「もう少し数字を」初のブンデスで出場機会を得た堂安律の手応え「手が届かないというものではない」
2021.05.25 21:45 Tue
日本代表は25日、ミャンマー代表とのカタール・ワールドカップ(W杯)アジア2次予選に向けた合宿2日目を行なった。
オール海外組で行われるミャンマー戦。全選手が集合し、トレーニングを行った。
トレーニング前、MF堂安律(アルミニア・ビーレフェルト)がオンラインのメディア取材に応じ、終了したばかりのブンデスリーガについて語った。
堂安はPSVからのレンタル移籍でビーレフェルトに加入。自身初のブンデスリーガでのプレーとなった。
昇格組のチームは残留争いに巻き込まれたが、チームはなんとか残留を決め来シーズンも1部に所属。堂安は1年を振り返り、「チームを残留に導けたことは良かったと思いますし、自分が行って落としたと言われるのは嫌でした」とコメント。チームの残留を喜んだ。
堂安はブンデスリーガで34試合に出場し5ゴール3アシストを記録。最終節ではチームを残留に導くゴールを決めていたが、まだまだ満足はできないようだ。
それでも自身の成長については「5大リーグと言われるブンデスリーガで、明らかにオランダリーグよりは個人のレベルも高いですし、バイエルン、ドルトムントの強豪ともやれました。オランダリーグとは差はありますけど、個人としてそんなに差がないというか、手が届かないというものではないと思うので、物差しとしては今シーズンは良かったです」と語り、高いレベルでやれる手応えを感じたようだ。
通用したところについては「大柄なDFに対して小回りの効くプレースタイル、バイタルエリアで潜り込むドリブルは通じたなと思います」とコメント。一方で「課題というか、数字というところでは、レヴァンドフスキとは明らかに差がありますし、目に見える結果、彼が仕事をするよねという部分では、まだまだ」と、わかりやすい数字を残したかったと語った。
久しぶりにA代表に参加する堂安。東京オリンピックの活動もあるが「久々のA代表の活動ということで、もちろん緊張感もありますし、しっかり出場する機会があれば100%貢献します」と強い意気込み。また、いない間にMF伊東純也(ヘンク)が好パフォーマンスを見せ、ポジション争いが激化したが「ポジション争いはいつでもウェルカムな性格ですし、そういう選手が周りにいることは刺激になって、うかうかしていられないという気持ちになるので、良い緊張感でこの活動に臨めます」と語り、しっかりと勝負したいと語った。
フローニンヘン時代と同様に、チームの中心として扱われた堂安。ビーレフェルトとフローニンヘンについては「チームとしてのフィロソフィーというのは非常に似たような部分がありました。小さい規模ながら中心選手として扱ってくれたことは感じていて、良い環境においてくれたのは共通点です」とコメント。しかし「数字が明らかに足りていないということが僕の課題です。決定機もシュート数もありましたが、そこはビーレフェルトだからではないです。上に行く人はここでも結果を出すので、2桁いければ良かったです」と、自身の決定力を嘆いた。
一方で、かつて自身の特徴でもあった積極的な仕掛けは取り戻せたとコメント。「一対一の強さが伸びたからこそ評価してくれた人がいるというのは、PSVでは周りにスーパーな選手がいて、そっちを優先してプレーしていたこともあり、プレーがネガティブになっていました」とし、「ビーレフェルトでは自分の良さを取り戻せたと思うので、その点は良かったと思います」とチーム環境がプレースタイルを思い起こさせたとした。
ドリブルについても「最初の2、3カ月は自分が何回も仕掛けて、失っても仕掛けようということがありました。でも、チームメイトの信頼が増すとパスをくれて行ってくれという感じだった」と、仕掛ける環境にあったと語った。また「練習から無理な体勢でも仕掛けるというか、感覚を取り戻すことを取り組んでいたので、12月以降からは良くなったと思います」と、意識の中にも仕掛けることの必要性が生まれたとした。
堂安の評価はトレーニング中にも高まっている状況。その理由は勝負にこだわるところだったが「勝利のメンタリティは海外の選手が大きく日本人の選手たちより上回っていると思っているので、ビーレフェルト内では競争意識を強く持たないといけないと思いましたし、PSVの頃から持っていました」と、トレーニング中でも勝ちに行くとコメント。「それは代表での練習でもそうですし、ミャンマー戦もオリンピックも勝利の意識は代表にも還元しなくてはいけないところだと思います」とし、常に勝ちにこだわるということを意識したいとした。
シーズン当初はインサイドでプレーし、その後はサイドでもプレーした堂安。「開幕から2、3試合は中盤で出場したこともあって、プレースタイルが変わったわけではないですが、仕掛けるドリブルより運ぶドリブルを意識したこともあって、気づきもありました」と語り、「仕掛けるドリブルはDFは感じ易いですが、運ぶドリブルをしながら仕掛けるドリブルをしたりということは緩急をつけてDFを剥がしやすいのも感じました」と語り、「仕掛けに関して自分のストロングポイントを感じさせてくれる良い一年でした」とその点は大きく気づきがあった1年だったと感じているようだ。
オール海外組で行われるミャンマー戦。全選手が集合し、トレーニングを行った。
堂安はPSVからのレンタル移籍でビーレフェルトに加入。自身初のブンデスリーガでのプレーとなった。
昇格組のチームは残留争いに巻き込まれたが、チームはなんとか残留を決め来シーズンも1部に所属。堂安は1年を振り返り、「チームを残留に導けたことは良かったと思いますし、自分が行って落としたと言われるのは嫌でした」とコメント。チームの残留を喜んだ。
一方で、「個人的にはもう少し数字を伸ばしたかったですが、試合に出られたことをポジティブに捉えていますし、来シーズン以降はプラスアルファを出せられればと思います」とコメント。成績には満足感はないものの、試合に出場できたことは良かったとした。
堂安はブンデスリーガで34試合に出場し5ゴール3アシストを記録。最終節ではチームを残留に導くゴールを決めていたが、まだまだ満足はできないようだ。
それでも自身の成長については「5大リーグと言われるブンデスリーガで、明らかにオランダリーグよりは個人のレベルも高いですし、バイエルン、ドルトムントの強豪ともやれました。オランダリーグとは差はありますけど、個人としてそんなに差がないというか、手が届かないというものではないと思うので、物差しとしては今シーズンは良かったです」と語り、高いレベルでやれる手応えを感じたようだ。
通用したところについては「大柄なDFに対して小回りの効くプレースタイル、バイタルエリアで潜り込むドリブルは通じたなと思います」とコメント。一方で「課題というか、数字というところでは、レヴァンドフスキとは明らかに差がありますし、目に見える結果、彼が仕事をするよねという部分では、まだまだ」と、わかりやすい数字を残したかったと語った。
久しぶりにA代表に参加する堂安。東京オリンピックの活動もあるが「久々のA代表の活動ということで、もちろん緊張感もありますし、しっかり出場する機会があれば100%貢献します」と強い意気込み。また、いない間にMF伊東純也(ヘンク)が好パフォーマンスを見せ、ポジション争いが激化したが「ポジション争いはいつでもウェルカムな性格ですし、そういう選手が周りにいることは刺激になって、うかうかしていられないという気持ちになるので、良い緊張感でこの活動に臨めます」と語り、しっかりと勝負したいと語った。
フローニンヘン時代と同様に、チームの中心として扱われた堂安。ビーレフェルトとフローニンヘンについては「チームとしてのフィロソフィーというのは非常に似たような部分がありました。小さい規模ながら中心選手として扱ってくれたことは感じていて、良い環境においてくれたのは共通点です」とコメント。しかし「数字が明らかに足りていないということが僕の課題です。決定機もシュート数もありましたが、そこはビーレフェルトだからではないです。上に行く人はここでも結果を出すので、2桁いければ良かったです」と、自身の決定力を嘆いた。
一方で、かつて自身の特徴でもあった積極的な仕掛けは取り戻せたとコメント。「一対一の強さが伸びたからこそ評価してくれた人がいるというのは、PSVでは周りにスーパーな選手がいて、そっちを優先してプレーしていたこともあり、プレーがネガティブになっていました」とし、「ビーレフェルトでは自分の良さを取り戻せたと思うので、その点は良かったと思います」とチーム環境がプレースタイルを思い起こさせたとした。
ドリブルについても「最初の2、3カ月は自分が何回も仕掛けて、失っても仕掛けようということがありました。でも、チームメイトの信頼が増すとパスをくれて行ってくれという感じだった」と、仕掛ける環境にあったと語った。また「練習から無理な体勢でも仕掛けるというか、感覚を取り戻すことを取り組んでいたので、12月以降からは良くなったと思います」と、意識の中にも仕掛けることの必要性が生まれたとした。
堂安の評価はトレーニング中にも高まっている状況。その理由は勝負にこだわるところだったが「勝利のメンタリティは海外の選手が大きく日本人の選手たちより上回っていると思っているので、ビーレフェルト内では競争意識を強く持たないといけないと思いましたし、PSVの頃から持っていました」と、トレーニング中でも勝ちに行くとコメント。「それは代表での練習でもそうですし、ミャンマー戦もオリンピックも勝利の意識は代表にも還元しなくてはいけないところだと思います」とし、常に勝ちにこだわるということを意識したいとした。
シーズン当初はインサイドでプレーし、その後はサイドでもプレーした堂安。「開幕から2、3試合は中盤で出場したこともあって、プレースタイルが変わったわけではないですが、仕掛けるドリブルより運ぶドリブルを意識したこともあって、気づきもありました」と語り、「仕掛けるドリブルはDFは感じ易いですが、運ぶドリブルをしながら仕掛けるドリブルをしたりということは緩急をつけてDFを剥がしやすいのも感じました」と語り、「仕掛けに関して自分のストロングポイントを感じさせてくれる良い一年でした」とその点は大きく気づきがあった1年だったと感じているようだ。
|
関連ニュース