初戦は出場停止だった川崎FのMF田中碧は必勝誓う「オリンピックであれば予選敗退になる」、A代表の川崎F勢にも刺激
2021.03.28 17:48 Sun
U-24日本代表は28日、翌29日に北九州スタジアムで行われるSAISON CARD CUP 2021のU-24アルゼンチン代表戦に向けて前日練習に臨んだ。
26日に行われたU-24アルゼンチン代表戦では、前半にFWアドルフォ・ガイチがヘディングで合わせて先制。後半に日本が盛り返すシーンもあったが、アルゼンチンにうまく試合を運ばれ、0-1で敗戦を喫した。
中2日で移動を伴う連戦となり、東京オリンピックを想定したスケジュールで試合を行なっているU-24日本代表。トレーニング前に選手たちがオンライン取材に応じた。
1戦目は2019年1月のAFC U-23選手権で退場処分を受けたため出場停止となっていたMF田中碧(川崎フロンターレ)が取材に応対。アルゼンチン戦を観た印象については「まずは強かったなと思いますし、あくまでもテレビ越しで、ピッチでの強度や迫力はわからないのでなんとも言えないですけど、自分だったこうしようかなと、こうしたら2列目の選手が生きるかなとは観れました」と分析。それでも「僕が出ている選手に対して何かを言えることはないです。自分自身のプレーで示すしかないかなと思います」と語り、ピッチで体感していないために言及は避けた。
それでも改善点としては「まずはビルドアップの部分でもう少し安定性をもたらせる必要があると思いますし、2列目に素晴らしい選手がたくさんいるので、そういった選手たちが高い位置でボールを触れればチャンスになっているのも感じました」とコメント。「ビルドアップやゲームコントロールは率先してやれればと思います」と自身が出場した時のシミュレーションはできているとした。
さらに「アルゼンチンもコンパクトに守っていたので、サイドを使うことも大事です」とし、「まずは中央を見せることでコンパクトになるので、動かすのも必要になると思います」と相手の目線を変える必要性と説いた。
今回は海外組も加わっての活動となっているが「凄く刺激的ですし、色々なチームの選手とやれますし、チームじゃないところでやれることは違うので、こういった舞台で活躍する選手は素晴らしいことだなと思います」とコメント。「チームで結果を出せてもここで出せなければダメなので、A代表などのそういった選手に追いつくためには、よりレベルの高いパフォーマンスをこのピッチで示さないといけないといけないです」と語り、この先のA代表を見据えてもしっかりとパフォーマンスを出す必要があると語った。
また「日本の素晴らしい選手たちとやれるので、やっていても楽しいですし、この前の試合を見ていて、相手も強く見ていても面白かったので、勝つことが求められています」と楽しさとともに責任もあるとコメント。29日の試合に向けては、「オリンピックであれば予選敗退になるので、必ず勝ち点3を撮りたいと思います」と必勝に意気込んだ。
そのためには攻撃陣を生かしたいと考える田中。「どの選手にも言えるのは前を向いた時に怖さが出ますし、その時に得点の匂いがするので、いかにターンをさせるか、前を向かせるかが大事だと思います」と前線の選手を前向きにプレーさせるために動きたいとした。また「コンパクトな守備の中で誰が幅を使うのかも重要になります」とアルゼンチンの守り方に合わせて動く必要もあるとした。
さらに「必ず足元だけでなく背後を狙っていたので、求められる時にそこに出せるように、3人とも必ずアクションは起こしているので、そこに自分がボールを出せれば、チームの攻撃がより活性化すると思います」と語り、前線の選手が背後に要求していたところを生かせていなかった問題点を指摘「パス出すだけじゃなく、そこに加われれば中央の崩しやサイドからエリア内に侵入できると感じていました」と、パスを出した後も自身が飛び出して絡んでいきたいと語った。
田中は2019年10月のブラジル遠征時には、ブラジル相手に豪快な2ゴールを決めて話題となった。南米勢に対しては「そんなにやっていないのでわからないですが、この前の試合やブラジルの時もそうですが、自分たちがボールを握るのは敵として嫌なのかなと思いました」とコメント。「僕たちがボールを持って、ボールを取れないと思わせればチャンスができると思います」と語り、「ゴールを目指しながらコントロールできれば勝てると思います」とアルゼンチンの攻略法を語った。
さらに、昨シーズンまでチームメイトとしてプレーした日本代表のMF守田英正(サンタ・クララ)の変化についてもコメント。「やっぱりA代表の試合を見て、ボランチだけじゃなくCBの選手も前の選手も、日本を引っ張っている選手は海外のトップレベルで戦っている選手だなと感じています」と語り、「自分もフロンターレでやっていますが視来くんや守田くんが活躍しているのを見てもフロンターレでやっていることは間違っていないなと同時に、日本を背負う、日本代表の中心になるには、守田くんみたいに少しでも海外でやっていることが自信になっていると思うので、日本代表は違う国の選手とやる上では、そういう選手たちは経験も自信があるのを感じましたし、見習うことが多いと思います」と語り、フロンターレでやってきたことが通用すると感じる一方で、常に海外でプレーすることの重要性も感じたとした。
2019年12月にはA代表の経験もある田中。自身の変化については「昨年より自分自身もできることは増えているし、そのクオリティも上がっている自信もあります」と語り、「こういった相手に自分がどれだけできるかも楽しみですし、高いレベルでやるには、こういう舞台でより突出した選手でなくてはいけないです」とコメント。「自分にも期待しています。もちろん、全てがうまくいくとは思っていないですが、自分の力を100%出して新たな気づきがあると思うので、持っている力を100%出すことが大事だと思います」と今持っている力をしっかり出すことが大事だとした。
26日に行われたU-24アルゼンチン代表戦では、前半にFWアドルフォ・ガイチがヘディングで合わせて先制。後半に日本が盛り返すシーンもあったが、アルゼンチンにうまく試合を運ばれ、0-1で敗戦を喫した。
1戦目は2019年1月のAFC U-23選手権で退場処分を受けたため出場停止となっていたMF田中碧(川崎フロンターレ)が取材に応対。アルゼンチン戦を観た印象については「まずは強かったなと思いますし、あくまでもテレビ越しで、ピッチでの強度や迫力はわからないのでなんとも言えないですけど、自分だったこうしようかなと、こうしたら2列目の選手が生きるかなとは観れました」と分析。それでも「僕が出ている選手に対して何かを言えることはないです。自分自身のプレーで示すしかないかなと思います」と語り、ピッチで体感していないために言及は避けた。
それでも改善点としては「まずはビルドアップの部分でもう少し安定性をもたらせる必要があると思いますし、2列目に素晴らしい選手がたくさんいるので、そういった選手たちが高い位置でボールを触れればチャンスになっているのも感じました」とコメント。「ビルドアップやゲームコントロールは率先してやれればと思います」と自身が出場した時のシミュレーションはできているとした。
また「距離感もそんなに良くなかったかなと思いますし、僕は試合に出た選手たちと同じチームでプレーしていないのであまりわからないですが、もう少し近い距離でプレーした方が生きる選手たちかなと感じました」とコメント。「そこの距離感や三角形を作るとか孤立しないとかは気をつける必要があります」と指摘した。
さらに「アルゼンチンもコンパクトに守っていたので、サイドを使うことも大事です」とし、「まずは中央を見せることでコンパクトになるので、動かすのも必要になると思います」と相手の目線を変える必要性と説いた。
今回は海外組も加わっての活動となっているが「凄く刺激的ですし、色々なチームの選手とやれますし、チームじゃないところでやれることは違うので、こういった舞台で活躍する選手は素晴らしいことだなと思います」とコメント。「チームで結果を出せてもここで出せなければダメなので、A代表などのそういった選手に追いつくためには、よりレベルの高いパフォーマンスをこのピッチで示さないといけないといけないです」と語り、この先のA代表を見据えてもしっかりとパフォーマンスを出す必要があると語った。
また「日本の素晴らしい選手たちとやれるので、やっていても楽しいですし、この前の試合を見ていて、相手も強く見ていても面白かったので、勝つことが求められています」と楽しさとともに責任もあるとコメント。29日の試合に向けては、「オリンピックであれば予選敗退になるので、必ず勝ち点3を撮りたいと思います」と必勝に意気込んだ。
そのためには攻撃陣を生かしたいと考える田中。「どの選手にも言えるのは前を向いた時に怖さが出ますし、その時に得点の匂いがするので、いかにターンをさせるか、前を向かせるかが大事だと思います」と前線の選手を前向きにプレーさせるために動きたいとした。また「コンパクトな守備の中で誰が幅を使うのかも重要になります」とアルゼンチンの守り方に合わせて動く必要もあるとした。
さらに「必ず足元だけでなく背後を狙っていたので、求められる時にそこに出せるように、3人とも必ずアクションは起こしているので、そこに自分がボールを出せれば、チームの攻撃がより活性化すると思います」と語り、前線の選手が背後に要求していたところを生かせていなかった問題点を指摘「パス出すだけじゃなく、そこに加われれば中央の崩しやサイドからエリア内に侵入できると感じていました」と、パスを出した後も自身が飛び出して絡んでいきたいと語った。
田中は2019年10月のブラジル遠征時には、ブラジル相手に豪快な2ゴールを決めて話題となった。南米勢に対しては「そんなにやっていないのでわからないですが、この前の試合やブラジルの時もそうですが、自分たちがボールを握るのは敵として嫌なのかなと思いました」とコメント。「僕たちがボールを持って、ボールを取れないと思わせればチャンスができると思います」と語り、「ゴールを目指しながらコントロールできれば勝てると思います」とアルゼンチンの攻略法を語った。
さらに、昨シーズンまでチームメイトとしてプレーした日本代表のMF守田英正(サンタ・クララ)の変化についてもコメント。「やっぱりA代表の試合を見て、ボランチだけじゃなくCBの選手も前の選手も、日本を引っ張っている選手は海外のトップレベルで戦っている選手だなと感じています」と語り、「自分もフロンターレでやっていますが視来くんや守田くんが活躍しているのを見てもフロンターレでやっていることは間違っていないなと同時に、日本を背負う、日本代表の中心になるには、守田くんみたいに少しでも海外でやっていることが自信になっていると思うので、日本代表は違う国の選手とやる上では、そういう選手たちは経験も自信があるのを感じましたし、見習うことが多いと思います」と語り、フロンターレでやってきたことが通用すると感じる一方で、常に海外でプレーすることの重要性も感じたとした。
2019年12月にはA代表の経験もある田中。自身の変化については「昨年より自分自身もできることは増えているし、そのクオリティも上がっている自信もあります」と語り、「こういった相手に自分がどれだけできるかも楽しみですし、高いレベルでやるには、こういう舞台でより突出した選手でなくてはいけないです」とコメント。「自分にも期待しています。もちろん、全てがうまくいくとは思っていないですが、自分の力を100%出して新たな気づきがあると思うので、持っている力を100%出すことが大事だと思います」と今持っている力をしっかり出すことが大事だとした。
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