【CLプレビュー】今ラウンド屈指の好カード! 新生PSGが“カンプ・ノウの奇跡”以来の因縁の地へ《バルセロナvsPSG》

2021.02.16 18:30 Tue
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チャンピオンズリーグ(CL)ラウンド16・1stレグ、バルセロナvsパリ・サンジェルマン(PSG)が日本時間16日29:00にカンプ・ノウでキックオフされる。CL史上最大の逆転劇の1つとなった“カンプ・ノウの奇跡”を演じた両雄による、ベスト8進出を懸けた注目の初戦だ。
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バルセロナは今季CLグループステージで、ユベントス、ディナモ・キエフ、フェレンツヴァローシュと2強2弱の構成となったグループGにおいて、開幕5連勝を達成。だが、最終節でユベントスにリベンジを許したことで、無念の2位通過となった。
クーマン新監督を迎え大幅なスカッド刷新を図って臨んだラ・リーガでは度重なる負傷者、好不調の波の激しさもあり、1試合未消化の首位アトレティコ・マドリーと8ポイント差の3位に甘んじている。とはいえ、直近はリーグ7連勝と完全復調のエースFWメッシ、指揮官が開幕から我慢して起用し続けたFWグリーズマン、若手の台頭などもあり、ようやく本調子を取り戻しつつある。そのため、下馬評では劣勢必至も良い形で今回の初戦に臨めるはずだ。

一方、昨季の準優勝チームとして今季CLグループステージに臨んだPSGは、グループHでRBライプツィヒ、マンチェスター・ユナイテッド、イスタンブール・バシャクシェヒルと同居。最終節までもつれ込んだライプツィヒ、ユナイテッドとの三つ巴の争いを制して、前評判通り首位での突破を決めた。

しかし、国内のリーグ・アンにおいては昨季CL決勝トーナメント参戦による疲労の影響もあり、開幕連敗スタートと厳しい船出となると、年をまたぐ前に4敗を喫する不振や予てからの上層部との確執によってトゥヘル前監督が電撃解任。代わって年明けからクラブOBであり、元トッテナムの指揮官であるポチェッティーノ新監督を招へい。コロナ禍やケガ人の影響でベストメンバーを組むのに苦戦も、就任後6勝1敗1分けと復調気配を見せ、首位のリールと1ポイント差の2位に位置している。
リール、リヨン、モナコとの優勝争いは決して簡単ではないが、対戦相手のバルセロナに比べてよりCLに全力を注げる状態であり、ネイマールやディ・マリアと一部主力を欠くものの、敵地でも勝ちに行く姿勢を全面に打ち出してくるはずだ。

なお、両者は今回で通算12度目の対戦となり、戦績はバルセロナの5勝3敗3分け。直近の対戦は2016-17シーズンのCLラウンド16でパルクでの初戦をPSGが4-0で勝利も、バルセロナがカンプ・ノウでの2ndレグで6-1の奇跡的なレモンターダを決めて、逆転突破を決めている。

また、PSGの新指揮官就任前にバルセロナの新指揮官候補にも挙がった注目のポチェッティーノ監督と、クーマン監督は前者がトッテナムの新指揮官に就任した際に後者がサウサンプトンで後任を務めた因縁があり、指揮官としての直接対決の戦績はポチェッティーノ監督の4勝1敗2分け。さらに、監督キャリアをバルセロナのローカル・ライバルのエスパニョールでスタートした因縁を持つアルゼンチン人指揮官はトッテナム時代を含め、対バルセロナの戦績は1勝6敗4分けだ。


◆バルセロナ◆
【4-3-3】
▽バルセロナ予想スタメン
(C)CWS Brains,LTD.

GK:テア・シュテーゲン
DF:デスト、ミンゲサ、ラングレ、ジョルディ・アルバ
MF:デ・ヨング、ブスケッツ、ペドリ
FW:デンベレ、メッシ、グリーズマン

負傷者:DFアラウホ、セルジ・ロベルト、MFコウチーニョ、FWアンス・ファティ、ブラースヴァイト
出場停止者:なし

出場停止者はいない。負傷者に関してはアラウホ、セルジ・ロベルト、コウチーニョ、アンス・ファティの欠場が確定。その一方で、長期離脱明けのピケが直近のトレーニングで全体練習に復帰しており、さすがに先発起用は難しいものの、メンバー入りできるようだ。

スタメンでは中盤から前線に関して配置のマイナーチェンジこそあるものの、前述のメンバーの起用が濃厚だ。注目は右サイドバックとラングレの相棒の人選。ここ最近ではデストのコンディションの問題でミンゲサの右サイドバック起用が多くなっているが、ユムティティの不安定なパフォーマンスを鑑みれば、ミンゲサをセンターバックで起用し、デストを右サイドバックに置く可能性が高い。もちろん、中盤にピャニッチ(リキ・プッチ)を置いてデ・ヨングをセンターバックで起用するオプションも考えられる。

◆パリ・サンジェルマン◆
【4-3-3】
▽パリ・サンジェルマン予想スタメン
(C)CWS Brains,LTD.

GK:ケイロル・ナバス
DF:フロレンツィ、マルキーニョス、キンペンベ、クルザワ
MF:グイエ、パレデス、ヴェッラッティ
FW:ケアン、イカルディ、ムバッペ

負傷者:DFベルナト、ダグバ、MFディ・マリア、FWネイマール
出場停止者:なし

出場停止者はいない。負傷者に関しては長期離脱中のベルナトに加え、先日のマルセイユ戦、カーン戦で負傷したディ・マリア、ネイマールが欠場となる。

システムに関しては[4-4-2]、[4-2-3-1]のオプションもあるが、現スカッドの陣容を考えれば、中盤に3人のセントラルMFを配置する[4-3-3]の採用が濃厚だ。

スタメンに関しては2-0で勝利したマルセイユ戦のメンバーをベースに、ディ・マリア不在の右ウイングにケアンが起用される可能性が高い。それ以外では右サイドバックにより守備的なケーラー、中盤ではドラクスラー辺りにチャンスが与えられる可能性もありそうだ。

★注目選手
◆バルセロナ:DFジョルディ・アルバ
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バルセロナの注目プレーヤーは崩しの切り札アルバだ。昨シーズンは度重なる筋肉系のケガに悩まされて欠場する試合が増えた31歳のスペイン代表だが、今シーズンは開幕からコンディションを維持してほぼフル稼働を続けている。そして、セルジ・ロベルトの離脱などによって例年以上に左肩上がりの攻撃が目立つ中、公式戦29試合3ゴール10アシストと、いずれもキャリアハイを更新しそうな勢いを見せている。

今シーズンに関しては盟友メッシとのホットラインに加え、グリーズマンやペドリらとの連携に磨きをかけており、持ち味の攻撃参加の質やバリエーションを増やしている印象だ。そして、下馬評では劣勢必至のPSGとの対戦でもアルバのプレーが攻撃の突破口となるはずだ。

PSGの右サイドはウイングにケアン、サイドバックにフロレンツィ(ケーラー)といずれも攻撃に特長があり、守備面では集中力、強度に問題を抱えるユニットが並ぶ可能性が高い。したがって、アルバが普段の試合以上に攻撃面で特長を出せる展開が予想される。逆に、右サイドに関してはデスト、ミンゲサのいずれが起用されたとしてもムバッペの対応のために高い位置を取ることは難しいため、アルバが攻撃面で存在感を放てなければ、バルセロナのサイドからの攻撃が死ぬ可能性が高い。また、ビルドアップの局面では相手のハイプレスに苦しむことが多いため、うまくパスの逃げ道としてボールを引き出したいところだ。

◆パリ・サンジェルマン:FWキリアン・ムバッペ
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PSGの注目プレーヤーはネイマール不在で躍動が求められるもう一人のエースだ。PSG加入後、ポストメッシ、C・ロナウドの筆頭として世界中から大きな期待を集める22歳だが、世界王者に輝いた2018年ロシア・ワールドカップ以降、やや停滞の時期を過ごしている。今シーズンはリーグ・アンで得点ランキングトップの16ゴールを挙げるなど、公式戦28試合18ゴール9アシストと数字は残しているが、かつてのような切れ味鋭い仕掛けは鳴りを潜め、独善的とも揶揄されるプレー判断で批判を浴びることもしばしばだ。

それでも、若手育成に長けたポチェッティーノ新監督の下、メンタル面や献身性の部分での改善も期待されており、今回のビッグマッチではネイマール不在という苦しいチーム状況の中で、より責任感と勝負強さを発揮するチャンスとなるはずだ。

対バルセロナという点では被カウンターの脆さに加え、前からの圧力に対してビルドアップのミスが目立つこともあり、その爆発的なスピードが生きる展開と言える。また、最終ラインとの駆け引きに長けたイカルディの存在によって、相手アンカーの脇のスペース、斜めのランニングから抜け出す形からチャンスに絡める可能性は高いはずだ。

自身は当時在籍していなかったが、PSGにとって“カンプ・ノウの悲劇”として認知される因縁の地で、チームを勝利に導くエースの仕事を果たせるか。

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チャンピオンズリーグ(CL)準々決勝2ndレグ、ドルトムントvsアトレティコ・マドリーが日本時間16日28:00にキックオフされる。1週間前に行われた1stレグではアトレティコが圧倒した中、2-1で先勝していた一戦だ。 準優勝した2012-13シーズン以来、11季ぶりのベスト4進出を目指すドルトムントは敵地での1stレグ、終始守勢の展開を強いられた中、守護神コベルの奮闘で2失点に凌いだ。そして終盤のFWアラー弾の一撃で、内容を考えれば御の字の1点差負けでホームに戻ってくることに成功している。そのドルトムントは直近のボルシアMG戦でFWマレンが復帰したが、代わってアトレティコ戦同点弾のアラーが負傷し、再離脱となったのは痛い。 一方、2016-17シーズン以来、7季ぶりのベスト4進出を目指すアトレティコは1stレグ、ハイプレスをかけるアグレッシブな戦いを見せて前半のうちに2点のリードを得ることに成功。守備面もほぼ綻びを見せることなく試合を進めていたが、前述のように一瞬の隙を突かれてアラーにゴールを許した。そのアトレティコは直近のジローナとの上位対決をFWグリーズマンのドブレーテで鮮やかに逆転勝利。良い流れでリターンマッチを迎えている。 <div style="text-align:center;">◆ドルトムント◆ 【4-2-3-1】</div> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2024/get20240414_5_tw.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)CWS Brains,LTD.<hr></div> ▽予想スタメン GK:コベル DF:リエルソン、フンメルス、シュロッターベック、マートセン MF:ジャン、ザビッツァー MF:サンチョ、ブラント、マレン FW:フュルクルク 負傷者:DFベンセバイニ、FWアラー 出場停止者:なし アラーが直近のボルシアMG戦で足首を負傷し欠場。1stレグではMFエンメチャを起用する[4-3-3]で臨んだもののハマらず、後半から投入されたMFブラントが好パフォーマンスだっただけに普段通りの[4-2-3-1]で行くと見られる。ボルシアMG戦で復帰したマレンはドイツ『キッカー』によるとスタメン予想となっている。 <div style="text-align:center;">◆アトレティコ◆ 【3-5-2】</div> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2024/get20240414_5_tw2.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)CWS Brains,LTD.<hr></div> ▽予想スタメン GK:オブラク DF:ヴィツェル、ヒメネス、エルモソ MF:モリーナ、ジョレンテ、コケ、デ・パウル、アスピリクエタ FW:モラタ、グリーズマン 負傷者:MFレマル、FWデパイ 出場停止者:MFリーノ 攻守両面で存在感を見せるリーノが累積により出場停止となる。代わって左サイドにはアスピリクエタが入り、ジローナ戦で復帰したエルモソが左センターバックに入るとスペイン『アス』は予想している。 ★注目選手 ◆FWドニエル・マレン(ドルトムント) <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2024/get20240414_7_tw.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 3月下旬の代表戦で負傷し、公式戦3試合を欠場していたマレンに注目。ここまでFWフュルクルクと共にチームトップの公式戦13ゴールを挙げている得点源かつチャンスメーカーでもあるドリブラーは、1stレグではゴールシーン以外にチャンスを作れなかったチームにおいてキーマンとなる存在。直近のボルシアMG戦で試運転を終え、逆転突破の懸かる大一番での爆発に期待したい。 ◆FWアルバロ・モラタ(アトレティコ) <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2024/get20240414_7_tw2.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 対するアトレティコの注目選手にはモラタを挙げたい。引き分けでも突破となるアトレティコとしては1stレグのようにハイプレスをかける必要はなく、十八番の自陣に引いてロングカウンターを生かしやすい展開に持ち込める。長い距離をドリブルで運べ、フィニッシュに繋げることのできるモラタがアトレティコの準決勝進出のキーマンになりそうだ。 2024.04.16 18:00 Tue

【CL準々決勝プレビュー】元同僚指揮官初対決となるPSGvsバルサの強豪対決

チャンピオンズリーグ(CL)準々決勝1stレグ、パリ・サンジェルマン(PSG)vsバルセロナが、日本時間10日28:00にパルク・デ・プランスでキックオフされる。元同僚指揮官初対決に注目集まる、パリの巨人とカタルーニャの雄の強豪対決第一ラウンドだ。 PSGは、ドルトムント、ミラン、ニューカッスルと今大会屈指の激戦区となった“死の組”をドルトムントに続いて2位通過。ラウンド16ではレアル・ソシエダを相手にエースFWムバッペの2試合連続ゴールの活躍によって2戦合計4-1のスコアで連勝での8強入りを決めた。 一時混戦に巻き込まれつつあったリーグ・アンでは引き分けこそ目立つものの、ライバルの取りこぼしを尻目に安定して勝ち点を重ねて2位以下に10ポイント差を付けて首位を快走中。1-1のドローに終わった直近のクレルモン戦では守護神ドンナルンマやデンベレ、ヴィティーニャらに完全休養を与え、今回のビッグマッチに向けて万全の準備をしてきた。 一方、バルセロナは組み合わせに恵まれたグループステージを首位通過し、3シーズンぶりの決勝トーナメント進出。ラウンド16では難敵ナポリを相手に敵地での初戦こそ1-1のドローで終えたが、ホームでの2ndレグを3-1で勝利し、2戦合計4-1でベスト8進出を果たした。 連覇を狙うラ・リーガでは直近7勝2分けと復調をみせ、首位のレアル・マドリーと8ポイント差の2位まで順位を上げてきたが、残り試合での逆転は厳しく、CLでのタイトル獲得へより注力したいところだ。前節のラス・パルマス戦をFWハフィーニャのゴールでウノセロと勝ち切ったブラウグラナは、コパ・デル・レイ決勝開催に伴い先週末にリーグ戦が行われなかったため、中10日と休養十分で敵地へ乗り込む形となっている。 両者の通算成績はバルセロナの5勝4分け4敗とほぼ五分の戦績。ただ、直近の2020-21シーズンのCLラウンド16ではPSGが初戦を4-1、第2戦を1-1で終えてベスト8進出を果たしている。 なお、ルイス・エンリケ監督とチャビ監督はバルセロナで選手として同僚、前者が監督を務めた際に後者が選手として指導を受けた関係にあり、今回の指揮官初対決に大きな注目が集まるところだ。 ◆パリ・サンジェルマン◆ 【4-3-3】 ▽予想スタメン <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2023/get20240409_100_tw2.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)CWS Brains,LTD.<hr></div> GK:ドンナルンマ DF:マルキーニョス、リュカ、ベラウド、ヌーノ・メンデス MF:ザイール=エメリ、ヴィティーニャ、ファビアン・ルイス FW:デンベレ、ムバッペ、バルコラ 負傷者:DFムキエレ、キンペンベ、FWバルコラ 出場停止者:DFハキミ(1/1) 累積警告でハキミが欠場となる。負傷者に関してはクレルモン戦で頭部を負傷したムキエレが欠場となるが、バルコラは全体練習をこなしておりメンバー入りの可能性が高い。 スタメンに関しての注目は本職不在の右サイドバック。マルキーニョスとザイール=エメリの2択となる可能性が高いが、中盤のバランスを考えてマルキーニョスの起用を予想。3トップではムバッペとデンベレの相棒に関してバルコラのぶっつけ本番の起用か、コロ・ムアニ、ゴンサロ・ラモスをセンターフォワードに置く形も想定される。 ◆バルセロナ◆ 【4-3-3】 ▽予想スタメン <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2023/get20240409_100_tw3.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)CWS Brains,LTD.<hr></div> GK:テア・シュテーゲン DF:クンデ、アラウホ、クバルシ、カンセロ MF:フレンキー・デ・ヨング、クリステンセン、ギュンドアン FW:ラミン・ヤマル、レヴァンドフスキ、ハフィーニャ 負傷者:DFバルデ、MFガビ、ペドリ、フレンキー・デ・ヨング 出場停止者:なし 出場停止者はいない。負傷者に関してはバルデ、ガビの欠場が確定。いずれもメディカルスタッフの許可待ちで遠征メンバーに入ったフレンキー・デ・ヨング、ペドリに関しては前者は復帰の可能性が高いようだ。 スタメンはデ・ヨングの復帰を前提に前述の11名を予想。デ・ヨングが間に合わない場合はフェルミン・ロペスかセルジ・ロベルトが代役を担うことになる。前線ではハフィーニャのところにフェリックス、フェラン・トーレスが入るオプションもある。 ★注目選手 ◆パリ・サンジェルマン:FWウスマーヌ・デンベレ <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2023/get20240409_100_tw4.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 古巣初対戦で存在感示せるか。チャビ監督から全幅の信頼を得て昨シーズンのラ・リーガ制覇に貢献したものの、昨夏PSGに電撃移籍して物議を醸したフランス代表FWはこれが古巣初対戦に。個人としてはこの移籍が正しい選択だったと示すために是が非でも勝ち抜けを決めたいところだ。 新天地では公式戦34試合1ゴール13アシストとチャンスメイクの部分で存在感を示しているが、その高額なサラリーや期待値を鑑みれば、物足りないと言わざるを得ない。そのため、クラブにとって悲願のビッグイヤー獲得に向けてここからの戦いでの活躍が求められるところだ。 今回の一戦では相棒ハキミ不在の中で右ウイングでの起用が見込まれるため、守備にやや難がある対面のカンセロを相手にいかにサイドで優位性を保てるかが、チームにとっても勝利を掴む上での重要なポイントとなるはずだ。 ◆バルセロナ:DFロナルド・アラウホ <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2023/get20240409_100_tw5.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> ムバッペを止められるか。2戦合計2-5で敗れた前回対戦ではムバッペに合計4ゴールを決められており、その相手のエースを封じ込められるかが、バルセロナの突破のカギを握る。その中で同胞の特徴をよく知る右サイドバックのクンデと共に“エースキラー”として知られるウルグアイ代表DFのパフォーマンスに注目が集まるところだ。 ラ・リーガではムバッペと比較的タイプが近いヴィニシウスを相手にしており、ある程度イメージを掴めている中、できるだけ早い段階でプレーのリズムにアジャストし、周囲と連携しながら抑え込みたい。 来季のレアル・マドリー入りが決定的と見られる中、その前哨戦という意味合いもあるため、持ち味であるタイトなチェックで自由を奪って嫌な印象も与えておきたいところだ。 2024.04.10 18:30 Wed

【CL準々決勝プレビュー】来季のCL出場権争い真っ只中のアトレティコとドルトムントが激突

チャンピオンズリーグ(CL)準々決勝1stレグ、アトレティコ・マドリーvsドルトムントが日本時間10日28:00にキックオフされる。共に国内リーグでは来季のCL出場権争い真っ只中での大一番となった。 ラウンド16でインテルとの死闘の末、PK戦で勝ち上がり2季ぶりのベスト8進出としたアトレティコは、ラ・リーガでは4位に位置。5位アスレティック・ビルバオとは2ポイント差と熾烈なCL出場権争いが続いている。コパ・デル・レイ決勝があったため、中9日空いての試合でコンディションは万全で臨める。 一方、ラウンド16でPSVをホームでの2ndレグで勝利し、3季ぶりにベスト8進出としたドルトムントは、直近のシュツットガルトとの上位対決では0-1のシャットアウト負けを喫し、公式戦6試合ぶりの敗戦となった。こちらはライプツィヒに得失点差でかわされ、CL圏外の5位に後退。中4日、タフな試合を戦ったこともありコンディション面では不利と言えそうだ。 両チームは過去に4度対戦。2勝2敗の五分となっている。直近では2018-19シーズンのCLグループステージで対戦し、1勝1敗となっていた。 <div style="text-align:center;">◆アトレティコ◆ 【3-5-2】</div> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2024/get20240409_2_tw.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)CWS Brains,LTD.<hr></div> ▽予想スタメン GK:オブラク DF:ヒメネス、ヴィツェル、アスピリクエタ MF:モリーナ、ジョレンテ、コケ、デ・パウル、リーノ FW:モラタ、グリーズマン 負傷者:MFレマル、FWデパイ 出場停止者:なし 6日のトレーニング中に筋肉を負傷したデパイが欠場となる。一方で前日練習を消化したエルモソがベンチ入りできる見込み。モリーナではなくバリオスが起用された場合、右MFにジョレンテが回る可能性がある。 <div style="text-align:center;">◆ドルトムント◆ 【4-2-3-1】</div> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2024/get20240409_2_tw2.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)CWS Brains,LTD.<hr></div> ▽予想スタメン GK:コベル DF:リエルソン、フンメルス、シュロッターベック、マートセン MF:ジャン、ザビッツァー MF:サンチョ、ブラント、アデイェミ FW:フュルクルク 負傷者:DFベンセバイニ、FWマレン 出場停止者:なし 代表ウィーク中に負傷したマレンとベンセバイニが引き続き欠場する。直近のシュツットガルト戦のスタメンがベースとなりそうだ。 ★注目選手 ◆DFアクセル・ヴィツェル(アトレティコ) <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2024/get20240409_3_tw.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> アトレティコの注目選手には古巣対決となるヴィツェルを挙げたい。2018~2022年にかけてドルトムントに在籍し、4年間に渡って主力としてプレーしたヴィツェル。ボランチを主戦場にしていた35歳のベテランはアトレティコではリベロに下がり、新境地を切り開いている。古巣との初対戦でもリベロでの起用が想定される中、前日会見に臨んだヴィツェルは「ドルトムントにはスピードのある選手が多く居て違いを生み出すことができる」と警戒した。ディフェンスラインを統率するヴィツェルが対人に優れた両脇のヒメネスとアスピリクエタをうまく使ってドルトムントのストロングポイントであるウインガーのサンチョとアデイェミをいかに抑えるかに注目だ。 ◆DFマッツ・フンメルス(ドルトムント) <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2024/get20240409_3_tw2.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 対するドルトムントの注目選手にはフンメルスを挙げたい。ヴィツェルと同い年の35歳はバイエルンとのデア・クラシカーで秀逸のパフォーマンスを披露。衰えを隠せずにいたここ数シーズンのフンメルスだったが、ビッグマッチで全盛期を彷彿とさせるプレーを見せ付けた。アトレティコにはグリーズマンとモラタの強力2トップが構えており、一瞬の隙でも与えてしまえば失点に繋がりかねない状況に陥る。デア・クラシカーでのプレーを再現し、ドルトムントを先勝に導けるかに注目だ。 2024.04.10 18:00 Wed
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