レーティング: ユベントス 3-2(AG4-4) ポルト《CL》

2021.03.10 07:50 Wed
Getty Images
チャンピオンズリーグ(CL)ラウンド16・2ndレグ、ユベントスvsポルトが9日に行われ、3-2でユベントスが勝利した。しかし2戦合計スコア4-4、アウェイゴール差でポルトがベスト8進出を決めている。超WSの選手採点結果と寸評は以下の通り。
※採点は10点満点。及第点は「5.5」、「0.5」刻みで評価。

▽ユベントス採点
(C)CWS Brains,LTD.

GK
1 シュチェスニー 6.0
枠内シュートを的確にセーブ。最後の失点は壁の責任
DF
16 クアドラード 6.5
高精度クロスでキエーザのゴールをアシスト。攻撃の起点になり続けた。バー直撃のシュートが入っていれば…

28 デミラル 5.5
やや厳しい判定だったがPK献上。それでも持ち前の対人の強さは見せた

19 ボヌッチ 6.5
最後尾からの正確なロングフィードでポルトの守備を揺さぶる。1点目の起点に
(→デ・リフト 6.0)
負傷明け。パワープレーで終盤は脅威にも

12 アレックス・サンドロ 5.0
1stレグに続き、古巣相手に低調なプレーだった

MF
22 キエーザ 7.5
1stレグに続くゴール。ポルトから計3点を奪った。ディフェンスライン背後を突く動きが効果的だった

25 ラビオ 6.0
数的優位になって以降のパス出しが効いていた。2点目を決める

5 アルトゥール 6.5
さすがのゲームメーク力。キープ力がずば抜けて高く試合をコントロールしていた

(→クルゼフスキ 5.5)
仕掛ける姿勢を見せたが、及ばず

8 ラムジー 5.0
中寄りでプレーしていたが、機能していなかった

(→マッケニー 5.0)
ゴール前に飛び込む動きを期待されるも、さほど効果的ではなかった。2失点目のファウルを献上

FW
9 モラタ 5.5
前半は良い動きを見せていたが、決定機はことごとくマルチェシンの好守に阻まれた

7 C・ロナウド 5.0
1アシストも身体が終始重そうでボールが足に付いていなかった。最後の失点にも絡む

監督
ピルロ 5.5
この試合に向けてできるだけのことはした。10人となった相手に何とか勝ち上がりたいところだった

▽ポルト採点
(C)CWS Brains,LTD.

GK
1 マルチェシン 7.0
モラタとの一対一を2度、キエーザとの一対一を1度止める

DF
18 マナファ 6.0
キエーザの動きに苦戦もよく耐えていた

19 ムベンバ 7.0
ペペと共にゴール前で壁となる

3 ペペ 7.0
守備時に6バックとなるディフェンスラインを統率。38歳となった今なおトップレベルであることを証明

12 サヌシ 6.0
ラムジーに仕事をさせず。立ち上がり、好突破からチャンスメーク

(→ルイス・ディアス 5.5)
数的不利の中、単騎突破で時間を作った

MF
17 ヘスス・コロナ 6.0
最後までハードワークを続ける。延長戦には決定的なチャンスメークも

(→ママドゥ・ルム -)

27 セルジオ・オリベイラ 7.5
PKを決める。運動量が延長戦に入っても落ちず攻守によく絡んだ。1stレグに続き、ハイパフォーマンス

(→ジオゴ・レイテ -)

8 ウリベ 6.0
セカンドボールを拾い、スペースもきっちりと埋めた

(→グルイッチ 6.0)
数的不利の中、攻守に効いていた

25 オタビオ 6.0
攻撃面でボールの受け所となり、守備面でも奮闘

(→サール 6.0)
左サイドバックでプレー。そつの対応を続けた

FW
11 マレガ 6.0
PK獲得を演出。守備時には右サイドをカバー。数的不利の中、ゴールの可能性を感じさせた

(→トニ・マルティネ -)

9 タレミ 4.5
PK獲得も不用意なプレーで痛恨の退場

監督
セルジオ・コンセイソン 7.0
10人となった中、粘り強い守備で対応。勝ち上がりに相応しい内容を見せた

★超WS選定マン・オブ・ザ・マッチ!
セルジオ・オリベイラ(ポルト)
ポルト守備陣も総じて素晴らしかったが、その前で運動量を落とさずに走り続けたセルジオ・オリベイラを選出。2ゴールを奪ってユベントスを敗退に追い込む。

ユベントス 3-2 ポルト
【ユベントス】
キエーザ(後4)
キエーザ(後18)
ラビオ(延後12)
【ポルト】
セルジオ・オリベイラ(前19)【PK】
セルジオ・オリベイラ(延後10)
※2戦合計スコア4-4、アウェイゴール差でポルトがベスト8進出
関連ニュース

プレミア4クラブを筆頭に20歳FWイリング・ジュニア争奪戦? ユベントスがしぶしぶ売却受け入れか

ユベントスのU-21イングランド代表FWサミュエル・イリング・ジュニア(20)は今夏の移籍の可能性が高まっているようだ。イギリス『フットボール・インサイダー』が報じた。 チェルシーのアカデミー出身で、2020年夏にユベントスへ移籍した逸材アタッカーのイリング・ジュニア。2022年10月にファーストチームデビューを果たすと、同年12月にはプロ契約を締結し、2025年6月までの契約を結んだ。 これまでも度々ビッグクラブからの関心が報じられてきた中、途中出場がメインながら今シーズンここまで公式戦19試合でプレー。さらなる飛躍が期待されると同時に、U-21イングランド代表でのパフォーマンスで評価を高めている。 ところが、イリング・ジュニアとの契約が残り1年に迫るユベントスは、フリーでの移籍を防ぐため、今夏の売却をしぶしぶ受け入れているとのこと。かねてから獲得への動きを見せていたトッテナムやエバートンの他、ウェストハムやブライトン&ホーブ・アルビオンなど、プレミアリーグのクラブが獲得を検討しているという。 また、ドイツ方面のクラブも興味を示しているようで、レバークーゼンとバイエルンが動向を注視。移籍市場に精通するジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏によると、イタリアのクラブも移籍先の候補に挙がっている模様だ。 なお、ユベントスは1月の移籍市場においても、1700万ポンド(約32億5000万円)のオファーがあれば売却を受け入れていた見込み。今度こそいずれかのクラブが獲得へ漕ぎ着けるのだろうか。 2024.03.28 15:32 Thu

ユベントスは今夏のゴレツカ獲得を希望? バイエルンとの契約は2026年夏まで

ユベントスがバイエルンのドイツ代表MFレオン・ゴレツカ(29)に関心を示しているようだ。『フットボール・イタリア』が伝えている。 今シーズン、セリエAで29試合を消化して3位につけるユベントス。首位インテルとの勝ち点差は「17」にまで広がっており、スクデット獲得は絶望的な状況となっている。 クラブはチームの競争力を高めるため、すでに夏の移籍市場での強化を模索。ドイツ『キッカー』によると、昨夏にも関心を向けていたゴレツカをターゲットとしており、スカウトも派遣しているとのことだ。 これまでもゴレツカに関心を示し続けてきたユベントスだが、選手側も6シーズン過ごしたバイエルンを離れ、新たなチャレンジを望む可能性がある模様。ただし、バイエルンとの契約を2026年夏まで残していることから、クラブ間ではタフな交渉が必要になるだろう。 ゴレツカは今シーズンのバイエルンで、公式戦31試合4ゴール9アシストを記録。チームは首位レバークーゼンに10ポイント差をつけられての2位と苦戦している中で、個人としては存在感を発揮している。 2024.03.27 13:15 Wed

ユナイテッドでのアムラバトは今季限りか 存在感薄く返却決意

マンチェスター・ユナイテッドがモロッコ代表MFソフィアン・アムラバト(27)の買取りを見送ったようだ。イタリア『カルチョメルカート』が報じた。 カタール・ワールドカップ(W杯)4強入りのモロッコで躍動し、昨夏にフィオレンティーナからユナイテッドにローン移籍したアムラバト。この移籍が実現するまで動向が注目される人気株だったが、インパクトを欠く。 もちろん、サイドバックで使われたりのチーム事情もあるが、今やコビー・メイヌーの台頭に押され、影薄く…。中盤の軸と目されたカゼミロも常時出場が叶わずにいるなかで、あまり活躍ができずにここまできている。 ローン移籍に900万ユーロ(約14億7000万円)を投じたユナイテッドは2000万ユーロ(約32億8000万円)+アドオン500万ユーロ(約8億2000万円)の買取オプションを持つが、行使しないことを決めたという。 となれば、2025年夏まで契約を残すフィオレンティーナに舞い戻るのが既定路線だが、ユベントス行きの可能性も。ミランもその候補だが、他の選手に重きを置き、ユベントスの方はスポーツディレクター(SD)のクリスティアーノ・ジュントリ氏がファンのようだ。 2024.03.26 16:55 Tue

「僕はスペイン人」18歳ハイセンが母国オランダに決別…2月にスペイン国籍取得でU-21代表デビュー

ローマDFディーン・ハイセン(18)が自らのアイデンティティを語った。オランダ『Voetbal International』が伝えている。 セリエAでメキメキ頭角を表す197cmの両利きセンターバック・ハイセン。16歳でマラガからユベントスへ移籍し、トップ昇格の今季は後半戦からローマへ武者修行…順調に出場機会を得ている。 そんなハイセン、U-17オランダ代表の一員として2022年にU-17欧州選手権準優勝などなど、これまでは世代別オランダ代表の常連。 しかし、今回の代表ウィークはU-21スペイン代表に招集…元アヤックスの父ドン・ハイセン氏を含めて一家揃ってオランダ出身だが、自身が5歳の時にスペイン・アンダルシア州へ移住し、今年2月にはスペイン国籍を取得しているのだ。 そして、21日に行われたU-21スロバキア代表との国際親善試合でラ・ロヒタ(世代別スペイン代表の愛称)デビュー。スペイン『マルカ』のインタビューでは「僕はスペイン人」と明言した。 「そうだね。僕は自分がスペイン人だと感じているよ。5歳からマラガで育ち、今回スペイン代表の一員になれて嬉しい。いずれスペイン代表でトロフィーを勝ち取りたいよ」 ハイセンをDFヴィルヒル・ファン・ダイクやDFステファン・デ・フライ、DFマタイス・デ・リフトらに続く新時代のディフェンスリーダーと捉えていたオランダ側から見れば、今回の所信表明は痛い。 2024.03.26 16:35 Tue

ユベントスがコープマイネルス獲得へ18歳逸材を譲渡も?

ユベントスはアタランタからオランダ代表MFトゥン・コープマイネルス(26)の獲得を目指し、様々なプランを検討しているようだ。 ユベントスが獲得に本腰を入れるコープマイネルス。たびたび優れた人材を輩出するオランダのAZから2021年夏にアタランタ入りした攻撃的MFは、今季のセリエAで2桁得点10ゴールを記録し、ヨーロッパリーグ(EL)でもベスト8進出を掴んだチームをけん引している。 イタリア『ガゼッタ・デッロ・スポルト』によると、関心を寄せるはユベントスだけでなく、今やインテルとミラン、さらにリバプールとマンチェスター・ユナイテッドからも熱視線が。移籍先として現実的なのは、現状ユベントスかリバプールとのことだ。 リバプールについてはEL準々決勝でアタランタと対戦予定となっており、この機会を利用してクラブ間協議に臨む可能性も。 一方のユベントスは、あくまでプランの1つとして、下部組織から育て上げた超逸材、U-21スペイン代表DFディーン・ハイセン(18)をアタランタとの交渉で提示する案を練っている模様。ローマにレンタル移籍中のハイセンは、ダニエレ・デ・ロッシ監督の下で順調に成長中だ。 「ハイセンをアタランタに提示」が移籍金引き下げを狙ったものであることは明白だが、1年レンタルなのか、完全移籍での譲渡なのか、あるいは買い戻しオプション付帯での譲渡なのか…今のところ詳細は不明。 ハッキリしているのは、“個を伸ばすスペシャリスト”アタランタのジャン・ピエロ・ガスペリーニ監督が、ハイセンを大変気に入っているということだ。 ローマも買い取りを目指すとされるハイセンだが、今夏の動向やいかに。コープマイネルスとともに、これから目が離せなくなりそうだ。 2024.03.26 13:40 Tue
NEWS RANKING
Daily
Weekly
Monthly