「誰かにバトンを渡すときが来た」 スールシャール退任を望むファーディナンド氏「彼のままでタイトル獲得はない」
2021.11.09 11:43 Tue
マンチェスター・ユナイテッドのレジェンドである元イングランド代表DFのリオ・ファーディナンド氏が古巣で指揮を執るオーレ・グンナー・スールシャール監督の退任を望んだ。イギリス『デイリー・メール』が伝えている。
しかし、蓋を開けてみると、開幕からの5試合こそ4勝1分けの好スタートを切ったが、そこからの4試合ではリバプール戦の大敗もあり、1分け3敗。第10節のトッテナム戦で完勝し復調が期待されたが、6日に行われたプレミアリーグ第11節のマンチェスター・シティ戦ではダービーにもかかわらず覇気のないパフォーマンスに終始し、敗れている。
リーグ6位に沈み、上位勢との差が開く一方となっている現状にはファンも強い不満を抱いており、スールシャール監督の解任を求める声が増加。一方で、OBからは根強い擁護も聞かれるが、ファーディナンド氏は自身のポッドキャスト番組『Vibe with Five』のなかでスールシャール監督が去るべき時が来たと語っている。
「今シーズンは希望を持ってスタートした。移籍市場で興奮が高まり、皆が『自分たちの時代が来た』と考えたと思う。オーレは我々をそこへ到達させるため招かれた。彼はチームを整え、リーグに挑戦するための選手を獲得するためやってきたのだ」
「私はいつもオーレに心の底では懐疑的であり、彼が我々をチャンピオンにできるか完全に確信していなかった。彼が重ねてきたチームでの実績、そして今シーズンの始まり、現状を考えると、そろそろ他の誰かにバトンを渡しチームを引き継いでもらうべきではと思う」
「オーレは胸を張って去っていくだろう。なぜなら、彼がやってきたときからシーズンの初めに我々が到達したところまでは、ポジティブなものだったと思うからだ」
また、ファーディナンド氏は現在のチームの問題点として、選手たちがスールシャール監督を恐れていないと断言。今の指揮官のままでは、チームがタイトルを獲得することはないだろうと語った。
「チームを見ていて、選手たちが(監督に)恐怖心を抱いていないと感じたとき…つまり適切な強度がなく、選手たちが試合中にスプリントせず、自らを犠牲にしようとしていないと感じたとき、私はそれが監督に対する無礼であり、『自分は監督を恐れていない』というメッセージのように感じる」
「この舞台で成功した偉大な監督は皆、恐怖の要素を持っている。グアルディオラも、クロップも、トゥヘルも、私の時代にいたファーギー(サー・アレックス・ファーガソン)も、アーセナルのジョージ・グラハムも、アーセン・ベンゲルもね」
「彼らは『私の言うことを聞かず、ルールを守らず、成功のための基本的なことに従わないなら、ベンチに座って見ていろ』という要素を持っている。でも、今のユナイテッドにその恐怖心はない。それは正しいことではない」
「オーレは自分ができることを実際にやってくれたと思う。ファンに再び希望を与え、自分のチームを見たいと思うようにしてくれた。素晴らしい仕事だったよ。でも、彼が我々をタイトル獲得に導くことができるだろうか。私は自分自身に正直になると、『そうは思わない』と言わざるを得ない」
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ユナイテッドは今夏にポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウド、イングランド代表MFジェイドン・サンチョ、フランス代表DFラファエル・ヴァランを獲得するなど大型補強を敢行。昨シーズン2位で終わったプレミアリーグで、今季こそタイトル獲得が期待されていた。リーグ6位に沈み、上位勢との差が開く一方となっている現状にはファンも強い不満を抱いており、スールシャール監督の解任を求める声が増加。一方で、OBからは根強い擁護も聞かれるが、ファーディナンド氏は自身のポッドキャスト番組『Vibe with Five』のなかでスールシャール監督が去るべき時が来たと語っている。
「今シーズンは希望を持ってスタートした。移籍市場で興奮が高まり、皆が『自分たちの時代が来た』と考えたと思う。オーレは我々をそこへ到達させるため招かれた。彼はチームを整え、リーグに挑戦するための選手を獲得するためやってきたのだ」
「しかし私は、彼らがこれからリーグタイトルに挑戦できるとは思えない。毎週チームを見ていて、これは戦術的にどうだろうと考えてしまう。経営陣の考えは知らないが、今のユナイテッドには哲学やアイデンティティが見当たらない。私は困惑しているよ」
「私はいつもオーレに心の底では懐疑的であり、彼が我々をチャンピオンにできるか完全に確信していなかった。彼が重ねてきたチームでの実績、そして今シーズンの始まり、現状を考えると、そろそろ他の誰かにバトンを渡しチームを引き継いでもらうべきではと思う」
「オーレは胸を張って去っていくだろう。なぜなら、彼がやってきたときからシーズンの初めに我々が到達したところまでは、ポジティブなものだったと思うからだ」
また、ファーディナンド氏は現在のチームの問題点として、選手たちがスールシャール監督を恐れていないと断言。今の指揮官のままでは、チームがタイトルを獲得することはないだろうと語った。
「チームを見ていて、選手たちが(監督に)恐怖心を抱いていないと感じたとき…つまり適切な強度がなく、選手たちが試合中にスプリントせず、自らを犠牲にしようとしていないと感じたとき、私はそれが監督に対する無礼であり、『自分は監督を恐れていない』というメッセージのように感じる」
「この舞台で成功した偉大な監督は皆、恐怖の要素を持っている。グアルディオラも、クロップも、トゥヘルも、私の時代にいたファーギー(サー・アレックス・ファーガソン)も、アーセナルのジョージ・グラハムも、アーセン・ベンゲルもね」
「彼らは『私の言うことを聞かず、ルールを守らず、成功のための基本的なことに従わないなら、ベンチに座って見ていろ』という要素を持っている。でも、今のユナイテッドにその恐怖心はない。それは正しいことではない」
「オーレは自分ができることを実際にやってくれたと思う。ファンに再び希望を与え、自分のチームを見たいと思うようにしてくれた。素晴らしい仕事だったよ。でも、彼が我々をタイトル獲得に導くことができるだろうか。私は自分自身に正直になると、『そうは思わない』と言わざるを得ない」
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