札幌がA・ロペスのハットで3-0も…神戸が後半4発で大逆転勝利【明治安田J1第6節】
2021.03.20 16:05 Sat
明治安田生命J1リーグ第6節の1試合が20日に札幌ドームで催され、アウェイのヴィッセル神戸が北海道コンサドーレ札幌を4-3で下した。
札幌は負傷明けのチャナティップが第2節以来の先発入り。U-24日本代表の招集を受けた田中も引き続きスタートからピッチに立った。一方、神戸は2ゴールのドウグラス、トーマス・フェルマーレンが欠場したなかで、日本代表初招集の前川が同じく選出された古橋とともに先発入りしたほか、U-20日本代表候補に呼ばれた小田がベンチ入りした。
互いに中2日の神日程による代表ウィーク前最後の一戦はホームの札幌が立ち上がりから敵陣深くに攻め入り、神戸に守備を強いる展開となる。神戸のカウンターを高い位置で凌ぎ、崩し切っていない場面からも積極果敢にフィニッシュの形に持っていく続ける。
優勢な試合運びを見せながら単発な攻撃が続く札幌だが、39分にこの日一番の決定機。バイタルエリア右のルーカス・フェルナンデスが出した右足の浮き球パスにボックス左で反応したフリーのチャナティップが右足ダイレクトで合わせるが、枠に飛ばせない。
それでも、44分に札幌が3対2の数的優位な状況を作り出すカウンターに転じると、敵陣中央の金子から右サイドでパスを受けたルーカス・フェルナンデスがボックス内で佐々木に倒され、PKのチャンス。アンデルソン・ロペスが左足でゴール右に決め、先制した。
VARによるチェックも経て、正式に札幌のPKチャンスが認められると、再びキッカーに名乗りを上げたアンデルソン・ロペスが1度目と同じく左足でゴール右に決め切ってみせ、前半のうちに神戸の突き放しに成功した。
後半から巻き返そうと、中坂を投入した神戸だが、札幌がキックオフ数十秒のところでカウンターに持ち込み、ボックス右のルーカス・フェルナンデスが右足でクロスを供給。流れ球を左足トラップで収めたアンデルソン・ロペスが右足で決め、3点目を手にした。
後半早々に守りが崩れ、より劣勢の神戸だが、53分に敵陣中央のセルジ・サンペールから左サイドでパスを受けた酒井が深くのスペースを突こうとする中坂に配球。マイナス方向の折り返しをボックス左で受けた山口が右足シュートをゴール左に決め、1点を返す。
さらに、前線からプレッシャーをかけていくと、57分に敵陣左サイドの田中がGK中野に出したバックパスが短くなり、古橋がこれをチェイス。飛び出して処理しようとしたGK中野を交わして無人のゴールマウスにボールを流し込み、1点差まで詰め寄ってみせる。
完全に流れを引き寄せた神戸は66分、GK前川のロングキックに右サイドの山川が競り、増山が相手最終ラインの背後に浮き球パスを出すと、抜け出した佐々木がGK中野と交錯してPKのチャンス。古橋がGK中野に読まれながらもゴール左に決め、ついに追いついた。
その神戸は86分、ボックス右にドリブルを仕掛けた佐々木がボックス中央に折り返すと、山口が右足ダイレクト。決まれば逆転のシュートをゴール左に突き刺して、試合をひっくり返した。3点ビハインドから4点を奪った神戸が大きな勝ち点3を手にしている。
北海道コンサドーレ札幌 3-4 ヴィッセル神戸
【札幌】
アンデルソン・ロペス(前45、前45+8、後1)
【神戸】
山口蛍(後8、後41)
古橋亨梧(後12、後22)
札幌は負傷明けのチャナティップが第2節以来の先発入り。U-24日本代表の招集を受けた田中も引き続きスタートからピッチに立った。一方、神戸は2ゴールのドウグラス、トーマス・フェルマーレンが欠場したなかで、日本代表初招集の前川が同じく選出された古橋とともに先発入りしたほか、U-20日本代表候補に呼ばれた小田がベンチ入りした。
優勢な試合運びを見せながら単発な攻撃が続く札幌だが、39分にこの日一番の決定機。バイタルエリア右のルーカス・フェルナンデスが出した右足の浮き球パスにボックス左で反応したフリーのチャナティップが右足ダイレクトで合わせるが、枠に飛ばせない。
それでも、44分に札幌が3対2の数的優位な状況を作り出すカウンターに転じると、敵陣中央の金子から右サイドでパスを受けたルーカス・フェルナンデスがボックス内で佐々木に倒され、PKのチャンス。アンデルソン・ロペスが左足でゴール右に決め、先制した。
前半のうちにゴールをこじ開けた札幌は続く前半アディショナルタイム5分、敵陣右サイドで獲得したFKのチャンスからルーカス・フェルナンデスが右足でゴール前に浮き球パスを供給。反応したボックス左の福森が山川のファウルを受け、2つ目のPKチャンスを得る。
VARによるチェックも経て、正式に札幌のPKチャンスが認められると、再びキッカーに名乗りを上げたアンデルソン・ロペスが1度目と同じく左足でゴール右に決め切ってみせ、前半のうちに神戸の突き放しに成功した。
後半から巻き返そうと、中坂を投入した神戸だが、札幌がキックオフ数十秒のところでカウンターに持ち込み、ボックス右のルーカス・フェルナンデスが右足でクロスを供給。流れ球を左足トラップで収めたアンデルソン・ロペスが右足で決め、3点目を手にした。
後半早々に守りが崩れ、より劣勢の神戸だが、53分に敵陣中央のセルジ・サンペールから左サイドでパスを受けた酒井が深くのスペースを突こうとする中坂に配球。マイナス方向の折り返しをボックス左で受けた山口が右足シュートをゴール左に決め、1点を返す。
さらに、前線からプレッシャーをかけていくと、57分に敵陣左サイドの田中がGK中野に出したバックパスが短くなり、古橋がこれをチェイス。飛び出して処理しようとしたGK中野を交わして無人のゴールマウスにボールを流し込み、1点差まで詰め寄ってみせる。
完全に流れを引き寄せた神戸は66分、GK前川のロングキックに右サイドの山川が競り、増山が相手最終ラインの背後に浮き球パスを出すと、抜け出した佐々木がGK中野と交錯してPKのチャンス。古橋がGK中野に読まれながらもゴール左に決め、ついに追いついた。
その神戸は86分、ボックス右にドリブルを仕掛けた佐々木がボックス中央に折り返すと、山口が右足ダイレクト。決まれば逆転のシュートをゴール左に突き刺して、試合をひっくり返した。3点ビハインドから4点を奪った神戸が大きな勝ち点3を手にしている。
北海道コンサドーレ札幌 3-4 ヴィッセル神戸
【札幌】
アンデルソン・ロペス(前45、前45+8、後1)
【神戸】
山口蛍(後8、後41)
古橋亨梧(後12、後22)
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