今季最初のセビージャ・ダービーはセビージャに軍配! アクーニャのゴラッソで10人ベティスを撃破《ラ・リーガ》
2021.11.08 06:55 Mon
ラ・リーガ第13節、レアル・ベティスとセビージャによるセビージャ・ダービーが、7日にエスタディオ・ベニート・ビジャマリンで行われ、アウェイのセビージャが0-2で勝利した。
5位のベティス(勝ち点21)と3位のセビージャ(勝ち点24)による、アンダルシア熱狂の今季最初のダービー。
3連勝で一気に上位戦線へ食い込んできたベティスだが、前節はアトレティコ・マドリーとの上位対決で0-3の完敗。さらに、4日に行われたヨーロッパリーグ(EL)ではレバークーゼンを相手に再び0-4の完敗となり、リーグ3連勝からの公式戦2試合連続の大敗と難しい状況でダービーに臨むことになった。なお、前節のアトレティコ戦からは先発3人を変更。モントーヤ、ウィリアム・カルバーリョ、フアンミに代えてベジェリン、ギド・ロドリゲス、フェキルが復帰した。
対するセビージャは前節、好調のオサスナを相手に2-0の快勝を収めリーグ戦では直近4戦無敗と好調を維持している。ただ、開幕から3戦連続ドローと苦戦が続くチャンピオンズリーグ(CL)ではホームで戦った直近のリール戦を1-2の逆転負けで落とし、グループ最下位に転落している。そのリール戦からは先発4人を変更し、負傷離脱のヘスス・ナバス、デラネイ、オリベル・トーレス、スソに代えてモンティエル、ジョルダン、ラキティッチ、ラメラを起用した。
2年ぶりの有観客開催となったダービーは立ち上がりから球際でバチバチとやり合うベティコ、セビジスタが望む白熱の展開に。ただ、中盤での潰し合いが目立ち、互いになかなか決定機まで持ち込めない。
一方、強度の高い守備は健在も、そこからなかなかカウンターを繰り出せないセビージャだったが、30分過ぎにようやく決定機。34分、左サイドのオカンポスが右足インスウィングで上げたボールをゴール前でフリーのラキティッチが頭で合わせるが、これは枠の左へ外れる。
過密日程の影響もあり、徐々に中盤にスペースが生まれ始めた中、36分にはギド・ロドリゲスのスルーパスに抜け出したベジェリンがボックス右に持ち込んでGKブヌの股間を抜く技ありのシュートを決める。だが、このゴールは抜け出しの場面でのオフサイドを取られた。
その後、0-0でハーフタイム突入かに思われた前半終盤にダービーに付き物の退場者が出てしまう。45分、ラファ・ミルのカウンターシチュエーションで後ろから足をかけてしまったギド・ロドリゲスにこの試合2枚目のカードが掲示され、ホームチームは痛恨の数的不利を背負うことになった。
ベティスはハーフタイム明けに1トップのウィリアン・ジョゼを下げて、ウィリアム・カルバーリョをピボーテの一角に投入。この交代に伴い、フェキルが最前線にポジションを上げ、[4-4-1]の形に変化した。
一方、相手が守り慣れる前にゴールをこじ開けたいセビージャは、立ち上がりから人数をかけた攻めで波状攻撃を仕掛けていく。そして、幾つかの決定機を経て迎えた55分にゴールをこじ開けた。相手陣内中央でジョルダン、ラキティッチと繋いでボックス左のオカンポスにボールが入ると、オカンポスの丁寧なマイナスの落としに勢いをもって走り込んできたアクーニャが強烈な左足のミドルシュートをゴール左隅へ突き刺した。
アクーニャの今季初ゴールで均衡を破ったセビージャは以降も相手陣内でハーフコートゲームを展開。ラファ・ミルやオカンポスがボックス内で幾度も味方からの決定的なパスやクロスに反応するが、あと一歩でゴールをこじ開けられない。
一方、数的不利の中でゴールを目指すことになったホームチームは63分、グアルダードとロドリを下げてより個での打開が期待できるテージョとフアンミを同時投入。この交代によって縦への推進力を見せると、72分にはボックス左でこぼれ球に反応したテージョにシュートチャンスも左足のボレーシュートは枠を外れる。
一方、試合終盤の“事故”による追いつかれる展開だけは避けたいセビージャだったが、意外な形から決定的な2点目を奪う。81分、ラキティッチのスルーパスにオフサイドぎりぎりで抜け出した右サイドのモンティエルが低い弾道の高速クロスを入れると、ニアに飛び込んだラファ・ミル、DFペッセーラの間を抜けたボールがファーサイドのDFベジェリンの脛に当たってゴールネットに吸い込まれた。
不運なオウンゴールによって敗色濃厚のベティスは、フェキルを下げて40歳のバンディエラのホアキンを最後の交代カードとして投入したが、一矢報いるゴールを挙げることはできず。
そして、今季最初のセビージャ・ダービーは数的優位を生かしたアウェイチームに軍配が上がり、リール戦敗戦のショックを見事に払しょくした。対して敗れたベティスは公式戦3試合連続の複数失点&無得点という厳しい内容でインターナショナルマッチウィークの中断に入ることになった。
5位のベティス(勝ち点21)と3位のセビージャ(勝ち点24)による、アンダルシア熱狂の今季最初のダービー。
対するセビージャは前節、好調のオサスナを相手に2-0の快勝を収めリーグ戦では直近4戦無敗と好調を維持している。ただ、開幕から3戦連続ドローと苦戦が続くチャンピオンズリーグ(CL)ではホームで戦った直近のリール戦を1-2の逆転負けで落とし、グループ最下位に転落している。そのリール戦からは先発4人を変更し、負傷離脱のヘスス・ナバス、デラネイ、オリベル・トーレス、スソに代えてモンティエル、ジョルダン、ラキティッチ、ラメラを起用した。
2年ぶりの有観客開催となったダービーは立ち上がりから球際でバチバチとやり合うベティコ、セビジスタが望む白熱の展開に。ただ、中盤での潰し合いが目立ち、互いになかなか決定機まで持ち込めない。
そういった中、22分には右サイド深くで内へ切り込んだロドリが左足のコントロールシュートか味方を狙ったクロスか、ファーポストに際どいボールを送り込むが、ここはGKブヌの好守に遭う。
一方、強度の高い守備は健在も、そこからなかなかカウンターを繰り出せないセビージャだったが、30分過ぎにようやく決定機。34分、左サイドのオカンポスが右足インスウィングで上げたボールをゴール前でフリーのラキティッチが頭で合わせるが、これは枠の左へ外れる。
過密日程の影響もあり、徐々に中盤にスペースが生まれ始めた中、36分にはギド・ロドリゲスのスルーパスに抜け出したベジェリンがボックス右に持ち込んでGKブヌの股間を抜く技ありのシュートを決める。だが、このゴールは抜け出しの場面でのオフサイドを取られた。
その後、0-0でハーフタイム突入かに思われた前半終盤にダービーに付き物の退場者が出てしまう。45分、ラファ・ミルのカウンターシチュエーションで後ろから足をかけてしまったギド・ロドリゲスにこの試合2枚目のカードが掲示され、ホームチームは痛恨の数的不利を背負うことになった。
ベティスはハーフタイム明けに1トップのウィリアン・ジョゼを下げて、ウィリアム・カルバーリョをピボーテの一角に投入。この交代に伴い、フェキルが最前線にポジションを上げ、[4-4-1]の形に変化した。
一方、相手が守り慣れる前にゴールをこじ開けたいセビージャは、立ち上がりから人数をかけた攻めで波状攻撃を仕掛けていく。そして、幾つかの決定機を経て迎えた55分にゴールをこじ開けた。相手陣内中央でジョルダン、ラキティッチと繋いでボックス左のオカンポスにボールが入ると、オカンポスの丁寧なマイナスの落としに勢いをもって走り込んできたアクーニャが強烈な左足のミドルシュートをゴール左隅へ突き刺した。
アクーニャの今季初ゴールで均衡を破ったセビージャは以降も相手陣内でハーフコートゲームを展開。ラファ・ミルやオカンポスがボックス内で幾度も味方からの決定的なパスやクロスに反応するが、あと一歩でゴールをこじ開けられない。
一方、数的不利の中でゴールを目指すことになったホームチームは63分、グアルダードとロドリを下げてより個での打開が期待できるテージョとフアンミを同時投入。この交代によって縦への推進力を見せると、72分にはボックス左でこぼれ球に反応したテージョにシュートチャンスも左足のボレーシュートは枠を外れる。
一方、試合終盤の“事故”による追いつかれる展開だけは避けたいセビージャだったが、意外な形から決定的な2点目を奪う。81分、ラキティッチのスルーパスにオフサイドぎりぎりで抜け出した右サイドのモンティエルが低い弾道の高速クロスを入れると、ニアに飛び込んだラファ・ミル、DFペッセーラの間を抜けたボールがファーサイドのDFベジェリンの脛に当たってゴールネットに吸い込まれた。
不運なオウンゴールによって敗色濃厚のベティスは、フェキルを下げて40歳のバンディエラのホアキンを最後の交代カードとして投入したが、一矢報いるゴールを挙げることはできず。
そして、今季最初のセビージャ・ダービーは数的優位を生かしたアウェイチームに軍配が上がり、リール戦敗戦のショックを見事に払しょくした。対して敗れたベティスは公式戦3試合連続の複数失点&無得点という厳しい内容でインターナショナルマッチウィークの中断に入ることになった。
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