両エース復帰も競り負けたアトレティコが首位陥落の危機…1試合未消化バルサに首位浮上の好機《ラ・リーガ》

2021.04.26 06:02 Mon
Getty Images
ラ・リーガ第32節、アスレティック・ビルバオvsアトレティコ・マドリーが25日にサン・マメスで行われ、ホームのアスレティックが2-1で勝利した。
PR
前節、ウエスカを相手に2-0の快勝を収めた首位のアトレティコ(勝ち点73)は、10位のアスレティック(勝ち点38)と対戦。フェリックス、スアレスの両エースを欠く中で臨んだ直近2試合ではコレアと、カラスコがいずれも連続得点を挙げるなど代役としての存在感を示し、一時失点が重なった守備陣も2戦連続クリーンシートと安定感を取り戻している。
3連勝で首位固めを狙う難所サン・マメスでのアウェイゲームでは、サスペンションのホセ・ヒメネスに代わってフェリペを起用した以外同じメンバーを起用。また、負傷明けのスアレスとフェリックスの両エースがベンチに戻ってきた。

直近のウエスカ戦と同様に変則的な[4-3-3]の布陣で攻撃的な姿勢を見せたアトレティコだったが、いきなり先制点を奪われる。

8分、サンセ、カパ、ベレンゲルの3選手の好連携によって右サイドを突破したアスレティックはボックス右ライン際に侵攻したカパがクロスを供給。これがDFフェリペにディフレクトしてゴール前に向かうと、ベレンゲルが見事な反応からのダイビングヘッドでゴール左隅へ突き刺した。
3戦ぶりの失点を喫したアトレティコは失点直後の10分に自分たちの失点と似たような位置でのコレアの折り返しをゴール前のカラスコが頭で合わすが、これはGKウナイ・シモンの好守に阻まれる。

以降は重心を後方に置くホームチームを押し込んでいく中、フェリペの高さを生かしたセットプレー、好調のコレアの個人技から相手ゴールに迫るが、相手の堅い守備をこじ開けるまでには至らず。

逆に、前がかって攻勢を仕掛ける中でハイラインの背後をうまくアスレティックに使われて簡単にカウンターを許す場面が散見。32分には空中戦の競り合いで2度も後手を踏んでビジャリブレにボックス左まで運ばれてニア下に際どいシュートを浴びるが、これはGKオブラクの好守で凌ぐ。続く37分にはモルシージョの決定的なクロスをゴール前のサンセに頭で合わせられるが、これは枠を外れて事なきを得た。

結局、1点ビハインドで後半を迎えたアトレティコは引き続き立ち上がりから攻勢を仕掛ける。53分には好調のジョレンテ、コレア、カラスコの3人がいずれもボックス付近で左足を振っていくが、いずれも枠を捉え切れない。すると、58分には相手陣内でトリッピアーがモルシージョにあっさりと抜かれたことでロングカウンターを浴びると、モルシージョのラストパスをボックス手前右で受けたサンセに絶好機を与えるが、これは相手のシュートミスに救われた。

この直後にシメオネ監督はトリッピアー、エレーラ、サウールを下げてフェリックス、スアレス、レマルと温存していた最強の攻撃的カードを一気に切る。さらに、65分にはコレアに代えてトレイラをピッチに送り出し、守備時はジョレンテ、ロージがサイドバックに入るものの、実質2バックの攻撃的な布陣でゴールをこじ開けにかかる。だが、この交代が即攻撃を活性化させるものとはならず。

それでも、74分にロージを下げてエルモソを最後のカードとして投入し、[3-4-3]の形に変更したアトレティコは、得意のセットプレーからようやくゴールをこじ開ける。77分、左CKの場面でカラスコが右足インスウィングで入れたボールをニアで競り勝ったサビッチがうまくコースを変えると、中途半端に飛び出したGKウナイ・シモンの拙い対応も重なってファーポストに決まった。

その後、アスレティックも切り札のイニャキ・ウィリアムズやベスガ、イバイ・ゴメスといった交代カードをすべて使い切り、両指揮官は残り10分あまりの戦いをピッチ上の選手たちに託す。

より勝ち点3が必要なアトレティコだったが、リーグ7戦ぶりの白星を目指すホームチームの意地に屈した。86分、アスレティックは右CKの場面でキッカーのイバイが入れた正確なクロスを中央でフリーとなったイニゴ・マルティネスが豪快なヘディングで叩き込んだ。

再び追う展開となったアトレティコは最後まで諦めずにゴールを目指したものの、このままアスレティックに逃げ切られて痛恨の敗戦となった。

この結果、アトレティコは1試合未消化の3位バルセロナとの勝ち点差が2ポイントに縮まり、来週ミッドウィークの延期分でバルセロナがグラナダに勝利した場合、首位から陥落することに。また、4位のセビージャとの勝ち点差も3ポイントとなり、今季のラ・リーガの覇権争いは熾烈な四つ巴の争いとなった。

PR
関連ニュース

CWC2025出場権がアトレティコに! 欧州代表残り1枠はアーセナルorザルツブルク

アトレティコ・マドリーがFIFAクラブ・ワールドカップ(CWC)2025の出場権を手にした。 2025年大会から4年周期開催と32チーム制の新フォーマットで生まれ変わるCWC。出場枠が「12」の欧州からはチェルシー、レアル・マドリー、マンチェスター・シティの過去3シーズンにおけるチャンピオンズリーグ(CL)王者のほか、大陸別のクラブランキング経由でバイエルン、パリ・サンジェルマン(PSG)、インテル、ポルト、ベンフィカ、ドルトムント、ユベントスも確定済みだ。 欧州からの出場枠は残り2つとなるなか、国際サッカー連盟(IFA)はその11クラブ目がアトレティコに決まったと発表。CL準々決勝で涙したアトレティコだが、同じくバルセロナも敗退したため、欧州勢によるクラブランキングのポイントで上回り、出場権が舞い込んだ。 なお、残り1つとなる欧州からの出場枠はアーセナルか、レッドブル・ザルツブルクに。アーセナルが出場権を掴むためには今季のCLを制するしかなく、それ以外の結果に終われば、ザルツブルクが参戦になるという。 ちなみに、アジアからはAFCアジアチャンピオンズリーグ(ACL)の2022年王者である浦和レッズが出場。今季のACLで準決勝まで勝ち残る横浜F・マリノスも優勝すれば参戦となる。 2024.04.17 13:45 Wed

「またもやってしまった」「いつも苦しんでいる」自身5度目のCLベスト8敗退、シメオネ監督が崩れ落ちる過去の姿が再注目「彼を思いやりたい」

ベスト8での敗退が決まったアトレティコ・マドリー。ディエゴ・シメオネ監督の過去の姿が話題となっている。 16日、チャンピオンズリーグ(CL)準々決勝2ndレグでアトレティコはアウェイでドルトムントと対戦。ホームで先勝しているだけに、このまま突破を目指したかったが、前半のうちに2失点を喫して逆転を許してしまう。 このままでは敗退となる中、後半立ち上がりにオウンゴールで2戦合計同点とすると、64分にはアンヘル・コレアのゴールで再びリードを奪うことに成功した。 しかし、その後に2失点を喫し、2戦合計5-4で敗れ、ベスト8敗退。二転三転した中、望まない結果となってしまった。 『TNT Sports』は敗退が決まった事を受け、過去のシメオネ監督の敗退決定時の様子をSNSにアップ。苦しいスタートとなりながらも、一時は逆転して再び勝ち上がる可能性があったなか、アウェイの圧力に屈する展開に。ピッチにヒザから崩れ落ちる過去の姿が再び注目を集める事となってしまった。 ファンは「彼はいつも苦しんでいる」、「またもやってしまった」、「勝てると思っていたのに」、「彼を思いやりたい」とコメントを寄せている。 アトレティコは11シーズン連続でCLに出場しており、シメオネ監督の下で2度の準優勝を経験。準々決勝敗退はこの11シーズンでなんと5度目となり、シメオネ監督はウンザリという気持ちになっていてもおかしくなさそうだ。 <span class="paragraph-title">【動画】ベスト4がスルり…ヒザから崩れ落ちるシメオネ監督の過去の姿が話題に</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="instagram-media" data-instgrm-captioned data-instgrm-permalink="https://www.instagram.com/reel/C51pH4-Mblb/?utm_source=ig_embed&amp;utm_campaign=loading" data-instgrm-version="14" style=" background:#FFF; border:0; border-radius:3px; box-shadow:0 0 1px 0 rgba(0,0,0,0.5),0 1px 10px 0 rgba(0,0,0,0.15); margin: 1px; max-width:540px; min-width:326px; padding:0; width:99.375%; width:-webkit-calc(100% - 2px); width:calc(100% - 2px);"><div style="padding:16px;"> <a href="https://www.instagram.com/reel/C51pH4-Mblb/?utm_source=ig_embed&amp;utm_campaign=loading" style=" background:#FFFFFF; line-height:0; padding:0 0; text-align:center; text-decoration:none; width:100%;" target="_blank"> <div style=" display: flex; flex-direction: row; align-items: center;"> <div style="background-color: #F4F4F4; border-radius: 50%; flex-grow: 0; height: 40px; margin-right: 14px; width: 40px;"></div> <div style="display: flex; flex-direction: column; flex-grow: 1; justify-content: center;"> <div style=" background-color: #F4F4F4; border-radius: 4px; flex-grow: 0; height: 14px; margin-bottom: 6px; width: 100px;"></div> <div style=" background-color: #F4F4F4; border-radius: 4px; flex-grow: 0; height: 14px; width: 60px;"></div></div></div><div style="padding: 19% 0;"></div> <div style="display:block; height:50px; margin:0 auto 12px; width:50px;"><svg width="50px" height="50px" viewBox="0 0 60 60" version="1.1" xmlns="https://www.w3.org/2000/svg" xmlns:xlink="https://www.w3.org/1999/xlink"><g stroke="none" stroke-width="1" fill="none" fill-rule="evenodd"><g transform="translate(-511.000000, -20.000000)" fill="#000000"><g><path d="M556.869,30.41 C554.814,30.41 553.148,32.076 553.148,34.131 C553.148,36.186 554.814,37.852 556.869,37.852 C558.924,37.852 560.59,36.186 560.59,34.131 C560.59,32.076 558.924,30.41 556.869,30.41 M541,60.657 C535.114,60.657 530.342,55.887 530.342,50 C530.342,44.114 535.114,39.342 541,39.342 C546.887,39.342 551.658,44.114 551.658,50 C551.658,55.887 546.887,60.657 541,60.657 M541,33.886 C532.1,33.886 524.886,41.1 524.886,50 C524.886,58.899 532.1,66.113 541,66.113 C549.9,66.113 557.115,58.899 557.115,50 C557.115,41.1 549.9,33.886 541,33.886 M565.378,62.101 C565.244,65.022 564.756,66.606 564.346,67.663 C563.803,69.06 563.154,70.057 562.106,71.106 C561.058,72.155 560.06,72.803 558.662,73.347 C557.607,73.757 556.021,74.244 553.102,74.378 C549.944,74.521 548.997,74.552 541,74.552 C533.003,74.552 532.056,74.521 528.898,74.378 C525.979,74.244 524.393,73.757 523.338,73.347 C521.94,72.803 520.942,72.155 519.894,71.106 C518.846,70.057 518.197,69.06 517.654,67.663 C517.244,66.606 516.755,65.022 516.623,62.101 C516.479,58.943 516.448,57.996 516.448,50 C516.448,42.003 516.479,41.056 516.623,37.899 C516.755,34.978 517.244,33.391 517.654,32.338 C518.197,30.938 518.846,29.942 519.894,28.894 C520.942,27.846 521.94,27.196 523.338,26.654 C524.393,26.244 525.979,25.756 528.898,25.623 C532.057,25.479 533.004,25.448 541,25.448 C548.997,25.448 549.943,25.479 553.102,25.623 C556.021,25.756 557.607,26.244 558.662,26.654 C560.06,27.196 561.058,27.846 562.106,28.894 C563.154,29.942 563.803,30.938 564.346,32.338 C564.756,33.391 565.244,34.978 565.378,37.899 C565.522,41.056 565.552,42.003 565.552,50 C565.552,57.996 565.522,58.943 565.378,62.101 M570.82,37.631 C570.674,34.438 570.167,32.258 569.425,30.349 C568.659,28.377 567.633,26.702 565.965,25.035 C564.297,23.368 562.623,22.342 560.652,21.575 C558.743,20.834 556.562,20.326 553.369,20.18 C550.169,20.033 549.148,20 541,20 C532.853,20 531.831,20.033 528.631,20.18 C525.438,20.326 523.257,20.834 521.349,21.575 C519.376,22.342 517.703,23.368 516.035,25.035 C514.368,26.702 513.342,28.377 512.574,30.349 C511.834,32.258 511.326,34.438 511.181,37.631 C511.035,40.831 511,41.851 511,50 C511,58.147 511.035,59.17 511.181,62.369 C511.326,65.562 511.834,67.743 512.574,69.651 C513.342,71.625 514.368,73.296 516.035,74.965 C517.703,76.634 519.376,77.658 521.349,78.425 C523.257,79.167 525.438,79.673 528.631,79.82 C531.831,79.965 532.853,80.001 541,80.001 C549.148,80.001 550.169,79.965 553.369,79.82 C556.562,79.673 558.743,79.167 560.652,78.425 C562.623,77.658 564.297,76.634 565.965,74.965 C567.633,73.296 568.659,71.625 569.425,69.651 C570.167,67.743 570.674,65.562 570.82,62.369 C570.966,59.17 571,58.147 571,50 C571,41.851 570.966,40.831 570.82,37.631"></path></g></g></g></svg></div><div style="padding-top: 8px;"> <div style=" color:#3897f0; font-family:Arial,sans-serif; font-size:14px; font-style:normal; font-weight:550; line-height:18px;">この投稿をInstagramで見る</div></div><div style="padding: 12.5% 0;"></div> <div style="display: flex; flex-direction: row; margin-bottom: 14px; align-items: center;"><div> <div style="background-color: #F4F4F4; border-radius: 50%; height: 12.5px; width: 12.5px; transform: translateX(0px) translateY(7px);"></div> <div style="background-color: #F4F4F4; height: 12.5px; transform: rotate(-45deg) translateX(3px) translateY(1px); width: 12.5px; flex-grow: 0; margin-right: 14px; margin-left: 2px;"></div> <div style="background-color: #F4F4F4; border-radius: 50%; height: 12.5px; width: 12.5px; transform: translateX(9px) translateY(-18px);"></div></div><div style="margin-left: 8px;"> <div style=" background-color: #F4F4F4; border-radius: 50%; flex-grow: 0; height: 20px; width: 20px;"></div> <div style=" width: 0; height: 0; border-top: 2px solid transparent; border-left: 6px solid #f4f4f4; border-bottom: 2px solid transparent; transform: translateX(16px) translateY(-4px) rotate(30deg)"></div></div><div style="margin-left: auto;"> <div style=" width: 0px; border-top: 8px solid #F4F4F4; border-right: 8px solid transparent; transform: translateY(16px);"></div> <div style=" background-color: #F4F4F4; flex-grow: 0; height: 12px; width: 16px; transform: translateY(-4px);"></div> <div style=" width: 0; height: 0; border-top: 8px solid #F4F4F4; border-left: 8px solid transparent; transform: translateY(-4px) translateX(8px);"></div></div></div> <div style="display: flex; flex-direction: column; flex-grow: 1; justify-content: center; margin-bottom: 24px;"> <div style=" background-color: #F4F4F4; border-radius: 4px; flex-grow: 0; height: 14px; margin-bottom: 6px; width: 224px;"></div> <div style=" background-color: #F4F4F4; border-radius: 4px; flex-grow: 0; height: 14px; width: 144px;"></div></div></a><p style=" color:#c9c8cd; font-family:Arial,sans-serif; font-size:14px; line-height:17px; margin-bottom:0; margin-top:8px; overflow:hidden; padding:8px 0 7px; text-align:center; text-overflow:ellipsis; white-space:nowrap;"><a href="https://www.instagram.com/reel/C51pH4-Mblb/?utm_source=ig_embed&amp;utm_campaign=loading" style=" color:#c9c8cd; font-family:Arial,sans-serif; font-size:14px; font-style:normal; font-weight:normal; line-height:17px; text-decoration:none;" target="_blank">TNT Sports(@tntsports)がシェアした投稿</a></p></div></blockquote> <script async src="//www.instagram.com/embed.js"></script> 2024.04.17 13:05 Wed

「一進一退の試合」1stレグのリード活かせずCL敗退…主将コケは「厳しい夜になった」

アトレティコ・マドリーのスペイン代表MFコケが、チャンピオンズリーグ(CL)敗退を嘆いた。『UEFA.com』が伝えている。 コケは16日に敵地で行われたCL準々決勝2ndレグのドルトムント戦で先発。1stレグを2-1で制し有利な状況にあったが、前半だけで2点を失いトータルスコアで逆転を許して後半へ。オウンゴールで1点を返すと、64分にはFWアンヘル・コレアのゴールで再びトータルスコアで優位に立ったが、守備が持ちこたえられず立て続けに2失点を許すと、そのまま2-4で試合を終えた。 これにより、2戦合計スコア4-5でアトレティコのCLベスト8敗退が決定。コケは落胆を露わにしており、チャンスを活かせなかったことを悔やんでいる。 「一進一退の試合だった。でも、それがフットボールだ。僕たちはチャンスをものにしなければならなかったと思う。ホームの試合では決め切れず、この試合も素晴らしいチャンスはいくつかあった」 「この試合を引き分けに持ち込めるチャンスはあり、それによって次に進むこともできたと思う。でも、チャンスを活かさなければこうしたことは起きてしまうものだ。CLの舞台ではなおさらね」 「チームには失点から立ち直る力が備わっていたからこそ、とても厳しい夜になったと思う。失点は非常に痛いものであり、相手が僕たち相手に次々とゴールを決めてきたのも事実だ」 「僕たちは多くの努力をしてきたからこそ、明らかに打撃だよ。素晴らしいCLでの戦いだったからこその痛手だ。僕たちは勝ち抜けたかったから、怒りがある」 「でも、これはフットボールであり、残酷なときもあるものさ。僕たちは頭を上げなければならず、そして何より、ここまで一緒に旅をしてくれたファンに感謝しなければならない」 2024.04.17 10:40 Wed

逆転でのCL準決勝進出に大きく貢献のブラント「誰にとってもクレイジーな試合だった」

ドルトムントのドイツ代表MFユリアン・ブラントが、チャンピオンズリーグ(CL)準決勝進出を喜んだ。『UEFA.com』が伝えている。 ブラントは16日にホームで行われたCL準々決勝2ndレグのアトレティコ・マドリー戦で先発。1stレグを1-2で落とし突破のためには勝利が必要な一戦、34分にボックス左でボールを受けたブラントが縦に仕掛けて左足を振り抜き先制すると、その後追加点を挙げてハーフタイムへ。後半一度は同点とされるも、FWニクラス・フュルクルク、MFマルセル・ザビッツァーのゴールで再び突き放し、4-2で勝利した。 この結果、2戦合計スコア5-4でドルトムントのCL準決勝進出が決定。貴重な先制点を挙げ、この試合の最優秀選手にも選出されたブラントは、壮絶な打ち合いを制して逆転突破を決められたことを喜んでいる。 「ファンにとっても、僕たちにとってもクレイジーな試合だった。そして、僕たちにとって、ファンにとって、そして世界中のフットボールファンにとって、今日は素晴らしい試合だったと思う」 「最優秀選手の受賞は嬉しいけど、僕にとってはマルセル・サビッツァーこそ最も重要な選手だったよ。そして、準決勝のPSG戦は非常に厳しいものになるだろうね。グループステージではホームだと良いプレーができたけど、アウェイではうまくいかなかった。これからはもっと良い試合がしたいし、当然決勝に進みたい」 2024.04.17 10:10 Wed

「ベストを尽くしてきた」逆転に次ぐ逆転で敗退のアトレティコ、「相手の方が上」と語るシメオネ監督が感じた差は?

アトレティコ・マドリーのディエゴ・シメオネ監督が、ドルトムント戦を振り返った。『UEFA.com』が伝えた。 16日、チャンピオンズリーグ(CL)準々決勝2ndレグでアトレティコはアウェイでドルトムントと対戦。ホームで先勝しているだけに、このまま突破を目指したかったが、前半のうちに2失点を喫して逆転を許してしまう。 このままでは敗退となる中、後半立ち上がりにオウンゴールで2戦合計同点とすると、64分にはアンヘル・コレアのゴールで再びリードを奪うことに成功する。しかし、その後に2失点を喫し、2戦合計5-4で敗れ、ベスト8敗退となった。 逆転に次ぐ逆転で最終的には敗退となってしまったアトレティコ。シメオネ監督は、チームは奮闘したものの、チャンスを決め切るかどうかが勝敗を分けたとした。 「チームは最後まで、我々が望んでいたものとは逆になる試合に勝つための努力を見せた。ドルトムントは我々が2-2にしたことによく反応し、エリア内でより力強いかったからこそ、試合に勝ったと思う」 「最初、彼らにはワンチャンスがあり、それをものにした。我々にはチャンスが1つあったが、それを手にしなかった。そして、最後に彼らにあった唯一のチャンスで、結局ゴールを決めた。2-2になった後、彼らの攻撃はゴールで終わった」 「選手たちは試合に参加するために大きな仕事をしてくれたし、我々はベストを尽くしてここまで来た。これ以上言えることはない」 悔しい敗退となったシメオネ監督。改めて、ドルトムントが優れていたと語り、祝福した。 「我々はスコアボード上では僅差に迫ることができ、試合は同点に近かったが、相手の方が上だった。優れているチームは祝福されるべきだろう」 2024.04.17 09:25 Wed
NEWS RANKING
Daily
Weekly
Monthly