レーティング:ポルト 0-2 チェルシー《CL》

2021.04.08 06:30 Thu
Getty Images
チャンピオンズリーグ(CL)準々決勝1stレグ、ポルトvsチェルシーが7日にサンチェス・ピスフアンで行われ、アウェイのチェルシーが0-2で先勝した。超WSの選手採点結果と寸評は以下の通り。

▽ポルト採点
(C)CWS Brains,LTD.

GK
1 マルチェシン 5.0
自身のミスではなかったが、失点場面ではポジショニング取り次第で防げる可能性もあったか。ただ、それ以外は危なげないゴールキーピングだった
DF
18 マナファ 5.5
守備はほとんど穴を作らず安定。ただ、攻撃は一度豪快な仕掛けがあったが、左サイドを中心に攻めていたこともあり、効果的な絡みは少なかった

(→フランシスコ・コンセイソン -)

19 ムベンバ 5.5
ヴェルナーやハヴァーツに危なげなく対応。無理の利く守備でピンチを未然に防いだ
3 ペペ 5.5
失点場面を除き最終ラインをうまくコントロール。攻撃時のセットプレーでは制空権を握ってチャンスに絡んだ

12 サヌシ 5.0
失点場面では不用意にボールに食いついてしまい、マウントに出し抜かれた。それ以外では高い身体能力と運動量を生かして精力的なプレーを見せた

MF
17 ヘスス・コロナ 5.o
移籍先として噂が上がった相手に対して持ち味のアジリティや仕掛ける姿勢は見せたが、最後に痛恨のミスで失点に関与

8 ウリベ 6.0
中盤で強度の高い守備を90分間継続。加えて、要所で良いタイミングで攻撃に絡んでいきフィニッシュに顔を出す

16 グルイッチ 6.0
セルジオ・オリベイラの代役としてプレー。球際の強さを生かして相手中盤と五分五分の競り合いに持ち込んだ

25 オタビオ 6.0
スタートは左サイドも途中からインサイドハーフでプレー。正確なプレースキックや気の利いたプレーで攻撃の起点となった

(→トニ・マルティネス -)

FW
11 マレガ 6.0
馬力のあるプレーで相手の脅威に。決定的な仕事こそできなかったが、前線からの守備の貢献を含め及第点の出来

(→ファビオ・ヴィエイラ -)

7 ルイス・ディアス 5.5
スタートは2トップの一角、途中から左サイドでプレー。鋭い仕掛けからフィニッシュに絡んだが、ゴールをこじ開けることはできず

監督
コンセイソン 5.5
2人の主力を欠く中で内容的には善戦もミス絡みの失点で厳しい折り返しに。選手交代のタイミングも微妙だった

▽チェルシー採点
(C)CWS Brains,LTD.

GK
16 メンディ 6.5
再三の枠内シュートを見事な反応で阻止。クリーンシートの立役者に

DF
28 アスピリクエタ 6.5
あわやPK献上という軽率な対応もあったが、それ以外の場面では安定した対人対応、カバーリングとさすがの存在感

4 A・クリステンセン 6.5
中央の危険なエリアをきっちりとカバー。攻守両面で判断の良さが光った

2 リュディガー 6.5
マレガにやや苦戦も要所を締める守備でクリーンシートに貢献。先日の練習中のケパとの衝突問題を払しょくするパフォーマンスに

MF
24 R・ジェームズ 6.0
前半はサイドチェンジを引き出して攻撃の起点に。守備の局面では3バック同様にハードワークが光った

(→チアゴ・シウバ 5.5)
不運なWBA戦の退場を払しょくする安定したプレーで逃げ切りに貢献

5 ジョルジーニョ 6.0
先制点をアシスト。攻撃では普段ほどのパフォーマンスを見せられなかったが、守備の局面で最後まで強度を保った。ベストではないが、WBA戦での不出来から立て直してきた

17 コバチッチ 6.0
ジョルジーニョ同様に繋ぎや攻撃面への関与は限定的も、持ち味のプレス回避や献身的な守備で貢献

21 チルウェル 6.5
守備に追われる試合展開だったが、機を見た攻撃参加によって値千金の追加点を奪った

FW
19 マウント 7.0
流れが悪い中でチームを救う見事な先制点を奪取。後半もヴェルナーの決定機を演出するなど、不出来な前線の相棒たちをカバーする奮闘

(→カンテ 5.5)
負傷明けも普段通りの仕事ぶりで逃げ切りに貢献

29 ハヴァーツ 5.0
相手の出足鋭い守備に苦戦。ほぼ消されたまま不完全燃焼でピッチを後に

(→ジルー 5.5)
前線の起点役はこなせなかったが、守備は最低限こなした

11 ヴェルナー 5.0
ハヴァーツ同様に存在感が希薄。後半立ち上がりのビッグチャンスも逃した

(→プリシッチ 5.5)
攻守に無難な出来。ポスト直撃の決定機は決めたかった

監督
トゥヘル 6.0
ドローでもおかしくない試合内容だったが、WBA戦から立て直した堅守に加え、アウェイゴール2つを奪う望外の結果を手にした

★超WS選定マン・オブ・ザ・マッチ!
マウント(チェルシー)
守護神メンディを中心に守備陣の粘りが勝利の要因だったが、ゴールの匂いが全くしない状況で戦局を一人で変えた仕事はMOMに相応しいパフォーマンスと言える。

ポルト 0-2 チェルシー
【チェルシー】
マウント(前32)
チルウェル(後40)
関連ニュース

安売りは避けたいところ…リバプールやPSGが関心の21歳CBムリージョ、ノッティンガムの決断やいかに

ノッティンガム・フォレストはブラジル人DFムリージョ(21)の売却も検討せざるを得ない状況だ。 今季コリンチャンスから移籍金1500万ポンド(約28億9000万円)でノッティンガム加入のムリージョ。身長184cmと標準サイズのセンターバックだが、その存在感と個人レベルの活躍は絶大だ。 その活躍から1年でのステップアップも噂されるようになって久しいが、やはり財務規則違反(PSR)云々を抱えるノッティンガムとしてもムリージョは売却を検討せざるを得ない対象か。 イギリス『フットボール・インサイダー』いわく、ムリージョにはリバプール、チェルシー、マンチェスター・ユナイテッド、パリ・サンジェルマン(PSG)が一定の関心。 2000万ポンド(約38億5000万円)程度ではノッティンガムの要求を満たせず、それをはるかに上回る巨額を提示しなければならないようだが、他の選手の売却も考慮するノッティンガム。“帳尻合わせ”が必要であり、状況次第で想定よりも安売りしなければならなくなる可能性も否めない。 ムリージョ以外の売却候補は、背番号10を背負う中軸のイングランド人MFモーガン・ギブス=ホワイト(24)、今季チームトップのプレミアリーグ12得点を叩き出すニュージーランド代表FWクリス・ウッド(32)など。 チャンピオンシップ(イングランド2部)降格の危機に、複数の主力売却も検討せざるを得ないノッティンガム。若くて優秀なセンターバックはどんなクラブも最優先で残したいところだが、21歳ムリージョの将来やいかに。 2024.04.18 20:45 Thu

なでしこFW浜野まいかがチェルシー初ゴール! 初先発での一撃にチームメイトも喜び爆発「素晴らしい笑顔」

チェルシーのなでしこジャパンFW浜野まいかが初ゴールを記録した。 INAC神戸レオネッサから2023年にチェルシーへと完全移籍し、そのままスウェーデンのハンマルビーでプレーした浜野。17試合7ゴールを記録した中、今シーズンからチェルシーへと復帰した。 その浜野は、なでしこジャパンの一員として2023年のオーストラリア&ニュージーランド女子ワールドカップ(W杯)に出場。W杯後には肩の手術を受けて長期離脱となっていた。 ケガも癒えて復帰した浜野は、2023年12月17日にチェルシーの選手としてFA女子スーパーリーグ(FAWSL)のブリストル・シティ戦でデビュー。その後しばらくプレーしていなかったが、3月3日のレスター・シティ戦にも出場していた。 なでしこジャパンにも復帰した浜野は、先日行われていたSheBelieves Cupに参加。アメリカ女子代表戦、ブラジル女子代表戦と2試合とも45分間プレーしていた。 代表活動から復帰した浜野は、17日に行われたFAWSLのアストン・ビラ戦で初先発。開始早々に相手GKが退場する中、1-0で迎えた38分に待望のゴールを記録した。 ボックス右で相手からボールを奪ったアシュリー・ローレンスがグラウンダーのクロス。これをニアサイドでカタリナ・マカリオがフリックすると、ファーサイドに詰めた浜野が体を投げ出しながら押し込み、嬉しい初ゴールとなった。 浜野のゴールにはスタンドも沸いたほか、チームメイトも祝福。ファンは「素晴らしい笑顔だ」、「みんなも嬉しそう」、「ナイスゴールだ」とコメントを寄せている。 チェルシーは3-0で勝利し、勝ち点でマンチェスター・シティと並んだ中、得失点差で首位に浮上している。 <span class="paragraph-title">【動画】笑顔爆発、浜野まいかが嬉しいチェルシー初ゴール! チームメイトも祝福</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="XbXkIAdv6II";var video_start = 285;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.04.18 13:30 Thu

「僕がPKのキッカー」PKで揉めたチェルシー、4ゴールのパーマーが振り返る「口論は少し行き過ぎたかも」

チェルシーのイングランド代表MFコール・パーマーが、PKを巡る騒動について言及した。イギリス『スカイ・スポーツ』が伝えた。 15日、プレミアリーグ第33節でチェルシーはエバートンをホームに迎えた。 今シーズンもチームは低迷する中、なんとか来シーズンのヨーロッパ行きを目指して残り試合を戦っている状況。一方で、エバートンは勝ち点剥奪の状況もあり、残留争い真っ只中となっている。 試合はそのパーマーが躍動。13分に先制ゴールを奪うと、18分、29分と開始30分でハットトリック達成。前々節のマンチェスター・ユナイテッド戦に続くハットトリックを記録した。 さらに1点を加えて迎えた64分にちょっとしたトラブルが発生。チェルシーがPKを獲得すると、パーマーが蹴ろうとする中で、PKを獲得したノニ・マドゥエケが自身が蹴りたいとアピール。さらに、そこに止めに入ったのか、蹴りたいと申し出たのか、ニコラス・ジャクソンも加わる異様な事態となったが、コナー・ギャラガーが2人を制してパーマーがキッカーに。これをしっかりと決めて、4ゴールを記録。試合は6-0で圧勝となった。 この4ゴールで得点数を20に伸ばし、マンチェスター・シティのノルウェー代表FWアーリング・ハーランドと並んで得点ランキングトップに立ったパーマー。『スカイ・スポーツ』でPKのシーンについて言及した。 「他の選手たちはそれを蹴りたがったけど、4-0だったから理解はできる」 「でも、僕がPKのキッカーだ。そして、僕は蹴りたかった。だから、最終的には僕が蹴ることとなった」 「僕たちは誰もが責任を負いたいと思っているということを示そうとしているだけだ。口論は少し行き過ぎたかもしれないけど、誰もが助けたいと思っている」 「大したことではない。僕たちは笑いながら冗談を言っていた。監督は僕たちに今話してくれたよ」 マウリシオ・ポチェッティーノ監督は、醜いシーンを見せてしまったことに対し、「残念だ。我々はこのような振る舞いをしてはいけない。彼らに『このような振る舞いはこれで最後だ』と伝えた」とコメント。「素晴らしいチームになりたいのであれば、我々は変わり、集団として考える必要がある」と語り、若いチームが故のことでありながら、プロとしてみっともない姿だったと糾弾した。 マドゥエケもジャクソンも本気でPKを蹴る気でいたように思えるが、パーマーはしっかりと決めてチームを牽引。ポジティブな要素が少ないシーズンの中での奮起は残り数試合でも期待される。 <span class="paragraph-title">【動画】本当に冗談を言っていたのか? PKキッカーで揉めるチェルシーの一部始終</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="NqhBGC2CZEc";var video_start = 35;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.04.16 18:05 Tue

ニューカッスルDFホールの完全移籍決定? チェルシーから買取義務ローンで昨夏加入

U-20イングランド代表DFルイス・ホール(19)が今季以降もニューカッスル・ユナイテッドでのプレーが決まったようだ。 2022年1月にチェルシーでシニアデビューし、翌シーズンは11試合の出場数をマークしたホール。左サイドバックをメインに中盤もこなせ、チェルシーでは期待株だったが、昨夏に1年のローン移籍でニューカッスル行きが決まった。 ホールにとって、一家揃ってファンだったというニューカッスル行きは買取義務条項が付いたもので、事実上の片道切符。イギリス『スカイ・スポーツ』によると、このたび、その発動条件が満たされ、完全移籍の運びとなったという。 どうやらプレミアリーグでの順位が発動条件だったようで、ニューカッスルは先の勝利を受けて14位以下で終わる可能性がなくなったため、チェルシーに2800万ポンド(約53億7000万円)を支払って完全移籍で獲得するそうだ。 なお、今季のニューカッスルではここまで公式戦16試合に出場して1ゴール。チェルシーからすれば、若き才能を手放す格好だが、プレミアリーグが定める収益と持続可能性に関する規則(PSR)の問題を緩和するものといえる。 2024.04.16 16:15 Tue

今季36ゴール、守田英正の同僚FWがプレミアで争奪戦…スウェーデン代表FWにユナイテッドとリバプールも参戦か

プレミアリーグ勢からの熱心な関心を受けているスポルティングCPのスウェーデン代表FWヴィクトル・ギョケレシュ(25)だが、争奪戦は激しいものになりそうだ。 チャンピオンシップ(イングランド2部)のコヴェントリー・シティから2023年夏にスポルティングに完全移籍したギョケレシュ。初挑戦となったプリメイラ・リーガでは27試合で22ゴール10アシストと圧倒的な得点力を見せ、首位を走るチームを支えている。 そのギョケレシュには、アーセナルやチェルシー、ニューカッスルと言ったプレミアリーグのクラブが関心を寄せており、代理人とも交渉をすでにスタートさせていると見られている。ただ、契約解除条項の金額である1億ユーロ(約161億5000万円)の支払いが移籍の条件のようだ。 そんな中、イギリス『HITC』はマンチェスター・ユナイテッドも参戦することとを報道。ストライカー補強を今夏のテーマにしているユナイテッドは、新たな少数株主である『INEOS』の後押しも受けて、資金面での遅れを取らないと見られている。 ユナイテッドは昨夏も獲得を目指したバイエルンのイングランド代表FWハリー・ケインやブレントフォードのイングランド代表FWイヴァン・トニーもターゲットにしている中、ギョケレシュが最優先と考えている状況。すでにコンタクトを取っているという。 一方で、そのユナイテッドの動きに待ったをかけようとしているのがリバプールとのこと。ユルゲン・クロップ監督が退任することが決定している中、後任の候補にはスポルティングのルベン・アモリム監督も浮上。併せて選手も獲得したいと考えているという。 長年エースとしてチームを支えてきたエジプト代表FWモハメド・サラーがサウジアラビアから熱心なオファーを受けており、退団する可能性が高く、コロンビア代表FWルイス・ディアスも他クラブに狙われている状況。ストライカーの獲得に動きたい中で、ギョケレシュが検討されているようだ。 <span class="paragraph-title">【動画】圧巻のゴールラッシュ!ギョケレシュの2023-24シーズンゴール集</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="xBd7ZmTcUFY";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.04.16 15:05 Tue
NEWS RANKING
Daily
Weekly
Monthly