~グループC~
Getty Images

実力伯仲と思われたグループCではリバプール、バイエルン、ユベントスと共に4連勝を飾った首位アヤックス(勝ち点12)が2節を残しての突破を決め、4戦全敗の最下位ベシクタシュ(勝ち点0)の敗退が決定。また、2位以下との当該成績によってアヤックスの首位通過もほぼ決まっており、残すは2位のドルトムント(勝ち点6)と、3位のスポルティング・リスボン(勝ち点6)による2位争いに焦点が当てられている。

アヤックスとの連戦をいずれも大敗で終えたドルトムントは、インターナショナルマッチウィーク前のリーグ戦でもライプツィヒに惜敗し、今季初の公式戦連敗を喫した。エースFWハーランドを含め多数の負傷者に悩まされるチームはメンバーの入れ替えやシステム変更で苦境脱出を図っている中、直近のシュツットガルト戦では主将MFロイスの試合終盤のゴールによって2-1の勝利を収め、苦しみながらも連敗ストップに成功した。アヤックス戦での不運な一発退場によってDFフンメルスを欠くこの試合では守備のオーガナイズと共に、前回対戦唯一のゴールスコアラーであり、シュツットガルト戦でリーグ初ゴールも挙げたFWマレンのパフォーマンスに注目したい。

一方、3位のスポルティングはドルトムントの最終節の相手がベシクタシュであることを考えると、今節での勝利且つ当該成績で優位に立つために2点差を付けての勝利が必須だ。現在、チームは公式戦9連勝と好調な上、対戦相手が飛車角落ちという状況を考えれば、ホームでより攻撃的に振る舞い、圧倒する戦いを期待したい。

引き分け以上で地力での首位通過が決定するアヤックスは、最下位相手のアウェイゲームということもあり、控えや若手中心のスカッドで臨む可能性が高い。国内リーグでは首位をキープしているものの、2位のPSVと同勝ち点、3位のフェイエノールトも2ポイント差に迫っており、今後の熾烈なリーグ戦に向けて若手の台頭が求められるところだ。

【グループC】
▽11/24(水)
《26:45》
ベシクタシュ vs アヤックス
《29:00》
スポルティング vs ドルトムント

◆マドリー&インテルが勝利で突破~グループD~
Getty Images

開幕前は2強2弱と思われたグループDだが、伏兵シェリフの大躍進によって2節を残して3チームが勝ち点3差にひしめく混戦模様となっている。

それでも、今節で首位のレアル・マドリー(勝ち点9)がシェリフ(勝ち点6)を破り、2位のインテル(勝ち点7)が最下位のシャフタール(勝ち点1)を破った場合、最終節を前に突破2チームが決定する。

昨季グループステージでダブルを喫したシャフタール相手に2連勝を飾り、首位に立つマドリーは直近のリーグ戦でもラージョ、グラナダという格下相手にきっちり連勝。4試合連続失点は頂けないものの、グラナダ戦では絶好調のFWヴィニシウスなど大量4ゴールを挙げて快勝。エースFWベンゼマやMFモドリッチなどベテランの主力を早い時間に下げられた点もプラス材料だ。ホームでの前回対戦では再三の決定機をモノにできず、屈辱の敗戦を喫しており、リベンジに燃えるアンチェロッティ率いるチームは週末にセビージャとの上位対決を控えるものの、全力で勝ちに行くはずだ。

対するシェリフはインテルとの連戦を共に1-3で落とし、開幕2連勝からの連敗で首位から3位に転落。それでも、インテル戦では共にゴールを挙げるなど決して完敗ではなく、強豪相手に十分なパフォーマンスを見せていた。ホームに首位チームを迎える今回の一戦では前回対戦のように相手の油断や隙を期待できないが、守備陣を中心に持ち味の粘り強い戦いで勝ち点を拾いたい。

2戦未勝利からの連勝で2位に浮上したインテルは、2011-12シーズン以来の決勝トーナメント進出を目指して3連勝を狙う。直近のセリエAではミランとのダービーを1-1のドロー、ナポリとの上位対決を3-2の勝利で終え、公式戦7戦無敗と好調を維持している。昨季の2試合、前回対戦を含めシャフタールとは3試合連続ゴールレスドローと苦戦が続いているが、今回のホームゲームではきっちりゴールをこじ開け、マドリーとの最終節を前にきっちり突破を決めたい。

【グループD】
▽11/24(水)
《26:45》
インテル vs シャフタール
《29:00》
シェリフ vs レアル・マドリー

PR
関連ニュース

【プレミアリーグ第34節プレビュー】アーセナル&リバプールは首位シティに圧力かけられるか…FAカップ並行開催で変則日程

先週末に行われた第33節は三つ巴の優勝争いに大きな影響を与える一節となった。アーセナルとリバプールがいずれもホームで敗戦を喫した中、唯一勝ち点3を積み上げたマンチェスター・シティが3位から一気に首位奪還に成功した。 UEFAコンペティションの準々決勝終了後の開催となる今節は、FAカップ準決勝開催に伴い、トッテナムvsマンチェスター・シティ、ブライトンvsチェルシー、マンチェスター・ユナイテッドvsニューカッスルが5月中旬に延期される変則日程での開催となる。 その中で注目は首位シティをいずれも2ポイント差で追う2位のアーセナル、3位のリバプールの上位陣の戦いだ。 アーセナルは前節、アストン・ビラとホームで対戦。前半は相手を圧倒するパフォーマンスを見せたものの、古巣対戦のGKマルティネスらの好守などによって先制点を奪えず。すると、後半は完全に攻撃が停滞すると、後半終盤にセットプレー流れとカウンターからFWベイリー、FWワトキンスに立て続けにゴールネットを揺らされて0-2の敗戦。痛恨のシーズンダブルを喫し、2024年のリーグ戦初黒星と共に首位陥落となった。さらに、チャンピオンズリーグ(CL)のバイエルン戦では初戦を2-2のイーブンで終えていた中、敵地での2ndレグでMFキミッヒの一発に沈んで0-1の敗戦。7年ぶりのCLでの戦いをベスト8で終えることになった。 この公式戦連敗によって一気に厳しい立場に立たされたアルテタのチームは、チェルシーとトッテナムとの過密日程のダービーを控える中、今季上位陣相手に曲者ぶりを発揮する11位のウォルバーハンプトン相手にバウンスバックの白星を狙う。直近4試合未勝利とやや失速気味のウルブスとのアウェイゲームでは、2試合連続無得点と決定力を欠く攻撃陣の奮起が求められる。また、バイエルン戦で昨年12月以来のスタメンを飾ったDF冨安健洋の起用法にも注目が集まる。 リバプールは前節、クリスタル・パレスとホームで対戦。その直前に行われたヨーロッパリーグ(EL)でアタランタにアンフィールドで14カ月ぶりの敗戦を喫し、バウンスバックの白星を狙った一戦だったが、立ち上がりに隙を突かれてMFエゼに先制点を奪われた。後半は攻撃的なカードを切って完全に落ち込む形を作り出したが、FWヌニェス、FWサラー、MFカーティス・ジョーンズといった選手の再三の決定機逸が響き0-1の敗戦。要塞でのまさかの公式戦連敗によって3位に転落した。 ELのアタランタとのリターンレグでは、FWサラーの開始早々のPKによる先制点で奇跡の逆転突破への機運が高まったものの、以降は攻撃が停滞。敵地で意地の勝利を収めたが、今季2つ目のタイトル逸が決定した。これでシーズン残りはリーグ戦一本に絞られた中、今節は前回対戦で壮絶な打ち合いを演じた12位のフルアムとのアウェイゲームに挑む。アタランタ戦完全休養となったMF遠藤航の奮闘に期待しつつ、湿りがちな攻撃陣の爆発が勝利のカギを握る。 前節、アーセナルを破って4位に再浮上したアストン・ビラは、13位のボーンマスを相手に連勝を狙う。直近のカンファレンスリーグ(ECL)では敵地で2点を先行されて敗退の危機に陥ったが、後半終盤に相手守備のミスを突いてDFキャッシュのゴールで追いついて延長戦に持ち込んだ。その後、PK戦では守護神マルティネスが2本のシュートストップでチームをベスト4進出に導いた。MFザニオーロの負傷に、120分の激闘から中2日でのチェリーズ戦は難しいものになるが、トッテナムとの暫定勝ち点差をきっちり広げたいところだ。 DF橋岡大樹を擁する18位のルートン・タウンは、15位のブレントフォード相手に2試合ぶりの白星を狙う。前節、マンチェスター・シティ相手に1-5の大敗を喫した中、残留争いのライバルであるビーズとの直接対決ではFWトニー、FWエンベウモ、FWウィサとタフなアタッカーを擁する相手に守備陣の出来が勝敗のカギを握る。前節、不運な形で今季2つ目のオウンゴールを献上した橋岡としては名誉挽回のソリッドなパフォーマンスを見せたいところだ。 また、無敗レバークーゼンに屈してELベスト8敗退となった8位のウェストハムは、リバプール撃破で勢いに乗る14位のクリスタル・パレス相手にバウンスバックの白星を目指す。 熾烈な残留争いでは最下位のシェフィールド・ユナイテッドと19位のバーンリーの直接対決、共にPSR違反で勝ち点を減点されて降格圏手前にいる16位のエバートンと、17位のノッティンガム・フォレストの直接対決にも大きな注目が集まる。 ◆プレミアリーグ第34節 ▽4/20(土) 《23:00》 ルートン・タウン vs ブレントフォード シェフィールド・ユナイテッド vs バーンリー 《27:30》 ウォルバーハンプトン vs アーセナル ▽4/21(日) 《21:30》 エバートン vs ノッティンガム・フォレスト 《23:00》 アストン・ビラ vs ボーンマス クリスタル・パレス vs ウェストハム 《24:30》 フルアム vs リバプール ▽5/14(火) 《28:00》 トッテナム vs マンチェスター・シティ ▽5/15(水) 《27:45》 ブライトン vs チェルシー 《28:00》 マンチェスター・ユナイテッド vs ニューカッスル 2024.04.20 12:00 Sat

【ラ・リーガ第32節プレビュー】優勝争い左右のクラシコ! その他上位陣は下位との対戦に

先週末に行われた第31節はレアル・マドリーとバルセロナがいずれもウノセロ勝利を収め、アトレティコ・マドリーとジローナの上位対決はロヒブランコスに軍配。バスクの2強はいずれも土壇場の失点によって勝ち点1を積み上げるにとどまった。 UEFAコンペティションの準々決勝終了直後に行われる今節は、首位のレアル・マドリー(勝ち点78)と、2位のバルセロナ(勝ち点70)による、エル・クラシコが最注目カードだ。 マドリーは前節、マジョルカとのアウェイゲームをMFチュアメニのゴールによって1-0の勝利。リーグ4連勝でホーム開催の伝統の一戦を迎えることになった。さらに、チャンピオンズリーグ(CL)のマンチェスター・シティ戦では2戦合計4-4で並んだ中、PK戦の末に前大会王者を見事に撃破。今季UEFAコンペティションで苦戦するスペイン勢最後の砦としてベスト4進出を決めた。 その一戦では過負荷で交代となったDFカルバハル、FWヴィニシウスを中心に激しい消耗を強いられた上、休養期間も宿敵より1日少ない厳しいコンディションでの戦いとなるが、シティ撃破の勢いに乗って2季ぶりの優勝へ決定的な勝ち点3を掴みたい。 対するバルセロナは前節、多くの主力を温存した中でカディスとのアウェイゲームをFWフェリックスのゴラッソによって1-0の勝利。マドリーと同じくリーグ4連勝で大一番を迎えた。ただ、CLのパリ・サンジェルマン(PSG)戦では敵地での1stレグを3-2で勝利していた上、前半にFWハフィーニャのゴールで先制し、ホームで2点のアドバンテージを獲得。だが、前半半ばのDFアラウホの一発退場で大きく流れが変わると、そこから4ゴールを奪われ、2戦合計4-6で痛恨のベスト8敗退となった。 これにより、今季唯一獲得可能なタイトルはラ・リーガのみとなったが、仮に今回の直接対決で勝ち点3を逃せば、ほぼ終戦となるだけにより重圧が懸かる中でのタフな一戦となる。ショックが残る敗退によるメンタル面、チームの雰囲気は芳しくないが、日程面やコンディション面のアドバンテージを活かして宿敵相手に意地の勝利を収め、逆転での連覇に望みを繋げたい。 そのバルセロナ同様にショッキングなCL敗退となった4位のアトレティコは、14位のアラベスとのアウェイゲームでバウンスバックの白星を狙う。リーグ前節はジローナ相手にFWグリーズマンのドブレーテの活躍で3-1の逆転勝利を収めたが、ドルトムント戦では一時2点ビハインドを追いついたが、その直後の連続失点で2戦合計スコアで逆転を許して無念の敗退となった。これにより、シーズン残りでのトップ4死守が至上命令となり、今回のアラベス戦では苦手とするアウェイゲームでしっかりと勝ち点3を取り戻したい。 前節、アトレティコに敗れた3位のジローナは5位以下の足踏みによって勝ち点8差とトップ4フィニッシュへまだ余裕のある状況だが、降格圏の18位カディスを相手にしっかりと勝ち点3を稼ぎたい。主砲ドフビクが2試合連続ゴールと再びエンジンがかかり出したことは朗報だが、直近3試合で6失点の守備面の改善を図りたい。 MF久保建英を擁する6位のレアル・ソシエダは、10位のヘタフェとのタフなアウェイゲームに臨む。4連勝を狙った前節は最下位のアルメリア相手にFWベッカーの1ゴール1アシストの活躍で勝ち点3奪取に迫ったものの、DFスベルディアの決定機阻止による退場&PK献上によって土壇場で追いつかれて逃げ切りに失敗した。なお、同試合で途中出場の久保は負傷明けで思うような活躍を見せられなかったが、今回の古巣対戦に向けて状態を上げてきているはずだ。 5位のアスレティックはコパ・デル・レイ優勝後初めてサン・マメスに凱旋したビジャレアルとの一戦を、物議を醸す最終盤のPK献上によって1-1のドローで終えた。これにより、4位のアトレティコとの勝ち点差が「4」に広がった。すでにヨーロッパリーグ(EL)出場権を確保しており、勝ち点3奪取のみに集中できる状況の中で降格圏の19位グラナダ相手に3戦ぶりの白星を手にできるか。 その他ではヨーロッパ出場権を懸けたバレンシアvsベティス、残留へ勝ち点3を積み上げ続けるしかない最下位のアルメリアといった下位クラブの戦いに注目したい。 《ラ・リーガ第32節》 ▽4/19(金) 《28:00》 アスレティック・ビルバオ vs グラナダ ▽4/20(土) 《21:00》 セルタ vs ラス・パルマス 《23:15》 ラージョ vs オサスナ 《25:30》 バレンシア vs ベティス 《28:00》 ジローナ vs カディス ▽4/21(日) 《21:00》 ヘタフェ vs レアル・ソシエダ 《23:15》 アルメリア vs ビジャレアル 《25:30》 アラベス vs アトレティコ・マドリー 《28:00》 レアル・マドリー vs バルセロナ ▽4/22(月) 《28:00》 セビージャ vs マジョルカ 2024.04.19 19:00 Fri

【ECL準々決勝プレビュー】初戦拮抗でベスト4進出を懸けた第2戦も激戦必至

ヨーロッパ・カンファレンスリーグ(ECL)準々決勝の2ndレグが18日に開催される。ベスト4進出を懸けた第2戦の展望を紹介していく。 ◆ECL準々決勝2ndレグ ▽4/11(木) 《25:45》 リール vs(AGG:1-2) アストン・ビラ フィオレンティーナ vs(AGG:0-0) ビクトリア・プルゼニ 《28:00》 PAOK vs(AGG:0-1) クラブ・ブルージュ フェネルバフチェ vs(AGG:2-3) オリンピアコス ◆4カードいずれも拮抗 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2023/get20240417_101_tw1.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 先週に行われた1stレグでは、ゴールレスドローに終わったフィオレンティーナvsビクトリア・プルゼニを始め、4カードすべてが1点差以内での決着となっており、今回の2ndレグに向けても延長戦を含めた拮抗した戦いが想定される。 最注目カードとなったアストン・ビラとリールの初戦は、ホームのアストン・ビラが2-1で先勝した。 試合を通して拮抗した展開の中、アストン・ビラはFWワトキンスとMFマッギン、リールはDFディアキテといずれもセットプレーからゴールを奪取。リールは流れの中でも前半により多くの決定機を作り出したが、GKマルティネスの再三の好守に阻まれ、最終的には決定力と勝負の際の部分でウナイ・エメリのチームが上回った印象だ。 この勝利でアドバンテージを手にしたアストン・ビラは、先週末のプレミアリーグでも首位のアーセナルとのアウェイゲームをFWベイリー、ワトキンスの後半終盤の2ゴールによって勝利。上位対決で消耗を強いられたものの、良いメンタル状態で今回のアウェイゲームに臨めるはずだ。 対するリールはパリ・サンジェルマン、マルセイユ同様に先週末のリーグ・アンの試合がリーグ側の配慮で24日に延期されたことで、十分な休養とこの一戦に万全の準備を整えた状態で臨める。攻撃のキーマンの一人であるMFシェグロヴァの負傷離脱は痛恨も、FWデイビッドやFWヤズジュ、MFカベラといった好タレントが本来の力を出せれば、ホームでの逆転は十分に可能だ。 昨季準優勝チームのフィオレンティーナは敵地でのビクトリア・プルゼニ戦を0-0のドローで終えた。試合を通して主導権は握ったものの、相手の粘り強い守備を最後まで崩し切れなかった。直近のセリエAのジェノア戦では同じような試合内容でジェノアと1-1で引き分けており、今回の一戦ではFWベロッティやFWニコラス・ゴンサレス、FWベルトランといったアタッカー陣の奮起を期待したい。 MF本間至恩を擁するクラブ・ブルージュはPAOKとのアウェイゲームで逃げ切りを図る。ホームでの1stレグは、開始6分にMFヴェトレセンのゴールで幸先よく先制に成功。だが、後半半ばに獲得したPKをFWイゴール・チアゴが失敗したことで、ギリシャの名門に2ndレグでの望みを与える結果となった。この一戦では累積警告によってディフェンスラインの主力2人を欠き守備面で不安を抱えるため、主砲イゴール・チアゴを中心に攻撃陣が確実にチャンスで仕留め切ることが求められる。なお、本間は初戦に続きベンチ入りが見込まれる。 フェネルバフチェとオリンピアコスの初戦は、ホームのオリンピアコスが3-2で先勝した。下馬評ではタレントの質で勝るトルコの名門優位と見られたが、蓋を開けてみればギリシャの名門が圧倒。MFフォルトゥニス、FWヨベティッチ、MFシキーニョの連続ゴールで3点を先行。これで万事休すかに思われたが、フェネルバフチェもMFタディッチのPKとMFイルファンのゴールで追い上げをみせ、ホームでの2ndレグに望みを繋いだ。 ホームアドバンテージを考えれば、再びフェネルバフチェ優位との見方が強いが、昨季セビージャでEL制覇を成し遂げたメンディリバル率いるオリンピアコスが逃げ切る可能性は十二分にある。 2024.04.18 18:30 Thu

【EL準々決勝プレビュー】崖っぷちリバプールが敵地での逆転突破狙う…イタリア勢対決にも注目の第2戦

ヨーロッパリーグ(EL)準々決勝の2ndレグが18日に開催される。ベスト4進出を懸けた第2戦の展望を紹介していく。 ◆EL準々決勝2ndレグ ▽4/18(木) 《28:00》 ローマ vs(AGG:1-0) ミラン アタランタ vs(AGG:3-0) リバプール ウェストハム vs(AGG:0-2) レバークーゼン マルセイユ vs(AGG:1-2) ベンフィカ ◆ローマの逃げ切りかミランの逆転か <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2023/get20240417_100_tw1.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 今ラウンド屈指の好カードとなったセリエA勢対決は、拮抗した状況のまま第2戦を迎える。 先週にサン・シーロで行われた1stレグは、イタリア勢同士の対戦らしく手堅い展開に。その中で前半終盤にセットプレーからDFマンチーニが決めたゴールを最後まで守り切ったローマがウノゼロ勝利で先勝に成功した。 直近のラツィオ戦同様にマンチーニが決めたゴールによって難所サン・シーロを攻略し、大きなアドバンテージを得たローマ。先週末に行われたウディネーゼ戦では1-1のイーブンで迎えた後半半ば過ぎに、胸の痛みを訴えたDFエンディカの健康上の問題を受け、試合が中止となるアクシデントに見舞われた。ただ、精密検査の結果、エンディカに心臓の問題は確認されず、外傷性の肺気胸という診断によってクラブ関係者も胸をなでおろした。 また、この一件ではチーム全員で病院に見舞いに行くなど一体感が生まれ、試合当日にはフリードキンオーナーからデ・ロッシ監督との契約延長合意が発表され、ソールドアウトのスタディオ・オリンピコでの大一番に良い形で臨めるはずだ。MFクリスタンテのサスペンションは痛手だが、代役を託されるMFボーヴェの奮闘に期待しつつ、ここにきて状態を上げている元インテル主砲ルカクら攻撃陣の活躍によって連勝でのベスト4進出といきたい。 一方、公式戦7連勝という絶好調の状況で迎えた1stレグでまさかの敗戦を喫したミラン。また、主力を温存して臨んだ直近のサッスオーロ戦ではFWレオンら攻撃陣の奮闘で敗戦を回避したものの、格下相手に3失点を喫しての3-3のドローとなり、リーグ戦の連勝も「5」でストップ。22日に宿敵インテルの優勝が懸かるデルビー・ディ・ミラノという重要な一戦を控える中、難しい状況で今回の一戦に臨む。 前回対戦ではFWエル・シャーラウィの右サイド起用などによって封じ込まれたDFテオ・エルナンデス、レオンの左サイドの修正、ここ2試合で決定機を逸している主砲ジルーら攻撃陣の奮起が逆転突破のカギとなりそうだ。 ◆崖っぷちリバプールが逆転突破に挑む <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2023/get20240417_100_tw2.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> MF遠藤航を擁する優勝候補筆頭のリバプールは、崖っぷちの状況で敵地での逆転突破に挑む。 先週にホームで行われたアタランタとの1stレグでは、相手の強度の高い守備に手を焼いた上、FWスカマッカに2ゴールを奪われるなど大量3失点を喫し、2023年2月のレアル・マドリー戦以来となるアンフィールドでの公式戦敗戦となった。 さらに、先週末のプレミアリーグでは同じくアンフィールドで格下クリスタル・パレスに0-1の敗戦。リーグ3位に転落した。2試合連続無得点でのホーム連敗によってチームは、シーズン3冠に暗雲が垂れこめている。過酷なシーズン終盤における勤続疲労に加え、FWヌニェスを中心にアタッカー陣の決定力不足が苦戦の原因となっている中、敵地で4ゴール奪取が必須の一戦で攻撃陣が意地を見せられるか。 一方、戦前の予想を覆すアンフィールドでの歴史的な大勝によって大きなアドバンテージを得たアタランタ。ただ、先週末のヴェローナ戦では好調スカマッカとMFエデルソンのゴールで2点を先行しながらも、格下相手に2点差を追いつかれるまずい試合運びで痛恨のドロー。セリエAでのトップ4フィニッシュが遠のく勝ち点逸となった。今季はホームゲームでの敗戦も少なくなく、2月末のアウェイでのインテル戦では0-4の大敗も経験しており、死にもの狂いのリバプール相手に3点のアドバンテージは決して安全圏とは言えないだけに、前回対戦同様のプレー強度と決定力を発揮し、アグレッシブに逃げ切りを図りたい。 ◆ブンデス初優勝レバークーゼン、無敗継続なるか <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2023/get20240417_100_tw3.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 先週末にブンデスリーガ初優勝を飾ったレバークーゼンは、無敗継続でのベスト4進出を狙う。 先週にバイ・アレーナで行われた1stレグでは、ウェストハムが[3-4-2-1]のミラーゲームを挑んだ中、試合の大半ではその思惑通りにクローズな展開に持ち込んだ。しかし、シャビ・アロンソ監督の選手交代で流れを引き寄せたレバークーゼンがMFホフマンとFWボニフェイスのゴールによって2-0で先勝した。 無敗継続でアドバンテージを手にしたレバークーゼンは、週末に行われたブレーメン戦をMFヴィルツのハットトリックの活躍などで5-0の圧勝。5試合を残して無敗でのブンデスリーガ初制覇を成し遂げた。この優勝による緩みが唯一の懸念材料となるが、シーズン3冠の可能性を残す中でMFジャカやDFターを中心にしっかりと締めて今回の一戦に臨むはずだ。前回対戦に比べてより相手が前からボールを奪いに来る展開が予想されており、ビルドアップ、カウンターの局面でしたたかに戦いたいところだ。 一方、2点のビハインドを負ってロンドンに帰還したウェストハムは、ロンドン・スタジアムでの熱狂的な空気を後押しに逆転突破を狙う。ただ、先週末のフルアム戦ではターンオーバーを最小限に臨んだダービーで0-2の敗戦。今回の一戦へ弾みを付けることは叶わなかった。より攻撃的な[4-2-3-1]で臨む可能性が高い今回の一戦では、引き続きエースFWボーウェンを欠く中、FWアントニオやMFクドゥスを起点としたカウンター、名手ウォード=プラウズのプレースキックを活かしたセットプレーでゴールをこじ開けたい。 ◆ベンフィカ優位も激戦必至 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2023/get20240417_100_tw4.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> ベンフィカとマルセイユの名門対決の第2ラウンドは、2-1の接戦に終わった前回対戦同様に激戦の予感だ。 先週にエスタディオ・ダ・ルスで行われた1stレグはMFラファ・シウバ、MFディ・マリアのゴールによってホームチームが2点を先行したが、相手のミスを突いたFWオーバメヤンのゴールによってマルセイユが1点を返し、2-1のスコアで終了した。 ホームで先勝したものの、嫌な形の失点によって最少得点差で難所ヴェロドロームに乗り込む形となったベンフィカ。ただ、週末のモレイレンセ戦では多くの主力を温存した中、控え選手たちの活躍によって3-0の完勝。良い形で敵地に乗り込む形となった。 一方、エースのゴールによって望みを繋いだマルセイユは熱狂のヴェロドロームでの逆転突破を狙う。先週末のリーグ戦はパリ・サンジェルマン、リールと共にリーグ側の配慮で試合が24日に延期されており、休養と共にベンフィカとのリターンレグへ十分な準備を整えてきた。4バックと3バックを併用する中、初戦は[3-4-2-1]で臨む形となったが、今回の試合ではその1stレグの反省を踏まえて指揮官の用兵、ゲームプランに注目が集まるところだ。より攻撃的な[4-4-2]での戦いが予想されるが、両サイドバックとオーバメヤンとエンディアイエの2トップのパフォーマンスが重要となるはずだ。 2024.04.18 18:00 Thu

【CL準々決勝プレビュー】好相性のバイエルンが鬼門のベスト8突破か、アーセナルが15季ぶり準決勝進出か

チャンピオンズリーグ(CL)準々決勝2ndレグ、バイエルンvsアーセナルが日本時間17日28:00にキックオフされる。1stレグでは戦前の予想に反してアーセナルへの相性の良さを見せ付けたバイエルンが敵地で2-2の引き分けで終えていた一戦だ。 優勝した2019-20シーズン以来4季ぶりの準決勝進出を目指すバイエルンは敵地での1stレグ、先制される展開とされながらも相手のミスを突いてFWニャブリが恩返し弾を挙げてすかさず追いつくと、FWケインのPK弾で前半のうちに逆転。後半はアーセナルにほぼチャンスを与えなかった中、途中出場FWトロサールの一撃を浴びて追いつかれていた。敵地で悪くないドローで終えたバイエルンだったが、この試合でニャブリがハムストリングを痛めて再離脱に。さらに週末のケルン戦でコマンが負傷と、今季を象徴するような波に乗り切れない状況となっている。レバークーゼンのブンデスリーガ優勝が決まり、残されたタイトルはCLだけとなったバイエルンは、3季連続で阻まれているベスト8の壁を突破できるか。 一方、ベスト4進出を果たした2008-09シーズン以来15季ぶりの準決勝進出を目指すアーセナルは、前述のように失点するまでは最高だったが、軽率な連係ミスから同点弾を浴びリズムが狂った。苦手バイエルンとの戦いを象徴するような試合となってしまった中、週末のアストン・ビラ戦では攻めども攻めども相手GKマルティネスの好守もあってゴールをこじ開けられず、逆に後半終盤に2失点を喫して痛恨の敗戦。プレミアリーグ首位陥落となってバイエルンとのリターンマッチを迎えている。 <div style="text-align:center;">◆バイエルン◆ 【4-2-3-1】</div> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2024/get20240416_3_tw.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)CWS Brains,LTD.<hr></div> ▽予想スタメン GK:ノイアー DF:キミッヒ、デ・リフト、ダイアー、マズラウィ MF:ライマー、ゴレツカ MF:サネ、ミュラー、ムシアラ FW:ケイン 負傷者:DFサール、ブイ、FWニャブリ、コマン 出場停止者:DFアルフォンソ・デイビス 1stレグでゴールを挙げていたニャブリが負傷し再離脱となった。また、直近のケルン戦でコマンが負傷し、主力のサイドアタッカー2枚を欠くことに。累積で出場停止となるアルフォンソ・デイビスの代役はマズラウィが務めるとドイツ『キッカー』は予想している。 <div style="text-align:center;">◆アーセナル◆ 【4-3-3】</div> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2024/get20240416_3_tw2.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)CWS Brains,LTD.<hr></div> ▽予想スタメン GK:ラヤ DF:ホワイト、サリバ、ガブリエウ、冨安 MF:ウーデゴール、ライス、ハヴァーツ FW:サカ、ガブリエウ・ジェズス、マルティネッリ 負傷者:DFティンバー 出場停止者:なし コンディション面に不安があるのか、頑なに冨安をスタメン起用しないアルテタ監督だが、1stレグを見る限り、キヴィオルとジンチェンコではサネは止められないものと思われる。日本人贔屓を排除しても左サイドバックは冨安が適任だと思われるが果たして。アストン・ビラ戦で負傷交代のウーデゴールは前日練習をこなしており問題ないようだ。 ★注目選手 ◆FWレロイ・サネ(バイエルン) <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2024/get20240416_4_tw.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 1stレグではPKを獲得した他、貴重な攻め手となっていたサネに注目。ニャブリとコマンの再離脱により個で打開できるサネの存在はさらに重要度を増した。キヴィオルを前半で交代に追いやり、守備に難のあるジンチェンコが2ndレグで先発となればサネが躍動できる可能性は高い。対人に強い冨安が最も厄介な相手だと思われるが、アーセナルの左サイドバックは誰が務めることになるだろうか。 ◆FWブカヨ・サカ(アーセナル) <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2024/get20240416_4_tw2.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 対するアーセナルの注目選手も右ウイングのサカに注目したい。1stレグでは先制弾を挙げたものの、試合を通すとスピードに優れるアルフォンソ・デイビスを突破しきれなかったサカだが、そのデイビスが2ndレグでは出場停止となる。先発が予想されるマズラウィはサカの持ち味であるカットインプレーを封じにかかることが予想されるが、それを打開してゴールシーンを演出できるかに注目だ。 2024.04.17 18:00 Wed
NEWS RANKING
Daily
Weekly
Monthly