4発快勝の広島が5試合ぶりの白星!大分は片野坂監督の古巣凱旋を飾れず6試合未勝利の泥沼に…【明治安田J1第27節】
2021.08.28 21:33 Sat
明治安田生命J1リーグ第27節、サンフレッチェ広島vs大分トリニータが28日にエディオンスタジアム広島で行われ、4-1でホームの広島が勝利を収めた。
ロースコアの試合が続く広島は前節の浦和レッズ戦も0-1で敗れ、現在5試合勝利がない。今節は中盤から前の選手7人を入れ替え、ゲームを作れる青山や森島らが先発に復帰。育成組織出身の土肥が今季J1初スタメンを飾った。
古巣対戦となる片野坂監督率いる大分も5試合勝利から遠ざかっている。前節はヴィッセル神戸に1-3と逆転負けを喫し、ついに最下位へ転落。こちらもボランチ2枚とトップを変更し、長谷川、町田に代わって小林裕紀と下田がスタメンに。伊佐と並ぶのはJ1初先発となる藤本。最前線に位置した。
開始早々にチャンスを作ったのはホームチーム。右の深い位置で野上が粘って戻すと、柏のクサビにエゼキエウが反応。折り返しをドウグラス・ヴィエイラが合わせるもブロックされ、続くCKからこぼれ球を柏が狙ったが枠を外れた。
立ち上がりは広島の勢いに飲まれた大分だが、ピンチをしのいで最初のチャンスを生かす。左サイドのボックス角付近でボールを回し、パスワークからボックス内へ侵入した下田がエゼキエウのファウルを誘ってPKを獲得。野村がGK大迫の逆を突いてきっちり仕留めて9分に先制した大分は、3試合連続で先手を取ることになった。
失点の要因を作ってしまったエゼキエウだが、飲水タイム明けの29分に汚名返上。土肥の斜めのパスを東がフリーで受けると、左からライナー性の折り返しをプッシュしてネットを揺らす。当初は東がボールを受けたタイミングでオフサイドと判定されたが、VARによる確認の結果、オンサイドでゴールが認められた。
以降は広島ペースで試合が進む。最終ラインからポゼッションをする大分に制限を掛け、縦パスを遮断。攻撃でも青山や土肥が自由を得ると、差し込むような効果的なパスを増やしていく。時には森島が落ちてきてゲームメイクに加わり、中盤を制圧した。
同点で折り返した後半は立ち上がりから広島が攻勢を強めた。カウンターから東が狙うと、直後にはエゼキエウが一対一のチャンスを迎える。ニアへのシュートはGK高木に足で防がれたが、これで左CKを得ると、森島のクロスに荒木が頭で合わせる。ヘディングシュートはGK高木の手を弾いてバーに当たり、再びGK高木に当たってゴールに吸い込まれ、49分に広島が逆転に成功した。
追い掛ける展開となった大分は60分に伊佐に代えて呉屋をピッチへ送り出す。投入直後のCKでは下田のキックをニアで合わせてゴールを脅かすが、わずかに枠の右へ。広島もドウグラス・ヴィエイラを下げてジュニオール・サントスを投入。すると、この交代が的中する。
76分、右からのクロスを東が頭で折り返すと、ジュニオール・サントスはゴールを背にした状態でエゼキエウへ。反転してリターンをもらうと、小林裕紀をかわして左足を強振。ブラジル人2人の鮮やかなコンビネーションでリードを広げた。
さらに6分後には、カウンター返しから柏が大分ディフェンスラインの背後へ抜け出すと、右からの丁寧なクロスに再びジュニオール・サントス。今度は右足で豪快にネットを揺らして試合を決定づけた。
その後は大分の反撃により、若干重心が後ろへと下がったものの、90分を通してゲームを支配し続けた広島が8試合ぶりの複数得点で6試合ぶりの勝利を収めた。
サンフレッチェ広島 4-1 大分トリニータ
【広島】
エゼキエウ(前29)
荒木隼人(後4)
ジュニオール・サントス(後31、後37)
【大分】
野村直輝(前9)
ロースコアの試合が続く広島は前節の浦和レッズ戦も0-1で敗れ、現在5試合勝利がない。今節は中盤から前の選手7人を入れ替え、ゲームを作れる青山や森島らが先発に復帰。育成組織出身の土肥が今季J1初スタメンを飾った。
開始早々にチャンスを作ったのはホームチーム。右の深い位置で野上が粘って戻すと、柏のクサビにエゼキエウが反応。折り返しをドウグラス・ヴィエイラが合わせるもブロックされ、続くCKからこぼれ球を柏が狙ったが枠を外れた。
立ち上がりは広島の勢いに飲まれた大分だが、ピンチをしのいで最初のチャンスを生かす。左サイドのボックス角付近でボールを回し、パスワークからボックス内へ侵入した下田がエゼキエウのファウルを誘ってPKを獲得。野村がGK大迫の逆を突いてきっちり仕留めて9分に先制した大分は、3試合連続で先手を取ることになった。
序盤の決定機を決め切れずに追い掛ける展開となった広島は、直後の12分に右サイドからのクロスをボックス左で東がダイレクトで合わせる。だが、左足でのボレーは右のポストに嫌われた。24分には再び東。右から浮き球が入ると、ドウグラス・ヴィエイラの裏から顔を出してフリーに。だが、ここはシュートではなく横パスを選択。味方にはつながらず、結果として悪手となった。
失点の要因を作ってしまったエゼキエウだが、飲水タイム明けの29分に汚名返上。土肥の斜めのパスを東がフリーで受けると、左からライナー性の折り返しをプッシュしてネットを揺らす。当初は東がボールを受けたタイミングでオフサイドと判定されたが、VARによる確認の結果、オンサイドでゴールが認められた。
以降は広島ペースで試合が進む。最終ラインからポゼッションをする大分に制限を掛け、縦パスを遮断。攻撃でも青山や土肥が自由を得ると、差し込むような効果的なパスを増やしていく。時には森島が落ちてきてゲームメイクに加わり、中盤を制圧した。
同点で折り返した後半は立ち上がりから広島が攻勢を強めた。カウンターから東が狙うと、直後にはエゼキエウが一対一のチャンスを迎える。ニアへのシュートはGK高木に足で防がれたが、これで左CKを得ると、森島のクロスに荒木が頭で合わせる。ヘディングシュートはGK高木の手を弾いてバーに当たり、再びGK高木に当たってゴールに吸い込まれ、49分に広島が逆転に成功した。
追い掛ける展開となった大分は60分に伊佐に代えて呉屋をピッチへ送り出す。投入直後のCKでは下田のキックをニアで合わせてゴールを脅かすが、わずかに枠の右へ。広島もドウグラス・ヴィエイラを下げてジュニオール・サントスを投入。すると、この交代が的中する。
76分、右からのクロスを東が頭で折り返すと、ジュニオール・サントスはゴールを背にした状態でエゼキエウへ。反転してリターンをもらうと、小林裕紀をかわして左足を強振。ブラジル人2人の鮮やかなコンビネーションでリードを広げた。
さらに6分後には、カウンター返しから柏が大分ディフェンスラインの背後へ抜け出すと、右からの丁寧なクロスに再びジュニオール・サントス。今度は右足で豪快にネットを揺らして試合を決定づけた。
その後は大分の反撃により、若干重心が後ろへと下がったものの、90分を通してゲームを支配し続けた広島が8試合ぶりの複数得点で6試合ぶりの勝利を収めた。
サンフレッチェ広島 4-1 大分トリニータ
【広島】
エゼキエウ(前29)
荒木隼人(後4)
ジュニオール・サントス(後31、後37)
【大分】
野村直輝(前9)
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