「将来が軽々しく取り上げられることは自分、クラブにとって無礼」、C・ロナウドが自身の去就巡る憶測報道に苦言

2021.08.18 04:50 Wed
Getty Images
ユベントスに所属するポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウド(36)が自身の去就に関するここ最近の報道を受け、公式『インスタグラム』を通じて苦言を呈した。
PR
2018年にレアル・マドリーから鳴り物入りでユベントスに加入したC・ロナウドは、在籍3年間で公式戦133試合に出場し、101ゴール22アシストと圧巻のスタッツを残し、2度のセリエA優勝を含め5つのタイトル獲得に貢献。その一方で、加齢による運動量の低下や傑出した勝負強さには陰りも見え始め、チャンピオンズリーグ(CL)制覇の切り札として獲得したクラブの周囲からは、費用対効果の悪さから今夏の放出を検討しているとの声も上がり始めている。
そういった中、ここ最近ではパリ・サンジェルマン(PSG)や古巣マドリーへの移籍の可能性が取り沙汰されており、直近ではスペインのサッカー番組『El Chiringuito』の番組内ではC・ロナウドの友人とされるエドゥ・アギーレ氏が、カルロ・アンチェロッティ監督が同選手の復帰を希望しているとのコメントを発し、当事者であるアンチェロッティ監督が公式『ツイッター』で公に否定を行っていた。

そのイタリア人指揮官の対応に影響されたのか、C・ロナウドは17日に『インスタグラム』で「黙れ」とばかりに口に指を当てる自身の写真と共に去就に関する公式声明を発表した。

「僕のことを知っている人は、僕がいかに仕事に集中しているかを知っている。これは、僕がキャリアをスタートさせたときからのモットーでもある。しかし、最近言われたり書かれたりしていることを考えると、自分の立場を明確にしなければならない」
「一人の人間として、一人のプレーヤーとしての自分に対する無礼はもちろんのこと、僕の将来がメディアで軽々しく取り上げられることは、このような噂に関わっているすべてのクラブ、そしてそのクラブのプレーヤーやスタッフに対しても無礼なことだと思っている」

「僕のレアル・マドリーでの物語はすでに書かれている。同様に記録されている。それは多くの言葉や数字、トロフィーやタイトル、記録、そして見出しで…。それはベルナベウ・スタジアムの博物館にもあり、クラブのすべてのファンの心の中にも記録されているものだ」

「そして、自分が達成したこと以上に、この9年間で僕は「メレンゲ・アフィシオン」に対する深い愛情と尊敬の関係を築いたことを覚えている。この愛情と尊敬の気持ちは、今日までずっと持ち続けている。真のレアル・マドリーファンは、これからも僕を心の中に置いてくれるだろうし、僕自身も彼らを心の中に留め続ける」

「今回のスペインでの出来事だけでなく、様々なリーグの多くのクラブと僕を結びつけるニュースや話が頻繁にあったが、誰も真実を探ろうとはしていない」

「僕は今、沈黙を破り、人々が自分の名前を弄び続けるのを許すことはできないと明確に伝える。僕は自分のキャリアと仕事に集中し、直面しなければならないすべての課題に取り組み、準備している。そのほかのすべて? ほかのすべては単なる戯言さ」



PR
1 2
関連ニュース

ザッカーニがラツィオと2029年まで契約延長!「信じてくれる人々の誇りを胸に」

ラツィオは18日、イタリア代表FWマッティア・ザッカーニ(28)との契約延長を発表した。新たな契約期間は2029年6月30日までとなる。 新契約にサインしたザッカーニは、自身のインスタグラムで以下のようにコメントしている。 「2021年8月31日からこのジャージを着ているし、これからもずっとそうしていくつもりだ。鷲をシンボルとして持つ者として、より高く、より高みに飛んでいけると信じてくれる人々の誇りを胸に。これからも共に」 2021年夏にヴェローナから買い取りオプション付きのレンタル移籍で加入したザッカーニ。すぐに主軸の座を掴み翌シーズンから完全移籍に移行すると、これまで公式戦112試合に出場し20ゴール18アシストをマーク。今シーズンもいくつかの負傷がありながら公式戦31試合で5ゴール1アシストの成績を残している。 現行の契約が2025年までの同選手に対してはユベントスやフィオレンティーナが関心を示しており、去就が不透明になっていたが、ラツィオとの長期契約を決断した。 2024.04.19 00:00 Fri

C・ロナウドへの約16.5億円の未払い賃金支払いを命じられたユベントス、支払命令への態度保留を発表

ユベントスがかつて在籍したポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドへの未払い賃金の支払いを言い渡されることとなったが、拒否しているという。 現在はサウジアラビアのアル・ナスルでプレーするC・ロナウド。ユベントスには2018年7月から2021年8月まで3シーズン在籍していた。 COVID-19(新型コロナウイルス)のパンデミックの最中はユベントスで過ごしていたC・ロナウド。2020-21シーズンはセリエAのシーズンも中断されると、その間の給与に関しては遅延することで同意していた。 そんな中、C・ロナウドはユベントスに対して1950万ユーロ(約32億1300万円)の未払いの給与があるとし、全額の返済を求めていた中、仲裁裁判所はおよそ半額の1000万ユーロ(約16億5000万円)と利息分を支払う必要がるとの判決を下していた。 しかし、ユベントスはこの裁定について声明を発表。報酬の減額合意があったものの、補足事項の合意は存在しないとのこと。「当社は弁護士の支援も得て、仲裁委員会による決定を検討しており、自社の権利を維持するためのすべての評価と取り組みを保留している」とし、C・ロナウドへの支払いに関しては検討するにとどめ、まだ話は続いていくことになりそうだ。 2024.04.18 17:40 Thu

ガスペリーニ、クロップ、アルテタ…個性豊かな名将に師事してきたソクラティスの“特別なボス”とは「師匠のサッカーは…」

レアル・ベティスの元ギリシャ代表DFソクラティス・パパスタソプーロスが、これまで師事してきた名だたる指揮官たちを振り返った。 ギリシャを代表するフットボーラー、35歳ソクラティス。ミランやドルトムント、アーセナルといった強豪に在籍歴を持つ歴戦の雄だ。 そんな彼は20年近いプロキャリアの中で名だたる指揮官たちに師事。 例えば、19歳で加入したジェノアにて、当時のボスは現在アタランタで長期政権を敷くジャン・ピエロ・ガスペリーニ監督。“個”を伸ばすマジシャンであり、普段は温厚かつ選手に対する平等な姿勢から人望も厚い男として知られる。 ジェノアからのレンタル移籍で10-11シーズンに1年間だけ在籍したミランでは、セリエA優勝メンバーの一員に。ボスは当時まだ40代前半で、青年指揮官として評価急上昇中だったマッシミリアーノ・アッレグリ監督。 ドルトムントではユルゲン・クロップ監督の“深い愛”に始まり、トーマス・トゥヘル監督体制下でレギュラーポジションを確保。アーセナル時代はウナイ・エメリ監督およびミケル・アルテタ現監督と共闘した。 現所属ベティスでも、指導者として世界各地を渡り歩いた老将マヌエル・ペジェグリーニ監督に師事。スペイン『Relevo』のインタビューで“ボスたち”を振り返ったソクラティスは、それぞれの特徴を語っていく。そこに負の記憶はない。 「誰もがそれぞれ異なる特徴を持っているのは面白いよね。クロップなんか、ピッチを離れれば選手の友達じゃないか(笑) 心理学者のように選手の内側を見透かしていく。信頼されるはずだ」 「トゥヘルとアルテタは似ているかも。戦術面に強くて、それらを試合で表現するための努力を絶対に怠らない。僕はアルテタの下で長くプレーできなかったけど、負の感情はない。優れたボスであることは就任初日から明らかだったんだ」 「エメリもいわゆる“真面目タイプ”かな(笑) 熱心に仕事に取り組む一方、選手との対話にも時間を割く。そうだね、僕のキャリアで最も重要な1人はエメリだ」 そんななかでも「特別な人」がいると言う。 「特別な人は…やっぱりガスペリーニかな。師匠のサッカーは本当に難しくて、最初の1カ月は混乱しっぱなしだったよ(笑) ようやく理解し起用して貰えるようになり、彼の下での経験は今の僕の基礎となっているよ」 「アッレグリを含め、総じてイタリアの指揮官は『戦術面』に明るい。僕がディフェンダーだからなのか、カルチョの戦術は本当にレベルが高いと感じる。あの経験は大きかったよ」 このように歴代の名だたるボスたちを振り返ったソクラティス。現在師事するぺジェグリーニ監督からロッカールームのリーダーを託される35歳は、引退後の将来をどう考えているのか。 「マヌエル(ぺジェグリーニ監督)にはとてつもなく長いキャリアがあって、僕は彼に何でも相談することができる。常に冷静で、それは40年の経験値からなせるものだよ。いつか僕もそうなれるか?...まだ考えたこともないな(笑)」 多くの名将に師事してきたソクラティスにも監督業を期待したいところだが、今のところ、自身はその名将たちの足元にも及ばないと考えているようだ。 2024.04.18 17:20 Thu

南萌華のフィードが決勝点呼び、熊谷紗希は今節ベストⅪ選出!ローマがユベントスとの上位対決制し女子セリエA連覇に王手

なでしこジャパンのDF熊谷紗希とDF南萌華を擁するローマが、重要な一戦を制した。 リーグ戦で首位に立つローマ(勝ち点57)は15日、女子セリエA上位プレーオフ第4節で、2位のユベントス(勝ち点47)とホームで対戦し、2-1で勝利。熊谷はアンカーで、南はセンターバックの一角でフル出場した。 今冬加入のアラヤ・ピルグリムがスピードを生かした独力でのゴールで開始5分に試合を動かしたが、折り返して早々の47分にFKから同点弾を許す。80分にはユベントスが退場者を出し、ローマの数的優位となって迎えた85分、南のフィードにエーブリヌ・ビアンが抜け出して渾身の一撃を見舞うと、GKが弾いたボールにエミリエ・ハーヴィが絡み、最後はビアンが蹴り込んだ。 熊谷はリーグ選定の今節ベストイレブンにも選出。両選手は試合後、それぞれのインスタグラムにて次のようにコメントを残した。 「Juventusとの首位対決、大きな大きな勝利!!!みんなに感謝、Grazie。また最高の準備をして、次に向かっていきたいと思います。たくさんの応援本当にありがとうございました(熊谷紗希)」 「首位対決、勝利することができました。平日にも関わらずたくさんの後押しに感謝です!今シーズンも残り少なくなってきています!最後まで突っ走ります(南萌華)」 今節の勝利でローマとユベントスの勝ち点差は「13」にまで開き、ともに残す試合数は「5」。3位フィオレンティーナ(勝ち点39)に優勝の可能性は残されていないため、早ければ次節20日にローマの2連覇が決まる。 20日の上位プレーオフ第5節では、ローマは3位フィオレンティーナ、ユベントスは4位サッスオーロ(勝ち点32)と、それぞれ対戦する。 <span class="paragraph-title">【動画】南萌華のフィードから決勝点が生まれ、ローマがユベントスに勝利</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="R1H5AeoSs8Y";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.04.17 14:35 Wed

32歳ジョルジーニョの来季イタリア復帰はある?ない? 代理人が私見「ユベントスは彼のようなMFを…」

イタリア代表MFジョルジーニョ(32)の代理人が、クライアントの去就について口を開いた。『フットボール・イタリア』が伝えている。 チェルシーで欧州王者も経験した32歳ジョルジーニョ。半ば追い出されるような形でアーセナルに来て1年と少し、絶対的な主力ではないが、味わい深いバイプレーヤーとしてアルテタ・ガナーズに不可欠な存在となっている。 しかし、1年間の延長オプションがあるとはいえ、契約は今季限り。今年で33歳という年齢もあってか、ここ最近、イタリア復帰も噂されるようになっており、水面下でユベントスと代理人が協議していることも判明しているのだ。 その代理人、ジョアン・サントス氏が16日、『TV Play』の取材に応じ、ジョルジーニョのイタリア復帰の可能性について言及。あっさりとこれに否定的な見解を披露した。 「私見だけど、ユベントスはジョルジーニョのようなミッドフィールダーをそこまで必要としていない印象だ。もっと前のめりになるなら、その時はクリスティアーノ・ジュントリ(SD)が私に連絡してくると思うね」 また、ユベントスと共に噂が上がるフィオレンティーナについては、そもそも連絡を取り合っていないと語った。 「まず第一に、彼らが本当にジョルジーニョに興味があるのかわからない。最近は野心もあるクラブになったし、チャンピオンズリーグ(CL)も目指しているようで、この点は魅力的だが、電話は来ていないよ」 現在アーセナルと契約延長交渉中のジョルジーニョおよびサントス氏。どうやら少なくとも来季はノースロンドンにとどまりそうだ。 2024.04.17 12:10 Wed
NEWS RANKING
Daily
Weekly
Monthly