後半終盤にエバートンの堅守こじ開けたシティがベスト4進出! レドモンド全ゴール演出のセインツも4強入り!《FAカップ》
2021.03.21 04:43 Sun
FAカップ準々決勝、エバートンvsマンチェスター・シティが20日にグディソン・パークで行われ、0-2で勝利したシティが準決勝進出を決めた。
エバートンは前ラウンドに延長戦までもつれ込んだトッテナムとの壮絶な打ち合いを5-4で制し、ベスト8進出。直近のプレミアリーグで連敗中のリーグ7位のチームは、今回のホームゲームに向けて先発4人を変更。負傷のGKピックフォードに代わって前節途中出場のGKヴィルジニア、マイケル・キーン、トム・デイビス、イウォビに代わってコールマン、ミナ、シグルドソンが起用された。
一方、2部のスウォンジーを順当に退けたシティは、直近のチャンピオンズリーグ(CL)でボルシアMGに完勝するなど、公式戦3連勝と好調を維持。前回対戦で3-1の快勝を収めたホームチームに連勝を狙うプレミア首位チームは、先発6人を変更。GKにステッフェンを起用したほか、フェルナンジーニョやジンチェンコ、スターリングがスタメンを飾った。
[5-3-2]の後方に重心を置くホームチームに対して、アウェイのシティが圧倒的にボールを握る展開が続く。最終ラインの選手も度々ハーフウェイラインを越えてハーフコートゲームを見せるシティは、相手守備のギャップを探りつつ、個での局面打開が可能なスターリング、フォーデンの両翼を起点にジャブを打っていくが、エバートンも焦れずにスペースをケアし、決定機を許さない。
80%近いボール支配率を記録しながらも相手の集中した守備に手を焼くシティは、徐々に相手のロングカウンターに晒されて相手が狙っているセットプレーを与えてしまう。それでも、ミナやキャルバート=ルーウィンらとの競り合いをルベン・ジアスとラポルテのセンターバックコンビを中心に撥ね返し、こちらも相手に決定機を与えない。
互いに決定機まであと一歩という睨み合いが印象的だった前半を経て試合は0-0で後半に突入。前半に引き続き相手を押し込むシティは58分、フェルナンジーニョが絶妙な攻撃参加からボックス左で丁寧な折り返しを入れると、これを中央のスターリングがダイレクトで枠の右隅へ飛ばす。だが、GKヴィルジニアの見事なセーブにはじき出される。
攻撃に変化を加えたいシティは64分、ベルナルド・シウバを下げて好調のマフレズを右ウイングで投入。この交代でフォーデンが右のインサイドハーフにポジションを下げる。すると65分にはウォーカーのドリブル突破からマフレズを経由したボールがボックス手前右で浮いたフォーデンに渡り、カットインから鋭い左足のシュートが放たれるが、これは枠の左に外れる。
後半半ばから終盤にかけても膠着状態が続く中、グアルディオラ監督は80分にスターリングを下げて切り札のデ・ブライネをピッチに送り込む。すると、エースの投入が流れを引き寄せたか、数分後に待望の先制点が生まれる。
84分、最後尾のラポルテが左のハーフスペースで果敢に持ち上がってペナルティアーク付近で待つデ・ブライネに鋭い横パスを繋ぐ。そのままゴール前まで駆け上がったフランス代表DFはデ・ブライネがボックス中央で潰れたこぼれ球に反応し、体勢を崩しながらも右足のシュートを枠に飛ばす。これはGKヴィルジニアに見事な反応で触られてクロスバーを叩くも、跳ね返りに反応したギュンドアンがダイビングヘッドで押し込んだ。
ラポルテの勇敢な攻撃参加によってエバートンの堅守を攻略したシティは試合終了間際に殊勲のギュンドアンを下げてロドリを投入すると、守備固めの交代策が追加点までもたらす。90分、右サイドでのロングスローの流れからロドリのワンタッチスルーパスに完璧に抜け出したデ・ブライネがボックス中央から鋭い左足のシュートを突き刺した。
この2点目で完全にエバートンの反撃の勢いを殺したシティが2-0のまま試合をクローズ。相手の堅守に苦しみながらも試合終盤に勝負強さを発揮したプレミア首位チームが順当に準決勝進出を決めた。
また、同日行われたボーンマスvsサウサンプトンは、アウェイのサウサンプトンが0-3で勝利し、準決勝進出を決めた。なお、サウサンプトンのFW南野拓実はリバプール在籍時に今季の同大会に出場していたため、大会規定により欠場となっている。
今ラウンド唯一のチャンピオンシップ(イングランド2部)勢相手に立ち上がりから主導権を握ったセインツは37分、中央を突破したレドモンドのスルーパスに抜け出したジェネポのゴールで先制に成功。さらに、前半終了間際にも長い距離を持ち上がったレドモンドの見事なソロゴールによって追加点を奪取。
2点リードで迎えた後半も主導権をがっちりと握ったアウェイチームは59分、前線からの連動したプレスでショートカウンターを仕掛けて、最後はアームストロングの左ポスト直撃のシュートのこぼれ球を再びレドモンドが冷静に流し込み、勝利を決定づける3点目とした。
そして、レドモンドの全ゴールに絡む活躍でボーンマスを退けたセインツがベスト4進出を果たした。
エバートンは前ラウンドに延長戦までもつれ込んだトッテナムとの壮絶な打ち合いを5-4で制し、ベスト8進出。直近のプレミアリーグで連敗中のリーグ7位のチームは、今回のホームゲームに向けて先発4人を変更。負傷のGKピックフォードに代わって前節途中出場のGKヴィルジニア、マイケル・キーン、トム・デイビス、イウォビに代わってコールマン、ミナ、シグルドソンが起用された。
[5-3-2]の後方に重心を置くホームチームに対して、アウェイのシティが圧倒的にボールを握る展開が続く。最終ラインの選手も度々ハーフウェイラインを越えてハーフコートゲームを見せるシティは、相手守備のギャップを探りつつ、個での局面打開が可能なスターリング、フォーデンの両翼を起点にジャブを打っていくが、エバートンも焦れずにスペースをケアし、決定機を許さない。
80%近いボール支配率を記録しながらも相手の集中した守備に手を焼くシティは、徐々に相手のロングカウンターに晒されて相手が狙っているセットプレーを与えてしまう。それでも、ミナやキャルバート=ルーウィンらとの競り合いをルベン・ジアスとラポルテのセンターバックコンビを中心に撥ね返し、こちらも相手に決定機を与えない。
前半半ばから終盤にかけてもクローズな状況が続く中、34分にはシグルドソンのスルーパスに反応したキャルバート=ルーウィンがボックス内に抜け出しかけるが、ここは思い切って飛び出したGKシュテッフェンの好守に遭う。
互いに決定機まであと一歩という睨み合いが印象的だった前半を経て試合は0-0で後半に突入。前半に引き続き相手を押し込むシティは58分、フェルナンジーニョが絶妙な攻撃参加からボックス左で丁寧な折り返しを入れると、これを中央のスターリングがダイレクトで枠の右隅へ飛ばす。だが、GKヴィルジニアの見事なセーブにはじき出される。
攻撃に変化を加えたいシティは64分、ベルナルド・シウバを下げて好調のマフレズを右ウイングで投入。この交代でフォーデンが右のインサイドハーフにポジションを下げる。すると65分にはウォーカーのドリブル突破からマフレズを経由したボールがボックス手前右で浮いたフォーデンに渡り、カットインから鋭い左足のシュートが放たれるが、これは枠の左に外れる。
後半半ばから終盤にかけても膠着状態が続く中、グアルディオラ監督は80分にスターリングを下げて切り札のデ・ブライネをピッチに送り込む。すると、エースの投入が流れを引き寄せたか、数分後に待望の先制点が生まれる。
84分、最後尾のラポルテが左のハーフスペースで果敢に持ち上がってペナルティアーク付近で待つデ・ブライネに鋭い横パスを繋ぐ。そのままゴール前まで駆け上がったフランス代表DFはデ・ブライネがボックス中央で潰れたこぼれ球に反応し、体勢を崩しながらも右足のシュートを枠に飛ばす。これはGKヴィルジニアに見事な反応で触られてクロスバーを叩くも、跳ね返りに反応したギュンドアンがダイビングヘッドで押し込んだ。
ラポルテの勇敢な攻撃参加によってエバートンの堅守を攻略したシティは試合終了間際に殊勲のギュンドアンを下げてロドリを投入すると、守備固めの交代策が追加点までもたらす。90分、右サイドでのロングスローの流れからロドリのワンタッチスルーパスに完璧に抜け出したデ・ブライネがボックス中央から鋭い左足のシュートを突き刺した。
この2点目で完全にエバートンの反撃の勢いを殺したシティが2-0のまま試合をクローズ。相手の堅守に苦しみながらも試合終盤に勝負強さを発揮したプレミア首位チームが順当に準決勝進出を決めた。
また、同日行われたボーンマスvsサウサンプトンは、アウェイのサウサンプトンが0-3で勝利し、準決勝進出を決めた。なお、サウサンプトンのFW南野拓実はリバプール在籍時に今季の同大会に出場していたため、大会規定により欠場となっている。
今ラウンド唯一のチャンピオンシップ(イングランド2部)勢相手に立ち上がりから主導権を握ったセインツは37分、中央を突破したレドモンドのスルーパスに抜け出したジェネポのゴールで先制に成功。さらに、前半終了間際にも長い距離を持ち上がったレドモンドの見事なソロゴールによって追加点を奪取。
2点リードで迎えた後半も主導権をがっちりと握ったアウェイチームは59分、前線からの連動したプレスでショートカウンターを仕掛けて、最後はアームストロングの左ポスト直撃のシュートのこぼれ球を再びレドモンドが冷静に流し込み、勝利を決定づける3点目とした。
そして、レドモンドの全ゴールに絡む活躍でボーンマスを退けたセインツがベスト4進出を果たした。
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