ユナイテッドが今季リーグ初黒星…2人の負傷者に土壇場PK失敗とOTは“悪夢の劇場”に《プレミアリーグ》
2021.09.25 22:39 Sat
プレミアリーグ第6節、マンチェスター・ユナイテッドvsアストン・ビラが25日にオールド・トラッフォードで行われ、アウェイのビラが0-1で勝利した。
ユナイテッドは前節、ウェストハムとの接戦をリンガードの恩返し弾とGKデ・ヘアの土壇場PKストップによって競り勝ちリーグ3連勝を達成。その一方で、カップ戦ではチャンピオンズリーグ(CL)のヤング・ボーイズ戦に続き、直近のEFLカップではウェストハムにリベンジを許し、今季2度目の公式戦黒星を喫することになった。
29日に昨季ヨーロッパリーグ(EL)決勝のリベンジを狙うビジャレアル戦を控える中、今回のビラ戦ではリーグ前節と全く同じスタメンを採用。ただ、負傷明けのカバーニがベンチに戻ってきた。
試合は立ち上がりからEFLカップ敗戦からのバウンスバックを図るユナイテッドが、アグレッシブな入りを見せる。開始直後の2分には左サイドを突破したショーからの折り返しを、ボックス中央で受けたブルーノ・フェルナンデスが左足のシュートを放つが、これは惜しくも枠を捉え切れず。さらに、5分にはB・フェルナンデスの直接FK、11分にはクリスティアーノ・ロナウドのミドルシュートと、序盤から積極的に足を振っていく。
一方、立ち上がりから押し込まれて[3-5-2]の布陣が[5-3-2]と後ろに重い状況が続くビラだが、相手のミスを突いてビッグチャンスを創出。
以降はビラが前に出てきたことで、試合はよりオープンな展開に。ユナイテッドは序盤と異なり、グリーンウッドを起点としたカウンターで幾度か決定機を作り出すが、その流れの中でアクシデントが発生。筋肉系のトラブルか、ショーがプレー続行不可能となり、34分にダロトのスクランブル投入を余儀なくされた。
その後、試合終盤にかけて再び押し込む形を作り出したユナイテッドは、44分にマグワイア、アディショナルタイム2分にポグバといずれもセットプレーからのヘディングシュートで先制点に迫ったが、GKマルティネスの好守などに阻まれた。
0-0のイーブンで折り返した試合は、ビラペースで進んでいく。球際の強度、背後への意識に優れるアウェイチームは、要所で緩みが見えるユナイテッド相手に鋭い攻めを見せる。58分にはキャッシュの右クロスに反応したワトキンスがボックス内でDFに倒されるが、ここはノーファウルの判定。
一方、前半とは異なり、なかなか良い形で攻撃を見せられないユナイテッドは、再びアクシデントに見舞われる。左足を痛めたマグワイアが一度はプレーに復帰したが、67分にリンデロフとの交代でピッチを後にした。
試合は後半序盤のビラの優勢の流れから徐々にカウンターの応酬が続くオープンな展開に変化。69分にはロングカウンターから相手の背後に抜け出したワトキンスがボックス付近で右にカットインし、強烈なシュートを枠の左隅に飛ばすが、これはGKデ・ヘアの好守に遭う。
一方、ビラの運動量の低下によってカウンターチャンスは増えているものの、グリーンウッドの強引な仕掛けが目立って仕留め切れない状況が続くユナイテッド。82分にはマクトミネイを下げて切り札のカバーニをピッチへ送り出した。
しかし、一進一退の攻防を見せた試合終盤に先手を奪ったのはアウェイのビラだった。88分、左CKの場面でキッカーのドウグラス・ルイスが右足で入れた速いボールに対して、マーカーのカバーニを振り切ってニアに飛び込んだホースが巧みにコースを変えた見事なヘディングシュートを流し込んだ。
勝ち点1でも許されない中、ホームで勝ち点0の可能性が濃厚となったユナイテッドだったが、すぐさま絶好の同点機を得る。90分、右サイドでB・フェルナンデスが入れたクロスをカバーニが頭で合わせると、これがDFホースの腕に当たってPKを獲得。ここでキッカーは公式戦3試合連続ゴール中のC・ロナウドではなく正規のキッカーのB・フェルナンデスが務めるが、リーグ屈指の名手はここでシュートをクロスバーの大きく上に外してしまい、痛恨の失敗となった。
そして、試合はこのままタイムアップを迎え、今季リーグ初黒星にショーとマグワイアが負傷したオールド・トラッフォードでの一戦は、まさかの“悪夢の劇場”となった。
ユナイテッドは前節、ウェストハムとの接戦をリンガードの恩返し弾とGKデ・ヘアの土壇場PKストップによって競り勝ちリーグ3連勝を達成。その一方で、カップ戦ではチャンピオンズリーグ(CL)のヤング・ボーイズ戦に続き、直近のEFLカップではウェストハムにリベンジを許し、今季2度目の公式戦黒星を喫することになった。
試合は立ち上がりからEFLカップ敗戦からのバウンスバックを図るユナイテッドが、アグレッシブな入りを見せる。開始直後の2分には左サイドを突破したショーからの折り返しを、ボックス中央で受けたブルーノ・フェルナンデスが左足のシュートを放つが、これは惜しくも枠を捉え切れず。さらに、5分にはB・フェルナンデスの直接FK、11分にはクリスティアーノ・ロナウドのミドルシュートと、序盤から積極的に足を振っていく。
一方、立ち上がりから押し込まれて[3-5-2]の布陣が[5-3-2]と後ろに重い状況が続くビラだが、相手のミスを突いてビッグチャンスを創出。
まずは16分、GKマルティネスのロングボールをキッカケにキャッシュがDFショーの背後を2度連続で取ってボックス右から決定的なグラウンダーのクロスを供給。だが、ファーに詰めたターゲットの左足シュートは枠を捉え切れない。さらに、22分にはDFマグワイアからGKデ・ヘアへのバックパスの乱れからボックス中央でルーズボールを奪ったワトキンスに絶好機も、ここはデ・ヘアの好守に阻まれた。
以降はビラが前に出てきたことで、試合はよりオープンな展開に。ユナイテッドは序盤と異なり、グリーンウッドを起点としたカウンターで幾度か決定機を作り出すが、その流れの中でアクシデントが発生。筋肉系のトラブルか、ショーがプレー続行不可能となり、34分にダロトのスクランブル投入を余儀なくされた。
その後、試合終盤にかけて再び押し込む形を作り出したユナイテッドは、44分にマグワイア、アディショナルタイム2分にポグバといずれもセットプレーからのヘディングシュートで先制点に迫ったが、GKマルティネスの好守などに阻まれた。
0-0のイーブンで折り返した試合は、ビラペースで進んでいく。球際の強度、背後への意識に優れるアウェイチームは、要所で緩みが見えるユナイテッド相手に鋭い攻めを見せる。58分にはキャッシュの右クロスに反応したワトキンスがボックス内でDFに倒されるが、ここはノーファウルの判定。
一方、前半とは異なり、なかなか良い形で攻撃を見せられないユナイテッドは、再びアクシデントに見舞われる。左足を痛めたマグワイアが一度はプレーに復帰したが、67分にリンデロフとの交代でピッチを後にした。
試合は後半序盤のビラの優勢の流れから徐々にカウンターの応酬が続くオープンな展開に変化。69分にはロングカウンターから相手の背後に抜け出したワトキンスがボックス付近で右にカットインし、強烈なシュートを枠の左隅に飛ばすが、これはGKデ・ヘアの好守に遭う。
一方、ビラの運動量の低下によってカウンターチャンスは増えているものの、グリーンウッドの強引な仕掛けが目立って仕留め切れない状況が続くユナイテッド。82分にはマクトミネイを下げて切り札のカバーニをピッチへ送り出した。
しかし、一進一退の攻防を見せた試合終盤に先手を奪ったのはアウェイのビラだった。88分、左CKの場面でキッカーのドウグラス・ルイスが右足で入れた速いボールに対して、マーカーのカバーニを振り切ってニアに飛び込んだホースが巧みにコースを変えた見事なヘディングシュートを流し込んだ。
勝ち点1でも許されない中、ホームで勝ち点0の可能性が濃厚となったユナイテッドだったが、すぐさま絶好の同点機を得る。90分、右サイドでB・フェルナンデスが入れたクロスをカバーニが頭で合わせると、これがDFホースの腕に当たってPKを獲得。ここでキッカーは公式戦3試合連続ゴール中のC・ロナウドではなく正規のキッカーのB・フェルナンデスが務めるが、リーグ屈指の名手はここでシュートをクロスバーの大きく上に外してしまい、痛恨の失敗となった。
そして、試合はこのままタイムアップを迎え、今季リーグ初黒星にショーとマグワイアが負傷したオールド・トラッフォードでの一戦は、まさかの“悪夢の劇場”となった。
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