王者として臨むCLに自信のチェルシー指揮官 「ハングリー精神は変わらない」

2021.09.14 17:20 Tue
Getty Images
チェルシーのトーマス・トゥヘル監督が、王者として臨むチャンピオンズリーグ(CL)への意気込みを語った。クラブ公式サイトが伝えている。
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昨シーズンのCL決勝でマンチェスター・シティに勝利を収め、クラブ史上2度目のビッグイヤー獲得を成し遂げたチェルシー。今シーズンは連覇を目指し、14日にゼニトとのグループH開幕節を迎える。
現在プレミアリーグでも開幕4試合で3勝1分けと好調を維持しており、試合前の公式会見に出席したトゥヘル監督も自信を露わに。CLというビッグタイトルを獲得したチームは、大きな経験と自信を手に入れたと語っている。

「最終的に勝利に勝るものはないね。私はその前のシーズンにパリ・サンジェルマン(PSG)で決勝に進出して、そのときも大きな達成感があったが、最後の一歩を踏み出せなかった。踏み出したときの意味を理解した後だと、それは大きな違いだと感じている」

「大きな違いとは喜びや経験、チームが優勝することで得られる自信についてだね。私が初めてこれを経験したのは、マインツのU-19でタイトルを獲得したときだ。このとき私はヘッドコーチとして指揮をとっていて、当時は準決勝や決勝に進出しただけでも大きな成果と感じていたよ。でも、最後の一歩を踏み出すと本当にすべてが変わる」
「とはいえ、もっとも重要なのは後ろを振り返ることではなく、ハングリー精神を持ち続けることだ。優勝の感覚はさらなる飢えを生み出していく中毒性のあるものだね。我々の目的は勝つことだ。勝つことで気持ちは変わり、オフィスの雰囲気も変わり、自然と自信がついていく」

「いったん成功を忘れて一からやり直し、再びこのメンタリティを発揮することが絶対に必要だ。これは私が自分や周囲に要求していることであり、ハングリー精神という点では変わらない。我々はこの経験を永遠に共にして、そこから絆を作ることもできるだろう。スポーツにおいては前を向き、次から次へとやってくる課題に挑戦することが大切になる」

また、トゥヘル監督は今夏にインテルから9750万ポンド(約145億8000万円)の移籍金で加入して以降、プレミアリーグ3試合で3ゴールと好調を維持し、11日に行われた第4節のアストン・ビラ戦ではスタンフォード・ブリッジで初得点を記録したベルギー代表FWロメル・ルカクに言及。チームの大きな力になってくれていることを喜んだ。

「彼は小さい頃から(スタンフォード・ブリッジでの得点を)夢見ていた。彼は9番として、前線の頼りになる男として戻り、ゴールでチームを助ける存在になっている。彼は大きな声で話すことを恥ずかしがらないナイスガイであり、タフな競争相手だ。彼と経験を共有できることはとても幸運だね」

「ストライカーにとってスタートダッシュがいかに重要であるか、ゴールを長く待たずに済むことがいかに大切であるか、誰もが知っているだろう。だから彼がゴールで我々を助けてくれること、シーズンの早い段階でこうした経験をしてくれることを嬉しく思う。明日も彼がゴールを決めて、我々にとって決定的な役割を果たしてくれることを期待している」

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