虎の子の1点を守り切ったC大阪が残留決定の勝利! 徳島は降格圏抜け出せず【明治安田J1第34節】
2021.11.03 16:30 Wed
明治安田生命J1リーグ第34節、徳島ヴォルティスvsセレッソ大阪が3日に鳴門・大塚スポーツパーク ポカリスエットスタジアムで行われ、アウェイのC大阪が1-0の勝利を収めた。
徳島は前節、大分トリニータとの残留争い直接対決で1-1の引き分けに終わった。最低限の結果は残したものの、湘南ベルマーレにまくられて再び降格圏へと転落。勝利が必須の今節は石井が外れ、福岡が先発に入った。
一方のC大阪は名古屋グランパスとの"2連戦"を終えたばかり。天皇杯準々決勝では勝利したものの、YBCルヴァンカップ決勝では敗戦。リバウンドメンタリティの問われる今節は、加藤と山田の2トップでスタートした。
セットプレーから攻勢をかけるC大阪は、10分に左CKから瀬古がチャンスを迎えると、直後に逆サイドのCKから先制点を奪う。丸橋のインスイングのクロスを奥埜がニアでフリック。ワンテンポずらしてゴール前に入ってきた加藤が左足で合わせ、ネットを揺らした。加藤はリーグ戦2試合連続得点で、チームのトップスコアラーとなった。
畳みかけるC大阪は14分にも山田がフィニッシュ。徳島のビルドアップに制限をかけ、奪ってからの速攻でゴールに迫るなど、多くのセットプレーも絡めて主導権を握った。
次第に徳島がボールを持つ展開に収まるが、試合そのものは膠着状態に。そのまま、試合を折り返すと、後半最初のチャンスはホームチームが作る。
後半の立ち上がり50分、高い位置で西尾のパスを引っ掛けた西谷はGKキム・ジンヒョンを引き付けて折り返す。バケンガが収めるが、カバーに入った喜田に阻まれた。
直後にはC大阪にもビッグチャンスが訪れる。抜け出した山田がボックス左から狙ったが、GK上福元がセーブ。さらには松田陸がボックス右へ侵入して左足で狙うが、ここもGK上福元が立ちはだかった。
まずは追い付きたい徳島だが、効果的にフィニッシュシーンまで持ち込めず、もどかしい時間が続く。佐藤晃大や杉森を投入して打開を図るも、C大阪守備陣の前に攻めあぐねてしまう。
勝ち点1でも欲しい状況で、徳島は終盤にロングスローのこぼれ球から宮代がフィニッシュ。だが、これでも奥埜の体を張ってブロックの前に阻まれた。
結局、最後まで桜色の牙城を崩せなかった徳島。3試合ぶりの白星を挙げることはできず、降格圏脱出はならなかった。一方のC大阪は虎の子の1点を守って勝ち切り、残留が確定。ルヴァンカップの敗戦をも払拭する大きな1勝となった。
徳島ヴォルティス 0-1 セレッソ大阪
【C大阪】
加藤陸次樹(前11)
徳島は前節、大分トリニータとの残留争い直接対決で1-1の引き分けに終わった。最低限の結果は残したものの、湘南ベルマーレにまくられて再び降格圏へと転落。勝利が必須の今節は石井が外れ、福岡が先発に入った。
セットプレーから攻勢をかけるC大阪は、10分に左CKから瀬古がチャンスを迎えると、直後に逆サイドのCKから先制点を奪う。丸橋のインスイングのクロスを奥埜がニアでフリック。ワンテンポずらしてゴール前に入ってきた加藤が左足で合わせ、ネットを揺らした。加藤はリーグ戦2試合連続得点で、チームのトップスコアラーとなった。
畳みかけるC大阪は14分にも山田がフィニッシュ。徳島のビルドアップに制限をかけ、奪ってからの速攻でゴールに迫るなど、多くのセットプレーも絡めて主導権を握った。
徳島のビッグチャンスは18分に訪れる。岩尾のクロスからバケンガは反応。合わせそこないはしたが、丁寧なボール回しからゴール前に迫るシーンを創出した。2分後には、右クロスから垣田がヘディングで狙うも、GKキム・ジンヒョンの正面を突いた。
次第に徳島がボールを持つ展開に収まるが、試合そのものは膠着状態に。そのまま、試合を折り返すと、後半最初のチャンスはホームチームが作る。
後半の立ち上がり50分、高い位置で西尾のパスを引っ掛けた西谷はGKキム・ジンヒョンを引き付けて折り返す。バケンガが収めるが、カバーに入った喜田に阻まれた。
直後にはC大阪にもビッグチャンスが訪れる。抜け出した山田がボックス左から狙ったが、GK上福元がセーブ。さらには松田陸がボックス右へ侵入して左足で狙うが、ここもGK上福元が立ちはだかった。
まずは追い付きたい徳島だが、効果的にフィニッシュシーンまで持ち込めず、もどかしい時間が続く。佐藤晃大や杉森を投入して打開を図るも、C大阪守備陣の前に攻めあぐねてしまう。
勝ち点1でも欲しい状況で、徳島は終盤にロングスローのこぼれ球から宮代がフィニッシュ。だが、これでも奥埜の体を張ってブロックの前に阻まれた。
結局、最後まで桜色の牙城を崩せなかった徳島。3試合ぶりの白星を挙げることはできず、降格圏脱出はならなかった。一方のC大阪は虎の子の1点を守って勝ち切り、残留が確定。ルヴァンカップの敗戦をも払拭する大きな1勝となった。
徳島ヴォルティス 0-1 セレッソ大阪
【C大阪】
加藤陸次樹(前11)
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