神戸がイニエスタら負傷者相次ぐも3位浮上! 湘南は先制も3失点逆転負け【明治安田J1第21節】
2021.07.03 20:01 Sat
明治安田生命J1リーグ第21節の1試合が3日にノエビアスタジアム神戸で催され、ホームのヴィッセル神戸が湘南ベルマーレを3-1で下した。
ACL出場圏内に迫る4位で今季を折り返した神戸は勝てば3位の名古屋グランパスを抜いて3位に浮上できる一戦。前節からメンバー変更なく、システムも中盤ダイヤモンド型の[4-3-1-2]を継続した。一方、湘南は柏レイソルとの前節を後半アディショナルタイムの3失点で落として13位でターン。前節から4選手が入れ替わり、コンディション不良で欠場の谷に代わって富居が今季リーグ戦2試合目の先発を果たした。
立ち上がりからボールを繋ぐ意識を高めた神戸だが、ハイプレスからのボール奪取でひと刺しを狙う湘南が12分、敵陣右サイドで初瀬、サンペール、山口のパスワークをタリクが引っかけ、カウンターに持ち込み、町野がボックス右のスペースにラストパス。最終ラインを抜け出したタリクがボックス右から左足チップキックでゴールに迫ると、相手GKの手に当たったボールがそのまま吸い込まれ、湘南が先取する。
タリクの今季初弾で先制に成功した湘南だが、神戸もお返しと言わんばかりのカウンターですぐさま追いつく。17分、酒井が自陣中央で相手のパスをカットすると、回収したサンペールがワントラップから前線に鋭い縦パスを供給。絶妙なスルーパスで最終ラインのスペースを突いた古橋がそのままスピードに乗り、ボックス左に侵攻していくと、左足シュートが相手GKの右足に当たりながらゴール右に決まった。
ハットトリックを記録した前節の勢いそのままに今節もゴールネットを揺らした古橋はこれで3戦連発。そんな日本代表FWの活躍もあり、振り出しに戻した神戸はさらに攻勢を強めるが、41分にイニエスタの負傷交代に見舞われてしまう。それでも前半アディショナルタイム1分、左サイドに開いたドウグラスが左足でクロスを上げると、山口がニアサイドでダイビングヘッド。華麗な速攻からゴールを陥れ、勝ち越した。
さらなる負傷者発生で嫌な空気が漂う神戸だが、イニエスタの交代で急きょ出番が回った中坂がその直後の速攻から大仕事。63分、左サイドでボールをかっさらった古橋がそのまま縦にボールを持ち上がり、初瀬の自身を追い越す動き出しも効果的に使って、ボックス内に右足でクロスを送る。ゴール前に猛進した中坂が丁寧に右足ダイレクトで合わせると、これが左に吸い込まれていき、湘南の反撃ムードに水を差す。
より劣勢の湘南は70分に中村、ウェリントン・ジュニオールの交代カードも切ると、74分に右ウィングバックの岡本が右足クロスを送り、ゴール前の古巣戦となるウェリントンがドンピシャのヘッドでゴールに迫るが、相手GKが処理。そうしたなか、郷家の負傷にも直面した神戸だが、76分に増山を入れ、そのタイミングでドウグラスと藤本の交代も施して、体勢を整える。
このまま終わるわけにいかない湘南も残る交代枠で畑、大岩も送り込むが、終盤にもサンペールのクロスバーを叩く右足フィニッシュなどでチャンスを作り出した神戸がそのまま3-1で勝ち切り、3連勝の5戦負けなし。勝ち点同数の名古屋を得失点差で抜き、3位に浮上した。一方の湘南はショッキングな前節に続く黒星となり、今季3度目の連敗という結果に終わっている。
ヴィッセル神戸 3-1 湘南ベルマーレ
【神戸】
古橋亨梧(前17)
山口蛍(前45+1)
中坂勇哉(後18)
【湘南】
タリク(前12)
ACL出場圏内に迫る4位で今季を折り返した神戸は勝てば3位の名古屋グランパスを抜いて3位に浮上できる一戦。前節からメンバー変更なく、システムも中盤ダイヤモンド型の[4-3-1-2]を継続した。一方、湘南は柏レイソルとの前節を後半アディショナルタイムの3失点で落として13位でターン。前節から4選手が入れ替わり、コンディション不良で欠場の谷に代わって富居が今季リーグ戦2試合目の先発を果たした。
タリクの今季初弾で先制に成功した湘南だが、神戸もお返しと言わんばかりのカウンターですぐさま追いつく。17分、酒井が自陣中央で相手のパスをカットすると、回収したサンペールがワントラップから前線に鋭い縦パスを供給。絶妙なスルーパスで最終ラインのスペースを突いた古橋がそのままスピードに乗り、ボックス左に侵攻していくと、左足シュートが相手GKの右足に当たりながらゴール右に決まった。
ハットトリックを記録した前節の勢いそのままに今節もゴールネットを揺らした古橋はこれで3戦連発。そんな日本代表FWの活躍もあり、振り出しに戻した神戸はさらに攻勢を強めるが、41分にイニエスタの負傷交代に見舞われてしまう。それでも前半アディショナルタイム1分、左サイドに開いたドウグラスが左足でクロスを上げると、山口がニアサイドでダイビングヘッド。華麗な速攻からゴールを陥れ、勝ち越した。
前半のうちにスコアをひっくり返した神戸はハーフタイム明けにも菊池と山川の交代を施すと、追いかける湘南もタリクを下げて池田を入れ、後半がスタート。その後半も52分に右CKのチャンスから小林がヘディングシュートを放つなど、攻勢に出た神戸だが、湘南も攻めの時間を作り出していく。そうした展開のなか、神戸が前半のイニエスタに続き、62分に守護神の前川も負傷交代となり、飯倉の投入を強いられる。
さらなる負傷者発生で嫌な空気が漂う神戸だが、イニエスタの交代で急きょ出番が回った中坂がその直後の速攻から大仕事。63分、左サイドでボールをかっさらった古橋がそのまま縦にボールを持ち上がり、初瀬の自身を追い越す動き出しも効果的に使って、ボックス内に右足でクロスを送る。ゴール前に猛進した中坂が丁寧に右足ダイレクトで合わせると、これが左に吸い込まれていき、湘南の反撃ムードに水を差す。
より劣勢の湘南は70分に中村、ウェリントン・ジュニオールの交代カードも切ると、74分に右ウィングバックの岡本が右足クロスを送り、ゴール前の古巣戦となるウェリントンがドンピシャのヘッドでゴールに迫るが、相手GKが処理。そうしたなか、郷家の負傷にも直面した神戸だが、76分に増山を入れ、そのタイミングでドウグラスと藤本の交代も施して、体勢を整える。
このまま終わるわけにいかない湘南も残る交代枠で畑、大岩も送り込むが、終盤にもサンペールのクロスバーを叩く右足フィニッシュなどでチャンスを作り出した神戸がそのまま3-1で勝ち切り、3連勝の5戦負けなし。勝ち点同数の名古屋を得失点差で抜き、3位に浮上した。一方の湘南はショッキングな前節に続く黒星となり、今季3度目の連敗という結果に終わっている。
ヴィッセル神戸 3-1 湘南ベルマーレ
【神戸】
古橋亨梧(前17)
山口蛍(前45+1)
中坂勇哉(後18)
【湘南】
タリク(前12)
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