クラブロゴから動物の姿消える? 世界野生生物の日に各クラブが啓発活動
2021.03.03 22:50 Wed
3月3日、世界中の多くのサッカークラブのクラブロゴから動物の姿が消えた。『ESPN』が伝えている。3月3日は2013年から『世界野生生物の日』と設定された。これは1973年3月3日に採択されたワシントン条約と呼ばれる「絶滅のおそれのある野生動植物の種の国際取引に関する条約」に記念したもので、経済的、文化的に重要な野生動植物の保護の取組の強化を目的としたものだ。
そして、2021年の同日には世界自然保護基金(WWF)との連携によって、ローマ(オオカミ)やワトフォード(鹿)、アストン・ビラ(ライオン)、WBA(ツグミ)、ウォルバーハンプトン(オオカミ)といったヨーロッパのクラブでは同日限定でクラブロゴに描かれている動物を外す決定を下した。
この試みの狙いは、クラブロゴに馴染み深い動物たちの姿がないという違和感によって、世界中で増加している野生生物の損失を改めて多くの人たちに強調するというものだ。
また、WWFのロゴからも設立60年で初めてお馴染みのパンダの姿がなくなっている。
「世界的に生物多様性が劇的に失われ、それがもたらす社会的・経済的リスクを強調します」
「私たちは、自然のない世界がどのようなものであるかを示したいと考えています。なぜなら、人間の活動を通じてわずか50年足らずで、野生動物の個体数を平均68%も減少させてしまったからです」
「自然のあらゆる部分を消滅させることで、人間と惑星の健康に関わるもう一つの重要な繋がりを失うことになります」
「今日、私たちは世界で最も愛されているブランドのいくつかと協力して、自然に関連した画像をロゴから削除し、#WorldWithoutNature がいかに空虚なものであるかを示しています」
「世界的に、私たちは方向性を逆転させ、自然を取り戻すことに着手しなければなりません。世界中の政府が今年のこの機会を重要なものと捉えて行動を起こす必要があります。さすれば自然が永久に消滅するリスクを回避し、自然界が繁栄することができます」
この試みの狙いは、クラブロゴに馴染み深い動物たちの姿がないという違和感によって、世界中で増加している野生生物の損失を改めて多くの人たちに強調するというものだ。
また、WWFのロゴからも設立60年で初めてお馴染みのパンダの姿がなくなっている。
WWFは各サッカークラブなどと連携した今回のキャンペーンの意図を以下のように説明している。
「世界的に生物多様性が劇的に失われ、それがもたらす社会的・経済的リスクを強調します」
「私たちは、自然のない世界がどのようなものであるかを示したいと考えています。なぜなら、人間の活動を通じてわずか50年足らずで、野生動物の個体数を平均68%も減少させてしまったからです」
「自然のあらゆる部分を消滅させることで、人間と惑星の健康に関わるもう一つの重要な繋がりを失うことになります」
「今日、私たちは世界で最も愛されているブランドのいくつかと協力して、自然に関連した画像をロゴから削除し、#WorldWithoutNature がいかに空虚なものであるかを示しています」
「世界的に、私たちは方向性を逆転させ、自然を取り戻すことに着手しなければなりません。世界中の政府が今年のこの機会を重要なものと捉えて行動を起こす必要があります。さすれば自然が永久に消滅するリスクを回避し、自然界が繁栄することができます」
Wolves, Aston Villa and West Brom have removed the animals from their club badges to highlight the increasing loss of wildlife around the world #WorldWildlifeDay pic.twitter.com/4Z23bCtZ4P
— ESPN UK (@ESPNUK) March 3, 2021
|
関連ニュース