ヴェルナーが値千金の今季リーグ初ゴール! 10人のセインツを振り切ったチェルシーが連敗ストップ《プレミアリーグ》
2021.10.03 01:06 Sun
プレミアリーグ第7節、チェルシーvsサウサンプトンが2日にスタンフォード・ブリッジで行われ、ホームのチェルシーが3-1で勝利した。
その連敗からのリバウンドメンタリティが試される一戦では、今季リーグ未勝利も上位相手に善戦が光る16位のサウサンプトンをホームで迎え撃った。ユベントス戦からは先発5人を変更。クリステンセンとマルコス・アロンソに替えてチャロバー、チルウェルをディフェンスラインで入れ替えたほか、ジョルジーニョに替えてロフタス=チーク、前線はルカクの相棒にツィエク、ハヴァーツではなくヴェルナー、ハドソン=オドイを起用した。
立ち上がりはアウェイでもアグレッシブにハイプレスを仕掛けていくセインツが主導権を握る。だが、相手のハイラインに対して、ルカク、ハドソン=オドイ、ヴェルナーと快足アタッカー3人を並べたチェルシーも、徐々に背後を取る形で相手陣内深くまで侵攻していく。
すると9分、右CKの場面でキッカーのチルウェルが左足インスウィングで入れたクロスをニアのロフタス=チークが頭でファーへ流すと、大外からタイミング良く飛び込んだチャロバーがダイビングヘッドで合わせた。
やや膠着状態に陥った中、20分過ぎにはウォード=プラウズ、ロフタス=チークと際どいミドルシュートを打ち合うと、26分にはコバチッチとの短いパス交換でゴール前に飛び出したチルウェルがニア下へ決定的なシュートを飛ばすが、これはGKマッカーシーがうまく足を残して阻止した。
一方、今季初勝利に向けて前半の内に追いつきたいセインツは33分、この試合2度目の決定機を創出。左サイド深くでのスローインの流れからウォーカー=ピータースが巧みなドリブル突破をみせ、ゴールライン際から絶妙なクロスを供給。だが、飛び込んだウォルコットはDFの寄せもあってヘディングシュートを枠に飛ばせず。
すると、ピンチの後にチャンスあり。直後の36分にはリュディガーの豪快な持ち上がりからのスルーパスに反応したルカクがボックス左から左足のシュートを右隅へ流し込むが、これは惜しくもオフサイドの判定となった。
前半終盤にかけてはカウンターの応酬となった中、切り替え、繋ぎの精度で勝るチェルシーが、より多くの決定機を創出。41分には波状攻撃からボックス左のゴールライン際でハドソン=オドイが上げたクロスを、ヴェルナーが頭で合わせてゴールネットに叩き込む。しかし、今季リーグ戦初ゴールかに思われたドイツ代表FWのゴールはオンフィールド・レビューの結果、カウンターの起点となったアスピリクエタのボール奪取の場面でファウルがあったとして取り消しとなった。
追加点こそ奪えなかったものの、良い形で試合を折り返したチェルシーは、後半も同じメンバー布陣でスタート。対するサウサンプトンはウォルコットを下げてディアロを投入し、ロメウを3バックの中央に下げた[3-5-2]の布陣に変更した。
アウェイチームの変化もあって前半終盤のような勢いを出せないチェルシーだったが、危なげなく試合を進めていく。だが、60分には古巣初対戦の18歳DFに手痛い恩返しを受ける。ボックス右で細かいステップで仕掛けたリヴラメントに対して、後手の対応となったチルウェルが足を挟み込む形で倒してしまい、痛恨のPK献上。これを名手ウォード=プラウズにゴール左下隅へ決められた。
この失点を受けてトゥヘル監督は65分、ハドソン=オドイを下げて負傷明けのマウントをトップ下の位置に投入。攻勢を強めていく中で71分にはボックス付近でのルカクのポストワークから前向きな状態でゴール前に仕掛けたヴェルナーがDFを外して決定的なシュートを放つが、これはGKマッカーシーのビッグセーブに遭う。
その後、コバチッチに替えてジョルジーニョを2枚目のカードとして切ると、直後に試合の行方を大きく左右するアクシデントが発生。自陣ボックス付近でGKメンディからボールを受けたジョルジーニョにウォード=プラウズがハードなスライディングタックルを見舞うと、一度はイエローカードが掲示されるもオンフィールド・レビューの結果、足裏を見せた危険なアフターチャージとの判定でカードの色が赤に変わった。
数的優位を手にして相手を押し込むチェルシーは83分、ロフタス=チークを下げてバークリーを最後の交代カードとして切ると、この選手交代が勝ち越しゴールをもたらす。84分、ボックス手前左でボールを受けたバークリーから右サイドの深い位置に飛び出したアスピリクエタへ絶妙なサイドチェンジが通る。これをアスピリクエタが見事に右足ダイレクトでゴール前に折り返すと、飛び込んだヴェルナーがワンタッチで押し込んだ。
正真正銘のヴェルナーの今季リーグ初ゴールでリードを手にしたチェルシーは、このまま一気に試合を決めに行く。そして、89分にはマウントの正確な右からのクロスを起点にルカク、アスピリクエタが続けて枠に直撃するシュートを放つと、最後はボックス左でこぼれ球に反応したチルウェルがゴール左隅へすかさずシュートを飛ばす。これはGKマッカーシーにかきだされるが、ゴールライン・テクノロジーによってゴールが支持された。
そして、セインツ相手に苦戦を強いられながらも終盤の連続ゴールで振り切ったチェルシーが公式戦の連敗をストップする3試合ぶりの白星を手にした。
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リーグ3位のチェルシーは前節、マンチェスター・シティとのビッグマッチに0-1のスコア以上の完敗を喫して今シーズンの初黒星を喫した。さらに、ミッドウィークのチャンピオンズリーグ(CL)では飛車角抜きのユベントスに同じく0-1で敗れて今季初の連敗となった。立ち上がりはアウェイでもアグレッシブにハイプレスを仕掛けていくセインツが主導権を握る。だが、相手のハイラインに対して、ルカク、ハドソン=オドイ、ヴェルナーと快足アタッカー3人を並べたチェルシーも、徐々に背後を取る形で相手陣内深くまで侵攻していく。
すると9分、右CKの場面でキッカーのチルウェルが左足インスウィングで入れたクロスをニアのロフタス=チークが頭でファーへ流すと、大外からタイミング良く飛び込んだチャロバーがダイビングヘッドで合わせた。
スタメンに抜擢した生え抜きコンビの絡みからファーストチャンスを生かして、3試合ぶりのゴールを挙げたチェルシー。以降は相手のプレッシャーをいなしながらゲームをコントロール。ルカクへの鋭いクサビ、ヴェルナーを背後に走らせる形で追加点を目指す。
やや膠着状態に陥った中、20分過ぎにはウォード=プラウズ、ロフタス=チークと際どいミドルシュートを打ち合うと、26分にはコバチッチとの短いパス交換でゴール前に飛び出したチルウェルがニア下へ決定的なシュートを飛ばすが、これはGKマッカーシーがうまく足を残して阻止した。
一方、今季初勝利に向けて前半の内に追いつきたいセインツは33分、この試合2度目の決定機を創出。左サイド深くでのスローインの流れからウォーカー=ピータースが巧みなドリブル突破をみせ、ゴールライン際から絶妙なクロスを供給。だが、飛び込んだウォルコットはDFの寄せもあってヘディングシュートを枠に飛ばせず。
すると、ピンチの後にチャンスあり。直後の36分にはリュディガーの豪快な持ち上がりからのスルーパスに反応したルカクがボックス左から左足のシュートを右隅へ流し込むが、これは惜しくもオフサイドの判定となった。
前半終盤にかけてはカウンターの応酬となった中、切り替え、繋ぎの精度で勝るチェルシーが、より多くの決定機を創出。41分には波状攻撃からボックス左のゴールライン際でハドソン=オドイが上げたクロスを、ヴェルナーが頭で合わせてゴールネットに叩き込む。しかし、今季リーグ戦初ゴールかに思われたドイツ代表FWのゴールはオンフィールド・レビューの結果、カウンターの起点となったアスピリクエタのボール奪取の場面でファウルがあったとして取り消しとなった。
追加点こそ奪えなかったものの、良い形で試合を折り返したチェルシーは、後半も同じメンバー布陣でスタート。対するサウサンプトンはウォルコットを下げてディアロを投入し、ロメウを3バックの中央に下げた[3-5-2]の布陣に変更した。
アウェイチームの変化もあって前半終盤のような勢いを出せないチェルシーだったが、危なげなく試合を進めていく。だが、60分には古巣初対戦の18歳DFに手痛い恩返しを受ける。ボックス右で細かいステップで仕掛けたリヴラメントに対して、後手の対応となったチルウェルが足を挟み込む形で倒してしまい、痛恨のPK献上。これを名手ウォード=プラウズにゴール左下隅へ決められた。
この失点を受けてトゥヘル監督は65分、ハドソン=オドイを下げて負傷明けのマウントをトップ下の位置に投入。攻勢を強めていく中で71分にはボックス付近でのルカクのポストワークから前向きな状態でゴール前に仕掛けたヴェルナーがDFを外して決定的なシュートを放つが、これはGKマッカーシーのビッグセーブに遭う。
その後、コバチッチに替えてジョルジーニョを2枚目のカードとして切ると、直後に試合の行方を大きく左右するアクシデントが発生。自陣ボックス付近でGKメンディからボールを受けたジョルジーニョにウォード=プラウズがハードなスライディングタックルを見舞うと、一度はイエローカードが掲示されるもオンフィールド・レビューの結果、足裏を見せた危険なアフターチャージとの判定でカードの色が赤に変わった。
数的優位を手にして相手を押し込むチェルシーは83分、ロフタス=チークを下げてバークリーを最後の交代カードとして切ると、この選手交代が勝ち越しゴールをもたらす。84分、ボックス手前左でボールを受けたバークリーから右サイドの深い位置に飛び出したアスピリクエタへ絶妙なサイドチェンジが通る。これをアスピリクエタが見事に右足ダイレクトでゴール前に折り返すと、飛び込んだヴェルナーがワンタッチで押し込んだ。
正真正銘のヴェルナーの今季リーグ初ゴールでリードを手にしたチェルシーは、このまま一気に試合を決めに行く。そして、89分にはマウントの正確な右からのクロスを起点にルカク、アスピリクエタが続けて枠に直撃するシュートを放つと、最後はボックス左でこぼれ球に反応したチルウェルがゴール左隅へすかさずシュートを飛ばす。これはGKマッカーシーにかきだされるが、ゴールライン・テクノロジーによってゴールが支持された。
そして、セインツ相手に苦戦を強いられながらも終盤の連続ゴールで振り切ったチェルシーが公式戦の連敗をストップする3試合ぶりの白星を手にした。
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